イラン旅行ガイド

アクセス
 イランへ初めて行かれる方、海外渡航経験の少ない方、観光地を目一杯楽しみたい方は、パックツアーをオススメします。交通手段もあまり発達していないイランでは、慣れていない外国人は身動きが取りにくいからです。

 それでももし、個人旅行を楽しみたいなら、ビザ取得から始めなければなりません。イラン人の不法滞在を防ぐため、日本イラン間のビザ免除協定がなくなりました。そのため日本人がイランビザを取得するのも難しくなりました。

 最近は日本人観光客誘致のため、容易になりつつあるようです。海外のイラン大使館で取得することもできます。くわしくはイラン大使館まで。

 イラン人男性と結婚した日本人女性の場合で、イラン側にも婚姻届を出された方には、イラン国籍があります。その場合、イランのパスポートを取るか夫のパスポートに併記してもらわければなりません。

 長い目で考えると、自分のパスポートを取得した方がいいと思います。日本のパスポートでイランのビザを取っても、入国できません。

イランへの航空券
航空会社 ルート 値段 便数 備考
イラン航空 成田―北京―テヘラン
成田―テヘラン
週2回 酒類の提供なし。サービスはよくないが、一人乗っていた日本人女性の乗務員は親切。地方からは出ていないので、成田までの運賃は別負担。
トルコ航空 成田(関西)―イスタンブール―テヘラン 週2,3回 サービスもよく快適。JALとの提携便では日本人乗務員も。ただイスタンブールへの直行便は13時間以上もかかる上、テヘランまでの乗り継ぎがよくないことも多い。
エミレーツ航空 成田(関西)―バンコク―ドバイ―テヘラン
(バンコクまではタイ航空で)
週2回 UAEの航空会社。新しい機体、最上のサービスと世界で絶賛されている。タイ航空も快適で、乗り継ぎもよいことが多い。
マレーシア航空 成田(関西)―クアラルンプール―テヘラン
(クアラルンプールからはイラン航空で)
週2回 KLまではサービスもよく快適。イラン航空は上記の通り、サービスがよくない。乗り継ぎがよいことが多いのが利点。
エアロフロート航空 成田(関西)―モスクワ―テヘラン 週2回 ロシアの航空会社。運賃は格安だが、乗り継ぎは悪く、モスクワで数日待たなければならないこともあるので、ホテル代(実費)がかかると割高に。モスクワに入るには、ロシアビザが必要です。
KLM航空 成田(関西)―アムステルダム―テヘラン 週3回 オランダの航空会社。運賃は高いが、乗り継ぎもよく、快適。

 他にもいろんなルートがあります。マップツアーHISなどに問い合わせてみては。何社かからの見積もりをもらって、値段交渉してみるのも手です。

 イランに直接乗り込む機内では、どの便でも酒類の提供はありませんし、女性はスカーフを被るよう指示があります。酒類をイランに持ち込むのは厳禁です。また時差の関係で、イランに入国するのは、真夜中になることが多いです。

服装
 女性は特に服装に気をつけなければなりません。イスラム法をとるイランでは、女性は頭にスカーフを被り、夏でも冬でもロングコート(マント)を着て、全身を覆わなければなりません。

 現地女性はチャドルという、大きな黒い半円形の布で全身を覆うことも多いです。慣れないと難しいので、マントの方がいいと思います。異国情緒を味合うには、現地でチャドルを購入してみては。
 
 イランを旅行する日本人女性の中には、スカーフの代わりにジャンパーのフードを被ったり、だらしのない格好をしている人がいますが、イランではそれはいい印象を与えません。スカーフもコートもどうせ着なければいけないなら、きちんと着ましょう。イラン人はみなきちんとした格好をしています。

 世界貧乏旅行などと称して、だらしのないボロを着て旅行する若い人もいますが、イランにはそれを理解してくれる土壌がありません。男性も日本で外出する時のようなちゃんとした服を着てください。男性も半ズボンはいけません。

