昨日の疲れをひきずったまま、クロワッサンと紅茶というほとんど丸1日ぶりの食事。もっと食べたいが胃がいうことをきいてくれない。
朝のテルミニ駅は夜ほどのいかがわしさはないが、治安の悪さで悪名高いローマの駅、という雰囲気には変わりない。あまり長くはいたくないなという感じである。なっがーいエスカレーターで地下鉄駅におりるとチケットの自販機がある。がっ!長蛇の列。自販機が2つしかないからだ。こらイタリア人、もっと自販機作れっ!!(後になって、違うホームで買えば並ばずすんだことに気づきました・・・。) 地下鉄はどこまで乗っても一律1回1500リラ(100円)。安いがラインAとBの2路線しかなく、不便であまり使えない。
地下鉄を降りて地上に出ると、目の前にコロッセオが出現する。なんだかもう朝から観光客に物売りに大道芸人と人が多いのなんの。
Tちゃんは地下鉄を降りて目の前にすぐこんなもの
(コロッセオ)があるということにびっくりしている
思えば紀元前の遺跡なんだよねぇ
でまた中に入って
「中ってこんな風になってたのかー」
と感心しきり |
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チルコ・マッシモ通り(フォロ・ロマーノの建造物がよく見える、お気に入りの場所です)を散歩しながら
‘真実の口’のある教会へ
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我々のすぐ前に観光バスが停まったので「こりゃ団体客が来るゾ!」と我先にと走る!! Tちゃんはまた‘口’がこんなところ(教会の入り口)にあるのか〜と、意外そうな顔。
フォロ・ロマーノは広大すぎて、全部見てると日が暮れる。それに日陰のない炎天下。我々は入り口付近を30分くらいでさっさと見学して強引に終了、まだ11時半。でも、これで今日のメインの遺跡見学は終わり。
あまり食欲ないが、一応昼食にしようとフォロ・ロマーノの入り口前でガイドブックを読んでいると、なんと昨夜の太一が登場! 彼の方が先に我々に気づいて、
「やあ、また会ったね!」
やはり観光客は行動範囲が同じなのだ。彼は昨夜あのあと、駅からホテルまで一緒に行ったという日本人の女の子(彼女は‘カオリ’にしておく。特に理由なし)と行動を共にしていたので、4人で昼食に。私はローマでどうしても行きたいレストランがあったので、即決定。パスタ100種類、ピッツア50種類もあるという店。そしてその店は彼らが泊まっているホテルの近くだったので、案内してもらうことにする。
レストランはすぐわかったが、お昼の営業は12時半から。その間にトレビの泉に行く。ここもまあとにかくすごい観光客で、下まで降りていけないほど。ローマ再訪を願う‘コイン後ろ投げ’はあきらめる。
さて、レストラン。メニューを見て一同びっくり。
「こんなにいっぱいあったら選べん!」
ワイン1本頼もうとすると「僕、一応未成年なんだけど」と太一。
「えーっ?未成年なの?!」と驚く女3人・・・。で、おとなしくミネラルウォーターにするが、ウェイターの兄ちゃん、「ガス入り?ガスなし?」
そうでした、こちらではガス入り(炭酸入り)ミネラルウォーターってものがあるんでした。もちろんガスなし。ところがカオリが「私はガス入りね」と言うので一同これまたびっくり、
「ガス入り飲むの〜!?」
太一はカオリにガス入りの水をもらって一ロ飲んでおいてウエ〜という顔をする。この炭酸入りミネラルウォーター、よく冷えてるとまだ飲めるが、ぬるくなるとそうとうまずい。炭酸が抜けるといっそうまずい。が、慣れればこちらの方が喉の渇きがとれるのかも。
料理は、ピッツア・マルゲリータ、スパゲッティ・カルボナーラ、アラビアータ、ナポリターノの4品をみんなで食べることにする。
スパゲッティの量の多さは“やはり”という感じだったが、ピッツアは直径40cmくらいのがドーンときて思わず写真を撮る。
◆ LUNCH ◆
ピッツア・マルゲリータ ★★★★
スパゲッテイ・カルボナーラ ★★★★★
スパゲッティ・アラビアータ ★★★
スパゲッテイ・ナポリターノ ★★★★★
ミネラルウォーター カプチーノ
4人で10万リラ(6600円)
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生地が薄いから見た目ほどのボリュームではないが、1人分のパスタも食べきれなかった女性陣は、結局太一の食欲に頼ってしまう。よく食べる人がいると頼もしいですね。ここで特筆することといえば、ガス入りウォーターはやはりまずかったということと、カルボナーラのベーコンが特に美味しかったこと。
カオリは明日ローマをたち、カプリ島で友人と合流するそう。海外旅行は、
「回数はそんなに行ってないけど1人でも全然平気」。
小柄でちゃきちゃきした感じの女の子。2時過ぎまでレストランで喋り、その後、太一が「ここを見ずにローマは語れんで!」と言ってやまないパンテオンに行く。以前来た時は外から見ただけでなぜか中に入らなかったパンテオン、彼には、
「中に入らんかっただとお〜?!」
と声を裏返してびっくりされてしまった。声を裏返されてもねえ。
4人でダラダラ歩くこと数分、パンテオン。
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「おーッ、来た来た!!」
太一は外から見ただけで大興奮
中に入って「!!!」
内部の天井は恐ろしく高いドーム型で
そのてっぺんに直径3メートルほどの穴が開いており
光がさしこむようになっている |
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太一はこの迫力と計算された美しさに圧倒されっぱなしだが、建築がわからない我々は「ふうん、確かにすごいね」くらいに納得しておしまい。
パンテオン前のジェラッテリア(ジェラート屋)で思わず立ち止まる我々一行。さっき食事したばかりなのに。太一は食べたそうな様子で、
「え?別腹やないの?」
なんて言うが、こちらは別腹まで満腹でございます!
