ぼっけいさんのトルコ紀行、第二十四話をお届けします。お楽しみ下さい。
なお、「ぼっけいさんのトルコ紀行」の著作権はぼっけいさんにあります。また、 この紀行を読んで、ぼっけいさんのファンになられたという方は、ぼっけいさんのホームページ デジタル・アルバムまがじんで、ぜひその世界に浸って下さい。

デジタル・アルバムまがじんは、新年は元旦から更新の予定です。楽しみですね。
お正月はのんびりしながらネットで仮想旅行を楽しむのも良いのではないでしょうか。

今回は再びイスタンブールへ戻ります。まずは最大のイスラム寺院、ブルーモスクへ。

ぼっけいさんのトルコ紀行

トルコ旅行もいよいいよ終盤、イスタンブールです。人口1300万人の超大都会で、そのうえ観光客で賑わい、観光名所はどこへ行っても人の波でした。

この街は海峡を挟んでヨーロッパ・サイドとアジヤ・サイドに分かれており、ヨーロッパ・サイドは入り江を挟んで旧市街と新市街に分かれ新旧の文化が味わえます。世界遺産に指定されているのは旧市街地です。アジア・サイドは殆どが住宅地です。
イスタンブールは見所が多く限られた日程で全てを見ることは出来ません。殆どの人は、2泊して1日観光し、翌日の半日は自由にするようです。
3泊すれば有名な個所はゆっくりと廻れます。

第二十四話  イスタンブール(1)ブルーモスク

4月7日(土)快晴。
イスタンブール・ヒルトンホテルは新市街地の高台にありボスフォラス海峡を眼下に見下ろせる。海峡はホテルの東側で朝は逆光で水面もアジヤ・サイドも霞んで見える。
6時30分モーニングコール、朝食7時、出発8時。バスは丘を下り海峡沿いの道を辿り、ガラタ橋を渡って旧市街に入る。
ブルーモスク、アヤソフィア、トプカプ宮殿などが隣接する所は団体の列が絶えない。それを目掛けて絵葉書物売りが殺到する。日本人と見るや『センエン、センエン』と声をかけてどこまでも付いて来る。

ブルーモスクはイスタンブールで一番大きいモスク(イスラム寺院)である。
正式名称は『スルタンアフメット・ジャミイ』で、内部を飾る青いタイルの美しさからブルーモスクの愛称が付けられた。

説教の時間になると、モスクは高い場所から四方へコーランを唱える声を流す。現代では拡声器を使うが、昔は当然肉声で流していた。遠くまで聞こえるように独特の高温の節回しが必要だったのだろう。
大きいモスクは塔を立てその上からアラーの教えを響かせる。ミナレットと呼ぶ尖った塔で、本数と高さは権力の象徴になっている。2本あれば遠くからも判り存在感がアピールできるし、美しいと感じる。

ブルーモスクは6本のミナレットがあるので有名である。6本のミナレットはブルーモスクしかない。

余談であるが、6本の尖塔を入れるここの写真は特定の位置からしか撮れない。観光コースからは無理である。正面入口から中庭に通じるが、正面門の左右にに2本がある。そして、モスクを囲むように4本立つ。したがってモスクを横から見る遠景を選べばよいが、観光コースから外れるので止む無く涙をのむ。
また、このモスクは地上よりも高いところからの方が美しく見える。以前ここで紹介した『ろまねすく』さんは見事な6本を写されており尋ねた所、近くのホテルからとか。(http://www.asahi-net.or.jp/~mf6t-tkhs/turky_18.htm)100mほど離れたホテル・アルカディアの屋上テラスで、さすがである。3泊すればここは探せたのにと残念・・・・。

正門を入ると広い中庭がある。これを囲むように石造りの回廊がありここから見上げるとドームが山のように重なり合っていて美しい。
中央には大理石で作った清めの泉があり礼拝に入る前に体を清めるという。

拝観する前に注意があった。第三話ブルサで述べたと同じ内容である。

*肌を露出する衣服はいけない。(半袖はダメ)
*女性は髪をスカーフで覆う。(ご婦人方は用意してきた)
*靴は入口で脱いで持って歩く。(皆、袋を持ってきていた)
*写真はOK、フラッシュはダメ。(自動フラッシュモードを解除する)

中は凄いの一言。なにが凄いというと超々々広間。ぎっしりと絨毯を敷き詰めてあり中央あたりに説教壇があるほかは何も無い。寺院といえば日本人なら仏像を、西洋人ならキリスト像や壁画をすぐ連想するが、偶像礼拝をしないイスラムだから何も無いのがあたりまえだ。
それに、人ごみが凄い。広い空間に色々な言語のガイドの声が響いており人波がうねる。
見上げると大天井のドーム、高さ約40m、直径約20m。周りに4つの副ドームを配し直径5mもある4本の柱が支える。ドーム、柱や壁は青を基調とするタイルで飾られうす暗く輝いている。

この5つのドームの組み合わせがオスマン様式といわれ調和美を醸し出している。
信者は座って祈った後、あごを突き出して仰ぎ見て天におわしますアラーの神を再び祈るのであろうか。

説明も聞きたい、撮影もしたい、とにかく一生に一度の旅だからと皆一生懸命である。それに迷子にならないようガイドと添乗員の声と姿も追いかけつつ30分ほどで外へ出た。

外は快晴でモスクが綺麗に見える場所へ移動する。改めてドームとミナレット(尖塔)の調和の見事さに感心する。

ブルーモスクはスルタン、アフメット1世が20歳のとき建造を命じ1609年に着工してから僅か7年で完成した。彼はミナレットを『アルトゥン(黄金)で』と命じたが側近が『アルトゥ(6つ)』と聞き違えたとか。別の逸話としては黄金では金がかかりすぎるので機転を効かせてアルトゥにしたとか・・・

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