通貨
 イランの通貨はイラン・リアル。国内ではリアルではなく、10リアルを1トマンと換算した、トマンをよく使います。ただし買い物の前に、リアルの値段かトマンの値段かちゃんと確認しましょう。

 1USドルが770トマン(2002/3)です。現地で両替するためには、新札の100ドル札を用意しましょう。他の札でも日本円も両替できますが、100ドル札の方がレートが有利です。

 物価は安いです。先日の英フォーチュン誌の統計で、外国人が滞在した場合の生活費ランキングで世界最安国に選ばれてました。(ちなみに最高は東京、大阪)ただし、外国人の値段が設定されている、航空運賃や大きなホテルでは日本と同じくらい高いです。

 安いと言っても、お金をばらまくのではなく、1トマンを1円くらいの感覚でわたしは使っています。買い物をするときは、かならず値切りましょう。それを前提に値段が付いています。大阪のおばちゃん顔負けの口調で、「ゲルネ!(高すぎる)」と言いましょう。

 イランに慣れていない人は、ブラックマーケット(路上など)で両替するのはやめましょう。違法ですから逮捕される危険もありますし、外国人はぼったくられる可能性が高いです。銀行で両替できます。

 入国の際に持っている外貨をパスポートに書き込んでもらわなければなりません。大金を持っていると、トラブルが起こるかもしれません。その上限など、よく法律が変わるので、事前に確認してください。

持ち物
 町のあちこちに、小さな店があって、食料からナンからタオルから日用品は買うことができます。サブズィバザール(テヘラン北部)では、日本食も少し手に入るそうですが、イランの食事も大抵の日本人には合うはず。

 必需品はクリーム。乾燥しているので、女性はもちろん、男性の方にも必要かも。リップクリームもあった方がいいです。

言葉
 テヘランには、日本よりは英語を話せる人が多いように思いますが、英語はあまり通じません。ペルシャ語はいきなりマスターできなくても、数字だけは覚えていきましょう。日本に滞在していたイラン人も多いので、日本語で話し掛けられることもあります。みんなが悪い人だとは言いませんが、信用しすぎないでください。

治安
 治安はまあまあ良いです。暴力事件や殺人などは少ないです。置き引き、スリなどは多いので、気をつけましょう。貴重品、パスポートは肌身離さず。日本のパスポート、カメラなどはイランでは高く売れるそうです。近年は麻薬、売春も増えてきているらしいので、そういう所には近づかないようにしましょう。もし逮捕されれば、極刑が待っています。

ホテル・食事
 大きなホテルには、外国人の値段が設定されていて、日本のホテル顔負けの金額になります。個人旅行の方は、中堅のホテルに泊まるのがよいかも。とても安いですし、日本人専用のサービスをしているホテルもあります。

 ちなみにイラン人(国籍を持つ外国人妻も含めて)には、大きなホテルでも、日本の物価からすると格安の金額になります。ただし、同室に外国人が一人でもいれば(国籍を持たない外国人妻も)、全員が外国人の値段を払わなければならないそうです。(アッバシーホテルで聞きました。)ホテル側は必ずパスポートを確認します。

 イランの外食といえば、チェロウケバブ。シシケバブ(つくね状の串焼きか羊のフィレ肉)が山盛りのご飯(インディカ米)の上に載っていて、丼のように食べます。それとサラダかヨーグルトなどを食べます。ジュ―ジェケバブ(鶏肉の串焼き)も人気です。

 またハンバーガーやサンドイッチのファーストフード店も地元の人で賑わっています。観光地には、家庭料理(シチューなど)を食べさせる店もあります。基本的にイラン人はあまり外食しないので、レストランは少ないかも。必ずホテルやアップタウンのこぎれいな店で食べてください。イランでは外食の食中毒が多いです。

 テヘランにはキャビア寿司の食べられる日本料理店や中華料理店、インド料理店もあります。 

イランの見所
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