第14回 紀伊半島ツーリング

2003年 3月9日(日)〜3月13日(木) 

3月1日、大安の良き日に納車された我がCB1300SF(赤白ツートンカラー)。
ツーリングでの使い心地はいかがなものか?早速「海有り山有り」の酷道、紀伊半島に持ち込んでその実力の程を計ってまいりました。 

今ではすっかり当たり前になった「出発当日荷造り」、今回もお金にものを言わせてキャンプ無し、身軽な旅です。
いつも使う振り分けバッグがマフラーに当たってしまい使えないことに気がついた。仕方なく、2つまとめてリアシートにツーリングネットで固定。

滞在型キャンプツーリングでは、「そういやぁ今日はバイクに乗らなかったなぁ」などという日もありますから距離が伸びないです。
まあ宿を利用しても、早く着いて温泉に浸かってのんびりしたいし、朝はゆっくり朝ご飯を食べて出発するので、結局距離は伸びないのですが。


3月9日(日) 晴れ 

東名高速 足柄SA 東名高速 富士川SA

川崎を午前11時頃出発。 東名川崎から高速に入る前にガソリンチャージ+タイヤ空気圧チェック。
早速ここでひと騒動、4輪用のエアタンクノズルが、うまくタイヤの口金に装着できない。

GSの兄ちゃん、高圧ゴムホースタイプのノズルを出してきてくれました。
これで一件落着、空気圧はほぼ規定圧だった(先日のリアタイヤ完全パンク事件ですごく気になっていた空気圧、これで一安心)。

高速で走っていると、天気は良いのですが風が強い!ノンカウルのCBには辛いところです。
丹沢や富士山の山並みが雪化粧で美しいなぁ、寒さもひとしおですが気分は悪くない。

時折我が道を邪魔する車など、驚異的な加速感で一気にごぼう抜きです(いかんいかん、慣らし運転中だよ)。
しかし静かなバイクだ、法定速度で流してたら排気音やメカノイズなど聞こえません。
聞こえるのはヘルメットの風切り音だけさ(これがうるさい)。


懐かしき友

 今日のお宿は「安城の天才カリスマ主夫」石田君のお宅。
 今朝、電話で1泊予約?しておいたのであ〜る。

 旅に出たら、日本全国に散らばっている旅の友との再会も重要な仕事なのだ。
 彼とは1990年4月30日、青森県竜飛岬にて出会い共に野宿して以来の仲なのです。
 今回の手土産は足柄SAで買った「山梨のほうとう」でした( カボチャを入れて煮込んでね)。

 夜は久しぶりの再会に、奥様の手料理と専業主夫の話題で盛り上がる。
 夏前には駅前の一等地に豪邸が完成するとの事、とっても楽しみにしてるよ「石田旅館」さん(笑)。
 川崎に来たらいつでも泊まっていってくれ、私の高級マンションにも。

 


3月10日(月) 晴れ

平らな土地並み、愛知県安城市 湾岸長島SAから見た、雪景色の鈴鹿山脈

朝ご飯をいただき石田邸を8時に出発したが、平日の朝の通勤渋滞に巻き込まれる。

国道23号線から、名古屋の街をバイパスする「名港トリトン」を目指すが、悲しいかな私の地図(1997年製)には載っていない。
精神的にかなり迷ったが道は間違っていなかった、名古屋港をまたぐ巨大な橋脚群が現れたときは正直ホッとしたぜ。

それにしても寒い!寒すぎる。風も強くて、体感気温はマイナスだな。
遠くに見える山並みは鈴鹿の山々か?あんなにまだ白いよ、どうりで寒いわけだ。
名港トリトンと湾岸桑名までの伊勢湾岸自動車道、料金は1,150円でした(ちょっと高いなぁ)。

桑名から東名阪自動車道(850円)、伊勢自動車道と乗り継ぎ、「イッセーノセ、いっせーのせ」で勢和多気ICにて高速を降りる(1,150円)。
やっと、なじみの国道42号線に乗りました。


