2007年世界選手権直前に発売されたイタリアの週刊誌 "CHI" 第23号(3/28号) 
Stéphane Lambiel 独占インタビュー

Non sono un uomo di ghiaccio 僕は氷のように冷たい男ではない
Patrizia De Tomasi

「僕の体の中にはラテンの血が流れています。だから情熱的なんです」 

現在東京での世界選手権を目前にしているスイスのチャンピオン、フィギュアのスターが語る。

Carolina Kostnerと僕が恋愛関係にあったのは事実です。でも今はただの親友です」



「でもあなたと
Carolina Kostnerのことは本当なのでしょうか・・・?噂では・・・要するに、あなたと"私たちの"Carolinaとの間に一種のロマンチックな"リエゾン"があったという話ですが、それは事実ですか?」
私たちは尋ねた。数多くのメダルで一杯の棚が自宅にある、フィギュアスケート界のスター
Stéphane Lambielは微笑み、それほど困惑もせずに同意した。
「ええ、僕たちは恋愛関係にありました。とても素敵な関係でした。今では僕たちの間柄は、素晴らしい友情関係に変わりました」

友情ですか?
「お互いに大きなインスピレーションを与え合う仲です。僕たちはしょっちゅう電話で連絡を取り合うし、こういう関係はとても素晴らしいことだと思います。なぜならお互いに瞬時に分かり合えるんです。僕たちは二人ともフィギュアスケーターだから、このスポーツに特有のいろいろな隠れた危険や挫折、犠牲について知っています」


あなた方はどうやってこのような関係に変えることができたのでしょう?
「人間の心というものは奇跡を起こせるものなのですよ」

二人の間にはジェラシーは全くないのでしょうか?
「いいえ、ありません」

練習は一緒にしますか?
1年のうちに何度かは一緒に練習します。でも僕たちは別々の国に住んでいます。Carolinaは今のところはドイツに、僕はスイスに。でも彼女が僕のいるローザンヌに来て、お互いに一緒に滑りたいと思う時には、リンクに降りて数時間跳び回ります」

Carolinaが誰か他の男性と抱き合っているところを見るのはイヤですか?
「いいえ、全然。それどころかかえってうれしいですよ。彼が少なくとも彼女と同じぐらい素敵な人ならね」


あなたは一種の奴隷状態のようでありながらも、自由な精神を好むと言われていますが、その通りですか?それも、スケーターとしての見本になるには少々行き過ぎているほど。
「はい。僕は自分の本能の赴くままに生きています。規則や時間、練習に縛られるお手本となるにはあまり適していないことをたくさんします。可能な限り友人たちに会い、彼らと楽しみ、夜更かしをします。シーズンオフにはスケート靴を脱いで、次のシーズンが始まるまでは履きたくないんです。スポーツは大事だけれど、自分自身も大切ですから」

あなたの態度や表情からはあまりスイス人らしさを感じませんね。
「僕の父はスイス人ですが、母はポルトガル人で、僕はこのラテンのルーツを強く感じています。ローザンヌでは落ち着いて暮らせるのでうまくやっています。スイス人は規則正しい民族だから、キャリアを積むにはいい助けになります。でもそれに加えて、世界を見ていろいろな人々を知るために外へ出たいという欲求が僕にはあります。要するにさまざまな感動の中で生きたいと思うんです。こういうところが自分はラテン系なんですね」

では、世界を知りたくてうずうずしているあなたのような若者が、どうしたらこんなに何時間もリンクで練習できるのですか?
「人が想像するほど大変なことじゃありませんよ。僕はスケートをとても愛しているのですから。大好きなことをしないなんてことはないでしょう?」

スケートをすることで一番強いられている犠牲はなんですか?
1年のうちに何度も世界を旅するので、家族、つまり両親や兄弟たちにほとんど会えないということです。このことを我慢するのが時にはとてもつらいことですね」

栄光に輝くスケーターにはどうやってなったのですか?
「僕は子供の頃にフィギュアスケートを始めました。姉の
Silviaがやっていたんです。もちろん、僕がフィギュアスケートのレッスンに行きたいと言ったとき、アイスホッケーは男の子のスポーツだから、そっちに路線変更しなさいと言われました。でも僕はフィギュアをする、と言い張りました。なぜなら、このスポーツは技術と芸術、競技性と想像性の両方から成り立っているからです。そして今の僕があるというわけです」

氷上の王座に就いているわけですね。
「僕はいくつか金メダルを獲得しました。それは事実です。でもまだ22歳、まだまだやり遂げたい目標がたくさんあります」

試合の前には緊張しますか?
「もちろん。メダル獲得のために緊張することは根本的に必要なことです。アドレナリンが多大な推進力になります」

どうやって恐怖を勝利に変えるのですか?
「歌です。大抵、試合の前にはちょっとした歌を口ずさみます。そうじゃなかったら、じっと座り、ゆったりと深呼吸します。精神的に空っぽになろうとするんです」

スイスではあなたは大スターです。若者たちのモデルになるということに責任感を感じていますか?
「僕は誰にも管理されていません。自分は自分です。道を歩いていて他の人が僕に気づくのは喜ばしいことです。でもこのことで僕の自由が制限されるのなら、囚人になってしまいます」

チャンピオンになると、しばしば耐え難いプレッシャーを受けることもありますよね。そんな時あなたはどうしますか?
「何が一番大切でしょう?人生で何かを成し遂げること?それとも自分自身の人生を実現すること?僕は後者を選びます。人々は僕の勝利を待っています。特にマスコミは。でも自分が勝ったのは、自分の夢をスケートにおいて実現したからであって、他の人を幸せにしたからではない、と考える方が好きですね」

どうしてこれほどまでにあなたがこのスポーツが好きなのかをわかっていますか?
「はい。自分を表現し、大勢の人々から拍手を受ける場が僕には必要だということがわかりました。ショーをすることが必要なのです。なりたいという気持ちがなければ、チャンピオンにはなれません。チャンピオンになりたいという熱望が基本的に重要です」

トリノオリンピックの金メダリスト
Evgeni Plushenkoは、あなたの最大のライバルですね。
「僕は他の誰とも自分を比較したりしません。一番いい演技をしようと思って競技に出るのです」


トリノ市は、あなたが市のプロモーションをするという交換条件で、あなたに練習と勉強の場を提供すると提案しました。
「はい、トリノからの招待はとても興味深いものです。でも僕と一緒に仕事をしているすべての人々と一緒にイタリアに来なければいけないでしょう。これはちょっと複雑な問題だと思います」


勉強を再開したら、何をしたいか、もう決めましたか?
「演技の勉強をしたいです。スケート界から引退したら、映画界でキャリアを積みたいと思っています」

Il testo originale (Italiano)

 

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