23 応頂山 勝尾寺 おうちょうざんかつおうじ
2002年8月5日


宗派 高野山真言宗  
本尊 十一面千手千眼観音  
ご詠歌 重くとも罪には法の勝尾寺 仏を頼む身こそやすけれ
真言 おんばざら、たらま、きりく  
住所 〒562-8508 大阪府箕面市勝尾寺
電話:0727-21-7010
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 すみれの花さく宝塚から、再び大阪に。国道176号をまっすぐ東に向かい、箕面市から国定公園方面へ向かう。関西って結構山深いのだなあと改めて思う。勝尾寺への道も、完全に二車線にはなっていなくて、対向車がくるとかなり苦しい。それでも我慢して登っていくと、突然視界が開けて、そこにはご立派な寺院がそびえたっていた。いやあご立派。まずはパーキングが駐車券システム付地下駐車場。まるでデパートのようである。そこから出てゆくと、その近代的な建物が実は宿坊「應頂閣」であることがわかる。これまで見てきた宿坊は、いい意味でも悪い意味でも素朴な宿坊だったが、ここは違う。玄関は自動ドアだし、廊下にはじゅうたん。フロントには専門のスタッフが控えている(外から見ただけだけどね)。宝塚をキャンセルして、こっちに泊まっても良かったかもしれない。今後、勝尾寺に行かれる方は、ぜひここに泊まって部屋食事その他のレポートをして欲しいと思う。

 立派なのは宿坊だけではない。まずは拝観料を取る受付がこれまた立派な(冷房のきいた)お土産屋券喫茶店券花屋であり、参拝者はすべて、この建物を通る仕組みになっている。この寺は霊園も併設しているということで、墓参りの人がかなり多いように見受けられた。立派な宿坊もその他の施設も、実は墓参り関係者のためにしつらえられているのかもしれない。

 さて、外に出ると、派手な山門がわれわれを出迎える。お出迎えは山門のみならず、両脇に設置された池から噴水がドバーッと吹き上がる仕掛け。これはどうやら人が通るのをどこからか感知して、そのときだけ噴水が動くようになっているらしい。本堂まで上がっていく途中は、山全体が整備されているといっても過言でない庭園が広がる。金かけてるぅ。

 しかし実は納経所はプレハブで、この寺の施設内ではいちばんしみったれている。それでももちろん冷房付ですけどね。好感がもてることとしては、坊さんだけが冷房を享受できるのではなく、頼んでいるわれわれも冷房にあたれることかな。

 「勝」がつく寺だけあって、お願いごとは勝ちモノが多い。合格とか成功とか。それだけ分、人生の気合が入った絵馬も多く、なかなか良い絵馬も採集できた。 妻としては別の絵馬の写真を入れて欲しかったのだが、夫が強引に入れたのが左下写真。まいいんですけど。

 なんだかこの寺は寺の周辺にばかり気をとられてしまって、肝心の本堂の記憶があんまりない。だから写真もない。

 駐車場は500円、拝観料は400円と、西国標準のお値段はするが、そのお金がどこに使われているのかが非常によくわかる寺ではあった。

 勝負ごとはもちろんこの寺の得意わざであるが、そのほか寺の要所に無数立てられている幟の文句から判断するかぎり、この寺の大きな収入源は「水子供養、先祖供養、ペット供養」の3つだと思います。

 それから、ここではお土産を買いました。結果的に西国の寺で土産を買ったのはここだけでした。長寿飴佛手柑というものです(右写真)。「聖果実」とあるからには、聖なるものなんでしょう。インド原産でかたちが仏さまの合掌している手に似ているところから、この名がついたそうです。「神経を鎮め体内の毒素を出す」という効能があるそうです。坂東の楽法寺にもすばらしい土産物屋がありました。これほどすごくはありません。でも、興味深いのは楽法寺にも延命長壽飴(「ながいきあめ」と読む)という飴があったことです。


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