■■ 船の縦曲げ剛性 ■■   Return

船が波浪中を航海すると波の山谷を通過することがあり、波長が船の長さとほぼ等しい場合には厳しい縦曲げ力をうけることがある。
サギング状態 
右上図のように船体中央部に波の谷がきた場合には、中央部では重量が勝ち前後部では浮力が勝ち、船体を撓ませようとする力が働く。
 
ホギング状態 右下図のように船体中央部に波の山がきた場合には、船体を逆方向に撓ませようとする力が働く。
前者の場合は、甲板に圧縮力が船底外販には張力が掛かり、後者は逆になる。
 
同じような現象は貨物の分布状態によっても生じる。船体中央部に貨物を集中させると上図のような縦曲げ力が働く。 船の一生に遭遇するするであろう縦曲げ力を予想して、それに耐えうる剛性を持たせるように甲板構造や船底構造を強化している。
 
バルクキャリヤなどで積載倉と空倉を交互に積み付けた場合には浮力と重力が鋏で切るような剪断力を生じ、波浪によってさらに加算されて損傷を起こすことが無いように側外板を強化している。

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