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ワイトモ

Waitomo


グロウワーム・ケーブ


 ワイトモはワイカト地方(Waikato)地方にある小さな村ですが、ツチボタルが生息する洞窟があることで有名です。また、比較的近くにあるオトロンガ・キウィ・ハウスも見逃せません。

 ワイトモ洞窟    ツチボタル
 グロウワーム・ケーブ・ツアー    オトロハンガ・キウィ・ハウス




■ワイトモ洞窟(Waitomo Caves

 ワイトモは、ハミルトン(Hamilton)で国道 1 号線から分岐した国道 3 号線で 66km ほど南下し、標識にしたがって右折して 37 号線に入り、約 8km 進んだところにあります。そしてこの村は洞窟で有名です。
 雨の浸食によって石灰石にひび割れが起こって形成された洞窟は、長い年月を経て現在のような大きな洞窟に成長しました。鍾乳石が不思議な魅力を出しており、ダイナミックな美しさを感じます。
 ワイトモには、グロウワーム洞窟(Glowworm Cave)・アラヌイ洞窟(Aranui Cave)・ルアクリ洞窟(Ruakuri Caveの3つの洞窟があり、それぞれにツアーやアクティビティがあります。どの洞窟にもツチボタルが生息しており、その神秘的な美しさを味わうことができます。さらに、洞窟の外の森林を歩くコースも作られています。
 オークランドロトルアからのバスツアーで見学に来る人が多く、駐車場は大型バスで一杯でした。





■ツチボタル(Glowworm

 ツチボタル(学名アラクノエアンパルミノサ)は珍しい虫ですが、何か所かのニュージーランドの森で見られます。とはいえ、このワイトモの洞窟が最も有名です。ホタルと同じく光を発しますが、ホタルとは関係のない虫です。この虫は、実はハエの一種の昆虫で、光っているのはその幼虫です。「写真で見るとあんなにきれいなのに、実はハエの幼虫なの!?」という感じですが、実物を見てもハエの幼虫だとは思えません。もちろんアップで見れば、はっきりわかるでしょうけど...(笑)
 ツチボタルの一生について、現地でもらったパンフレットを引用してみます。


  1.  成虫によって卵が産み付けられてから、約 3 週間後に幼虫にかえる。
  2. 幼虫
     その後、2mm くらいの大きさから、ちょうどマッチ棒くらいの長さと形になるまで、ゆっくりと成長を続ける。この幼虫時にのみエサを食べ、まばゆい光を発する。
  3. サナギ
     幼虫はサナギ期には蛾のようにマユの中の生活に移る。そして脱皮し、成虫になる。
  4. 成虫
     成虫がサナギから脱皮するとすぐに、雄虫はパートナーを探し始め、そしてその結果、雌虫は通常 120 個の卵を産む。成虫には口がないためにエサを食べることはできない。そのために成虫はわずか2−3日しか生きられない。

 さて、気になるのは発光する理由ですが、何とエサになる虫をおびき寄せるためだそうです。これもパンフレットから引用してみます。「ツチボタルが明るい光を発するのは、エサとなる小虫をおびき寄せるためで、まず粘液とシルクで空洞のチューブ状の巣を作り、シルクの糸でこれを洞窟の天井に接着する。巣の下には、釣り糸の役割を果たすネバネバした粘液でコーティングされた 20 〜 30 本の糸がぶら下がっている。光におびき寄せられ、巣のまわりを飛び回っていた小虫は、この粘着性のある糸のワナにかかり、ツチボタルは、釣り糸を引き上げてエサにありつくというわけである」んだそうです。何だかね〜。





