ROM
A >>>
FIRENZE
18 / AUG *WED*
朝食をとりにダイニングに行くと、こちらが挨拶する前におっちゃんに、
「ボンシュール、
マダム!
」
とフランス語で挨拶され、一瞬止まってしまう。どこからどう見てもアジア人の我々になんでフランス語なの?? ついでに言うとマダムじやなくて
マドモワゼル
と呼んでちょうだい!
「あぁごめんごめん、君たちは英語かな? グッ・モーニン、で何飲む?ティー?コッフィー?ホットチョコレイ?」
でもこのおっちゃん、イタリア人にしてはよく気がつきせっせと働く珍しい人材のよう。ま、イタリアにも少しはこういう人がいないと、ほんとにどうしようもない国になっちゃうもんね。
テルミニ駅のTVモニターで乗車する列車を確認するが、10分前になっても肝心な出発ホームの番号が出ない。26番ホームまであるのに! なんとか乗るべき列車を探し出して乗り込んでみると、1等車の立派さには嬉しくなる。飛行機のビジネスシート並み。横に3席しかないので通路も広々、どんな大きなスーツケースでも置き場所に困らない。
9:30 ローマ出発。フィレンツェまでの道中はトンネルばかりで退屈。
11時すぎ、フィレンツェ・サンタマリア・ノベッラ駅到着。駅のコンコースに降りた瞬間、ローマとは全く違う空気を感じる。明るくてカラッとしててよどみない空気。Tちゃんは、
「断然治安がよさそう」。
構内は明るく、テルミニ駅みたいないかがわしさもなくホームレスもあまり見かけない。ローマから来ると思わず
ほっ
としてしまう。駅から徒歩3分のところに予約しておいたホテルにチェックインしたらさっそく観光。
昼前で小腹の空いてきた身には、サン・マルコ美術棺へ歩いて行く道中にもリストランテ、トラットリア、バール、ジェラッテリア、ピッツエリア、パン屋に肉屋と
誘惑
ありすぎ!!
フィレンツェの観光はサンマルコ美術館から。ヨーロッパの美術舘は外観がまわりの建物た
ちと全く同化してしまっていて、外から見ただけではそれが美術棺だとわからないところが多いが、ここもその例に漏れず外観は全く地味。サンマルコ広場で、
「いったいどれが美術館?」
とキョロキョロしてしまう。サンマルコ美術館はかつて修道院だったところ。内部は地味で、まるで独房のような小さな部屋1つ1つにフレスコ画がある。フラ・アンジェリコの『受胎告知』を見学したら昼食!
広場近くのセルフサービスレストラン。ショーケースに並んだおかずを適当にとってもらい、レジでお金を払う。ラザニアとなんだかわけのわからない(というか茹ですぎて形の残っていない)野菜にホワイトソースとチーズがたっぷりかかったもの(要するにグラタン)、茹でたブロッコリー、そしてケーキ。ラザニアはパスタだけあって美味しかったが、こってりしすぎで半分食べたら苦しくなる。グラタンのボリュームとしつこさはそれ以上で、2人でも半分も食べられない。さらにブロッコリーは茹ですぎ(きっと30分は茹でている。ぐちゃぐちゃつぶれてフォークで刺せないし、当然味もない。こんなに茹でられると
ビタミンなんか残ってるわけないじゃん!
ってくらいドロドロ)、極めつけはTちゃんが選んだ
ケーキ
。これはもう砂糖のかたまり以外のなにものでもない。ひとくち食べて、
「
うぇ〜〜
・・・」
私はだいたい、海外のケーキは見た目から想像する味が怖くて食べないのだが、この時のケーキは見た目と味のギャップがありすぎる珍しいパターンでした。アメリカのケーキなんて、もう見た目からして「誰が食べるの?」っつうほど
毒々しい
が、この時のは見た目はしごくおとなしめ。でも油断するなかれ、
想像を絶する味。
‘甘い’を通り越えて口の中が痛くなるような・・・いやいや、そのすごさはやはり食べた者でないとわかりません。
教訓:海外の甘いものは油断禁物! 見た目で味を判断すぺからず。
◆ LUNCH ◆
ラザニア ★★★★
グラタン ××× ブロッコリー ×××
ケーキ ××××× ミネラルウォーター
2人で18000リラ(1000円)
結局のところ、スタンダードにピッツアかパスタにすべきでした。というわけでこの日の昼食は唯一の失敗! 食べ物で失敗するとけっこうへこむね。
フィレンツェといえばメディチ家、メディチ家礼拝堂
世界史勉強してない私はルネサンスの大富豪
くらいにしか知らないけど
入場制限しているためかすご〜い行列
が、以前来た時には入らなかった所なので我慢して並ぶ
内部は
「
何これ!!!
」
これが個人の家?!
と疑うほどにすさまじい総大理石の礼拝堂
いやはや恐るべし、メディチ家
そしてルネサンスといえば
ウフィツィ美術館
。ヨーロッパで4本の指に入るといわれる美術館だが、他と比べると規模は小さい。しかしここは年がら年中入るのに大行列という噂通り、昼過ぎなんかに行ってみるとものすごいことになっている。
夜9時まで開いている(たぶん夏のみ)ので
夕方にしようとその後は街をぶらぶら
といっても小さな雑貨屋なんかは
3時すぎまでシエスタで閉まってるんだけど
イタリアではFURLA(バッグ、皮小物のほかアクセサリーも出してるボローニャ生まれのブランドで、日本のデパートでもコーナー展開してます)のバッグを買うのが楽しみだったが、今シーズンの品揃えはいまいち。本場イタリアなのに。ルイ・ヴィトンで、Tちゃんは妹に頼まれた手帳と友人に頼まれたバッグを買う。客が少ないうえ、パリ本店で買う並みに恐ろしく安いことが判明し、私は思わず財布を買ってしまう。Tちゃんはこの日、頼まれものだけ買って自分のものはひとつも買わず。さらにフェラガモ本店でお土産購入。
夕方6時すぎウフィツィ美術館再突撃。ヨーロッパの夏は日が長く、この時期、日没は8時半頃。よって6時でも明るく暑い。日が長いということは長く歩き回る=疲れる、ということにもなる。
この時間でもチケット買うのに30分並ぶ(入場制限してました)が、中は40分で見て回る。なんというクイックリーさ・・・。
その後、駅で明後日のベネチア行きの列車を予約したら本日終了。しかしこの日、疲れ&体調悪化がピークに達した私、実はウフィツィでは優雅に絵なんか見てる場合じゃないほど具合悪く、Tちゃんが見学してる間ずっと座って休んでいたのである。さらに夕食は全く受け付けない、というより
食べ物見るのもイヤ
というかなり重篤な症状。Tちゃんはパニーノというサンドイッチを買って帰り、部屋で食べていた。私はその夜、
「ヴィトン、どう考えても安すぎるわ! Tちゃんも人のものばっかり買ってないで自分のもの買いよ!」
とコーフンして話しながら、やがてばったりと死んでしまった(単純なTちゃんはその言葉におおいに刺激され、翌日再び買いに行くことに)。
明日はピサに日帰り観光。そんな元気あるのかかなり不安。そしてそんな私をTちゃんもまた不安そうに見ていた・・・。
C
ontinue...
NEXT
/
BACK
/
TOP