国道42号線 南へ

道の駅 おおだい 獅子岩

楽しみにしていた「サンマの押し寿司」、「道の駅 おおだい」はお休みだよ(平日ツーリングの悲しさ))。
ここで本日のお宿を確保。ツーリングマップに載っていた川湯のかじか荘に決定。平日だもの、楽らく宿も確保できます。

その先の「紀伊長島マンボウ道の駅」では念願のサンマ寿司GET(600円)、 おいしくいただきました。
お約束の獅子岩前で記念撮影、そして熊野灘を左に眺めながら南下します。 


熊野川 遡上

 新宮からR168にて熊野川沿いに川湯温泉に向かいます。
 熊野川はウオータージェット船が運行しており、上流の瀞峡への遊覧船の発着所が
 ドライブインになってます。

 ここで私の旅の旅の必需品、「ご当地絵葉書」を仕入れました。
 駐輪場に戻ると観光タクシーの運転手さんが話し掛けてきた。
 「昔乗っていたが、最近また乗りたくなってきた」そうです。

 年齢は50代半ばとみた!悪いこといわないからスクーターにしなさいって。
 やる気は有っても体がついてこないよ、大型スーパーバイク。
ここで貴重な情報をいただきました。この先の追い越し禁止区間でよく取締りをやっているそうです。ありがとう,気をつけますよ〜。

そこを出発してすぐ、前を行く軽トラック、制限速度ぴったりで走っている。
さっきの話などとっくに忘れている私、それでも強引に追い越さなかったのは、ただのんびり走りたかったから。
そしたら居ましたよ路肩に駐車するパトカー、どうやらレーダー積載車らしい。

その先の広場ではお客さんが何人かいましたね、気の毒に。危うく10年に及ぶ無事故無違反の経歴が終わるところでした。
見知らぬ土地では気をつけましょうね、特に平日は!。


本宮温泉郷 川湯温泉

 川湯温泉にやってまいりました。
 ここではいつも、川湯野営場「木魂の里」キャンプ場を利用していました。

 キャンプシーズンには大混雑のキャンプ場も今日はテント一張りのみ、寂しいものです。
 名物の千人風呂は、先週の大雨で流されて今シーズンの開設を終わったそうです。

 川湯の温泉は無色透明のアルカリ泉、この旅館組合の管理している岩風呂は清掃が行き届いて おり、
 気持ち良く入れます(千人風呂は、話題性は有るけれど、やはり汚い)。

 平日の夕方、誰も居ない岩風呂でゆっくりとくつろぎました。
 道路から丸見えなのはまったく気になりません。
 世の中自分が気にするほど他人は気にしていないものです。

 


川湯温泉民宿 「かじか荘」

 かじか荘民宿部(YHも併設)の部屋にてくつろぐ私。
 窓の外には清流大塔川のせせらぎが聞こえてきます。

 内風呂の温泉も天然100%、心まで洗い流せます。
 お食事は、刺身やアユの塩焼き、山菜鍋など、ビールを飲みながら美味しくいただきました。

 すっかり良い気分になって、温泉の心地よい疲労感に包まれながら、夜の眠りに就きました。
 この歳になるともう、こっちのほうが良いや、寒くて埃だらけのキャンプで焦げためし食うより。
 (若い頃はそれが楽しかったのになぁ)
 

 


3月11日(火) 晴れ

民宿かじか荘前にて 部屋の窓からの風景

睡眠十分で寝覚めのすっきり、朝から温泉に浸かって気分爽快、朝ご飯もうまいですね。

民宿代:   8,000円
ビール(大瓶) 650円
入湯税:    150円
消費税:    432円
******************
合計     9,232円 

さあ、今日は串本大橋を渡って紀伊の大島に行こう。


青い空と白い滝の流れ 滝全景

R168を新宮に戻る途中の滝です。
いつ通りかかっても良い滝ですね(皆さんも撮影した覚えがありませんか)。 


 熊野川に沿って走るR168号線、流れは良すぎるくらいです。
 地元ナンバーの軽トラックの飛ばすこと!
 「金持ち喧嘩せず」、お先へどうぞってなもんです。

 人間なんでも余裕がないとだめですね。
 時間のゆとり然り、お金のゆとり然り、パワーのゆとり然り。

 

