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Marae Trip



マラエ  10月になると、毎年 Year 9、つまり一番下の学年が、クラス単位で Marae Trip と呼ばれる遠足に出かけます。Marae というのはマオリの集会所を意味します。つまり、パーマストン・ノースの地元のマオリ集落に行き、マオリ文化を体験しようという遠足なんです。小学校などでもマオリ文化やマオリ語の教育はされているわけですが、ハイスクールはハイスクールでマオリ学習を実施するわけです。このあたりにも他文化共存に成功している秘訣があるような気がします。クラス単位で実施するのは、受け入れ側の事情かも知れません。大がかりな観光施設へ行くわけではないので、人数に制限があるわけです。
 Year 9 のほかにも、ESOL クラス(英語を母語としない生徒のクラス)がこの遠足に行きます。わたしはこのクラスに同行して、Marae Trip に行ってきました。ついでに(?)、うちの家族も連れてこいと言われ、カミさんと子どもも一緒に行きました。この辺も、いかにもキウィっぽい気がしました。

 マラエに行く前に、午前中は Shannon という隣町の Owlcatraz というところに行き、フクロウやウェカなどの鳥や、ツチボタルなどニュージーランド固有の生物を見学しました。この施設に関しては、詳しくはこちらのページへどうぞ。
 その後、ちょうどお昼ごろにマラエに到着しました。正式な儀式で集会所で地元の人と対面するんですが、こちらには儀式を熟知したマオリ人がいないので、向こうが代理の人を用意してくれています。その人を先頭にして集会所に向かいます。集会所の入り口では女性が歌を歌って、こちらに問いかけます。こちらはそれに対して敵ではないことを示し、集会所に迎え入れられます。マラエというのは、対面式だけでなく、結婚式や葬式などあらゆる集会に使われるとのことで、非常に神聖な場所です。中に入る時には靴を脱ぎます。
 中では椅子に腰掛けて、儀式を受けます。向こうとこちら(の代理人)が交互にスピーチをし、歌を歌います。すべてマオリ語です。儀式のあと、鼻と鼻をくっつけるホンギ(hongiという挨拶を全員がしました。このあとはリラックスして、マラエを中心としたマオリのお話しを聞きました。

ポイの製作   ポイの練習

ポイ  場所を移して昼食をいただき、その後は体験学習をしました。マオリ人が歌を歌ったり踊りを踊ったりするときに使うポイというもの作りました。これは腕の長さほどのひもの先端に軽いボールのようなものが付いたもので、これを振りながら踊るんです。ひもの部分の材料には毛糸を使いました。ボールの部分にはトイレットペーパーを丸めて使い、それをスーパーマーケットのビニール袋を開いたもので包み込みました。
 完成したあとは使い方を習いました。簡単そうに見えてけっこう難しいです。練習のあと、ポイを使った踊りを披露してもらいました。このあとマオリ語の歌の中でおそらく最も有名な Pokarekare Ana というラブソングを教えてもらい、全員で歌いました。わたしは CD を持っていますが、ホントにいい歌です。

 体験学習が終わったあと、生徒たちはマオリ語で自己紹介をしました。一生懸命覚えたようです。そのあと、バスに乗り込んでパーマストン・ノースに帰りました。とても楽しい遠足でした。日本の遠足も、これくらい楽しいといいですね。(^^ゞ
 なお、マラエについてはファーノース・ツアーでの体験、マオリの儀式についてはロトルアでの体験も参照してください。



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