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大阪〜神戸 夜と昼の船旅


帆船あこがれ ポートタワー
帆船「あこがれ」と神戸港ポートタワー

6月8−9日の週末、船好きな人のオフ会が大阪でありました。
8日は友人に大阪南港を案内してもらい、夜は関西汽船
「さんふらわあこばると」で大阪から神戸へのミニクルーズ。
9日は20人の船好き人間と共に、船に乗り継いで大阪から神戸へ。
二日続けて大阪〜神戸クルーズを楽しんできました。

◆◇6月8日(土)〜夜のクルーズ〜◇◆

▼大阪南港
大阪は関東に比べて海運が発達し、今もたくさんのフェリーが大阪から出ています。その中の一つ南港に行ってみました。南港といっても広い広い。あちこちに埠頭があります。四国・九州・沖縄といった南西日本への海の玄関という感じ。近くには西日本で一番高いWTCコスモタワーがあります。

さんふらわあきりしま おおさかエキスプレス
停泊中の「さんふらわあきりしま」と「おおさかエキスプレス」
その向こうを出港したばかりのフェリーが通過するという賑やかさ。

あこがれ ATCから見下ろす湾には、大阪市の練習用帆船「あこがれ」が停泊していました。自治体がこうした帆船を持って 市民に利用してもらっているのは、大阪市くらいではないでしょうか。 (日本で一般人が乗れる帆船は、他には日本セイルトレーニング協会の「海星」、 公開訓練所の練習帆船「海王丸」くらい)関東の人間には羨ましく思えました。

▼大阪〜神戸 500円の旅
夜、再び大阪南港へ。ここから神戸、松山経由で別府まで行く関西汽船のフェリー「さんふらわあこばると」に乗船します。9,300トン。1998年就航の新しい船です。中距離フェリーですからさすがに大きいです。そんな船にたった500円で乗ってしまえるとは、何とリーズナブルなことでしょう。
週末とあって満席のようですが、次の神戸まで1時間ほどの旅なので我々は部屋はなくて大丈夫。船室がなくても、広い廊下やコーナーにソファや椅子がふんだんにありますし、空腹ならばこれも広いレストランが。

さんふらわあこがね さんふらわあこがね 

出港は21:00ですが、乗船は1時間前の20:00から。さらに展望風呂が20:30から開きますので、出港前に一風呂浴びてデッキで風にあたることができます。素直に20:30にお風呂に行ったら、なんと出てくる人たちがいました。どうやら20:00過ぎに行っても大丈夫だったよう。それとも時間が関西モードだったのでしょうか?
洗い場は5人ほどで一杯になってしまいますが、浴槽は10人くらいつかれそう。シャンプー類もドライヤーも備えてありましたが、二つのドライヤーはどちらも風が弱く壊れかけていたので持参した方がいいかも。

さっぱりしたところでドラの音を聞いて出港。南港の中で船体を180°回転させてから、一路神戸に向かいます。デッキは船尾にあるだけですが、なかなか広くてベンチもあります。この日は、W杯が開催されているせいでしょうか、海上保安庁の人が5,6人乗船してデッキに出ていました。大阪と神戸の夜景やブイ、船の灯りを見ているうちに、あっという間に到着。

乗船券 船内の様子

神戸はオリエンタルホテルの前に到着。対岸に観光船コンチェルトや観覧車があってカラフルな港です。神戸で下船するのは我々だけだったらしく、乗ってくるお客さんの大群に押されて大変なことに…。神戸で下りる人はとっとと降りねばなりませんね。

こうして、500円でお風呂にはいってソファでくつろいでデッキで夜景を見て500円という楽しいフェリー経験ができました。実は私は「さんふらわあ」と名のつく船に乗ったのはこれが初めて。船体の太陽マークを見て感動しておりました。

