丹生日記

Das Tagebuch von Niu


2002年5月分


5月30日 サッカーワールドカップの盛り上がり

 日本・韓国ではいよいよワールドカップで盛り上がっているようですね。
 こちらドイツも世界屈指のサッカー王国というだけあって、今回のワールドカップも国を挙げて大いに盛り上がっています。TVも新聞も雑誌も、毎日サッカーの話題で一杯です。

 ところで私にうはサッカーに関してはさっぱりなのですが、HISATANEがサッカー好きなため、時々TVで試合を見たりしたときにいろいろ説明してもらって、わずかながら知識を得ています。その中でものすごく印象に残っている選手がいます。ドイツ代表チームのゴールキーパー、カーン選手です。

 このカーンさん、聞くところによると世界的にものすごく優秀な選手らしいのですが、何が凄いって
顔が怖いんです。うかつに近寄ったら、頭からバリバリと喰われそうです。そこにいるだけで威圧感(恐怖感)を与える人というのはゴールキーパーとしてはまさに適任なのでしょう。というわけでカーンさんがTVに出るたびに「怖いよー」とHISATANEと一緒に怯えていました。

 さてこのカーンさんの姿を最近街中で見かけるようになりました。ドイツにはBildという写真週刊誌があるのですが、その雑誌社がつい先日、サッカー選手の写真を使ったワールドカップのポスターを一斉に貼り出しました。

 そのなかに、いました。


こわいよー こわいよー

 カーンさんです。怒ってます。しかも日本語喋ってます。「走れぐず共」

 このポスターをはじめて見たとき、恐怖のあまり道端で笑ってしまいました。この微妙に下手な日本語の文字もまた何とも言いがたい風情があります。昨今の日本語ブームの波にうまく乗った、インパクトのあるポスターと言えるでしょう。因みに他の選手で韓国語バージョンもあります。

 しかし「走れぐず共」・・。カーンさんに面と向かってこんなことを言われたら恐怖で固まって走れなくなりそうです。わーんこわいよー。夢に見そうー(;_;)


5月24日 マッチ一本

 お〜い


 うちの正面にあるガソリンスタンドのおじさんたちぃ〜




 ガソリンスタンド敷地内で
 ガンガン火を燃やしてバーベキューをするのは止めてもらえませんかぁ〜
(T-T)



 引火したらどうするんだ〜

5月20日 アントワープ〜ワーテルローの旅(2日目) 

 普段ならば平日の朝なのですが、今日も祝日のため、ここアントワープも教会・その他の公共の施設はお休みです。観光するものもないので第3位の目標・ベルギーチョコを手に入れる、を済ませたら移動することにしました。以前にちょっとだけアントワープに立ち寄ったときに中央駅近くのチョコレート屋さんで買ったことがあるのですが、これがもうもんどりうつほど美味しいんです。このチョコだったらいくつでも食べられます。もちろんそれなりにお値段は張る(500gで10ユーロほど)のですがそれだけの価値があると(私は)思います。わくわくしながら中央駅へGO!ここの角を曲がったところに・・


閉  店(゚Д゚)

 カトリックを侮っていました。まさか名物のチョコレート店まで休むとは。期待していただけにかなりがっかりしました。どうにも諦めきれず、アウトバーンに乗ってすぐのサービスエリアに止まり、そこの売店で冷蔵庫に入っているチョコ+勢いづいてベルギーワッフルも買いました。HISATANEの苦笑をよそに、一人代償行為で悦にいるにう。


 さて車は進路を南に取り、ブリュッセル方面へ。ブリュッセルも観光する場所はたくさんありますが、ありすぎるため時間のない今回はスルーし、ブリュッセル郊外のワーテルローへ向かいます。お目当ては、ナポレオンのワーテルローの戦いで戦場となった場所にあるというライオン像の丘。以前日帰りで行ってみようとトライしましたが、どこにあるのか一向に分からずそのまま帰ってきたことがあります。今回はそのリベンジというわけです。前回とは違った出口でアウトバーンを降りてみると・・・いきなり遠くにピラミッドのような山とそのてっぺんにライオンが乗っています。あれじゃん。あっさり見つけて目標物に向かって走ります。
 その丘は高さ45メートルの人口の丘で、広大な麦畑の中に突如出現しています。頂上には、ナポレオン軍の大砲で鋳造したという28tのライオンの像。とにかくでかいです。ふもとにあるチケット売り場の建物に入ると、ワーテルローの戦いの様子を構図で描いたパネルが並ぶ壁が。ナポレオンオタクのHISATANEの目が輝きます。にうを放置したまま30分ほどパネルの前から動きません。
 

