ナイルパーチって何?





前回、講演会で結論を言わなかったといったが

HP上でも結局ナイルパーチって何?という

質問が寄せられたのでお答えしておきます。


Q1) ナイルパーチとは何ですか?

A1) アフリカ最大の湖(ビクトリア湖)に生息する淡水魚です。

標準和名:ナイルアカメ

分類:スズキ目アカメ科アカメ属

大きさ:1.8mになる。

生態:河川や湖の流れの緩やかな場所にすみ、主に小魚を食べる。


Q2) ナイルパーチを見たことはありますか?

A2) 生きたままは見たことはないかもしれませんが

食べたことはあるでしょう。

ケニアの対日輸出品第1位はナイルパーチの切り身です。

利用方法はファミリーレストランなどにおける塩焼き、

付け焼き、蒸し物など外食産業や総菜屋における

「白身魚」といわれるもののほとんどがこの魚です。

他には学校給食や弁当の材料にも使われています。




これがナイルパーチ。
この間まで鈴木君だったのに
実はアフリカ人だったんだね(笑)


Q3)ナイルパーチを店頭で買うことはできますか?

A3) ナイルパーチはスズキの仲間で少し前までは

「白すずき」などと名づけられて売られていました。

現在では農林水産省の指導により、

ナイルパーチ以外の呼び名は禁止されています。


Q4)マクドナルドが輸入していると聞いたのですが、本当ですか?

A4)マクドナルドの買い付けはグローバルにその時点で

最も安い白身魚を購入すると言う方法ですので固体確認はできませんが、

買い付け魚のひとつであることは事実です。


Q5)ブラックバスとの共通点は?

A5)それは外来魚による生態系破壊です。

アフリカ最大のビクトリア湖は、世界第3位の広さをもつ国際湖沼です。

かつては、約400種類の固有種が生息、研究者たちに「ダーウィンの箱庭」と

呼ばれるほどの「生物多様性の宝庫」と言われていました。

英国植民地時代の1954年、湖に生息する淡水魚の乱獲によって漁獲量が激減したため、

窮余の策としてナイルパーチという外来魚が放流されました。

このことにより、漁獲量は飛躍的に伸び海外へ輸出するなど、大成功したかに見えました。

しかし、もともとの地元民への供給という目的は全く果たされておりません。

ナイルパーチの商業的開発は、地域の伝統的な漁業や水産物の加工を衰退させ、

湖に依存している地域社会をも荒廃させてしまいました。

また日本のバス釣りと同様「アフリカンゲームフィッシング」として

日本からも多くの釣り師が淡水魚最大のビッグゲームを楽んでいます。

これらのことは「ビクトリア湖の悲劇」と呼ばれています。

琵琶湖の100倍もの広さを持つビクトリア湖でさえこうなることは

日本においても警鐘を鳴らすべき問題と言えるでしょう。


へえへえへえ!!

みなさん勉強になりましたね。

明日は職場で話しましょう(笑)