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Prizegiving



表彰  ニュージーランドには日本の卒業式にあたるものはありませんが、Prizegiving がそれによく似ています。ただし、同じではありません。一番大きな違いは、卒業証書をもらう式なのではなくて、優秀な生徒を表彰する式だということです。
 ニュージーランドでは12月初旬が学年末です。Form 3(中2に相当)から Form7(高3に相当)まで在籍するハイスクールでは、Form 5 - 7 (Seniors) の Prizegiving を11月中旬に行い、Form 3 - 4 (Juniors) の Prizegiving を12月初旬に行います。つまり、11月中旬以降は Juniors しか学校に来ないと言うわけです。ただし、Form 5 全員に対する School Certificate Examinatio と呼ばれる国内の統一試験と、Form 7 対象の University Entrance, Bursaries and Scholarships Examination という大学入学資格試験が11月後半の2週間に校内で行われます。
 これらの試験についてはこちらのページもどうぞ。

 さて、PNGHS では、Juniors のPrizegiving は学校の講堂で昼間に行いますが、Seniors の方は Regent という市民会館に相当するホールで、夜7時半から行います。このときの様子を紹介します。

 まず、式の雰囲気が日本の卒業式とはちょっと違います。Regent はクラシックかつアカデミックで伝統を感じさせる建物です。残念ながら、学校の体育館で行われる日本の卒業式とは比べものにならないくらい、かっこいいです。生徒は全員制服ですが、Form 7 は普段から私服ですので、この日はさまざまにおしゃれをして出席します。そのため、厳かな中にも華やかさが加わります。
ガウンを着た教師  教員も普段とは違った格好をします。ヨーロッパの伝統的な大学教授に倣って、黒いガウンを着るんです。cap and gown というのが正装になるわけですが、ここでは帽子はかぶりません。まるで法服のような感じになります。ただし、飾り布(hood)は身につけます(右の写真)。この飾り布の色は学位の種類によって異なっているため、結果として黒いガウンにさまざまな色を添えることになります。このガウンと飾り布は近くのマッセイ大学から毎年借りています。

 7時半の式歌でスタートします。マオリ語の歌と学校運営委員会代表の歓迎の挨拶がそれに続きます。ステージの向かって右奥には来賓席があり、左奥にはオーケストラが陣取っています。右手手前にスピーチ台があり、左手手前に授与されるカップや賞品がずらりと並べられています。
 式は、スピーチと音楽と賞の授与の3つが交互に数回ずつに分けて行われながら進行します。単調にならないように工夫されているんだと思います。スピーチは、学校運営委員会の代表と学校長のほか、特別ゲストとして招待されたOGが行いました。音楽は生徒のオーケストラ、フルート、ジャズバンド、コーラスなどです。

退場する Form 7  授与される賞ですが、非常に数が多いです。
 スポーツ部門では、大きな大会の上位入賞者、18歳以下などのニュージーランド代表チームのメンバーなどはもちろんですが、地域のチームで活躍している生徒も多く、たくさんの生徒が表彰されます。芸術・文化部門でも、コンテストの入賞者などを中心に多数表彰されます。成績優秀者の表彰では、各学年の各教科の一番優秀な生徒が表彰されます。
 表彰の最後は特別表彰です。もっとも優秀な最上級生に奨学生としての賞などが授与され、式典は最高潮を迎えます。名誉ある賞の授与になると、Form 7 の生徒は立ち上がって拍手をし、級友の栄誉を褒め称えます。

 卒業生代表のスピーチのあと、校歌を歌います。引き続き式歌が歌われる中を、来賓に引き続き最上級生である Form 7 の生徒たちが退場します(左の写真)。時間はちょうど午後10時になっていました。

 Juniors のときもだいたい同じ要領で行われますが、式典としてはやや簡素化されています。



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