  ライオン像の丘。遠い・・。

 ようやく正気に戻ったHISATANEと共にライオン像の丘に上ります。目の前にそびえる226段の細い石段。にうでも息切れがするというのに、前後を見ると爺さん婆さんも結構上っています。ヨーロッパの老人は元気です。

 頂上からの眺めはさすがに壮観です。フランス軍と連合軍の配置と動きが目で見て取れるようになっています。軍事好きの人でなくても、その広大なベルギーの田園風景だけでも愉しむことが出来ます。毎年6月には、ここでワーテルローの戦いを再現するお祭りがあるそうです。

 下山したあと、ナポレオンが作戦本部にしたという農家が博物館になっているということなので、そこを訪れることにしました。車を走らせて5キロほど離れたところに発見します。うっかりしていると見過ごしてしまうような普通の建物で、素敵な庭もあり静かな場所です。観光客もまばらなので穴場かもしれません。館内ではナポレオンが指令を出した部屋、再現されたベット、デスマスク、遺品などを見ることが出来ます。この建物はもともと農家であったようですが、戦争のあとはホテルとなり、ヴィクトル・ユゴーがここの角部屋で「レ・ミゼラブル」を執筆したといいます。

博物館。入り口も普通のドアで、人の家にお邪魔するような感じでした。


 一旦ライオン像の丘のふもとに戻り、そこにあるレストランで昼食を済ませます。ナポレオンという名のベタなビールがあったので「これ飲もう!」と二人でそれを注文しましたが、ウェイターのお兄ちゃんが勘違いをして普通の黒ビールを持ってきてしまいました。仕方がないのでそれを飲み干し、酔い覚ましに戦場となった近くの農場まで散歩に出かけます。所々に戦いの説明板があるほかは、いたって普通の田舎道、普通の農場、普通の牛。長閑でいいところです。兵どもが夢の後といったところでしょうか。

 2日に渡るベルギー旅行は、近場の割にはなかなか中身が濃かったです。

5月19日 アントワープ〜ワーテルローの旅(1日目)

 5月19・20日の日・月曜日は教会暦でPflingsten(聖霊降臨祭)のため、カトリックの国は祝日でした。この日・月を利用して小旅行をしよう!ということで二人でベルギー・アントワープに一泊旅行をしてきました。
 さてこの旅行の目標はほとんど私・にうが立てたものですが、優先順位をつけると次のようになっていました。
3位 アントワープ中央駅前でベルギーチョコを買う
2位 カフェでベルギーワッフルを食べる
1位 ホーボケン村〜ノートルダム寺院で
パトラッシュごっこをする

 さてまずは1位のパトラッシュごっこを遂行するため、アントワープの南にあるホーボケン村へ。この村は物語『フランダースの犬』の少年ネロと愛犬パトラッシュが住んでいたとされる村であり、現在はトラムが走っているアントワープ中心にのびる4キロの道を、ネロとパトラッシュは毎日牛乳を運んで通ったとされています。ガイドブックによると、この村の観光案内所には、ネロとパトラッシュの歩いた道を訪れる日本人旅行者のために日本語のパンフレットが置いてあるということなので、これはぜひ手に入れたいところです。
 しかし「村」と名がつくことから油断していましたが、この村結構な広さです。道も込み入っており、適当に探し回っても観光案内所はおろか、駅もどこにあるか分かりません。住宅街をうろうろしていると村の地図が載った案内板を発見。ええと、と道を確認していると少々カマっぽいオジちゃんが寄ってきて、親切に英語で解説をしてくれました。オジちゃんによると「観光案内所?今日も明日もやってないわよ、祝日だし」 ガーーーン。ドイツじゃないから大丈夫かと期待していたけど、そういえばベルギーもバリバリのカトリック教国でした。それでもパンフレットくらいは外に置いていないかなあと淡い期待を持って案内所へ。結局パンフは手に入りませんでいたが、案内所前の銅像は見ることが出来ました。   

