第6回奄美大島ツーリング (前編)

全期間  :2003年4月26日〜5月6日
バイク   :HONDA CB1300SF


昨年9月から交代勤務に入ったため、土日・休日とは無縁の生活パターンになりました。
そのため正月の「年越し南の島ツーリング」も無く、ひたすら会社で夜も昼も泥や埃にまみれていました。

「こんな人生つまらんなー」と思っていたら、4月から会社が合併して社名が変わると共に
勤務体制も変わって、運良く?交代勤務脱出!

これはもう行くしかないでしょうGWの旅。
有給休暇なんか有り余っていますから、連休の谷間を全部埋めて11連休にしたよ。

今年の3月に納車されたCB1300SF、3月には紀伊半島の旅をこなし積算2000kmをすこし越えたところ。
島旅には無用のパワーですが、今はこれしかない。

先日はホテルや民宿を使った荷物の少ない旅でしたが、今度はキャンプ道具フル装備の旅です。
積載性、走行性など、野宿ツーリング使用度をチェックしてみよう。


4月26日(土) 晴れ

川崎港 マリンエキスプレス 展望ラウンジにて

予定では昨日の晩のフェリーで旅立つ予定でしたが、仕事の都合で急遽変更、今日の便になりました。
昨日は出勤だし、雨だったし、荷造りも全然やってなかったので無理が有りました。

今日はすっかり良い天気、荷物を積んでると暑くて参った。
でも、これにだまされて薄着で旅に出ると、急に冷え込んだりして。
九州では山越えルートも有るので、防寒対策は忘れずに。

フェリーターミナルまでの距離はは20kmくらい、すぐです。
2年ぶりのマリンエキスプレス、なんか運賃高いぞ!大型バイク+2等寝台Cで32,700円くらい。
これをYAMAHAの会員割引(20%)で26,620円までディスカウント。
2年前から比べると5,000円は上がっています。

19時20分頃乗船、バイクは100台近く居たよ。
展望ラウンジへ直行していつもの席を確保、今回は知り合いには逢わなかったので、一人ビールを飲む。
相変わらず高いね!500mlで450円だもの、アサヒスーパードライ。

今回の旅の友第1号は「大和市の黒田さん」です。
KAWASAKI KSR80で九州を小分けに回っているそうです。
髭面の風貌はいかにも野宿ツーリングライダーでした。
マリンエキスプレスの割引情報や、フェリー内でのビールの安い買い方など、貴重な情報をいただきました。

黒田氏と談笑していると、隣に通勤サラリーマンスタイルの方がいらっしゃった。
しばらく我等の話を黙って聞いていた?が「これなら話の輪に入れる」と意を決して(オーバーな)
話し掛けてくれたのが「不動産屋の轟さん」。

轟さんは登山家で、深田久弥の日本100名山を踏破してきて、もうすぐ90峰を越えるとのことです。
山行きの足は普段4駆だそうですが、今回は急に思い立ってHONDAのカブにしてみたそうです。
さすがにいくつもの山を越えてきただけあって、何にしても「用意周到」な方でした。
そして私は、いつも行き当たりバッタリの気まぐれツーリングライダーさ。


4月27日(日) 晴れ

桂浜と浦戸大橋 新高知港

お昼頃、四国の桂浜横にできた新高知港に寄港しました。
新高知港は、ご覧のとおり殺風景なものでした。
一体何人の客が利用すると言うのか?ここに寄港するために川崎−日向間は、従来より2時間は余計に時間がかかります。

昨年のGW四国ツーリングの際、桂浜でどっぷりと旅情に浸っていたことが思い出されます。
今日は、あの時と違って、すばらしい天気でした。
そういえば「五月晴れ」って言う言葉がありますが、あれは梅雨の時期に現れる好天のことを云うらしいですね。

