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すごいぞ、キウィ! - 4 -




■ハリネズミ

ハリネズミ  3月の中旬頃、家の前にハリネズミがいるのを子供が見つけました。わたしの家は、畑や山の中と違って、町の中というか住宅街にあるのに、ハリネズミが出てきたので驚きました。近寄ったら逃げると思ったんですが、どうやら臆病者(病気?)のようで、縮こまっているだけでちっとも逃げません。そこで写真を撮ってあげました。(笑)
 さらに、ちょっとつついたら、フグのように針を逆立てて、丸くなってしまいました。かわいそうなので、安全そうなところまで連れて行ってあげましたが、あの後どうなったことやら...

 ハリネズミは子供の人気者のようで、うちの子が小学校から借りてくる絵本の中にもよく登場します。うちの子供たちは、「hedgehog」を連呼して大喜びでした。
 うちの前まで出てくるぐらいですから、ハリネズミはあちこちに出没するようです。現に、道路でよく轢かれています。もっとも、車に轢かれたものとしては、ポッサムの方が多いでしょう。こちらは、毛皮を取ることもできる動物なんですが、あまりにも増えすぎたためニュージーランドでは害獣扱いされています。


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■教員の予防接種

 わたしの勤務校では、3 月の下旬(1学期の最終週)に職員の希望者にインフルエンザの予防接種が行われました。無料です。学校か国が支払っているものと思われます。
 数年前に、何人もの先生がインフルエンザにかかってしまい、学校としてずいぶん困ったときがあったそうです。そのとき以降、校長の裁量で職員への予防接種が始まったそうです。日本ではまだあまり一般的ではありませんが、海外ではインフルエンザの予防接種は珍しくありません。また、それを学校の職員が集団で実施するのも、それほど珍しくないようです。とはいえ、日本人的には貴重な体験です。

 このとき、一つ気がついたことがあります。
 予防接種の数週間前に問診票が配られたんですが、そこには「最近病気になっていないか」とか「アレルギーはないか」とか「他の予防接種をしていないか」などの項目がありました。そして、接種後に体調に変調をきたす可能性などが書かれており、自分の責任において予防接種を受けることを認め、署名する仕組みになっていました。責任の所在を明確にしておくという点で、日本人も見習うべきだと思いました。


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■外国のコインが......

 ニュージーランドのコインには 6 種類あります。金貨が 2 ドルと 1 ドルで、銀貨が 50 セント、20 セント、10 セント、5 セントです。一番大きいのは 50 セントで、500 円硬貨ぐらいのサイズです。一番小さいのは 5 セントで、こちらは 1 円玉をやや重くした感じです。
 ニュージーランドではエフトポス(EFTPOSが普及しているため、現金を使うことはあまりありません。パーキングメーターにコインを入れることがよくある程度です。しかし、お祭りなどの露店ではエフトポスが使えませんので、そのような場合には現金の用意が必要です。
 さて、ある時、ふと気がついてみると、見慣れないコインが財布の中にありました。オーストラリアなど外国のコインなんですが、普通に流通しているようなんです。たしかに、レートにすごい差があるわけではありませんが、それにしても日本では考えられない現象です。
 今、手元にあるコインを紹介します。下の写真の一番左はニュージーランドの 20 セント、真ん中はオーストラリアの 20 セントです。どちらもエリザベス 2 世が描かれています。見た目もサイズもそっくりなので、よく見ないと気づきません。だから流通してしまうのでしょう。ついでに、一番右は、通貨がドル/セントに切り替わる前に使われていた、1 フロリン硬貨です。肖像画はジョージ 6 世です。これは、通貨が切り替わったときに 20 セントに相当する物として流通したそうなので、今普通に使っても問題ないでしょう。ただし、古いです。写真のコインは、1950年のものです。(笑)

20セント 表

 それぞれのコインの裏は、次の写真のようになっています。ニュージーランドの 20 セントはキウィ、オーストラリアの 20 セントはカモノハシ(platypus、オーストラリアに住む卵生の哺乳類)、そして古い 1 フロリンもキウィです。

20セント 裏

 もうひとつ、5 セント硬貨を紹介します。下の写真は、左からニュージーランド、オーストラリア、クック諸島のコインです。すべてエリザベス 2 世で、しかもサイズも同じなので、見分けられません。(^_^;)

