八日市は妖怪地・世界妖怪会議と妖怪まちおこしサミット        2004.8.7-8

 

 滋賀県八日市市にて、世界妖怪会議が行われました。
今年は時間がとれて、何とかお邪魔することができました。とっても気になっている妖怪による町おこし、興味シンシンなので妖怪地のイベントとあわせてレポートしてみました。また、地元の太郎坊さん(太郎坊ワールド)のオフ会にも参加させていただき、とても楽しい妖怪地でした(^^)V。

      太郎坊さん・お化けの美容室前。    かっこい〜っ!岐阜のTACさんの百鬼夜行号

 

 
 

〈第2回 妖怪まちおこしサミット〉

全国から集まった、妖怪によるまちおこしを主催する各地域団体の取り組みの事例報告と意見交換が行われました。

鳥取県境港市  境港「水木ろーど・こむ」
 境港市は、「水木しげるロード」といい、JR境港駅から、商店街にかけて妖怪のブロンズ像を並べている。昔は30万人くらいの観光客があったが、妖怪ロードができてからは観光客が増え、昨年は85万人の来客があった。
 妖怪ロードを作った後の仕掛けとして、2000年元旦に妖怪神社を建立し、水木しげる先生の弟さんを呼んで、入魂式のセレモニーを行なった。今は、毎年元旦にはお妖酒を振舞っている。3月20日前後には、神社で「猛霊八惨大名神祭」を行っている。これは、境港市が水産の町であるので、水難者の霊などを鎮めるために始めたものである。妖怪神社では、昨年始めて結婚式も行われた。雪の日には目玉親父の雪だるまを作り、夏には豆電球の妖怪星座のイルミネーションを光らせている。また、8月のお盆は霊在り月と称している。この時には行灯祭りといい、和紙を用意し、訪れた人に絵を書いてもらって行灯を作る。11月11日は下駄の日と称し、子どもが下駄をはいて町内を歩き、健康を願う。
 1996、1997年には第1回、第2回の世界妖怪会議が開かれている。2002年には国民文化祭が鳥取で行われたため、第7回世界妖怪会議も境港で行われた。この時には、妖怪探索ツアーと称し、美保関に行った。正福寺の地獄極楽図を見て、和尚に話を聞いてからツアーに出かけた。
 2003年には水木しげる記念館ができた。
 人力車も走っている。妖力車の時もある。妖怪の被り物は、ほとんど毎日出動している。最近は、妖怪探知カメラというライブカメラもできた。

 

            

   

 
  広島県三次市 三次市「物怪プロジェクト三次」
 「物怪プロジェクト三次」発表 菊川代表、小田前代表
 もともと、ロケネットのために集まったグループだが、「稲生物怪物語」にちなみ、町おこしを行っている。
物語の発端となった「たたり岩」が今も残っている。イベントとしては、春はワイナリーで「稲生物怪絵巻」を展示したり、広島出身の漫画家が描いた、「朝霧の御子」の原画展を行ったりしている。夏は、オブジェを設置。山に至る道がさびしいので、陶板レリーフを設置する。7月24日には、稲生物怪物語の主人公、兵太郎にちなみ、「兵太郎祭り」 を行っている。秋は「物怪祭り」が行われている。映画上映会や、稲川純二の語りなどが行われる。現在、広島県の博物館で「稲生物怪物語」の展示会が行われている。

 
 
     

  ※打ち上げ時の記念撮影♪郁丸&ミワリークラブ

大分県臼杵市  臼杵ミワリークラブ
「臼杵ミワリークラブ」 発表 会長・渡辺氏 本尊・斉藤氏
 20代から30代の若者が中心になって活動している。昨年、五周年を迎えた。臼杵には磨崖仏などの文化遺産もあるが、妖怪は「せんちん婆さん」など、小粒なものが多い。前会長である斉藤氏がそれまでコツコツ50種類集めたものに、クラブで60種集め、今は100種類の妖怪情報を収集している。
 子ども会、学校のクラス会などから要請があれば、ウォークラリーなどのイベントを行う。あまり大人数だと怖くないので、自治体で5〜20人、クラスであれば30〜40人くらいで行う。紙芝居や肝試しをまじえ、飽きないようにした。
 会員から会費は取っていないので、物販で会費を集めている。「妖怪マップ」「妖怪カード」(30数体。ポケモンカードのパクリ)。「妖怪張子」。
 臼杵市町おこしのその他の取り組みとしては、「うすき竹宵」という竹の灯篭をともすイベントがある。
 
  東京都青梅市
「妖怪たちの青梅宿」〜小泉八雲の雪女の故郷〜 発表・横川氏
 小泉八雲「怪談」原文英語版に、西多摩郡調布村の百姓が語る、とある。
市長と共に「雪女探偵団」を作り、渡し舟の場所、船頭小屋をつきとめる。五年前、青梅に焼くものひ孫にあたる小泉凡さんを呼び、雪女のシンポジウムを開き、「雪女の里」という石碑を作る。
 文化財産があり、自然があり、それを育てようとする人たちがいる所で「妖怪」が育つ。今後も妖怪も住める豊かな文化のあるまちづくりを進めていく。
 
