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「スヴァルバル諸島」のアクセスは上記のHPからできます。


スヴァルバル諸島


北極海にあるスヴァルバル諸島(Svarbard⇒スヴァルバルドとは読みません。最後のdは発音しません)はスピツバルゲン(Spitsbergen)、カールス フォラン王子(Prins Karls Forland)、ノールアウストラン(Nordaustland)、エドゲオイヤ/エドゲ島(Edgeøya)、バーレンツオイヤ/バーレンツ島(Barentsøya)、コング カールスラン/カール王の領土?(Kong Karlsland)、クヴァイトオイヤ/オヒョウ島?(Kvitøya)などの諸島からなり、 、北緯74〜81度、東経10〜35度に位置しています。
そう言われても、ピンとこないかもしれません。
どんなに北かというと北極点までわずかに1、287kmしかありません。
そう、歩いて行ける距離、、、、、ではありませんが。
途中、風邪を引き、おまけに白熊に襲われるかもしれません。
面積は6万2、050k屬覇本の1/6の大きさですが、全土の60%以上が氷河で覆われています。

歴史
スヴァルバル諸島の歴史はユニークです。
1920年2月9日に14ヶ国によりスヴァルバル条約が締結されました。
1925年より条約が施行され、ノルウェーの領土になりました。
オーストラリア、カナダ、デンマーク、フランス、インド、イタリア、日本、オランダ、ニュージランド、ノルウェー、南アフリカ、スウェーデン、イギリス、アメリカ。

その後、ベルギー(1925)、モナコ(1925)、スイス(1925)、中国(1925)、ルーマニア(1925)、フィンランド(1925)、サウジアラビア(1925)、エジプト(1925)、ブルガリア(1925)、ギリシャ(1925)、 スペイン(1925)、ドイツ(1925)、アフガニスタン(1925)、ドミニカ(1927)、アルゼンチン(1927)、ポルトガル(1927)、ハンガリー(1927)、ヴェネズエラ(1928)、チリ(1928)、オーストリア(1930)、エストニア(1930)、アルバニア(1930)、ポーランド(1931)、ロシア(1935)、アイスランド(1994)、チエコ(2006)
2006年現在、40ヶ国

ノルウェーを含めて軍事基地を持たない条件で条約加盟国に対して諸島を自由に開放しています。
約30ヶ国の人々がロングイャービイエンに住んでいます。
バーレンツブルグにはロシア人が住み、ホルンスンにはポーランド人が住んでいます。
それ以外の居住地はスヴェアグルヴァ、ニイオーレスンがあります。
これらの、居住地は道路によって結ばれていません。
船、飛行機、ヘリコプターを使うしかありません。
地図を見る限り隣の村まで徒歩も可能でしょうが、それでは隣村訪問というより白熊と格闘しながらの冒険旅行になってしまうでしょう。

居住地
ロングイヤービイエン(Longyearbyen)
北緯78度12分、東経15度40分。人口2、080人。
スヴァルバル諸島の中心地で、最も人口が多い町です。
町の名前の由来は, 1906年、アトランテイック・コーラル社のアメリカ人、ジョイン・M・ロングイヤービ(Jojn.M.Longyear)が、進出したところです。
Byenはノルウェー語で町を意味します。
彼の石碑は教会近くにあり、その横には鐘が吊るされています。
靴を脱ぐ
ノルウェーの一般家庭では靴を脱ぐのが普通ですが、商店をのぞいてロングイヤービエンでは公の立て物、学校、大学、博物館、ホテル、一般の会社では玄関で靴を脱がなければなりません。
もともと石炭の町として栄え、当時は80%の住民が何らかの形で鉱山関係の仕事に従事していました。
人々の靴は作業でひどく汚れていたために、靴を脱ぐようになったそうです。
今も鉱山があり、多くの人が働いていますが、街中に来る人は、皆、小奇麗な格好をしていて、靴を脱いで建物の中に入る必要は全くありません。
しかし、靴を脱ぐのも,この町の伝統ということで、それが未だに続いています。
私は、2010年2月に町に行きました。
雪の上を歩く靴は泥などついていません。
靴を脱がなくても建物の中は汚れません。
春先は雪が解け、靴が汚れることがありますが、年中靴を脱ぐというのは、どうも納得できません。
というより、面倒です。