5セント 表

 裏を見ると、一番左のニュージーランドはトゥアタラ(tuatara)です。これはムカシトカゲとも呼ばれる爬虫類で、恐竜の生き残りといわれています。真ん中のオーストラリアのコインに描かれている動物は、オーストラリア在住の友人にたずねたところ、ハリモグラ(echidna)というんだそうです。カモノハシと同じ卵生の珍しい哺乳類で、オーストラリアやニューギニアにしか住んでいないそうです。

5セント 裏

 最後のクック諸島は植物ですが、これはよくわかりません。(^_^;)


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■羊の毛刈りコンテスト

 2002年4月17日の夜に、The 2002 Golden Shears という番組が衛星放送でありました。これは、何と羊の毛を刈るコンテストの中継録画番組だったんです。面白そうだったので、見てしまいました。(^_^;)

 コンテストが行われたのは、マスタートン(Mastertonという北島南部の小さな町ですが、毎年このコンテストがあることで有名です。競技は、ニュージーランド人とオーストラリア人が 3 人ずつ出場して、それぞれが 12 頭ずつの羊の毛を刈る方式です。審判がひとりひとりの作業をチェックする中、競技が進行していきます。ステージ上の 6 人以外にも、刈られた毛を運ぶ人たちの姿もテレビに映ります。
 実況中継はまるでゴール寸前の競馬のような興奮で、テレビで見ていても楽しかったです。この番組は、実は Sky Sports というスポーツ専門チャンネルでの放送だったんですが、それも何となくわかるような気がしました。ニュージーランド人の 3 人はオールブラックスを思わせる黒いシャツを着ていて、胸にはシルバー・ファーンが着いていました。オーストラリアの 3 人のシャツは緑色で、これもやはりスポーツのオーストラリア代表チームによくある色です。このあたりも何となく「スポーツ」っぽかったです。
 アナウンサーが絶叫する中、最初に 12 頭を刈り終えたのはニュージーランド人でしたが、結果はオーストラリアチームの勝ちでした。競技のあとの表彰式まで放送して番組は終わりましたが、何の工夫もないホームビデオのような番組(失礼!)でした。とはいえ、手作りっぽくて、いかにもキウィ風の番組でした。
 ちなみに、この番組は翌週再放送していました。


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■道路わきでオレンジ販売

オレンジ販売  右の写真は、道路わきでオレンジを売っているお店です。この写真を撮ったのは北島北部のケリケリ(Kerikeriという町で、柑橘類の生産地です。新鮮な果物が安く買えるので、こういったお店は人気があります。

 しかし、何と言っても面白いのは、オレンジの売り方です。玉ネギをいれるような赤いネットの中に、どっさりオレンジが入っています。しかもそれを道路わきの柱にぶらさげてあるわけです。もちろん、値段は 1 キロいくらの単位です。

 さらによく見ると、このぶらさがったオレンジは果物販売店の看板代わりなんです。写真ではわかりませんが、この右手にお店があるんです。この豪快さがキウィですね。


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■公衆トイレ

 ニュージーランドの公衆トイレは、実にきれいです。日本だと「公衆トイレは汚いもの」という先入観すらありますが、ニュージーランドはまったく違います。
 イベントなどで用いられる移動式トイレもきれいですから、まず第一に使い方やマナーがいいということはあると思います。また、場所によっては夜間閉鎖するところもあるようです(ただし、この場合、朝晩鍵を開け閉めする仕事が増えますね)。しかし、何と言っても素晴らしいのは、その清掃です。日本と比べて利用頻度は少ないはずですが、おそらく日本以上に掃除していると思います。
 うちのすぐ近所に公園があって、そこにトイレがあります。もちろん、ものすごくきれいです。そしてどうやら、毎朝掃除の人が来るようなんです。トイレの利用頻度はとても低いと思いますが、それでも毎日掃除なんです。

 2002年春の時点で、Park Ranger という番組がテレビで放送されています。これはニュージーランド全国の国立公園などの動植物保護区域で働く人たちの仕事ぶりを扱っているものです。珍しい動植物や、それを保護する苦労話もよくでてきますが、彼らの仕事の中には公園を訪れる観光客の違法行為を取り締まることも含まれています。
 さて、この番組の中で目に付くのが、彼らが公衆トイレを掃除する姿なんです。動植物を保護する専門家の重要な仕事が、人間のトイレ掃除だというのも皮肉です。しかし、そういう努力があってこそ、きれいな環境が保たれるのでしょう。

 ニュージーランドでは、観光がとても重要な産業です。だから環境にも気をつかいます。でも、トイレがきれいなのは、それだけの理由ではないような気がしてなりません。


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