抱返り渓谷(秋田県田沢湖町)


ホーム

5月30、31日と新緑の渓谷を撮りに秋田に行った。
朝6時頃に埼玉県川越の実家を出発。
東北道を使って田沢湖の南にある抱返り渓谷(秋田県田沢湖町)に14時着。
この日は梅雨の中休みで快晴のため、さっそく写真を撮りに渓谷へ。
新緑を撮りたかったが、1週間ほど遅かったようで、木々の葉はすでに夏葉になりつつあった。
若葉を透けてくる柔らかい光の渓谷を撮りたかったけどね・・・
この渓谷を流れる玉川の水は深い青緑をしており、葉の緑との対比がとても綺麗。
透明度も抜群でとても気持ちのいい渓谷。


ここは上流に神代ダムを抱えるV字渓谷なので、遊歩道は水面から20mほど上にある。
放水時の増水対策なのだろうが、川のすぐ脇を歩きたい僕にはちょっと不満が残る。
回顧の滝までは駐車場から歩いて30分くらいの平坦な道。
歩きやすいので、お薦め。




回顧の滝から先、1、2時間歩くと玉川から分かれた行太沢に百尋の滝があるが、よさそうな滝ではなかったし(行ってないけど適当に判断)、この渓谷は川岸に下りられないようなのでここで引き返し、今夜の宿へ。

乳頭温泉郷の鶴の湯に泊まりたかったが予約が取れず、同じ乳頭温泉郷の妙の湯に。
鶴の湯はTVでも度々紹介される所で、そのため近年は観光バスのルートにもなっている。
となると、ゆっくりと露天風呂につかるのはちょっと難しいかなと自分を納得させる。
妙の湯は最近改築したらしく、古い建物ばかりの乳頭温泉郷にあって普通の温泉旅館並の設備が整っている。
(女将に聞いたら改築したのは10年ほど前との事。でもとても綺麗。)
湯の質は単純泉と鉱泉の2種。
露天風呂は大きくないが源泉のため湯量は豊富。
なにしろ、木製の樋(とい)でお湯を注しているのだが、湯船に入るより樋からこぼれている量の方が圧倒的に多い。
鉱泉の方は湧き出してすぐは乳白色なのだが、空気に触れると酸化して錆び色のお湯になり、旅館の白いタオルが染まるほど。
舐めると鉄の味がすごい。

で、その夜から雨!
雨!!
長期予報で天気を確認してから予約を入れたが、低気圧の動きがずれてちょうど秋田を通っている様子。
当初予定では、妙の湯を基点にあちこちと行くつもりだったが、雨じゃあねぇ。
天気図を確認すると南の方がすこしは良いようなので、翌日は妙の湯をキャンセルして山形県酒田市近くの湯野浜温泉は亀の湯へ移動することに決定。
(うまく予約が取れた)
途中、山形県との県境付近にある法体の滝と奈曽の白滝へ寄ることにする。

翌日、乳頭温泉から南に下りてくると、確かに天気は持ち直しているものの、小雨交じりの曇天。
秋田県鳥海町の法体の滝は落差50m幅30mほどの3段の滝。
前夜からの雨で増水しており、かなりの迫力。
小雨が降っていたので、駐車場に車を止めレインウェアーを着る。
ちょうどいい場所に観瀑台があり、ここから滝全体を望むアングルで撮る。
今回の旅行では雨対策としてカメラカバーを自作して持ってきていたが、これが大活躍。
(雨の中、レンズ交換も滞りなくできてなかなかグー。)
観瀑台からは遠くの山々が望め、上流1段目の滝から3段目が滝壷に広がるまでの全てを見渡せる。
滝全体を覆う木々が豊な自然を思わせる光景だ。




この滝は滝壷からの流れはさほど急ではなく、川の片側(写真を撮っている背後ね)はなんと芝生が植えられてバーベキューもできる公園になっている!


ログハウス風の管理事務所のようなものもあり、晴れた日にここで遊んだらさぞ気持ちがいいだろうと思う。
十分満足して移動。

奈曽の白滝へは15:00頃着。
神社の入り口に奈曽の白滝の看板を見つけ、入り口脇の路上に駐車。
(ここは道が広くなく、近くに駐車場も見られなかったので、車は厳しいのではなかろうか。)
車を降りるも、本当にこんな所に滝があるのかと不安になる。
境内に入っても滝への看板が見つからない。
仕方なく奥へ進み、本堂へ至る階段を上って本堂前へ出る。
と、左に奈曽の白滝入り口の看板を発見。
行ってみると看板の先はすぐに下りの階段になっている。
(階段と言っても、丸太で土止めしてあるやつね。)
木々が視線を遮り、どこまで下りるのか見通せないが、かなり下まで降りることになりそう。
滝の音もあまり近くには聞こえない。
で、お約束の雨・・・
しかも本格的に降ってきた。
・時間 15:00過ぎでさらに雨雲のため光量不足になりつつあった。
・階段 雨具を着てカメラと三脚ではかなり蒸す。
    帰りはずっと登ることになる。 
    足元が滑りやすくなっている。
と考え、下りるのは止めて湯野浜温泉へ。

湯野浜温泉の亀の湯に着いたのは17:30ごろ。
ここは全室オーシャンビューなので、とても見晴らしのいい所。
夕日が日本海に沈んでゆく様子が部屋にいながらにして望めるという旅館(ホテルかな)。
しかし、美しい夕日は「晴れてたら」の話であって、雨を逃げるように南下して来た身には縁のない風景となった。
窓から見えるのは、どんよりとした雲に覆われた空と、空との境が判然としない海。
仲居さんも「晴れてたらとてもいい景色なんですけど・・・」。
とっとと温泉につかり、夕食を平らげ、巨人戦を見て寝る。

翌朝は久しぶりの晴れ。
窓から見る日本海はとても穏やか。
しかも、海の色がとても綺麗。
なんと言ったらいいか・・・すっげー綺麗っちゅう事で。

いい天気のなか、順調に帰ってきました。


ホーム