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お肉の旬



ラムチョップ  日本人は季節の変化に敏感だといわれます。食べ物の旬を楽しむのも、そのひとつの現れかもしれません。季節ごとに違った旬の魚や野菜を味わうと幸せに感じるものです。
 そんな日本人でも「お肉の旬」を感じることは、まずないのではないでしょうか。
 ところが、ここニュージーランドでは、お肉にも旬があるんです。

 それは仔羊の肉、つまりラムです。
 生後1年までの羊の肉はラムと呼ばれます。それ以降はマトンですね。マトンになると味も落ちますし、においも強くなります。でも、1才の誕生日を迎えたからといって、急に味が悪くなるわけではありません。成長するに連れて、徐々に質が落ちるわけです。
 さて、仔羊の生まれる時期は決まっていて、8月下旬から9月にかけてです。そして、その仔羊がお肉として出回るのは、12月以降になります。したがって、12月頃の仔羊肉は「初もの」つまり旬ということになります。スーパーマーケットの肉売り場にも NEW LAMB と大書されるほどです。

 この時期のラムは、とてもおいしいです。特にラムチョップ(右上の写真)はジューシーで本当にうまいです。もちろん、普段は安いラム肉も、この時期は高くなります。スーパーマーケットでは、牛肉のサーロインステーキのもっともいい肉と同じくらいの値段です。といっても、1kg で 1,000 円ぐらいですけど......
 逆に、この直前のラムはダメです。古いか冷凍かのどちらかなので、うまみもないですし、羊独特のにおいもきついです。

 農耕民族である日本人からすると意外ですが、狩猟牧畜の民族からすれば肉に旬があっても当然なのかもしれませんね。



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