    

 


 橋杭岩と紀伊の大島に架かる橋を撮ってみました。
 橋杭岩の袂に有る弘法の湯、営業は午後からのようです。

 弘法の湯って目立たないんですが、ちょっと変わっているんですよ。
 まあ、入ってみてください、面白いですから。

 

 


奇岩 橋杭岩

橋杭岩をバックに撮影 ローアングルで迫る

プロカメラマンではないので、平凡な写真しか撮れません。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」、撃ちすぎて肝心なとき玉切れで泣くことが多いです。
余っちゃって、まだ沢山撮れるのに巻き戻してしまうこともあり、世の中ままなりませんね。 

しばし橋杭岩園地の風景をお楽しみください(大画面でお見せできないのが残念です)。

上手な書ですね なんと言うお魚でしょうか? 橋杭岩に打ち寄せる波しぶき、待っていると来ない

今夜のお宿

ビジネスホテル串本

 串本の街で今夜のお宿を決めましょう。
 「本州最南端」のネーミングも誇らしげな、こちらに決めました。
 国道42号線沿を走っていて見掛けたので、飛び込んだ次第です。
 「飛び込むな ユースは急に泊まれない」 昔、北海道かどっかでこんな看板があったのを思い出す。

 荷物(と言うほどのものはないが)を降ろして、さらに身軽になって紀伊の大島に向かいます。
 身軽なのは良いんだけれど、たまに必要な荷物まで降ろしてしまい困ることがあります。

 荷物がなくなるとツーリング気分はすこし減ります。

 

  

 

 

 


くしもと大橋

 

くしもと大橋全景です。通行料金は要りません(無料)、今時何とも良心的では有りませんか。
海の中、一直線に堤防道路を作り、手前の島ではループ橋で高さ調整、大島へはアーチ橋を架けて接続します。 

ループ橋部分 アーチ橋部分

紀伊の大島

樫野崎灯台 トルコ船遭難慰霊碑 海金剛

 樫野崎には青い海をバックに水仙の花が満開でした。
 紀伊の大島では柑橘類を生産していおり、道端には無人販売のみかんなど置いてあります。

 その無人販売小屋に、コンビニ袋に入れたゴミがいくつも無残に捨ててありました。
 紀伊の大島には過去3度ほど来ていますが、こんなことは一度もなかった。
 橋ができて観光客が増えると共に、観光客の質も低下しているようです。

 日本人の公衆道徳、モラルの低下、今に始まったことでは有りませんが。
 

 


本州最南端 潮ノ岬

台風銀座 潮ノ岬沖 今回も到達証明書は買いませんでした

望楼の芝生の小高く盛り上がったところから沖を行く船舶を眺めていると、とってもリラックスできます。
岬近くを沢山の船が往来しています。もっと沖を航行すれば良いのに何でかなぁ。
新聞によるとこの日の翌日、やはり船舶同士の衝突事故が有ったようです。 

潮ノ岬タワー 望楼の芝生 もう桜が咲いていました

望楼の芝生の片隅に「デイキャンプ場」があります(宿泊するなって事か?)。
今日はママチャリキャンパー2名(1名はそこに定住しているみたいな雰囲気、生活感たっぷりでした) 。


岬の風景 灯台とCB1300SF

 日が暮れる前にホテルに戻り、串本天然温泉を楽しみます。
 どうやら宿のお隣の公衆温泉がそれらしい。
 経営が同じなのでホテルのお客さんはただで入浴できます。

 部屋のカギを宿泊証明書に、下駄をカランコロン鳴らしながら行ってみました。
 硫黄の匂い、真性温泉に間違いなし、循環でもありません。
 派手な作りもなく、温泉で勝負!そんな串本温泉でした。

 今夜は、昨日サボってしまった葉書製作作業が忙しくて出歩く暇なし。
 10枚書き終えてビール飲んでベッドに横になったら、いつのまにか寝てしまった。

 