 観光案内所前のネロとパトラッシュの像。


 そこから彼らが通った道を車でたどり、アントワープ中心へ。ホテルに早めのチェックインをし、車を置いて徒歩でアルトシュタットへ向かいます。目指すは物語のクライマックスを飾るノートルダム寺院。日曜・祝日の教会は午前中にミサが執り行われているため観光は出来ないので、今日の午後にしかチャンスはありません。
 ノートルダム寺院を発見したのは大体12時、ミサが終わるのは1時。ちょうど時間もあるので寺院前の広場にあるカフェで昼食を取ります。寺院前に陣取った大道芸人の奏でる音楽が思いのほか上手で良い気分。
 そして1時。ミサが終了して寺院から人がぞろぞろと出てきます。反対に観光客は一気に寺院の中へなだれ込みます。余談ですがこの観光客の中に多かったのはやはり日本人。特に「ASUKA(?)」という旗を持ったガイドさんに連れられた団体様は一個師団ができそうなくらいあちこちで見かけました。我々も寺院の中に入り、ネロが最期に一目見たいと切望したルーベンス(工房)作「キリストの降架」の前へ。

 祭壇に向かって右側に位置する「キリストの降架」。左側に「キリスト昇架」、中央に「聖母昇天」で、ルーベンスの三連祭壇画となっている。




 さあここでパトラッシュごっこのクライマックス!人目も気にせずこの絵の前に横たわり、ネロになりきってあの有名な台詞「パトラッシュ・・僕はもう疲れたよ・・」を呟かなくてはならない(笑)!しかしここにきてどちらがパトラッシュ役をやるかでもめ、結局おとなしく鑑賞してきました。どこかにこれを完遂できる勇気ある日本人はいないものでしょうか(いたら迷惑)。

 とりあえず第一位の目標を達成したので、アルトシュタットを散策します。「ルーベンスの家」などもちらりと見学し、足も疲れてきたところで第2位の目標:カフェでベルギーワッフルを食べる、を実行します。



 カフェで食べたベルギーワッフル。大きいです。後からきたクリームをつけながら頂きますが、私が想像していたパンケーキのような湿っぽいワッフルではなく、カリッとした軽い味わいのものでした。これならたくさん食べられそう。因みに一緒に頼んだ紅茶には綺麗なチョコレートがついてきました。さすがはベルギー。


 お腹も満足したので、一度ホテルへ帰ります。夕飯時になるまで読書をするなどしてゴロゴロし、再び街へ繰り出します。今度は先ほどとは少し違ったルートをたどり、一旦スヘルデ川に出てから川に沿って街へ向かいます。貿易都市アントワープの重要な交易ルートであるスヘルデ川は、川幅はデュッセルのライン川よりも少し大きいくらいに見えましたが、河口近くだけあって水深は深いらしく、大きな船がたくさん停泊していました。その中でも特に目を引いたのは巨大な豪華客船。
 あら?あの客船にどこかで見覚えのある文字が・・。「A・SU・KA」。先ほどの団体客の旗にかいてあったのと同じだ。これは日本の船だ。そうか、あの日本人の団体は日本からこの豪華客船で来たのか!さてはこの船で世界一周だな?なんて贅沢なんだブルジョワジーめ(?)!羨ましい!

 ひとしきり悔しがったあとで街へ出て、夕食を食べるレストランを探します。名物のムール貝は季節はずれですが、にうが食べたいと言い張ってビストロのようなお店で食事をしました。バケツ一杯のムール貝で大満足。コクのあるベルギービールも美味しかったです。
 2日目へ続く。

5月16日 お気に入りの漫画

 一昔前ですと、漫画というと子供に蔓延する害悪として大人から目の敵にされていましたが、最近はその頃子供だった世代が大人になってからも漫画を読み、内外で日本の漫画文化が評価され、ようやく漫画というサブカルチャーが文化の一部として定着しつつあるようです。漫画好きのにうとしては嬉しい限りです。

