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ニュージーランドの教育制度


 ニュージーランドの学校教育は、日本よりも自由化されています。これは政府の規制緩和政策の結果です。
 学校は、学校長と地域(保護者)・教師の代表が組織する運営委員会(Board of Trustees)によって運営されています。わたしが勤務しているハイスクールの場合、さらに1名の生徒が(選挙で選ばれて)このメンバーになっています。
 また、ふつう、小学校には教科書はありません。さらに、政府支出に対する教育支出の割合が、日本は 9.9%(1994年)であるのに対して、ニュージーランドは 17.1%(1995年)であるのも特徴でしょう。

 義務教育は 6 歳から 16 歳までですが、通常 5 歳の誕生日の翌日から小学校に入学します。はじめて聞いたときは、大変びっくりしました。したがって、幼稚園は 5 歳の誕生日までです。3 歳から幼稚園に行くことができますが、3 歳児は午後のみで週3回です。4 歳になると毎日午前の授業です。しかし、空きがないと入園できません。誰かが 5 歳になって小学校に行き始めるまで、入園を待つこともあります。

 5 歳になると、小学校に当たる Primary School に入学します。Primary School には 6 年制のところと、8 年制のところがあります。6 年制の場合は、そのあとで日本の中学校に相当する Intermediate School に 2 年間通います。8 年制の Primary School は田舎に多いそうです。ほとんどの学校は公立で、授業料は無料です。
 従来、JuniorStandardForm を使って学年を表すことが多かったんですが、最近は Year 1 から Year 13 の表記で学年を表すように変わってきています。

 13 歳になると Secondary School に入学します。これは、日本の中学・高校に当たる 5 年間の中等教育の場で、多くの場合、high school または college という名のつく学校です。義務教育は 16 歳、つまり Year 11 (Form 5) までで、この学年の最後に School Certificate Examination と呼ばれる国内の統一試験を受けます。Year 11 終了後は自分の意志で退校して、就職やポリテクニック(高等専門学校、あるいは短大に相当)への進学という道に進むこともできます。大学に進学したい場合は Year 12 (Form 6) に進みます。Year 12 の学年末で Sixth Form Certificate という試験を受けて、Year 13 (Form 7) に進みます。これは日本の高校3年生に相当します。Year 13 の学年末には、University Entrance, Bursaries and Scholarships Examination という大学入学資格試験を受験し、その結果で志望大学に入学できるかどうかが決まります。
 なお、School Certificate ExaminationUniversity Entrance, Bursaries and Scholarships Examination に関しては、こちらのページへもどうぞ。
 また、2002年度からは NCEA と呼ばれる新制度が段階的に導入されています。これに関しては、こちらへどうぞ。

 初等・中等教育の流れをまとめると、次のようになります。


ニュージーランドの教育制度


 大学への進学率は約3割です。女子の占める割合の方が高いのが特徴です。大学は国立大学が 8 校あります。最近では私立の大学もできています。大学は 3 年で卒業です。そのほか、ポリテクニックが 25 校、教員養成学校が 9 校あります。

 なお、新学期は2月に始まり、12月初旬で終了です。各学期の時期に関しては、こちらのページへどうぞ。



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