滋賀県八日市市 八日市は妖怪地 ほない会
「八日市は妖怪地」 発表・堤氏
 二十年前、ワープロで八日市市とうったら、「妖怪致死」と出た。それが話題になり、ただのダジャレから始まった。「八日市は妖怪地」のイベント自体は、若手自営業者らが2年前から催しており、今年は市制50周年を記念し世界妖怪会議を誘致した。今回の出席者は約800人。
・開市記念祭は、町おこしとして長く行われていたが、パッとしなかった。
・郷土史の研究家を招き、勉強会をした。それで、市の名前にもなった聖徳太子の話が浮上した。
「推古9年、瓦を焼くためにこの地に聖徳太子がやってきて、八日に市を開くように言ったことが八日市の起源という。この話は聖徳太子を信仰する「太子講」を行っている人たちが言い伝えたのではないかと言われている」
・それ以外の話が何もなく、それならば自分たちで何か話を作ろうということになり、聖徳太子と妖怪をからめた「開市(裏開市)の由来」(異説)を作った。これはでっち上げに過ぎないが、100年間嘘をつき続けたら、そう思う人もいるのではないか。
・創作イベント、地道な聞き取り調査、目玉イベント、誰でも気軽に参加できるイベント
〈マップ作り〉 ウソで作ったけれども、たまにはまともなこともやろうと、市内にある100の老人会に対してアンケートをとり、お年寄りの話をマップに落として「妖怪地不思議マップ」を作った。現在は四種類のマップが出来ている。
〈世界最長の肝試し〉 目玉事業は888mの肝試し。驚かす側は総勢百名で、昨年から一般募集している。聖徳太子をからめ、秘宝探しというストーリー設定を作り上げて行っている。
〈百鬼夜行〉 妖怪ファンなら誰でも参加できるイベント。妖怪の仮装をし、練り歩く。
〈妖怪地ミステリーツアー〉 老人会のアンケートで作った地図を元に、体験版ということでミステリースポットを回る。一応、ミステリーツアーなので行き先は秘密、行った先で老人会の方からお話を聞くこともある。
他に、百物語、怪画展、などを行っている。
・事業効果は、「地域間交流」「世代間交流」「自然との共生」「地域の文化・伝統・歴史とのふれあい」「市民参加によるまちづくり」「地域の高揚」「存続による観光都市と経済効果」
・来年「東近江市」となり、地名は変わるが、イベントは続ける。

〈第9回 世界妖怪会議〉    
 個人的にはナマ水木先生を拝むことができ、まず満足。水木先生はマンガ作品と同じく飄々として糞尿譚が大好きな方でした(T T)。今大会の実行委員長、堤氏が当日の朝、携帯をトイレに落としてしまった。。。というのも、たぶん水木先生の神通力なのでしょう。合掌。

◎水木しげる先生大暴走 →→→
  「ラバウルで便所に落ちた。ラバウルは高地で、水蒸気の飛んだ便所だったので大変だった。。。」以下伏字。
  「電気はいけない。電気は妖怪を否定するものだ。ランプやローソク、アンドンが妖怪には必要」なるほど。。。
◎その他の方々(京極様、アリャマタコリャマタ様、唐沢様、多田様)の、妖怪に対するご意見  →→→
  「妖怪はバカでエロで品がない」
  「隙間のある町に妖怪が住む」
  「水木先生は幸福菌に感染している」
  「くだらないものを一生懸命見る努力をする」
  「見えないものを無理やり見る努力をする」 

◎来年十周年となるのを記念して、現在大映映画「妖怪大戦争」の企画・台本を担当している(荒俣氏)。

 ↓ ここから、夜のイベント「百鬼夜行」
 

 
     
  八日市JAの河童集団    軟派河童↑  キョンシーと犬夜叉      臼杵の妖怪の皆さん。  
   
  群馬県カメカワ氏の古物物の怪集合体  目目連?怖い〜(T T)   ↑桔梗・犬夜叉。昼は猫娘・鬼太郎とか。妖怪地実行委員の皆さん。  
   

 滋賀妖怪・怪談めぐりツアー

 太郎坊さんのオフ会のツアーに参加させていただきました。けふさんの計画したコアなツアーでした。どうもありがとうございました。郁丸はたいちさんの車に、紙舞さんと乗せていただきました。

 
   

怪談「番町皿屋敷」の皿が今も残る長久寺

 
                

            お菊さんの墓は無縁塔の中に。。。                       こちら、珍しい?三体仏。      

 
     お皿供養帖 ダキニ天    

        住職さん今も大切に供養されていました。

 
   

太郎坊天狗を祀る太郎坊宮

 
   太郎坊宮は、とてもいい景色でした(^-^)。岩場に作られた拝殿や巨石の夫婦岩にも感動、よい気持ちになって おみくじを引きましたら、なんと、がでました。。。(T T)おおお。。。

  

絵馬殿に奉納されたプロペラ。琵琶、書初め等。

 
       百足山の異名を持つ三上山 あと、清涼寺もおとずれました。けふさんありがとう(^-^)。
 

          世界最長の肝試し

   妖怪地、最大の目玉イベントという、世界最長の肝試しに、長崎の女子大生、珠華さんと参加いたしました。延命山に作られた

   肝試しコースを回ります。武蔵野美大生さんと合計四名のチームで回りました。

    

   キャー怖ーい。などと言いながら、みんなで写真とりまくり。大迷惑な四人組でした。山中なので結構体力使いました。

        
 目玉親父の串梨。     雰囲気最高。百物語。         滋賀はやけに多い。妖怪?飛び出し小僧。  

                               レポートは皆さまのでした。