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Detention(居残り特別指導)


 「特別指導」に相当する英語は detention かもしれません。detention というのは、学校用語では居残り指導のことです。特別な指導が必要であると判断された場合に、放課後その生徒を残したり、昼休みに呼び出したりして、指導をします。

 PNGHS でも detention はあります。
 基本的には昼休みに呼び出して指導します。ただし、程度がはなはだしい場合は放課後の居残りになりますし、さらには保護者に学校に出向いてもらったり、家庭で反省してもらったりすることもあります。このあたりのことは日本の学校と共通点も多いんですが、ひとつ決定的に違う点があります。それは、全ての特別指導に関する取り決めが明文化されていて、それが生徒や保護者にもはっきり知らされているということです。どんなことをするとどんな指導を受けるのかということが、生徒にも保護者にも(そして教師にも)はっきりわかっているわけで、この点は日本の現状と大きく違います。

 PNGHS では 2001年11月12日から detention のシステムに変更がありました。そこで、新しいシステムの詳細が保護者あての学校だより(newsletter)で連絡されました。
 ここでは、参考のために私訳したものを以下に紹介します。日本のシステムとの違いに注目すると面白いかもしれません。まぁ、教師以外の方には興味がないかもしれませんが...... (^^ゞ
 なお、文中で「副校長」とあるのは「Deputy Principal/Assistant Principal」のことをさします。PNGHS にはふたりずついます。





Detention(昼休みの呼び出し)には A と B の2種類がある。

Detention A
次のような問題行動の場合、detention A とする。

・朝のホームルームに正当な理由無く遅れたとき。
・異装届け無しで違反制服を着たとき。
・喫煙者に同席したとき。
・教師の呼び出しをさぼったとき。
・detention A をさぼったとき。

・detention A に相当する問題行動(たとえば、遅刻、服装違反、喫煙同席、さぼり、学校の手続きに従わない)のうち同じことを3度した場合、特別に放課後の居残り指導をする。2度目の放課後居残り指導(すなわち計6回の違反)は、detention B に相当するものと見なされる。

・学期末ごとに学年主任と副校長が生徒の指導歴を検討し、指導の累積を取り消すかどうかを決定する。累積が取り消される場合には、生徒にその旨連絡される。


Detention B
次のような場合、detention B とする。

・(肉体的・言語的)暴力
・無断欠席
・公共物の破壊
・窃盗
・不正行為
・喫煙
・無軌道な行い

・学期末ごとに学年主任と副校長が生徒の指導歴を検討し、指導の累積を取り消すかどうかを決定する。累積が取り消される場合には、生徒にその旨連絡される。


Detention B の運用について

detention B の場合、必ず保護者と連絡を取り、6つの段階にわけて指導をする。あらたに detention B を受けるたびに次の段階へと進んでいく。
6つの段階とは、次の B1 から B6 である。
B1 学年主任は、該当生徒のdetentionに関して、その保護者に文書で連絡する。
B2 学年主任の手配により、副校長名で、該当生徒の2度目の detention B に関して、その保護者に文書で連絡する。
B3 該当生徒とその保護者は、副校長及び学年主任と面談し、現状を話し合う。
B4 該当生徒とその保護者は、学校運営委員会の生徒保護委員会のメンバー2人、学校長及び学年主任と面談し、現状を話し合う。
B5 生徒は3日間を限度に停学になる可能性がある。保護者は学校長と面談し、生徒が自分の行動を管理できるようになるためになし得る方針・契約について協議する。
B6 生徒は学校長より無期限の停学を言い渡される可能性がある。学校運営委員会の生徒保護委員会は会議を開き、該当生徒の本校での将来に関して協議する。

注意
・窃盗及び暴力に関わる問題行動に関しては、いかなる場合もじかに副校長の手に委ねられる。
・法律に違反すると考えられる問題行動に関しては、いかなる場合も警察と連携する。
・重大な問題行動に関しては、いかなる場合もただちに B5 または B6 の段階の指導をする。
・どの生徒も、新年度のはじめに当たっては、指導の累積を取り消される。
・問題行動の種類・頻度・過去の指導歴によっては、B3 あるいは B4 の段階で、放課後の居残り指導が考慮されてしかるべきである。



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