3月12日(水) 晴れ

ホテルの朝食サービス、和食か洋食を選べます(両方食べても問題なさそうでしたが)。
カッコ良く言えばバイキング方式なのですが、ただテーブルの上に雑然と並べられた漬物や味噌汁やご飯、パン。

給仕のおばちゃんが「あれがうまい、これがうまい」などといろいろ薦めてくれる。
朝から3杯めし食って、これでまた元気一杯、また太るな(ワカメの味噌汁は美味しかった、イワシハンバーグもね)。
ビジネスホテル串本、1泊朝食サービス天然温泉付きで6,000円でした(また来るからね)。

さて今日は「日本のエアーズロック」、古座川の1枚岩を見に行こう。

でかいです、広角(28mm)でも入りきらない、まさに日本のエアーズロック!(本当に1枚岩なの?)。
前の河原はキャンプもできるみたい(1泊1,000円だって!ふざけんなバカ)

岩の表面は小さな凹みででこぼこしています(きっと観光客が河原の石をぶつけたに違いない)。
立派なレストハウスも建って、昔から比べたらずいぶんと垢抜けていますね。


シーサイドツーリング

山の中はほんと、道が狭いのですがここもバイパス手術が進んでいました。周参見街道では時間かかりすぎるので
矢鱈坂を降りて「ねぶか」にでました(名前のごとく、やたら坂だったな〜)。
ここからまた快適な舗装路、白浜まで行こう。

白浜遠望 三段壁 千畳敷

日本有数の保養地「南紀白浜」が見えてきました。 南向き斜面に林立する白い建物群、地中海クレタ島の風景を連想させてくれます(行ったこともないのに)。
休日は人ゴミだらけの白浜名所、平日は閑散としています。これなら行く気にもなりますね、懐かしき千畳敷。高校生の頃、ハスラー125で来たなぁ。

あれからもう20数年、波風に洗われた千畳敷は気のせいか角が取れて滑らかに、そして私もカドがとれて円満な体格と性格になりました。
楽しみにしていたお気に入りの「崎の湯」、木曜のお昼時は清掃の時間だって。1時間以上待つのも嫌なので次の機会にまた来よう。


古の道 熊野古道

道の駅 大塔 道の駅 熊野古道中辺路 いにしえの道 熊野古道

その昔、蟻の熊野詣とうたわれた庶民の信仰と娯楽の道「熊野古道」
「伊勢に七度、熊野に三度、どちら欠けても片参り」それほどあらゆる階層の人々に愛された熊野詣。
道中にはいまだ多くの旧跡が残り、現在の人々の心を癒してくれます。

三体月    : 十丈王子から急な坂道を上り、標高782mの悪四郎山を越えた上多和。 ここでは旧暦の11月23日の夜、
          月が3つに見えると云う伝説があるそうです。 今でもその日になると、観月会が開かれているそうです。

野中の清水 : 歌人斎藤茂吉もこの水に魅了されてこう歌を詠んでいます。
          「いにしへの すめらみかども中辺路を 越えたまいたり のこる真清水」

いつかは私も熊野古道を歩いてみたいと思います。なぜか心惹かれるものを感じるんですよ。

今は見ず知らずの若者たちがインターネットを通じて共同自殺する世の中。
自殺する前に一度、ここを歩いてから死んでみたらいかが?
なにか現代の人たちがなくしてしまったもの、そんなものが見えてくるかもしれません。

でも私の好きな熊野古道が自殺の名所になっても困るな(やっぱり来ないでね)。


日本一の大鳥居 熊野本宮大社参道 写真撮影はここまで。内部はだめなのよ

以前の社があった「大斎原」には、巨大な鳥居が建立されています。
建立の目的を簡単に言うと、「今の乱れた世に活を入れるため」だそうです(違ったかな?)。
大艦巨砲主義がいまだ蔓延している土地柄なのか、和歌山県。

また増水で流されぬよう、小高い山の上に現在の社は建てられました。
階段を上って行くとだんだん厳かな気分になります。
現代の本宮大社、桧皮葺の屋根がいかにも威厳を感じさせます。