私とTちゃんは‘髄骨寺’に行くことを思いつき、ここで2人とは別れることにする。お互い旅ははじまったばかり、
「良い旅を!」
途中、スポーツ用品店を覗く。サッカー・イタリア代表のユニフォームのオツカイを頼まれているのだ。
「ブオナ・セーラ!」
「ブオナ・セーラ!何か探し物?」
「イタリア・ナショナルチームのユニフォーム」(と雑誌のカラーコピーを見せる)
「オー、バッジオ!これね」
店員の兄ちゃんが出したのは確かに背番号18のバッジオのユニフォームだが、雑誌のとはデザインが全く違う。
「違うじゃん、これはないの?」
「それは古いユニフォームだよ、新しいのはこれだよ」
「でも古いのがいいの」
頼まれていたひとつ昔のデザインのものは在庫がもうないらしく、さらにバッジオは人気があるので18番がない。なんだかよくわからないが兄ちゃんは「ちょっと待って」と店の奥に探しに行き、しばらくしていろいろ持ってきてくれたものの全然違うものばかり。しかし一応どれもバッジオのものなので、一着くらい買ってあげようかと「これは日本にはないやつだよ」(ほんとか??)と言うのを購入。帰り際に、
「ナカータも、ナナミもあるよ!」
彼らの写真も貼ってある。ここで買ったユニフォーム、予想以上に暮んでもらえたから良かったけど。
さて、髄骨寺に着いたものの3時半まで昼休み中。街を歩いていても店は昼休み中のところが多い。スペインほどではないにしろ、イタリアにもシエスタ(午眠)の習慣がある。髄骨寺向かいのカフェでひと休み。テラス席に座って、
「アベーテ・ウン・テ・フレッド?」(アイスティーありますか?・・・きっと文法的には問題があるんだろうがちゃんと通じました。)
「シー、ピーチ味とレモン味があるよ」
「じゃ、1つずつね!」
イタリアでアイスティーといえば、たいていレモンかピーチかを聞かれる(レモンティーしか置いてないところも)。喉が乾いていたせいもあるが、このテ・フレッド、美味かったー!! いたく気に入った我々、それからリストランテに入ってはこのテ・フレッドがあるかどうか聞き、毎日のように飲むことになる。さらにTちゃんは私のすすめでレモンのジェラートを食べる。ほんとにこっちのレモンのジェラートすっぱいんだわ! ひとくち食べるとぎゅ〜ッと唾が出てくる。
骸骨寺の地下納骨堂にはその名の通り、修道僧の人骨が何千体と飾られている。部屋の天井、壁、全てが人骨の装飾で埋められていて異様と言えば異様だが、神聖な場所。別に気持ち悪くはない(でも耐えられなくなって出て行く女の子を見かけました・・・)。でも、日本人の我々にはこういう宗教観とか死後の世界観って全くピンとこないですね。ま、興味あればぜひ行ってみてください。塩野七生の『イタリアからの手紙』(新潮文庫)を読めば興味が沸くかも。内部の様子は妹尾河童の『河童が覗いたヨーロッパ』(新潮文庫)にさし絵つきで載っているので御覧ください。
アリタリア航空のオフィスでリコンファームをし、夕食を外で食べる元気がないので昨日発見したホテルすぐそばのピッツエリアで切り売りのピッツアを買う。
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ツナのピッツアと、ルッコラ
モッツアレラチーズ、トマトのピッツア
量り売りで一切れだいたい200〜250g
4000リラ(250円)ってところ
ピッツアをグラムで買うなんて
したことないからピンとこないが
かなりのボリュームでこれだけでお腹いっぱい!
そしてこのピッツア、冷めても美味しかった
さすがホンモノだあ!!
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観光しながらハガキをたくさん買った我々、明日のバチカン投函のためにその夜、エアメール地獄に。イタリアの郵便事情は悪い噂がありすぎてどうも信用できない。村上春樹氏によると
“イタリアにはどこかにブラックホールみたいなところがあって、郵便物がすぽすぽ吸い込まれていく。とくに夏のバカンスのシーズンはひどい”。
ふざけんなっ!! よって、明日バチカンから投函するに限る。15通も書きました。年賀状でもこんなにまとめて書くことってないかも・・・。
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