■グロウワーム・ケーブ・ツアー(Glowworm Cave Tour

洞窟の入り口  鍾乳洞とツチボタルを見学するツアーに参加しました。最も大きなグロウワーム洞窟のツアー(http://www.waitomocaves.co.nz/)にしました。この洞窟が初めて調査されたのは1887年のことだそうで、それ以降多くの人が見学に訪れています。このページのトップの写真が、施設の玄関です。
 受付をして時間を待っていると、奥に進むように指示されます。そして洞窟の入り口で、ガイドさんが来るのを待ちます。洞窟内は写真(ビデオ)撮影禁止ですので、お見せする写真がありません。そこでこのとき入り口から鍾乳洞をのぞき込むように写真を撮りました。それが右の写真です。(^^ゞ
 ガイドさんが来ると、20 人ほどのグループで説明を受けます。注意点や洞窟の歴史などをききます。そしていよいよ洞窟の中に入っていきます。ガイドさんの説明を聞き、気が遠くなるほどの年月をかけてできあがった自然の不思議さに感動しているうちに、ツアーは奥へと進んでいきます。一番の見どころは「大聖堂(Cathedral」という名前の付けられている空間です。天井が高く、しかも鍾乳石がまるで教会建築のような形になっているんです。声も不思議な反響をします。ニュージーランド出身の世界的オペラ歌手キリ・テ・カナワ(Kiri Te Kanawa)がこの場所で歌を歌い、その音響効果に感銘を受けたことがあったそうです。
 30 分ほど鍾乳洞を見学したあとで、洞窟内の川に移動し、今度はボートに乗り込みます。ここで少し待たなければなりませんが、ボートに乗って見るのは、もちろん天井一面に光り輝くツチボタルです。まるで天の川を見るようでした。青緑色の光が本当にきれいです。写真が撮れなかったことが残念です。
 ボートはやがて外に出て、そこでツアーは終了です。約 50 分ほどのツアーです。ボートはガイドさんが無言で動かすんですが、櫓や竿は使いません。ガイドさんはボートの端に立ち、洞窟の天井に張り巡らされたロープや垂れ下がっている鍾乳石を手でたぐって、ボートを動かしていたんです。





■オトロハンガ・キウィ・ハウス(Otorohanga Kiwi House

オトロハンガ・キウィ・ハウス  ハミルトンから国道 3 号線で南へ約 58km、ワイトモ洞窟への分岐点から約 8km 北にオトロハンガ(Otorohanga)という町があります。ワイトモ洞窟からなら、16km です。ここにオトロハンガ・キウィ・ハウスという施設があり、キウィをはじめとする鳥を観察することができます。この施設は、とてもいいです。おすすめです。近くに来たら、ぜひ立ち寄ってください。

 何より素晴らしいのは、キウィが見やすいということです。
 キウィは夜行性なので、どの施設でも真っ暗な部屋でしか見られません。しかもたいてい寝ています。ところが、このキウィ・ハウスでは、月明かりの状態を再現して飼育をしているため、他の動物園などとは比べ物にならないほど明るいんです。しかも、意外に(?)敏捷なキウィが元気に動き回りエサを探しているんです。先端に鼻が付いているという長いくちばしで土を掘って虫を探す様子は、愛嬌たっぷりです。それを目の前で見ることができて、感激しました。
 わたしが行ったときはお客さんが少なかったため、係員の方が近寄ってきていろいろ説明してくださいました。そのお話によると、キウィの活動時間はとても短いので、ここでは午前中と午後では生活時間帯の異なる別のキウィをお客さんに見せるようにしているそうです。だからこそ、活発な様子が観察できるわけです。また、ここで繁殖させたキウィは国内外の動物園等に引き取られていくそうです。
 ただし、いくら明るいとはいえ限度がありますし、ストロボ撮影は禁止ですので、写真を撮ると左下のような結果です... (>_<)

キウィ   ウェカ   トゥアタラ

 もう一つおすすめの理由は、その規模の大きさと鳥の種類です。キウィだけではないんです。ニュージーランドだけに生息する鳥を中心に、多くの鳥が集められています。猛禽類、カモ、ハト、オウムなどのほか、珍しい物では、プケコ(Pukeko)、カカ(Kaka)、キーア(Kea)、カカリキ(Kakariki)、テューイ(Tui)、コカコ(Kokako)、ウェカ(Wekaなどが飼われています。上の中央の写真はウェカです。また、植物もニュージーランド原産種が数多く植えられています。さらに、トゥアタラ(Tuataraというたいへん珍しい爬虫類(右上の写真)も観察できます。これはトカゲのようですが、実はトカゲではありません。むしろ恐竜に近い種類だそうで、日本語ではムカシトカゲとも言うんだそうです。しかも生まれたときには目が 3 つあるという変わり者(?)です。
 また、施設の中に巨大なオリがあり、見学者がそのオリの中に入って鳥を観察するというコーナーもあります。このオリの大きさは高さ 18m、直径 45m、地面の広さ 1579 平方メートルもあり、ニュージーランドで最大だそうです。




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