道の駅「大塔」で昼食にしました。
カツ丼を頼んだら「カツが無い」そうです。
仕方ない、それじゃ親子丼ニしよう(これも平日の悲話)。

紀伊のガイドブックがあったので、本日のお宿を検討、日本最古の湯「湯の峯温泉」にしようと思います。
旅館「あづまや」は湯の峯温泉でも最大規模の老舗、でも「お一人様だと20,000円近くになります」だって。
民宿「あづまや荘」もあって、こちらは「8,000円と、お安くなっております」「旅館の方の温泉もご利用になれます」決めたよ。

旅館「あづまや」 民宿「あづまや荘」

民宿に入り、ご主人自慢の温泉に浸かります。「これから湯加減を見てきますから」って、先ににやっとけよ。
「43度、ちょうど良い湯加減ですね」って言われて入ったら熱過ぎなんだよ。

どうやら源泉がどんどん流れてくるので、すぐに熱くなってしまうみたい。
せっかくの天然温泉(重曹硫化水素泉 緊張性低張高温泉)、水以外で温度を調節する仕掛けが必要ですね。 

旅館の内風呂 旅館の露天風呂

民宿の浴衣に着替えて、下駄履きで温泉街(と言っても何も無いが)を一巡り。
帰りに旅館「あづまや」の温泉にも入ってみました。

露天風呂はちょうど良い湯加減、誰もいなくて貸切り状態でした。
そんなに広くないけれど、大岩や松の木など、風情を凝らしています。
でもすぐ下は道路なんだよね、車の音でせっかくの演出も効果半減です。

総ヒノキ作りの内風呂も入ってみたけど、こっちは民宿「あづまや荘」の風呂より熱かった。
先客2名、怒っていましたよ。そのうち旅館の人が湯加減を見に入ってきて「熱いですか?」だって。
あーあ、これも平日で客が少ないゆえの悲劇。

夕方6時からお食事が食べられます。
温泉のはしごですっかりお腹が空きました。

広間では4グループ+2名のお客さん。
今日はビールも中ビンなので2本頼みました。

皆さんの雑談を聞きながら黙ってがんがん呑む私、斜め前のおじさんは黙って冷酒を飲んでいた。
そのうちほろ酔い加減になってくると、「冷酒」おじさんが「まあ一杯」と新しいショットグラスを私に差し出す。
遠慮無くいただいて世間話が始まった(ここから話が長くなるので割愛)。

今夜も夜なべ仕事で葉書を10枚製作、そして真夜中の温泉に浸かって終了でした。


3月13日(木) 晴れ

湯峯薬師と公衆浴場 温泉街と湯筒 つぼ湯外観

朝の散歩がてら、「つぼ湯」に入ってみました(6時からやっています)。
公衆浴場の番台で260円払って順番札を貰って入ります(3番だった)。

「30分くらいで出てくれ」って、平日のこんな朝から客なんか来ないよ。
番台には「つぼ湯」の建物の出入り口を監視するカメラのモニターがあった。
もしかして建物の中にも隠しカメラがあるかも。


 小栗判官蘇生の湯 「つぼ湯」
 泉質:重曹硫化水素泉
 泉温:91℃
 効能:神経痛、リウマチ、糖尿病、皮膚病、胃腸病、婦人科疾患等

 伝説:応永30年頃、常陸国小栗判官は、相模国横山一門に毒酒を盛られて殺される。
     地獄に落ちた小栗判官は閻魔大王の計らいで、この世に餓鬼阿弥の姿で戻される。

     これを哀れんだ藤沢の上人は、小栗判官と照手姫を熊野へ旅立たせる。
     熊野の湯の峯温泉にたどり着き「つぼ湯」に入湯した小栗判官は、薬湯の効あって、
     たちまちにして元の勇者によみがえったそうな。 

  

 

湯壷は大人二人で入ってちょうどくらいの大きさです。
つぼの深さは1mは無い、バスタブみたいになっていますね。
玉砂利を敷いた壷の底からは、温泉がどんどん沸いてきます。