 「いい大人が漫画なんて」と思われる方も多いようですが、そんなことはありません。確かに以前は漫画といえば子供の読み物と相場が決まっていましたが、現在は子供が読む漫画と大人が読む漫画とははっきりと違ってきています。大人が子供と同じ漫画を読んで喜んでいるわけではないのです(そういう場合もありますが)。無論娯楽という漫画の中心要素は変わりませんが、大人向けの漫画というのはそれプラス「思考の道具」としての要素が加わります。つまり小説などと同じです。表現方法が何であれ、自分の生き方にテーマを投げかけるものに私達は刺激を感じ取り、思考を活性化させます。それが漫画である場合もある、というだけです。

 実際問題ここ何年かで非常に漫画の質が上がってきているような気がします。例えばストーリーに限って話をしても、テーマ、構成、演出などどれを取っても小説や映画に引けを取らず、大人でも十分に愉しめるものが世に送り出されています。漫画文化を支える底辺が広がったことが大きな要因であると思われますが、文化の成熟というのは勢いがあるときはものすごいスピードを発揮するものだなあと関心するほどです。

 最近HISATANEとともに注目しているものの一つに、モーニング(講談社)掲載中の「プラネテス」という漫画があります。近未来の宇宙開発に携わる人間達を描いたものですが、神秘的な力も宇宙人も出てこない地味な話にも関わらず、SFなんて言葉には収まりきれない奥深さのある作品です。精巧なストーリー構成、精密かつ迫力のある絵柄、きちんとした科学考証に基づくリアリティもさることながら、その根底に流れるテーマは人間、家族、愛、生命、文明、宗教、倫理、哲学、宇宙、自己・・と限りない広がりを見せ、尚且つ一つの流れの上につながっています。主人公のハチマキが私達と同年代(何と作者も!)であり、内面に抱える問題が共感しやすいというのも魅力の一つなのでしょうが、上記に挙げたテーマは年齢関係なく常に私達の身近にあるものなのではないでしょうか。そう言う意味ではまさにストライクゾーンの広い大人のための漫画といえます。私もこの漫画を読んで自分の中の価値観を問いなおしてみたり、HISATANEと議論してみたりと、大いに(怠けていた)思考を刺激されました。そんな風に人に考えさせる力を持った漫画って、すごいと思いませんか?

 なんだか今日は漫画批評サイトみたいになってしまいましたね。まあたまにはいいですよね?

5月15日 模様替え

夏なので少しすっきりした感じにしてみました。

今日は・・
ドイチェポストに電話をかけてドイツ語でかけあったりしたのでぐったりです。ただでさえ苦手な会話が、電話となるとこれまた大変。一応はトラブルなく通じたのですが、ひやひやものでした。
そういえば、以前勤めていた中学校にきていた外国人講師のお兄ちゃん(結構日本語ペラペラで日本語検定も取っている)も、電話で日本語のやり取りをするのは難しいらしく、電話で用を足す際に代弁を頼まれたことがあります。そこらへんの中学生よりも日本語知ってそうな人だったのですが。やはりフェイス・トゥ・フェイスでないと伝わらないことってたくさんあるんですね。

5月12日 新しい先生

 5月からドイツ語教室のクラスの先生が変わりました。
 こんどの先生は、華奢な身体に似合わずパワフルで、愛嬌のある年配のドイツ人女性です。
 前の先生と違い、日本語はさっぱり分からない先生なので、授業はもっぱらドイツ語と英語で展開されます。でも日本語が分かる先生だとどうしても甘えて日本語を使ってしまっていかんなあと感じていたので、これくらいでちょうどいい緊張感です。

 しかしこの先生、とても良く喋ります。一旦喋り始めると5分ぐらいは連続して喋っているのではないでしょうか。その間、我々が分からないと言ったり質問したりする隙を与えません。いやドイツ語を習う者としてはドイツ流に無理やりにでも自分の発言をさしはさまなくてはいけないのかもしれませんが、何せ1年住んだとは言え心はまだまだ日本人。どうしても話が一段落するまで聞いてしまいます。もちろん話が落ち着いた頃に「分からないことがありましたか?」「質問はありませんか?」とは聞いてくれるのですが、その頃にはもう何が分からなかったのか分からなくなっているというオチです。

 このままではドイツ語の授業が90分一本勝負ッ☆生ヒアリングマラソン大会になってしまうので、この際ドイツ人のお喋りに無理やり飛び込む術を磨こうと思っています。さあ目をつぶってダッシュ!(?)

