草千里’83

1983年8月31日〜9月7日
KAWASAKI W1

たまには九州、それも良いか?北海道も捨てがたいが久しぶりに九州もいいかな、2回目の九州。


1983年8月31日
時代は「冷戦」の真っ只中、大韓航空の民間航空機がサハリン沖で撃墜されたのがこの日でした。
フェリーのTVのニュースに釘付けの私達でした。それにしてもひどい事するよな、ソヴィエト社会主義共和国連邦。

閑話休題
川崎−日向、この頃の2等+750cc未満のフェリー代金が23,500円、現在(2003年)は27,500円となっております。
会社の先輩「W沢」氏や、2等船室で意気投合した皆さんと夜遅くまで呑んだ、そんな旅のひとこまです。


DUCATI900SSは会社の先輩「W沢さん」です。初めの3日間は一緒に走りましたが、その後別行動となりました。

9月1日
夕方日向細島港入港、九州初日は高千穂近くの民宿「上原」に泊まってしまいました。フェリーで一緒だった熊本県健軍町のTX650氏、方向が同じなので
一緒に走っていたらバイクが壊れた。熊本のバイク屋さんが引き取りに来るまで民宿で一緒に呑んでました。

 9月2日
 翌日は朝から雨、高千穂峡に立ち寄りました。
 神話の故郷、天の岩戸神社などもあります。

 高森峠を越えて高森の町でトランジスターラジオ購入、大韓航空機の続報が聞きたかった。
 雨の阿蘇登山道路を草千里へ行く。晴れていれば最高なんだろうなぁ、などと思いながら無情の雨を恨む。
 それにしてもカッパ着ていると蒸し暑くてたまりません、九州。

 坊中線をくだり、「やまなみハイウェイ」の長者原でキャンプしました。
 雨上がりの夜空は蒸し暑い、蚊が多い、不快指数100%です。
   

 


9月3日 

長者原の野営地を出発して「やまなみハイウェイ」を走りました。
今日は晴れ模様、心が弾みます。

大宰府天満宮に詣でる。
あの「飛び梅」も見てきました。
さだまさしの「とびうめ」を口ずさみながら。
晴れると暑いです、9月の福岡県。 

その後、海の中道、志賀島などを走って海の中道脇砂洲でキャンプでした。
夜中、地元の走り屋の皆さんが大挙して走っていて、大変にぎやかでした。

海ノ中道から見た玄海灘に沈む夕日です。


9月4日
DUCATIの先輩と呼子で別れて再度草千里を目指すべく熊本へ向かいます。
熊本では、駅前で安宿(1泊2食付き5,600円)のキャッチセールスにつかまり、怪しい4畳半一間の古宿に泊まりました。

この宿のアルバイトの厚化粧おばさん?かなりやばかった。
部屋に入って来るなり、お茶など入れながら、「夜一緒に呑みに行こう」とか「あんた かわいいねぇ、抱いてもいいのよ」
などと、やたら誘いをかけてくる。でも「おばさん」は趣味じゃないので、「あっ、これから街を観光して来ますね!」と言って逃げた。
宿に戻って、あの厚化粧おばさんに夜中に襲われないよう、厳重に施錠して眠る(笑)。


9月5日 
ヤバイ宿を後にして、ミルクロードへ向かう。
今日は良い天気だ、やはりツーリングはこうでなくっちゃ。

大観峯からは、阿蘇のカルデラ地形がよく眺められた。
麓には「天下一家の会」のピラミッドもよく見える。

W1も快調だ、阿蘇のやまなみにW1サウンドを思いきり響かせながら爽快に走る。
先日の雨の日とはまったく違って快適そのもの、やはり戻ってきてよかった阿蘇。 

草千里’83、これでまた思い出に残る旅がひとつ増えた。昭和58年、24歳晩夏の想い出。 

草千里をバックに自慢のW1を激写!暑いです。
タンクバックをタンクの上に置かないのは、タンクキャップの通気孔をふさいじゃうとガソリンが行かなくなる(タンク内が負圧になる)から。
コンチネンタルハンドルにAGVヘルメット、コンペシールド。なかなか良いでしょ、皆さん。

あれ、この日はどこで泊まったんだっけ?忘れてしまった。この日のことはメモ帳にも書いてないんですよ、おかしいなぁ。 

9月6日
当時は、日向細島港のフェリーターミナルはお土産屋さんなどで賑わっていました。

2003年5月に訪れたときにはお土産屋さんなど1軒も無く、1階も2階もガラ―ンとしていましたね。
私にとってそれはすごく寂しい感じでした、かつての賑わいを知る者として。

この看板も幾度掛けかえられたことか。
日本カーフェリー、シーコム、マリンエキスプレス、さて次は何だろう?

このフェリーターミナルは高校生の頃からツーリングに利用してきただけに想い出も多く、
もうここで「ザボンの砂糖漬け」は買えないのかと思うと残念でたまりませんでした。

夏の九州は暑い!これに懲りて以後2度と暑い時期に九州に行くことはありませんでした。
やっぱ夏は北海道、定説です。

9月7日
フェリーで川崎に帰りつきました。


草千里’83 お終い