戻る トップページへ

住宅事情

〜 アパートはありません!? 〜


物干し竿(?)  ニュージーランドは九州と本州を足したほどの面積と横浜市よりやや多くの人口を持つ国です。したがって、日本と比べると人口密度が非常に小さく、日本のような土地不足はありません。ちなみに日本の人口密度は1平方キロメートルあたり 335 人ですが、ニュージーランドは何とたったの 14 人です。したがって、一戸建ての住宅が基本です
 アパートやマンションはほとんどありません。不動産の広告でも一戸建ての住宅がほとんどです。ただし、オークランドのような都会では事情が多少違うと思います。

 一時的な滞在者でも一戸建てを借りるのが普通です。わたしも一戸建てを借りています。家を借りる場合、家具付きの場合と家具無しの場合があり、当然家賃が違ってきます。いずれにしても、一般的には日本と比べものにならないほどの安さで家が借りられます。
 典型的な住宅の場合、ラウンジ(リビングルーム)・バスルーム・ダイニングキッチンのほかに複数のベッドルームがついており、壁に作りつけの収納スペースがたっぷりとあってゆったりしています。独身の若い人たちは3人前後でひとつの家を借りてフラットメイトになることがよくあります。それぞれがひとつのベッドルームを使い、その他のスペースは共同にするわけです。もちろん家賃は割り勘にすればいいので、とても値打ちに快適な住居が手にはいるということになります。
 昔ながらの暖炉のある家も多いですが、最近建てられた家には設置されていません。
 郵便受けは玄関先に付いているわけではありません。自分の住所になっている通りに沿って設置されています。したがって、通りから小さな路地を入ったところに家があると、ちょっと歩いて郵便物や新聞を取りに行くことになります。

我が家の芝刈りをしてくれる業者さん  さらに、日本とは違って広い芝生の庭が付いている場合が多いようです。庭には、物干し竿(正確には竿ではなくて、傘を開いたような形)や物置小屋や屋根の付いた雨天用の物干しスペースなどがあるでしょう。トランポリンを置いている家もあります。我が家にも芝生の庭があり、さらにレモンの木やクルミの木も生えていて、天然の味を楽しめます。
 広い庭でバーベキューをするのは普通のことですし、庭先にテーブルと椅子が置かれているのも普通のことです。ガーデニングを趣味とする人も多いようで、専門店もあります。
 ところで、この芝生の手入れが問題です。放っておくとドンドン伸びて雑草も生えてきます。場合によっては美観を損ねるということで近所から苦情が来る場合もあるそうです。したがって月に何度かは芝刈り(mowing)をしなければなりません。家を借りる場合には、誰が芝刈りをするのかを大家さんとの契約ではっきりさせておく必要があります。わたしの場合は、2週間に一度業者がやって来て刈ってくれることになっており、その費用は大家さん持ちという契約です(ただし、家賃の中に含まれているという見方もできますね)。

 こちらで住宅を借りる場合の注意点について、もう少し書いておきましょう。
 家賃は通常、月決めではなくて週決めです。支払い方は毎週または2週(fortnight)毎で、前払いが原則です。契約時には前払いの家賃のほかにボンド(bond)と呼ばれる保証金を支払います。これはだいたい家賃の2〜3週間分のようです。このボンドは大家さんの懐にはいるわけではなくて、Tenancy Services という公的機関に入金され、基本的には退去する際に返金されます。家具や設備の現状については、大家さんとテナントの両者がチェックをします。細かい点まで確認してから契約書にサインをしましょう。



戻る