昔、高知行きのフェリーは、あの浦戸大橋をくぐって浦戸湾奥深くの高知港に着岸したものでした。
浦戸大橋の袂、種崎千松公園でもキャンプした想い出があります。


高知を後に 九州に沈む夕日

さて今夜19時半日向着、明日は鹿児島からまたフェリーに乗らねばなりません。
テントを張るのも面倒なので、日向のホテルをどこか予約しておこう。

フロントで日向の観光パンフレットをもらい「日向第一ホテル」を船舶電話で予約しました。
心配の種は早めにつぶしておくと、旅も安心して楽しめますから。


日向港に降り立ったのが20時過ぎでした。
港付近の道路やホテルの位置は大体判りますので真っ暗な夜道をホテル目指して直行です。

日向第一ホテル:シングル5,500円、朝食840円
九州には第一ホテルチェーンがあるようですね。
昨年四国ではスーパーホテルチェーンにお世話になりました。

ホテルにチェックインしてシャワーを浴びて夜の街を散策、「魚均」と言う居酒屋に入りました。
日向地鶏のたたきなどをつまみに、地元の焼酎をグイグイのみました。
隣に座ったおじさんは「カイロプラクチス」の先生らしい。
「日本で只ひとつの○○の整った整体医院で、どんな難病でも治す」なんかすごい整体師らしい。
しばらく「自慢話」を聞いてあげていると、カイロ先生が「俺のおごりで次の店に行こう」などと言い出す。

悪い人には見えないし、お金持ちらしいし、断るのも悪いのでのこのこと後をついて行く。
次の店は「瀬川栄子」似のママさんの経営するスナック。
「只酒だし、思いっきりカラオケでも歌って披露するか」と思ったら、しばらくしてカイロ先生の携帯電話に着信音。
今日は統一地方選の投票日で、カイロ先生は選挙の祝勝会で「事務所」に行くことになった。

私も一緒に店を出て、そこでカイロ先生とお別れ、後はホテルに帰って爆睡でした(本場の焼酎は効くな〜)。


4月28日(月) 晴れ

 ホテルでたっぷり朝食を食べて、ゆっくり出発。
 手袋が暑いので、コンビニですべり止めつき軍手購入。
 これが結構しっくり来て快適でした。
 (この軍手には旅の最後までお世話になりました)

 フェリーの中でGETしたフェリー割引情報により、宮崎物産館のポイントカードを作りに行く。
 運悪く月曜日は休館日でした。仕方ない、帰りにまた寄ろう。

 宮崎市の県庁通りの並木道は新緑が鮮やかでした。
 宮崎からは九州自動車道で一気に鹿児島へ。


鹿児島新港 大島運輸

鹿児島も暑かった。珍しく噴煙が上がっていない櫻島です。
市内のコンビニで船内での食料購入、そしてガソリン給油(島のガソリンは高いからすこしでも安く)、リッター106円でした。
鹿児島新港に行ってフェリーの乗船手続きを済ませる。

大島運輸 : 鹿児島−名瀬 2等洋室7,800円、大型バイク3,750円 合計11,550円なり。
各種割引が効かないのがネックです、大島運輸。
マリックスラインなんか、人もバイクも3割引さ!YESS会員なら。
でも今日は大島運輸の船、まいっか。


 鹿児島新港フェリーターミナルでネット仲間のノモさんと合流。
 直接会ってお話するのは初めてですが気さくな関西人です。
 HONDAのアフリカTWINに乗っていらっしゃる。
 
 ラウンジでお酒を飲みながら歓談。
 ノモさんは、GW前半は「沖永良部島で仲間が待っている」そうです。
 それから、あまりお酒は飲まないそうです、それが良いよ健康のためにも。
 後半に奄美でお会いしましょうね!さすらいのモバイラー「ノモさん」でした。
 


4月29日(火) 晴れたり曇ったり

 朝4時半頃、奄美大島名瀬港に入港。
 眠いです、まだ暗いもの、外は。

 沖縄に行くバイクも名瀬で下りるバイクも一緒の場所に停めたから、
 バイクが降ろせるか心配でしたが何の事は無い、ガラガラさフェリー。

 まずは小浜キャンプ場に直行、駐車場にはバイクが6台ほど駐輪していました。
 いつもの管理棟軒下にテントを張って一安心。
まだ皆さん寝ていらっしゃるのでテント設営にも気を使います(ハンマーでぺグなど、とても打てません)。
自分がいろいろと嫌な思いをしてきた分、人の迷惑もよく分かります。

そのうち先に来ていた奄美の常連「ダイモンちゃん」が起きてきた。
久しぶり!直接会うのは2年ぶりだね。ネット上ではよく言葉を交わしていますが。


 さて、テントを張って身軽になったところで、島内を軽く走ってこよう!と勇んで出かけましたが行く手をさえぎる暗雲。
 そのうちポツリポツリと降ってきました(カッパも持っていなかったので引き返すことにした)。

 ここで重大なミスに気がついた!
 デジカメのメモリ残量表示がやけに少ない?まだいくらも撮っていないのに??。
 開けてびっくり!メモリースティックは4MBのやつだった(これじゃ20枚も撮ったら終わりだよ)。

