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独特な発音(1)

〜 「グッダイ、マイト!」 〜


 Kiwi English とも呼ばれるニュージーランド英語の発音は、基本的にイギリス英語に近く、たとえば語末の r は巻き舌で発音されることはありません。これがアメリカ英語と最も違うところでしょう。
 しかし、ニュージーランド英語で最も特徴的で、かつ有名なのは / ei / の発音が / ai / になることでしょう。これはオーストラリア英語とも共通していますし、イギリスの一部も同じです。

 これが慣れるまでは結構大変です。ニュージーランドの人は早口であることでも有名で、なおさら聞き取りにくくなります。たとえば、ニュージーランドの普通の挨拶は "Good day." あるいは "Good day, mate." ですが、これは「グッダイマイ」に聞こえます。
 ニュージーランドではありませんが、シドニーオリンピックの開会式で、当時のサマランチIOC会長はスピーチの冒頭で、開口一番「グッダイ、シドニー」とやりました。スペイン人のはずですが、さすが国際人だと思いました。

 この / ei // ai / のルールは非常に一般的で、ほとんど例外がないと思います。だから「今日」は「トゥダイ」、「日曜日」は「サンダイ」、「土曜日」は「サタダイ」です。数字の「8」は「アイト」ですし、三人称複数代名詞は「ザイ」です。このザイを聞くと、中英語の your にあたる thy を思い浮かべてしまって、ニュージーランドに来た直後は何となく笑ってしまったものです。
 そのほか、前日にケーキを食べると「アイ・アイト・ア・カイク・イエスタダイ」ですし、JAFのようなサービスもしてくれる自動車保険の会社「AA」は当然「アイアイ」です。情報交換をすれば、それは「インフォマイション」を「コミュニカイト」したことになるわけです。
 基本単語でもこの発音です。make、take、hate、save、wake、age、date、lake、name、page、race...

Play Group  ニュージーランドには、未就学児童が(母)親に連れられて集まり、遊んだりお茶を飲んだりする Play Group(当然、プライ・グループ)というものがあります。教会を会場にしてリーダーの音頭で幼稚園のような活動をします。ある日、うちのカミさんが参加したときのことです。誰かの誕生日だったらしく、みんなで例の歌を合唱したそうです。

 「♪ハッピー・バースダイ・トゥー・ユー...」



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