ぼっけいさんのトルコ紀行、第二十七話をお届けします。お楽しみ下さい。
なお、「ぼっけいさんのトルコ紀行」の著作権はぼっけいさんにあります。また、 この紀行を読んで、ぼっけいさんのファンになられたという方は、ぼっけいさんのホームページ デジタル・アルバムまがじんで、ぜひその世界に浸って下さい。

デジタル・アルバムまがじんは、マッターホルン特集の続きです。スネガ、フィンデルンは私は行きたくて行かれなかった場所。とても綺麗にマッターホルンが見えます。今回からJAVA工房もお目見え。

イスタンブールの四回目は、トプカプ宮殿。観光客の多いところにはスリも多いです。

ぼっけいさんのトルコ紀行

イスタンブール旧市街の名所旧跡は一角に集まっています。
見学の順番はヒッポドローム、ブルーモスク、地下宮殿、アヤソフィア、トプカプ宮殿が定番です。観光客目当ての物売りが大変多く、彼等と共謀しているように感じるスリも活躍しています。今回の旅行では一行の一人がやられました。

第二十七話  イスタンブール(4)トプカプ宮殿

世界遺産に指定されている旧市街は観光客がドット押し寄せる。日本人の団体も多い。それを目当てに立ちんぼうの絵葉書セールスマンが寄ってくる。[センエン・センエン]と言って離れない。
我々一行の一人、やさしいご婦人がおっちゃんから買ってあげた。肩掛け鞄の外ポケットから財布を出して支払い、元に収めた。

トプカプ宮殿に着いて、両替をしたい人があったので現地ガイドが案内して行った。さっきのご婦人、鞄から財布を取り出そうとしたら『ナイ』。先ほど絵葉書を立ちんぼうから買った後、掏られた。一列になって歩いているときの一寸した隙にやられたようだ。鞄の外ポケットに入れ、体の後ろになるようにしていたのが仇となった。財布には小銭しか入れてなかったがVISAカードがあった。

現地ガイドは手早く処理をしてくれた。警察への通知とその後の手続き手順を確認したようだ。この間約30分一行は待ちぼうけで身動き取れない。

入口は表敬の門と呼ばれる宮殿の中央門、左右に尖塔が立ちヨーロッパ中世の城と思わせるほどである。この門、乗馬のまま通れたのはスルタン(皇帝)だけで、政府高官、各国大使も徒歩で通らされたとか。
現代の庶民一行は、さらにゲートなるものを通らされる。空港のセキュリティーチェックと同様、手荷物のX線検査がある。時代を問わず、偉そうにしている門だ。

門をくぐると広大な空間で、第2庭園と説明を受けた。第1はどこにあるん?(門の外の左手だと・・・)

この日4月7日は土曜日、快晴で陽暖、宮殿は見学ラッシュである。
門をくぐった左手が一番人気の高い『ハレム』で、30分毎に宮殿の係員が案内する。しかも見学料を取って・・・。
表敬門に入るにはチケットを買うはずのに、二重取りだ。それでも、大勢が並んで順を待っている。

トプカプ宮殿はイスタンブール最大のみどころの一つで、メフメット2世が1453年にビザンチン帝国を征服したあと、この場所に宮殿を建てた。5年の歳月を重ね1462年完成し、以後370年間オスマン・トルコ帝国の歴代スルタンが生活と政務を行った場所である。強大な権力と優雅な生活を伺うことが出来る。
宮殿の敷地は東西1Km、南北2Kmで、そのほぼ中央に宮殿がデンと座っている。

スリ事件で入場が遅れスケジュールに狂いが出てきた。ハレムの見学時間なくなり、ここはパスと相成った。残念無念。


第2庭園から第3庭園に通じるのが[幸福の門]と呼ばれているもので、ここをくぐると[謁見の館]が目の前である。スルタンが各国大使や政府高官を謁見した場所である。中には入れてくれず、窓から覗くだけ・・・・


[幸福の門]の左右は回廊で2つの庭園を隔てている。大勢の人が『ドッコイショ』と腰をかけ休んでている。見学疲れが出てきたようだ。

こちらは昼食をとりにレストランへ急ぐ。宮殿敷地の端っこで、海峡が見える場所といえばロマンを感じようが、中はごった返していた。人がすれ違えないほどの狭い通路を右左と曲がり指定席へ着く。現地ガイドが急がせた理由がわかった。昼食時間が指定されていた訳だ。幸い窓際で明るく,その上海峡が良く見え助かった。
この間、現地ガイドとスリの被害のご婦人は、東京のクレジット会社へ電話をして無効の手続きを取っていた。

昼食の大休憩後もスケジュールはぎっしりある。厨房設備などは照明が暗く見難いので、急げ急げと駆け足見学だった。ここの2階には陶磁器のコレクションが飾ってあった。マイセン、中国青磁、伊万里、九谷などおなじみのもので[寸法が大きいだけ]と一行の誰かが陰口を叩いていた。

という次第で、トプカプ宮殿は『あっ』と驚くほどのものは見せたくれなかった。ハレムや宝物館に入れば素晴らしいものが見られただろうに・・・
時間が足りなかった。またの機会を楽しみにしよう。

この宮殿、あちこちで増改築が行われていたようで建築物のバランス美はあまり感じられなかった。総合的にはスペイン、アルハンブラ宮殿の方が美しかったように感じる。両者を観光された方はお解りと思うが・・・。


続く…
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