 仕方なく、ケーズデンキ名瀬パワフル館にて64MBの青メモ(4,700円)を1枚買いました。
これで250枚以上撮影可能となった(標準サイズで)。


今夜のおつまみ? キャンプ初日

 キャンプ場に戻ったら良い天気、管理人さんにご挨拶したり、朝早かったんで昼寝したり。
 夕方、漁から帰ってきた顔見知りのおじいちゃんが「小さいのしかおらんかった」とサザエや巻貝をくれた。
 中華鍋に海水を汲んできて、もらった貝を入れておく。

管理棟軒下テント

屋久島バーナーと奄美ケトル

 奄美初日の夕日です。
 キャンプ場のアダンの実を逆光でストロボをたいて撮ってみました。

 そんなとき、熊本のナカピョン登場。
 今回は始めに、カケロマ島の先にある請島に行ってきたそうです。
 2年ぶりのご挨拶もそこそこに夕日の撮影が忙しい私でした。

  

 


黒糖焼酎お湯割 再会の夜

夜はタイヨーで買ってきた刺身や惣菜を肴に黒糖焼酎をたくさんいただきました。
いつのまにか静岡の石塚氏も登場!夜の酒宴は久しぶり(2年ぶり)の再会で夜遅くまで続きました。
明日の晩はタクシーで名瀬の街に繰り出して、島歌でも聴きながら一杯やろう!と意気投合。

おじいちゃんにもらった巻貝はどうなったかって?
鍋の中で一生懸命生きている貝さんを見たら、とても焼いて食おうなんてできません。
皆夜海に返してあげました(貝の恩返しを期待しよう)。


4月30日(水) 雨のち曇り

朝から雨模様です。
こんな日でも、朝からテントを撤収してヤドリ浜方面に行く元気な方もいらっしゃいました。
管理棟の軒先で雨音を聞きながら雨に濡れた新緑を鑑賞していました。
雨が上がったら、「ひさ倉」に鶏飯を食べに行こう。

ナカピョンを誘って片道20km、バイクをぶっ飛ばして行った「ひさ倉」は臨時休業でした。
残念、また次の機会を狙おう。

名瀬の街に戻って去年行った食堂で食べたよ鶏飯。
名瀬の街は、いたる所で工事をやっていて走りにくかった。

今夜の下見に屋仁川通り(名瀬最大の歓楽街)を見てみたがそれらしい看板も見当たらない。
まあいいや、別に無くても、「島歌を聴きながら呑める店」。


 キャンプ場の管理人さんに聞いてみたら、「かずみ」か「吟亭」辺りがいいかもしれないって。
 キャンプ場で軽く呑んで、18時頃、石塚氏が携帯で予約を入れてみる。

 「かずみ」は満員だって!吟亭はOK!タクシーを呼んで私とナカピョンと石塚氏とダイモンちゃんの4人で出かける。
 キャンプ場から駐車場への通路は、大潮の満潮で大波がざぶざぶ、波の合間を縫ってダッシュ(大げさです)。

 吟亭は、奄美の歌者「松山美恵子さん」が経営するお食事処です。
 名瀬市街まではタクシー代2,000円弱、お店に着いた頃、ちょうどライブが始まるところでした。
 軽くおつまみが出てお酒も一杯込みの2,000円コースをお願いしました。
座敷に舞台がセッティングされており、三味線の師匠と松山さんの熱唱に聞き入る。

呑みながら手拍子して歌を聴いて、うん、なかなかいいね。
「それでは皆さん、ご起立願います」なんだ何だ?何が始まるんだい?
お店のお姉さん達が客の間に立ち「それでは皆さん、従業員に合わせて踊ってください」マジかい。
沖縄の皆さんがよく踊っているあの仕草にも似た手振り足振り、見よう見真似で踊ったよ。

「お客さん手つきがいいですね〜」当たり前じゃ、わしは沖縄剛柔流2段の腕前ぞ。
踊りは同じパターンの繰り返しですっかり覚えてしまった。
しかし手拍子は難しい、太鼓を打つお姉さんの手元を見ながら外さぬように(冷汗)。
フェイントをかけられたらひとたまりもないね(笑)。

こうしてたっぷり島歌を楽しんだ後、黒糖焼酎とおいしい料理をいただいた。
しかしダイモンちゃんは体調が悪いみたい。辛そうなので早々と引き上げることにした。
タクシーでキャンプ場に戻ると近所のキャンパー達が集まってきてまたまた宴会開始。
奄美二日目の夜は更けて行きました。


第6回奄美大島ツーリング (後編へ続く)