8月22日 ストラットフォード

ウィルムコートの駅で電車を待つ。

この日は観光を決め込んで電車でウィルムコートからストラットフォードに行く。この町はシェイクスピアで有名な町であると同時に、ストラットフォード・アポン・エイボン運河の終点で、ここから先のカナルボートはエイボン川を航行する必要がある。町の中心にストラットフォード・アポン・エイボン運河の終点とエイボン川をわけ隔てるロックがあり、ボートがそこを抜けると観光客の注目を集める。

ストラットフォードのロックに船が入ると 観光客は特別なイベントが始まったかのように集まってくる。

この町に来たもうひとつの目的は洗濯である。町の人に聞いてやっとコインランドリーに辿り着くと、そこには見るからにカナルボートでやってきた人達が何人もいて、洗濯していた。運河の旅で最も困るのは洗濯である。下着などの小物は船の中で洗えるが、大物の洗濯は難しく、洗濯なしで1週間過ごす訳にもいかない。運河の地図には飲料水や燃料、ショップ、郵便局、レストランなどの場所は出ているのだが、コインランドリーの在処は載っていないのである。

ストラットフォード・アポン・エイボン運河の終点は公園になっている。

昼飯はイギリス名物のフィッシュアンドチップスを食べ、午後1時にはウィルムコート行きの電車に乗り込んだ。ウィルムコートで停泊した理由はUターン場所があったからである。イギリスの運河の幅は狭く、カナルボートは長さ20メートルもあるため、どこでもUターンできる訳ではない。地図によればウィルムコートより先にはストラットフォードまでUターン場所はない。Uターン場所といっても、なんとなくその部分だけ運河の幅が広くなっているだけで、特にそのような表示がある訳ではないし、ぐるっとボートを回すだけの十分な広さがある訳ではない。しかし、この頃にはボートの操船にも大分慣れていたので、何度か切り返しをして無事Uターンした。

運河沿いのパブ。私達のカナルボートから撮影した。

ここに来る途中で目を付けておいた運河沿いのパブ "Fleur-de-Lys" で夕飯を取るために、この航海で最も夕方遅くまでボートを走らせ続けた。8つのロックを上り、途中水の補給をすませ、件のパブの近くに停泊できたのは夜7時を過ぎていた。8月下旬のこの時期、イギリスでは8時近くまで明るいが、停泊する場所が空いているとは限らないので、このような航行計画は無謀に近い。しかし、1週間の運河旅行の今日は中日。既に復路に入っているので、残りはのんびり往くことにした。


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