Dumaguete & Peripheral Area

ドゥマゲッテイと周辺地域

ネグロス・オリエンタル州

2004年7月1日作成


ネグロス・オリエンタル州の概況

ドゥマゲッティ北部

ネグロス島は郊外に出ると一面のサトウキビ畑が広がり他の島と違った雰囲気が有ります。

製糖工場の付近には収穫したサトウキビを運搬する貨車の線路が見られ、周辺を探すと

製糖工場で働く人の為の長家構造のアパートも有ります。バイス町の長家には一棟に

30世帯が住み全部で5棟のアパート群が有りました。狭い空間で大勢が生活をするので

スラムに近い環境と言えます。アパート群の付近には当然のようにバラックが有り集団の

一員に加わっています。しかし、水道設備や電気の配給は充実して衛生面では「良」でした。

ドゥマゲッティ・シティー

ドゥマゲッティ(Dumaguete)はネグロス・オリエンタル州(Negros-Oriental)の州都です。

空港や大型船が停泊できる港が有り、ネグロス南東部の玄関口と言えます。

市内の北側には大学や病院の建物が良く目立ちます。中でもシリマン大学は広大な敷地と建物を持ち

大学の校内に入れば地図でも無いと迷ってしまいます。港の入口付近に有るシリマン・ホールと

呼ばれているゲストハウスのような建物はスペイン風の重厚な建物でひときわ目が引かれます。

シリマン・ホール前の通りは「シリマン通り(Siliman Ave)」で通りには手ごろな値段の

レストランやカフェが並んでします。さすがに学生の町の雰囲気が有ります。

シリマン通りのレストランでは「Thrifty Chiken Alley」がお薦めです。このレストランは

面白い料金システムで、2階のテラス・2階扇風機付き・1階の扇風機無しのテーブルと3段階の料金が

同じチキンのメニューに付いています。2階のテラスでチキンバーベキューを2本食べると階下の人より20ペソ

多く払う事に成ります。しかし、何時も込んでいて空いている席がすぐに有ればラッキーです。

 

東部山岳地帯(バレンシア=Valencia)

ドゥマゲッティ市内を流れるバニカ川(Banica River)をサウスロード方面に渡りすぐに右に曲がりだらだらとした

登りの道を約10キロ程進むとバレンシア町につきます。太平洋戦争時代に多くの日本将兵がこの山中で亡くなっています。

登り始めから南部ネグロス島の最高峰タリニス山(Mt.Talinis)が前方左に「ふたコブラクダ」のような稜線が

見えかくれして山頂まで登ってみたいと言う衝動が湧いて来ます。道路の左右にも多くの集落があり急勾配の地形に建てられた

民家が見られます。民家は勾配を利用して基礎を石垣で作り平たくした敷地に建てられています。

このような作りを見ていると、何故か日本の山間部の雰囲気を感じ郷愁の思いが胸に込み上げて来ます。

バレンシア町も勾配の有る土地を利用して作られた町で下から段々に登りに成っています。一段の高低差は

約2メートルでブロック積み・石積み・土砂積み等で補強をした形跡が見られます。山岳地帯には平地では

見られない多くの技術を使い生活の為の快適なスペース作りに努力した形跡が有ります。このような生活空間に

接するとアジアは一つの集合体で古代から多くの交流が有った事実を実感します。

 