温度調節は、画面中央浴槽の壁に水道のボールバルブが突き出していて、勢い良く水が出ます。
こんな感じで監視されていたらやだな〜。


宿に戻り朝食を食べて出発です。
昨日の「冷酒おじさん」、別れ際に「商売もんで悪いけど」と言って、こんなものをひと箱くれました。
和菓子屋を経営してるって言ってたけど本当だったのね(社長、またちょうだい!)。


清流と濁流の出会い 十津川、熊野川、新宮川

 

 さあ、今日は山越えで熊野に出よう、そして伊勢志摩めぐりで鳥羽あたりで伊勢うどん、計画は万全です。
 十津川温泉の先でR168からR425へ進みます。とたんに道は狭くなり、山また山、ぐんぐん高度を稼いでいく。

 谷底には名も知らぬ川の清流がとうとうと流れています。
 ほんと、水が綺麗ですね、紀伊半島の川(一部、変な川もありますが)。

 

 

 

 


 途中、瀞峡に行く分岐、「葛川トンネル」に入りると、 いきなりリアタイヤがずるりと滑った。
 路面が黒いと思ったら凍っていました(おもわず冷汗タラーリ)。

 その先を注意深く進むと、なんと道路の中央がこんもりと盛り上がって全面結氷。
 これでは転倒間違い無し、あっさり引き下がりました(まだ買ったばかりなんだから)。

 さてどうしよう、R42に抜けるもう一本の道には「白谷トンネル」が待ち構えている。
 標高といい、険しさといい、あっちは数段やばいのです(過去に通過経験あり)。

 引き返す勇気!十津川に戻りました。

 


 来た道を戻るのは嫌なもの、いいやもう、帰ろう。
 行者環林道っていう手も有るのですが、この時期は通行止めで落石ゴロゴロ。
 頂上トンネルもスケート場状態間違い無し(こちらも同時期、過去に通過経験有り)。

 トンネル内氷結事件ですっかり意気消沈した私、R168で五条に向かうことにした。

 谷瀬のつり橋も久しぶりです。
 ここもバイパスができていて橋の袂は交通量減少、安全です。
 
 レストハウスでカレーを食べたかったのに、「本日のメニューは麺類のみです」の張り紙。
 平日の悲劇はまだ続きます(仕方なくカレーうどんを食べました)。
 


R168の風景は、四国の祖谷渓にも似て谷が深いです。
やっと五条、大和高田、そして天理(R24号線って混むな〜)。

天理市の町並みは懐かしいです。
その昔、高校の同級生のN君と奈良京都ツーリングに来た際、泊まるところを探していたところ、
信者の方が助けてくれて天理教の母屋に泊めていただきました。

翌日、朝のお勤めにご一緒させていただきましたが、そりゃーもーすごいものでしたよ。
その後「天理教って何?」と思い調べました。
教祖「中山みき」さんは何らかの力を持っていたようですね。


話はそれましたが、これまた久しぶりの名阪国道(相変わらず飛ばしています、一般道なのに)から東名阪自動車道、そして東名高速で帰ります。
名古屋辺りで日が暮れてますます寒くなりました。夜の東名高速、キチガイトラックに煽られながら(かんべんしてくれ〜)慣らし運転は続きます。

静岡辺りから路面が濡れてきました。足柄SAに着いたら夜霧よ今夜もありがとう、寒いです。
路面凍結にひやひやしながら箱根の山を下り、東名川崎で下車、日付が変わった頃家に着きました。


あとがき

新車のインプレッションを書くつもりでしたが、ご覧のとおり何もありません。
結局ツーリングって言うのは旅することであって、バイクなんてある程度の性能があれば何でもOKさ。
普段乗っていても、あまり気にしていませんから、こまかいこと(何馬力あるかも知らない)。
私がでかいバイクに乗るのは、ただの見栄張り、それだけです。


旅のデータ
日数 全走行距離 宿泊費
(民宿2泊、ビジホ1泊、友人宅1泊)
交通費 飲食費・その他 お土産 総計
ガソリン 有料道
4泊5日 1,600km 25,000円 9,753円 15,450円 12,000円 1,000円 51,203円

第14回紀伊半島ツーリング お終い

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