5月8日 糸疲労

 カーディガンの

 一番下の

 ボタンが

 何もしていないのに

 ぽたりと落ちた。


 そんなにあなたに苦労をかけたのですか?要ダイエットですか?(しかも下腹)


5月5日 Ganzen Tag ragen

 今朝はHISATANEがゴルフに行くはずであったが、昨日から続く冷たい雨がしとしとと降っている。あえなくゴルフは中止となり、うちでゴロゴロすることになった。雨は結局一日中やまなかったので、珍しく一日中一歩も外に出ない休日になってしまった(貧乏性なので、普段休日は必ず出かける(散歩含む))。
 日本では子供の日でさぞかし暖かい日になったであろう今日、ドイツは窓を開けると息が白くなる程の冷気が流れ込み、ハイツング(暖房)をつけざるをえない日となった。5月なのに、やっぱりドイツは寒い。
 せめてキプロス猫の写真でも見て、キプロスの暖かさ・明るさを反芻したいとおもって、写真をUPしました。

5月3日 ブランド化粧品

 さあ旅行記が出来るまでのその場しのぎだったはずのデイリー日記更新。いつまで続くのやら。
          **
 外国に来て困るものの一つに、化粧品関係がある。(殿方にはあまり関係ないが)
 特に基礎化粧品と言われる洗顔料や化粧水などは毎日直接肌につけるものなので、合わないと肌の弱い人などはかぶれたりガサガサになったりして大変なことになる。多種多様の商品の中から自分の肌に合ったものを選ばなくてはならないのだが、種類や成分の表示はもちろん独語(良くて英語)。しかも日常会話では使われないような専門用語で書かれているので細かいところまでの判読は困難を極める。加えてこちらの化粧品は当然西洋人の肌に合わせた仕様になっており、概して東洋人には刺激が強すぎると言われている。香料なども目が眩むほど入っていて、到底使う気になれない。
 そんなわけでこちらにお住まいの日本のご婦人方は、帰国したときにどっさりと何年分かの日本の化粧品を買いこんでくる人が少なくない。やはり日本人の肌には日本の化粧品が一番なのだ。

 私にうはというと、1年くらいは持つかな〜と思ってもってきた化粧落としを先日いきなり紛失。捜索も空しく見つからなかったので、仕方なくこちらのものを購入しようと試みた。
 適当にデパートの化粧品売り場にあった化粧落とし(それは英語でcleansingと書いてあったので分かった)のテスターを手に取ってみる。・・・なんか液体の色がオレンジなんですけど。ふたを開けて匂いをかいでみる。つぅ〜んとしたトイレの洗剤のような匂いが。だめだ。こんなのは使えない。あえなく撃沈。

 困って友達にアドヴァイスを求めると、「ラ○コムが外国製品としては匂いがきつくないし、基礎化粧品の評判は高いよ。私も使ってるし。しかも日本で買うよりもこっちで買ったほうが安いよ」と某有名ブランドの化粧品を紹介してくれた。
 そのブランドなら、この前買った日本のファッション雑誌に載っていたぞ。雑誌で確認すると化粧落とし一本4000円。4000えん。主婦の小遣いではちと痛い金額だ。一応こちらでの値段を確認しに再びデパートへ。全く同じものを見つけて値段を見ると、一本18.50ユーロ。1ユーロ=120円とすると、2000円ちょっとか。
 ・・安いほぼ半額じゃないですか。
 速攻でそれを購入。友達の言ったとおり、匂いもマイルドで刺激が少ない。しかししっかり化粧を落としてくれる。さすが日本で4000円もする化粧品だ。喜んでその友達にお礼と報告しながら、「こんなの使えるのはここに住んでる今だけだね。日本に帰ったら高くて使えないよね〜」と笑いあった。コスメフリークがわざわざ外国に出かけて化粧品を買ってくるわけがやっと分かったのでした。
 

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