ドゥマゲッティ南部

市内からハイウェー(Dumaguete South Rd.)に出て南に行くとサトウキビ畑も少なく成ります。

南に向って左手にはビーチリゾートが点在してアポ島にも近くダイビングショップ併用も複数見かけます。

更に目を引くのはBacog,Dauin,Zamboanguitaの古代の教会でこれらもシキホール島と同じく要塞型の教会です。

特に面白いのはZamboanguita(ザンボアンギータ町)の教会で中部ビザヤでは珍しい丸い石を積み上げて

壁が作られています。中部ビザヤの教会のほとんどは珊瑚石を切り出して作ったブロック材を壁に使っています。


ドゥマゲッティのルート

多くの旅行者はセブから船舶を利用しています。暇が有る人はセブの南端のサンタンダー(Santander)迄

バスを利用して行けば南東部のセブを車窓から見て行く事が出来ます。セブから高速船を利用しなければ

バスを使った方が速くで安く行けます。しかし、ネグロスでの下船場所はシブラン(Sibulan)で

ドゥマゲッティから北に7キロ程離れています。更にセブのサンタンダーの港にはバスが入らないので

ハイウエーからサイドカー付きのバイク(トライシクル)で5分程の距離が有ります。

マニラからなら長距離のフェリーと飛行機が有ります。時間の余裕が無い人は飛行機を利用した方が

早くて便利です。ドゥマゲッティ空港には飛行機の到着に合わせて多くのトライシクルが待っています。

トライシクルに乗る時は事前に目的地迄の値段の交渉が必要です。良く聞くトラブルの中で

個人的な乗物の支払いは多いので注意が必要です。飛行機で来る観光客はお金持ちと思われていますので

トライシクルの料金も特別高い料金を請求される事が有ります。楽しい旅を続ける為にトラブルの種は作らないようにしましょう。


私が泊まったホテル

地球の歩き方」にはザ・ハビタット・ホテルと紹介されていますが今年の始めに経営者が変わり

ココ・グランデ・ホテルと名前が変わっています。私が宿泊した時は改装中でにぎやかな音が響いていました。

料金も改訂されて1000ペソ/一夜です(2004年5月)。立地条件と部屋の設備を考えると高くも有りません。

海岸通りに有るレストラン、ココ・アミーゴの5パーセントの食事割引券ももらえます。


ドゥマゲッテイと周辺地域の写真集

以下には32枚の写真と簡単な説明文が有ります。不明な事柄の質問は掲示版に書いて下さい。

ネイティブな家

ドゥマゲッティ市内から山に向って(西)登って行くとバレンシア町(Valencia/Luzurriaga)と言う小京都を思わせるように美しく区画整理された山間の町が有ります。町は段々畑のスタイルで進むと徐々に高度が高く成り、上から1段下の道路は南北の2本の道路が更に山岳部に続いています。

この山岳道路を南に行くと野菜畑が点在してやがてこのようなネイティブな家に辿り着きます。この家は古来からの建築様式で作られていてカナダ人が現地の人の協力で作った家です。ネグロスの建築様式を知る上で貴重な資料と言えます。

バレンシアの子供

この付近の道路は起伏が激しくて、写真のような玩具で遊ぶとスリルが有ります。

この少年達は道路の反対側でココナツの実を捕っているお父さん達の仕事を見ていました。バレンシアも美味しいココナツが有りました。

ちなみにヤングココナツは1個10ペソでした。山奥で飲めるココナツジュースは咽の乾きを潤すだけで無く体力も回復させてくれます。ありがたい自然の恵みですね。

バレンシア教会祭壇

バレンシア教会は町の中心にある公園の上に有ります。敷地は広く祭壇も豪華でした。

フォーリスト・キャンプ

バレンシアの町を北に登るととフォーリスト・キャンプと名付けられた自然公園があります。ここには吊り橋や自然な流れを利用したプール等と持参した食事ができるネイティブな休憩所等が有ります。

写真は公園内に有る小さな滝です。水は澄み切っていて綺麗でした。

バレンシアの博物館

バレンシア町(Valencia/Luzurriaga)の入口付近に「博物館」と日本語の表示の建物が有ります。太平洋戦争時代の遺物が展示してあり日本軍の短銃「南部」も有りました。又、多くの写真アルバムが有り日本軍の遺骨の慰霊の様子等が良く判ります。

正面に大きな爆弾が置いてあるので場所は特定できると思います。

尚、個人経営なので無料となっていますが見せてもらった御礼は必要な気がします。

植木鉢

ドゥマゲッティ・サウス通り(南に行くハイウエー)沿いには色々な形の素焼きの陶器が売られています。数量や種類も半端でなく膨大な量です。

素晴らしいデザインの陶器も有り欲しく成りましたが荷物に成るので買いませんでした。

登り釜

道路からかなり奥に登り釜が有りました。場所はドクターラ・ソラ通り(La Sola Dr.)の突き当たり付近です。ここではバランガイ(集落)全部が陶器に関する仕事をしていると、聞きました。

