masc1.gif (2144 バイト) ワインの知識 budou.gif (1272 バイト)

アメリカでは約1000のワイン工場(ワイナリー)があり、カリフォルニア州内には約700のワイン工場があります。カリフォルニアワインと言ってもカリフォルニアはとても広く、日本列島がカリフォルニアにすっぽり収まってしまうのです。(面積は日本の約1.1倍) 

カリフォルニアワインは主に9つの地域から生産されており、土地によって気候、土壌が変わるので、ワインの性格、質などが異なってきます。それらの地域は北から、メンドシーノ・レイクカウンティー、ソノマカウンティー、ナパバレー、カーネロズ、サンフランシスコベイエリア、シエラフットヒルズ、セントラルバレー、モントレー地域、セントラルコースト、南カリフォルニアです。(カウンティーは郡という意味です。これは州に属していますが、複数の市を統括し、学校区や郡警察などの自治運営をしています。)サンフランシスコ市内ではワイナリーはありませんが、サンフランシスコ湾から南の近郊にあります。

その中で特に質において注目されているのがナパ、ソノマ、カーネロズ地域です。この地域は隣接して存在し、それぞれすばらしいワインを生産しています。サンフランシスコ北の海岸線に位置するのがソノマ地域。ソノマの東に位置する盆地の部分がナパバレー。そのすぐ南に位置するのが、カーネロズ地域です。

ナパにおいては約250、ソノマにおいては156、カーネロズにおいては26のワイナリーがあります。最近はカリフォルニア中南部の海岸線のモントレーやシエラ山脈のふもと、南カリフォルニアのワインも注目されるものが出始めています。またカリフォルニア以外の西海岸ではワシントン州、オレゴン州の赤ワインも注目されていますが、ここではカリフォルニアワインを主に説明していきます。

現在のカリフォルニアワインのほとんどのぶどう品種がアゴストン・ハラジー(Agoston Haraszthy)によってヨーロッパから1860年頃に輸入されたものです。詳しくは省きますが、その後 禁酒法や病原虫被害など様々な難を克服し現在に至っています。カリフォルニアワインはヨーロッパの優れた葡萄品種を、恵まれた天候と優れた醸造技術で作られる為、すばらしいワインになるのです。

ワインの名前は通常、フランスワインがぶどうの生産地の名前(ジェネリック)になるのに対して、カリフォルニアワインはほとんどの場合ぶどうの種類により名前(バラエタル)が付けられます。カリフォルニアにはカリフォルニアワイン法があり、ワインのラベルはジェネリック又はバラエタルいずれかの表示をすることが義務づけられています。葡萄品種で表示するジェネリックの場合は、ラベルに記載される郡名で栽培されたぶどうが75%以上含まれていなければならないとされています。指定栽培地域のワイン産地名を使用する場合は85%以上使用していなければならないとされます。

例えば、ワインのボトルのラベルにナパバレーと書いてある場合はナパ盆地内で生産されたブドウでナパ盆地内の工場で熟成(生産)されたものです。

その他細かい法律がありますが、中でもカリフォルニアワイン法の補糖の禁止はユニークです。天候の良いカリフォルニアでは補糖の必要がなく、そのまま醸造します。しかし、カリフォルニア州以外の州では補糖が認められており、日照不足などの理由で補糖なしではワインが出来ません。

ワインは収穫される土地によって土壌、気候が変わりますので、質、味、香りなどが左右され、様々なワインが楽しめます。近年は安価で質の良いワインが出回っており、ますますワイン人口が増える傾向にあります。

もしサンフランシスコに来てワインに興味のある方はワイナリー見学をおすすめします。ほとんどのワイナリーでは、ワインツアー参加後試飲ができますので試して下さい。ただしアメリカは21歳以上でなければ飲酒出来ません。また身分証明のために必ずパスポートを持参して下さい。土曜日、日曜日は混み合いますので午前中に着くようにして下さい。アメリカの祭日は休みの場合が多いですので事前に確かめて下さい。最近はワイナリーツアーも有料のところが増えてきました。(1人2〜4ドル程度)


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