◆◇6月8日(土)〜昼のクルーズ〜◇◆

▼天保山への渡船(無料)
翌日はJR大阪駅から環状線とゆめ咲き線で桜島駅へ。そこから天保山への渡船乗り場まで徒歩で数分歩きます。すぐ近くにUSJがあるのに気配が感じられず、海の青さが目にしみます。この渡船は公営のもので無料。30分に1本出ていて、対岸の天保山まで約400mの距離を3分ほどで運んでくれます。84人乗りの船で、自転車も乗り込めます。大阪のど真ん中にこんな渡船があるなんて意外でしたし、利用客が多いのも驚きました。すぐ左手に「天保山大橋」がかかり、天保山側の岸壁には海上保安庁の巡視船も停まっていました。
天保山は日本一低い山(4.5m)。うっかりすると見落としてしまいそうです。

渡船 天保山丸 天保山頂上
桜島から天保山への渡船 天保山頂上?

▼女性だけで運航する船 キャプテン・ライン(500円)
観覧車のふもと天保山マーケットプレイス前からは、たくさんの船が出ています。目立つのはコロンブスの時代の船を模した「サンタマリア号」。
今回は、ここからキャプテン・ラインの船に乗って、再びUSJ側へ渡ります。キャプテン・ラインは、キャプテンから岸壁の綱とりまですべてが女性スタッフということで有名な航路。「キャプテン・クック」と「キャプテン・シルバー」という60トンの2隻のクルーザーを走らせています。今回乗船したのは「キャプテン・クック」。郵便局のCMが船体に描かれているので、あまり"キャプテン・クック"という感じはしませんでしたが…。

この「キャプテン・ライン」という航路名と船の名前は、船のイラストで有名な柳原良平氏が命名されたそうです。船の中のポスターにも氏のイラストがありました。

先ほどの渡船乗り場よりUSJに近いユニバーサルシティポートまでは10分ほど。料金は500円。15人以上集まれば団体扱いで450円となります。船内には座る場所も冷房もありましたが、一番上のデッキに出て風に吹かれながら天保山の風景を楽しみました。

キャプテン・クック びっぐあーす
「キャプテン・クック」と「びっぐあーす」

▼びっぐあーすで再び神戸へ(1300円)
今度はユニバーサルシティポートで船を乗り換え、「超高速旅客船」の"びっぐあーす"で神戸へ向かいます。この船は神戸経由で高松に2時間で行く双胴船。神戸までは40分でした。昨日のフェリーより20分ほど早いのは、最高速度39.6ノットという速度のため。船に乗っているというより電車に乗っているような気分でした。

外に出られるデッキはなく全席指定なのですが、なぜか自分の席に先客が座っています。結構皆さん空いている席に好き勝手に座っているようなので、こちらも人がいない窓際の席に座りました。昨日夜景を楽しんだコースを、今度は明るい中で楽しみました。しかし、窓には飛沫がかかり視界がどんどん悪くなっていきます。高速船でも、良いこと尽くめではないようです。

▼昼の神戸
昨日の「さんふらわあこばると」が着岸した向かいの桟橋に到着。ここは東京でいえば浜松町の日の出桟橋という雰囲気で、観光船がたくさん出ていました。目の前に再びオリエンタルホテルとポートタワー。横浜のマリンタワーを見慣れた目には高さが低いと思いますが、独特の形が印象的です。
三宮駅まで行く途中では、船関係の本を扱っている書店「海文堂」を見学。見たことのない専門書や高価な写真集などが多く、関東にもこんな本屋があればいいのにと羨ましく思いました。
結局、観光地には一切行くことなく、ひたすら大阪〜神戸を船で移動した船三昧の旅でした。大阪港に入る船の多さには圧倒されました。フェリー路線がどんどん廃止されていく関東では船と疎遠の人が殆どですが、こんなに活気のある関西に住む人たちは、船を生活の一部と考えられるのかもしれないと感じました。


関西汽船のホームページ

キャプテンラインのホームページ

びっぐあーす(大島産業汽船)のホームページ




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