アムラン教会

ドゥマゲッティの北でバイスの少し南に有るアムラン町(Amlan/Ayuquitan)の教会です。

18世紀後期から19世紀初期に造られた教会でレンガと珊瑚石の組合せがモダンなコントラストを出しています。

レンガはドゥマゲッティで焼かれた物と思います。素焼きの焼物の技術はスペインから伝わって現在に至っています。

アムラン教会はハイウエーから離れて海岸の近くに有ります。対岸のセブに最も近い場所の一つでセブのリロアン付近が良く見えます。

ドゥマゲッティ空港

滑走路は海に向って延びています。ちょうど小型セスナが駐機していました。

空港はドゥマゲッティ市内の北側に有ります。近くにはセントポール・カレッジが有り、校舎の前は広い芝生の庭園があり洗練された雰囲気を作っています。

バイス町

珍しいスタイルのトライシクルは個人仕様です。どうやら家族全員でこの先に有るパブリックマーケットに買物に来た様子でした。

線路と水牛

水牛が急ぎ足で線路を歩いています。この付近の車は飛ばして来るので左右を確認した水牛は(?)取りあえず早足で道路を横切ります。

正面は延び始めたサトウキビです。歩くのが精一杯の道路では水牛は貴重な交通手段です。滑り易い農道では水牛も転んで乗っている人の手足が折れる事も有るそうです。のんびりしているように見えますが本当は大変なのです。

ザンボアギータ教会内部

ザンボアギータ教会でサンタマリアの祭りの練習をしている子供達です。今は祭り当日の歌の練習をしています。

この後、年齢で分けられてパレードの練習が有りました。

教会は扉が開いていると自由に入れます。炎天下で休憩をしたい時は他の人の迷惑に成らないようにしていれば問題は有りません。

ザンボアギータ教会

この教会もレンガと珊瑚石の組合せの美しい教会です。珊瑚石と書きましたが両側の壁は珊瑚石ですが、正面は丸い石が使われていました。この付近では珍しい建材を使った教会です。

ザンボアギータ教会内部2

磨きだし工法で書かれた床の絵です。これはフィリピン全体でも非常に珍しい造型美です。

バコン公園

バコンは(Bacong)ドゥマゲッティから南に約7キロの地点に大きな教会と公園が道路沿いに有ります。

教会はサン・オーガスチン教会で18世紀に建てられて数度の戦火をくぐり抜けても被害に遭わずオリジナルのまま現存している貴重な歴史資産です。

写真は教会から続く公園の海岸線で写した一枚です。ここからはアポ島が良く見えました。

教会の写真は下記にリンクしていますので御覧下さい。

教会1 教会2 教会3 

ザンボアギータの海岸

上で紹介したザンボアギータ(Zamboanguita)は、ドゥマゲッティから南に約30キロの地点に有ります。町は道路沿いの商店を中心にした集落と南に入った教会を中心にした集落が有ります。この写真は教会から更に南に入り闘鶏場の先に有るビーチです。

押網漁はビサヤで良く見られますが特に中部ビサヤは押網漁が盛んに行なわれています。主にシラスと小エビが網に入ります。

スキムボード。

スキムボードの仕上げにイメージを書いています。後ろの二人は真剣な目で見ています。さしずめ職人と小僧のフィリピン版でしょうか?

