【町田の「街づくり」についての私見】

が急速に変わって来た。わたしはそんな風に感じています。治安の悪化とも密接に関係するこの問題を避けていて良いものだろうか?
そんなこんなで考えてみました。この街に生まれて、生活している人間として。

【街はどの様に変わって来たのか?また、「街づくり」とは?】

田は比較的長い間、古くからの商店と百貨店さんや量販店さんが上手に共存している街とわたしは考えて来ました。 消費も生活に密着しているものが中心で、生活必需品なら何でも揃うといった印象でした。
ですから外食や娯楽関係よりも衣料や靴、薬屋さんなどの物販店が多いのが特徴で、当然夜になれば街の灯は比較的早めに消えますし、 今の様に治安の悪さを感じるコトもありませんでした。

ころが今はどうでしょう?外食や娯楽関係、また美容室や携帯電話店、古着屋などの数が増し、 以前とは違った方向性の街になってしまった様です。
その方向性を「街づくり」と言うのであれば、近年町田の「街づくり」には大きな変革があったと言えますよね。

前は生活必需品を求めて来てくださるお客さんが多かったので、 遠方から来てくださる方よりは市内や周辺区市町からのお客さんが多く、年齢層も広いものでした。
しかしその「街づくり」に変遷があったのですから、お客さんの層が変わるのも無理はありません。

た、「治安悪化についての私的考察」でも書いていますが近所の商店街の延長だったこの街が、娯楽を求めて訪れる街、 よそ行きの街に変わったワケですから、近所の、或いは地元の人間にとって好ましい「街づくり」にベクトルが向いていないのも当然のことなのかも知れません。

で「街づくり」と称しているのは結果から言っている、ある意味皮肉です。
本来の「街づくり」とは市民はもちろん、その街の利用者、事業者全てに等しく利益を持つ様に、より計画的に、より効率的に街を育てて行く指針であるべきだと思います。


【「街づくり」は誰がするのか?何を望むのか?】

づくりは誰がするのか?これって素朴な疑問です。市役所、市議、町内会、商店会?いったい誰(何処)なんでしょう? 検索サイトで調べてみると、複数の市議の方や市役所はもちろん、不動産業者や障害者福祉の団体など実にさまざまなアプローチを見ることができます。 この中には「街づくり」を条例で制御する試みなども含まれてはいますが、今のところ具体的に、しかも強力に「街づくり」を推し進めるものは無い様です。

一つ、強制力をもっている「街づくり」の雛型があるとすれば都市計画かも知れません。
町田の場合、都市計画区域の指定は(原則として)都知事が町田市や東京都都市計画地方審議会の意見を考慮した上で指定します。 そしてその区域内について都市計画を定め、一定の都市計画制限(建築物や用途の制限)を行ったり、都市施設などを整備するため都市計画事業を実施します。

市計画とは大雑把に言って、ここは商業が栄える様な地域にしましようとか、ここは閑静な住宅地になる様にしましょう とかを予め定めておき、給排水などのライフラインや学校、公園、道路などの公共施設を整備するといったものです。 こうして利用や建物建設に制限を加えたりしておけば、長年の間には商業地には商業地に相応しいモノが、住宅地には住宅地に相応しいモノだけが残るといった具合です。

が納得する「街づくり」が見つけ出せるか?これは単純な様で、難問です。町田の街に何を望むのかは人それぞれ。 どんな「街づくり」を推し進めて行くべきかを決めることは容易なコトではありません。
住民の暮らしの安定、治安や騒音の改善を求める人と、商業の更なる充実、利便性を求める人とでは利害が反するコトは明確ですし、個人によって各々要望が異なるのは当り前のコトです。

に「街づくり」を運営する団体や法律が出来て、思うがままの「街づくり」ができるとしたら...
実はこれはとても怖いコトです。もし「街づくり」の方針が間違っていたら?個人や企業が所有する資産の使用収益に関して一方的な規制がかかる事態が起こったら?
方針は見直す機会を設ければ良いとしても、使用収益に制限が加わると言うのには抵抗を感じますし、その制限によって収益に損失があった場合の補償も考えなくてはなりません。

後に、誰が?との問いに答えるとしたら、それはわたし達市民一人一人の意思で進めてゆくものであり、 機会があれば考え、そして意見を述べて行くコトだと思います。 但し、意見とは普段は他人任せにしておいて、結果だけを取り上げて批判したり、重箱の隅を突付く、或いは個人の裁量の範囲まで誹謗する様なものでは無いと言うコトを 理解する必要があると思います。


【追記】

【平成14年11月25日】

日、ひょんな事から都市計画法が一部改正(平成14年7月12日公布)されたことを知りました。 その中で「街づくり」に関して重要な改正点がありましたので、追記したいと思います。

ず第1点目。従来からの「住宅地高度利用地区計画」と「再開発地区計画」は廃止され、「地区計画」に統一されることになりました。
この「地区計画」内では「再開発等促進区」を定めることができ、また要件を満たす場合には「容積率の緩和が可能」となります。 これによって都市計画によって「街づくり」を誘導しやすくなると期待しています。

して第2点目。住民等により「街づくり」の提案をすることができる様になりました。
都市計画区域等内であること、一定の面積以上の一体的な区域であること、都市計画基準その他の法令の規定に基づく都市計画に関する基準に適合することなど、 制約はあるものの、土地所有者などの3分の2以上の同意があれば、都市計画の決定又は変更を提案することができるのです。 つまり、わたし達市民にも「街づくり」に積極的に参加するチャンスが、与えられようとしているワケです。すばらしい!

の改正は、公布の日から6月以内の施行ということなので、近日中に市民提案型の「街づくり」がお目見えするかも知れませんよ。

の件に関しては、今後も追記して行きたいと考えています。


対のご意見をお持ちの方、ご賛同いただける方いろいろいらっしゃると思いまが、あくまで私的な意見ですのでお許し下さい。
(平成14年10月)