イスフィヨルド ラジオ(Isfjord Radio)


バーレンツブルグ(Barentsuburg)
人口400人。
ロシアの自治区。
炭鉱の村。
ロングイヤービイエンより、南西に52km行ったところにある村ですが、道路がありません。
夏は船で行けますが、冬はスノーモービル/スノースクーターで南回りで約60km、2、5〜3時間で行けます。
ただ、素人では行くのは無理で、地形、天気の変化に熟知するローカルガイドと一緒に行かなければ、かなりの確率で遭難すると思います。
さらに白熊用にライフル銃の携帯が義務ずけられています。 
以前は人口が多かったのですが、2010年3月11日に、ロシア人のガイドの話ですと、400人しかいません。
学校と幼稚園児全部合わせて、27人です。幼稚園児が11人。
昔は100人近い子供たちがいたそうです。
町の中は、四角いアパートがいくつかあり、その壁にはプロパンだの絵が描かれていました。
急にタイマシンで過去に戻ったようです。


スヴェアグルヴァ(Sveagruva)
人口210人。
ノルウェー人の居住地で、主に炭鉱の仕事に従事しています。


ニイオ−レスン(Ny−Ålesund)
北緯62度28分、人口4万人のオーレスンにニイつまりニューがついた名前の村。
夏は人口80〜100人、冬は20人ほどで人口が変わります。
村というより国際研究センターです。
アクセスはロングイヤービーエンより週に数回プロペラ機が出ています。
飛行時間は約30分。ニイオーレスン着陸後15分後にロングイヤーオーレスンに引き返します。
2006年2月に日本のクイズ番組で世界最北の地に住む人の取材に行くはずが、研究者が住む村にふさわしくない番組という理由で撮影許可が下りませんでした。

最近の番組はくだらな過ぎます。
当然ですね。

ホルンスン(Hornsund)
人口8人。
ポーランド人の研究者が住んでいます。


ホペン(Hopen)
北緯76度47分21秒。東経23度46分30秒。
スバルバル諸島の南東にある長さ33km、幅1、5km〜2kmの小さい島。
気象観測所があります。
1613年のイギリス人の捕鯨船の船長トーマス マルマドゥケ(Thomas Marmaduke)が発見。
船名ホペウエル(Hopewell)を島名として命名しました。
現在はホペンといいます。

ビィヨーンオイヤ/ビィヨーン島(Bjørnøya)
北緯74度30分。東経18度5分。
スヴァルバル諸島とノルウェー本土の中間にある小さい島。
気象観測所があります。

白熊
ノルウェー語では、Isbjørn、氷熊といいます。
英語ではPolar Bear、極地熊といいます。
日本語のように、熊が白いので白熊というのは分かりやすいのですが、 熊が黒くても、黒熊とはいわず、月の輪熊、ヒ熊というのなぜでしょうか。
多分、白熊の認知が遅く、とりあえず熊が白いので白熊となずけたのでしょう。
もしも青い熊がいれば、青熊というのでしょう。
これは冗談。。。。
まあ、そんなことはスヴァルバル諸島の白熊クンにはあまり関係がないことですね。

スヴァルバル諸島には3、000頭前後の白熊が生息しているらしいですが、詳しい数は分かりません。
オスの白熊で大きいのは800Kg近くまであります。
メスは300kg程度です。
寿命は25才。
エサはアザラシですが、年間50〜70頭必要です。
それ以外にも白鯨、鳥、死肉、そして食べる物がない時は苔、海藻、植物なども食べます。
遠くから見る限り、縫いぐるみのようで可愛いです。 が、残念ながらコワラとは違い、かなり凶暴でどこかで偶然対面して、死んだふりをしても助かる見込みはまずありません。
ロングイヤービイエンに10年近く住んでいる人々の話では、「あそこに白クマが歩いていた、ここでも白熊が出た」とビックリするような事を平気で言います。
白熊は空腹か病気になった時に、町の近くまで来るそうです。
役所、地方政府の説明では「街中、街の周辺では白熊を見ることがない」。と云いますが、どうも納得できない説明です。
「居住地から出る時は銃を携帯するように」と、地元の観光案内のパンフレットに書かれています。
普段、銃など触ったことのない日本人には、まず射撃の練習から始めなくてはならず、何だか面倒ですね。


つづく・・・