小僧は完全な死語ですね。見習い叉は研修生が正しいと思いますが、このような言葉はあてはまらない気がします。

スキムボード2。

仕上がった作品です。何度も下地の塗り研ぎを繰り返して仕上げます。このイメージはチョット恐いですが、絵柄はリクエスト叉は原画を持って行くと書いてくれます。あなただけのオリジナルボードを作ってもらうのも良い思い出に成るでしょう。

サンタモニカビーチの手前の住宅街に有りました。

スキムボードはタダさんから名前を教えてもらいました。

バイクの町。

ドゥマゲッティはバイクが多い町です。ベルタワーの南に有るガソリンスタンドや周辺にはレンタルバイクの店が数店有ります。これは「リープラザ」と言う大きなデパート(?)の前でチョーキンズの横の通りに駐車されたバイクです。綺麗に並んでいるのは20メートル程度の間隔で整理をする人がいるからです。日が当たるバイクにはシートが焼けて熱く成らないように段ボールをかけて日光を遮断してくれます。御礼は2-5ペソを支払っていました。

北京にも同じようなスタイルが有ります。北京の場合は自転車でした。

ドゥマゲッティ港の朝日。

シキホール島から朝日が登って来ます。この時間はまだ暑く無いので海岸通はジョギングをする人や散歩をする人たちで早朝からにぎやかです。

又、登る朝日の写真を撮る人も数人見かけました。朝の海は静かな波と透明感が有り美しさをの感覚には国境は無いと思いました。

メインコースト。

朝日を浴びる海岸通りです。この通りの一番先にはオープンエアーのボクシングジムが有り早朝と夕刻にトレーニングをしていました。

24時間営業のミスタードーナツでテイクオフの珈琲を買ってここで朝食を取るカップルも居ました

ベルタワー。

トゥマゲッティのシンボルとも言えるベルタワーです。併設されていた教会と修道院は戦争で壊れて、現在は戦後に建てられた新しい教会に変わっています。この前は大きな敷地のケソンパークで周辺を探すと古い珊瑚石の基礎も有ります。戦争前は何かの大きな建物が建てられていたと推測します。

ドゥマゲッティ教会。

ベルタワーの横にある教会の早朝ミサです。祭壇付近は改装中で足場が作られていました。

ケソン公園。

フィリピン全土で見かけるスペイン時代の大砲です。中部ビサヤの教会にはベルタワー(鐘楼)と別にワッチタワー(見張台)が有り見張台にはこのような大砲が設置されていた痕跡が有ります。

ベルタワーの前に有るケソン公園の敷地内に見張台が有って周囲には兵舎や修道院が有ったのかも知れません。遺物を見つけると色々と思いが膨らんで来ます。

シキホール行きバンカー。

定期船の第1便は午前7時頃から出港して1日に10便程度の運行が有ります。乗客が満員に成ると出港するので不定期船と言った方が正しいと思います。

シキホールに渡る海峡は僅かな風でも荒れるのでバンカーボートはキャンセルに成り易く、私は2日間ドゥマゲッティで足留に成りました。高速船のオーシャンジェットやデルタはある程度の風でも運行しています。シキホールに行く乗場は写真の右上に有る船腹がオレンジの桟橋船です。

常時排水。

この手動のポンプを見た時には私もビビリました。ドゥマゲッティを離れて5分もすると海が荒れ始めて横揺れ縦揺れに重ねて浸水も始まります。足元には水が溜り始めてひょっとしたらここでサメに喰われるかも知れないと思った事も有ります。

でも、シキホール島が近く成ると波も収まり上陸時には静かな海に成っていました。やはり台風シーズンは大形の船を利用した方が無難です。

南の桟橋 1。

南の桟橋 2。

ベルタワー(中国の寺)

チャイニーズ・ベルタワーと呼ばれる中国形式のお寺です。

建物の正面には睡蓮の池が有り白い睡蓮が可憐に咲いていました。

お寺は上の写真の桟橋(2)の横に有るメイヤン(Meiyan)中華レストランの隣に有ります。

海岸通りの南端迄行くとお寺の先端部分が僅かに見えています。ザグラダファミリーバランガイを通り抜けると近く迄行けますが川にかかる橋が壊れているので大きく迂回しないと辿り着けません。

指名手配。

珊瑚で書かれた絵。

シブラン港。

どうか、貴方の感想や意見を聞かせて下さい。フィリピンに関する質問や疑問も遠慮無しに書いて下さい。

又、フィリピンの写真をお持ちの方は画像掲示板に投稿をお願いします。

掲示板 画像掲示板 ホームページ