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賃貸契約書の英語

shallfortnight


賃貸契約書の表紙  ニュージーランドに来てまずしなければならないことに、銀行の開設・保険の加入・住宅の賃貸契約などがあります。すべて英語で細かいことまでやりとりしなければなりませんし、専門的な語彙もあって、なかなかたいへんです。その中でも、賃貸契約書に関して気づいたことがあったので、紹介します。なお、ニュージーランドの賃貸契約書は Residential Tenancy Agreement という統一された書類です。書式がしっかり整っていてわかりやすいため、サインをするときに余計な心配をするほどでもありません。住宅事情についてはこちらのページをどうぞ。

 さて、契約書にサインをする直前に、家主さんと読み合わせをしながら内容を確認したんですが、そのときに2つの英語に興味を持ちました。ひとつは shall です。
 学校によって差はあると思いますが、shall については、主にイギリスで用いられる「単純未来」と話者の意志を表す「意志未来」ぐらいは教えると思います。さらに、話者の命令・強制・警告・脅迫・拒絶を表す場合や予言・運命的必然なんていうのもありますよね。そのほかに「規則・法令」の shall というのもありました。「〜べし、〜と定める、〜せよ」という感じでしょうか。わたしは生徒に shall を教えるときに、このあたりまで話だけはすることがあります。
 ところで、さすがに賃貸契約書は正式な文書だけあって、この最後の「規則・法令」の shall が出てきたんです。思わず「そうそう、これが法令の shall だよね」とひとりで納得してしまいました。たとえば、こんな文です。

□ The tenant shall not assign or sublet the tenancy without the landlord's written consent.
□ The tenant shall pay for any metered water provided to the premises.

 日本にいればあまりお目にかからない文語表現ですが、実際に見るとなるほどと思いますよね。

 もうひとつは fortnight です。これは fourteen nights から生まれた語で、文字通り2週間/14 日間という意味です。辞書を引くとアメリカ英語では文語と書いてあります。以前に教科書でイギリスの紅茶についての文章を読んだときに出てきた覚えがあり、なんとなく懐かしく思い出しました。薄いお茶のことを冗談で fortnight という。なぜならば too weak (two weeks) だから。というような話だったと思います。でも自分では使ったことのない単語でした。
 さて、実際に目にした fortnight は、家賃を2週間おきに払うという文脈で使われていました。家賃は月決めではなく週決めで、さらにそれを2週間ごとに払うので、そのことが賃貸契約書に記されているわけです。ちなみに契約書では、fortnightly という副詞形で出てきて、weeklyfortnightly のどちらかを線を引いて消すようになっていました。
 その後、家賃の自動振り込みを申し込むために銀行へ行きました。窓口でのやりとりで every fortnight と使ってみたところ、ちゃんと通じて(当たり前か?)うれしかったです。(^^)



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