BANGKOK >>> AYUTTHAYA >>> BANGKOK 14 / AUG *FRI*



6時に朝食、6時半行動開始。今日も朝から半狂乱になりそうなほど暑い。ノボテルまで徒歩30分。
ロビーで待っていると7時に某日本語ツアーの係員登場、名前とツアー名を確認して1200Bを支払う。アユタヤ観光の他、バンコク市内観光や水上マーケット1日観光等いろんなツアーがあり、各ツアーに参加する人たちを集めて更に大きな集合場所へ移動。
集合場所に大型バスが次々やってくる。同じアユタヤ観光でも往復バスと帰路クルーズはそれぞれ別のバスで行く。ところが、
「往復バスの方はあのバスです」
と言われて乗っていると、
「このバスは帰路クルーズだ」
と言われ、そしてもう一方のバスヘ行くとまた、
「往復バスはあっちだ」
と言われて
うんざりする。私の他にも数人がバスをたらいまわしにされる。

ガイドはたどたどしい日本語を話すタイ人の兄ちゃん、自己紹介していたが名前は忘れてしまったので
ユースケにしておく(ほんの少しユースケ・サンタマリア似)。ユースケは別に面白いことも言わないし、朝早かったので後ろの席で気持ち良く眠らせてもらう。車内の冷房はキツイ。

40分ほどでバーンパイン宮殿到着。アユタヤ王朝時代の離宮。バスを降りてみんな(20人弱)ぞろぞろとユースケの後について行く。ユースケは大きな木の木陰に皆を入れて何やら説明を始めたが、一番後ろにいる私には全然聞こえないので、隣で解説をしている別の日本語ガイドの話を聞いたりする。まあこう暑いと、じっとつっ立って人の話に耳を傾ける気にはならないもんです。説明が終わるとユースケは、
「20分ほど自由行動です、10時ちょうどにバスに集合してください。」
と言うが、客の数人から
時間が短いというクレームが出て、あえなく10時15分に変更になる。

この宮殿はガイドブックの写真で見ると綺麗で
とてもよさそうだったが
実際には全然たいしたことなく、さっさと見学してバスに戻る

確かに綺麗ではあったがどうも物足りない
ヨーロッパでいかにも
お金かけました!という
豪勢な宮殿をたくさん見てきたからかな?
唯一気に入ったのは
庭木が象の形に刈りこまれていたこと

アユタヤ遺跡に着く前、‘山田長政の日本人町跡’という所に寄る。山田長政って聞いたことはあるが何者か全く思い出せない(朱印船貿易をやった人でした)。でも‘日本人町跡’という碑が1本あるだけで
つまらない。ユースケも「何にもありません」と言ってたが、なら連れてくるなっつうの!

更に20分ほど走ってアユタヤに着いたら
ワット・ヤイ・チャイ・モンコンというワットを見学

ずらりと並ぶ座仏像や
青空のもと横たわる涅槃仏がある
同じ涅槃仏でも
ワット・ポーのものとは全く違って白
青空の下で悠々としている

タイのワットには必ず何匹か犬がいる。ワットだけでなく街の至る所に飼い犬か野良かよくわからない犬がたくさんいる、首輪なんてしていない。でもこの犬ども、どいつもこいつも地面にのべーっと寝そべっていて、生きてるか死んでるかわからないような様子。ワンワン吠えるような元気なやつはどこにもいない。下川裕治『アジアの旅人』(講談社文庫)にもありましたが、本当にタイの犬はだらしない(東南アジアの犬はだいたいそうらしい)。暑いからと言われれば少しは同情もするが、それにしても
しゃんとしろ!!」と言ってやりたいくらい。

次のワットヘ行く前に‘象乗り’のできるエレファント・キャンプに寄る。タイでは象はとても重要な動物、祭りごとには必ず象が使われ、王室も象をを飼っている。でも象乗りはたった3分ほどで1人300B(1080円)と完全に外国人相手の料金。しかもここの売店にあった絵ハガキは1枚20B(70円)で、知らずに買っている同じツアーの人に「同じものをバンコクのロフトで1枚10Bで売ってるよ」と教えてあげたくなってしまう。

エレフアント・キャンプからすぐのワットをひとつ見学したら、まだ1時過ぎだというのにユースケはもうバンコクに戻ると言い出す。

なにい〜!
‘半日観光’じゃないんだぜ!!
さすがに他の客も文句を言う。
もう帰るの?! ワット・マハタートには行かないの?!

ユースケは、
「ワット・マハタートは今
工事中で見学できません、行っても閉まってます」。
こう言われると文句の言いようがなくて皆黙ってしまう。(閉まってるなんて嘘!!) 私も最初はかなり腹が立っていたが、移動はバスでも炎天下40℃近い中、遺跡を見て回るのにはかなりくたびれていたので、簡単にあきらめてしまう。
で、バスの中で弁当と水が配られ、みんな
黙々と食べる。今日は金曜、バンコクの渋滞は月曜と金曜が特にひどいということでこんなに急いで帰るんだろうと理解してやる。確かにけっこうな渋滞で、行きは1時間だったところが帰りは倍の時間がかかり、バンコクに戻ってきたのは3時頃であった。

そしてバンコクでは案の定すぐに解散せず、免税店に強制連行される。その免税店が伊勢丹の8Fだったので、私はここで解散させてもらう。免税店の休憩室で休んでいると同じツアーのおばさんが、
何なのよねぇ、このツアー、
ひどいと思わない?!
と言いながら横にどっかと腰を下ろす。
「そうですね、これじゃ半日観光ですね。」
「去年はね、もっといろんなワットをまわったの、こんなことはなかったの。」
リピーターのよう。中学生くらいと思われる息子と娘の3人で旅行している。
「ワット・マハタートが閉まってるなんて
絶対嘘よォ、涅槃仏だって、もっと大きいのが別の所にあるのね」。
そう言われると私の方もせっかくおさまっていた
腹の虫がまた煮えくり返ってくるじゃないの。
「それにあのユースケ(もちろんそうは言わないけど)、ワットに行っても勝手に見てきてくださいって言うだけで、みんなを連れて説明なんかしてくれなかったわねぇ。他のツアーは中までガイドさんがついて回ってたでしょお? 日本人のガイドさんが。あの他のツアーはどこのツアーか聞きゃよかったかしら・・・」。
私はガイドの説明なんてどうでもいいと思っているが、一応ウンウンと頷いておく。そしておばさんはしばらく悪口を叩いていたかと思うと急に、
「あなた、1人で旅行してるの?」
と私に振ってくる。
「他にどこか行かれた?」
「チェンマイとスコータイと、ピサヌロークヘ。」
「あら、チェンマイは良かった? チェンマイヘは行ったことがないの、どうだった? 今度行ってみようと思ってるの。」
怒り爆発モードから急に声のトーンが変わるので笑いそうになる。にしてもこのおばさん、タイのどこが気に入ってそこまで通ってるのかなぁ? 他に少し話をした男性も、
「タイはリピーターが多いんですよ。」
と言っていた。地方はのんびり素朴で人も親切、とても良かったが、バンコクはごみごみした大都会。ただどこで何を食べてもおいしく、物価が安いのは魅力的だが、少なくともバンコクだけをとると私をリピーターにさせるほどの土地ではない。もしもう一度タイに来るならバンコク抜かしでチェンマイとスコータイとプーケットにでも行くかな。

話は戻るが、とにかく今日のツアーは最悪
でございました。自力で長距離バスで行った方がましでした。ツアーの善し悪しをさておいても、日本語ガイド付きツアーというのがいかに自分に向いてないかってことを実感した1日でもありました。


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