戻る トップページへ

ニュープリマス

New Plymouth


マースランド・ヒルから見たエグモント山


 ニュープリマスは、北島南部で東に張り出したタラナキ地方(Taranaki)の中心都市です。マオリ人の定着もヨーロッパ人の入植も早かった、歴史ある町です。現在では、石油と天然ガスの産業が注目されています。
 この地方の観光の中心は、エグモント山(Mt. Egmont)です。

 町の様子    マースランド・ヒル
 エグモント山    マンガホエ湖




■町の様子

 古くからのマオリの村々、1841年のヨーロッパ人の入植、土地戦争、酪農産業の成功、石油化学工業の発達など、さまざまな特徴を持つニュープリマスは、人口約 45,000 人の町です。エグモント山への観光拠点でもあり、海岸でのサーフィンなども人気です。
 市内にはおしゃれなお店や古いパブなどあります。中でもDevon Street にある時計塔(左下の写真)は町のシンボルとされています。
時計塔   セント・メアリー教会

 また、ニュージーランドで一番古い石造りの教会(右上の写真)も有名です。Vivian Street にあるセント・メアリー教会(St. Mary's Churchがそれで、1842年の建築です。





■マースランド・ヒル(Marsland Hill

マースランド・ヒル  市内中心部から南下する Robe Street に沿っていくと、マースランドという丘になります。しばらく進んだあと、展望地を目指して左折して上っていくと、駐車場があります。
 駐車場からわずかに上ると、平らになった公園があります。天気がよければ、ここからエグモント山がきれいに見えます。このページのトップの写真は、ここから撮ったものです。また、市街地や海を見渡すこともできます。

 戦争記念碑のほかに、右の写真のような鈴のたくさん付いた塔も建っています。
 この鈴は、決まった時間になると、ちゃんと鳴るんだそうです。





■エグモント山(Mt. Egmont

エグモント山  エグモント山は、ニュープリマスの南、太平洋に突き出た半島の先にある高い山です。高さは 2518m で、これはルアペフ(Mt. Ruapehu, 2797m)に次いで北島で 2 番目の高さです。マオリ語名のタラナキ(Taranaki)も正式名として認められています。
 非常にきれいな円錐状で、日本人には富士山を思わせます。雨がよく降ることでも知られており、すぐ近くのニュープリマス市内とは比べ物にならないほどの雨が降ります。また、このあたりはニュージーランドで 2 番目に古い国立公園にも指定されています。
 登山口は、北口・東口・南口と 3 つありますが、北口が最も一般的のようです。ただし、東口以外は、車で行ける最高到達点が 1,000m 以下であり、東口だけが 1,000m 以上の地点まで車で行けます。そこでわたしは、東口の駐車場まで車で行ってみました。左が、そのときの写真です。山頂に雲がかかっているのが残念です。本格的な登山のほかに、手軽なウォーキングを楽しむコースも用意されています。

 さて、エグモント山も山岳信仰の対象になっているようで、マオリ人の間には伝説が伝えられています。わたしが泊まったモーテルの観光案内資料にエグモント山(=タラナキ)にまつわる伝説が紹介されていたので、以下に私訳して掲載します。

 タラナキは、もともと北島中央部の火山地帯(現在のトンガリロ国立公園)に住んでいた。そこは男性中心社会であって、女性の火山はピハンガ(Pihanga)だけであった。男性の山々はピハンガに言い寄ったが、彼女は夫のトンガリロ(Tongariro)に忠実であった。
 しかしある時、トンガリロが留守にしている間に、タラナキがピハンガの愛を勝ち取ることに成功した。帰ってきたトンガリロは激怒し、タラナキは西へと逃げた。タラナキの通ったあとは、ファンガヌイ川Whanganui River)となった。傷心したタラナキは海の近くまで来て、やっと眠ることができたが、二度とこの地を離れることはなかった。今でも、この山に霧がかかり雨が降ると、タラナキが失恋を悲しんで泣いているんだと言われている。





■マンガホエ湖(Lake Mangahoe

マンガホエ湖とエグモント山  ニュープリマスから国道 3 号線をワンガヌイWanganui)方面へ南に 10km ほど行くと、左手にマンガホエ湖があります。案内標識にしたがって国道を左折し、しばらく進むと湖が見えてきます。
 この湖越しに見るエグモント山がとても美しく、フォトジェニックなことで知られています。地元の観光資料でも、エグモント山を見るスポットのナンバー1がここになっていました。天気がよくなければ意味がありませんが、ここはおすすめです。

 ところで、この湖に住んでいるカモやガチョウはとても人間になれています。パンくずをやろうとすると、後ろを付いてきました。パンのミミを持った子供のあとを、カモとガチョウが数珠つなぎになって歩いている様子は、とても面白かったです。(^^)




戻る