2001年1月19日 コジャイケ〜湖のほとり
出発の日、いい天気だ。何回にも分けて荷物を下のガレージへ運ぶ。食料でパンパンになったサイドバックを一つ一つ取り付けていく。すべて終わったところで金を払う。やはり一泊3500ペソだった。礼を言って出発。
町並みはすぐに途切れ広い谷間の中アップダウンを繰り返す。この辺りは森はなくすべて牧草地になっている。はじめ正面に見えていた遠くの雪山の連なりはやがて視界から消え進路は南東方向へ。道端に滝があった。細い川の流れがすとんと切れ落ちてスケールは小さいながらもなかなかに迫力のある滝だ。
さて、長い下り坂で橋を渡ると地図に"El Blanco"と書かれた集落につく。レストランの看板はあるが商店は見当たらない。ここは素通りする。そして長いのぼりの途中にバルマセダ"Balmaceda"への分岐があった。バルマセダには空港がありそこまでは舗装、その先は国境でアルゼンチンに抜けられるがあまりにも辺鄙な場所に放り出されるのでおそらくサイクリストは殆ど利用していないだろう。実はこうしたマイナーな国境越えルートは結構たくさんあるが非常に不便なケースが多く実際に使われるルートは限られてくる。という訳?で僕はそのまま直進南下する。
地図ではここからダート。さあいよいよだと思いきや舗装工事中。対向車線だけ舗装が終わりこっちはまだダート。舗装部分は通行止めなのでダート部分を走る。交通量は少ないが車がくるといちいち自転車を降りてよけなくてはならない。
山が近くなってくる、左手は平原で遠くに山。いつのまにか緑が少なく荒涼としている。すぐそこはアルゼンチン、パンパがもうそこまで迫っているのだ。乾燥しているので工事のトラックが通ると砂埃がひどい。
この日ダートになって2つ目の長い上りで押しているとカップルのサイクリストに抜かれた。女の子は短いTシャツにショートパンツで露出度高。元気に走っていく。少し遅れて男が辛そうに…あーあ押してるよ。荷物ほとんど持たされてるんだろーな、ごくろーさん。
午後3時、道路から少し下ったところにきれいな湖を発見。沢が流れ込み飲み水も問題ないし今日はここで切り上げることにする。風があるので木々の間にテントを張る。夕方から焚き火を起こし残っていたピスコ(ブドウの蒸留酒)をちびちびと飲る。10時過ぎやっと暗くなってくる。ぽつぽつと星が見え始める。静かだ。人工の明かりは一つもない。鳥の声、水の音、たまにライトをつけたトラックが通る。
走行DATA D 58.94km T 4.57.19 A 11.8km/h Max 70.00km/h
*この日からタイヤ幅が変わったのにメーターの設定を変えるのを忘れていた。という訳で今後の距離等の値は正確ではありません。

滝
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アルプスの様な風景の中を往く
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バルマセダへの分岐
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長い上り坂
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湖のほとりにテントを張った
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焚き火
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