ナポリのコーヒーは濃い

初めてBarに入った時には、私はとてもワクワクしていた。イタリア人の友達が「ナポリのコーヒーは美味いんだ。日本のコーヒーなんて水みたいさ」と言われ続けていたから、どんなに濃いコーヒーが飲めるのか期待していた。心底ビックリした!

小さいデミカップに半分しか入っていないコーヒーに驚いたのでも、エスプレッソの濃さに驚いたのでも無い。バールのカウンターにドカン!と鎮座したカボチャが入りそうなくらいの大きさのシュガーポットと、それに添えられたカレーでも食べるの?ってなサイズのスプーン。。。。だけなら、「ゲッ」と感じる程度の驚き。そのスプーンで2回、3回と砂糖を入れる。

   

砂糖といえば…

朝は冷たい牛乳をググ〜ッと飲んでシャッキリできる私はパニーノに牛乳を頼む。そんな私の食に、たまには付き合ってみようと思ったのか友だちも同じ物を注文した。なみなみと注がれた冷たい牛乳のグラスは皿に乗せられ、横にはスプーンが鎮座していた。「なんでだろう???」と半分寝ぼけている私に、かなりいい男のカメリエレは優しく訊いてくれた。『ずっけろ?』

 冷静に友だちは説明をしている。「この人はコーヒーにさえ砂糖を入れないんだ」といいつつ、砂糖を3杯入れてジャリジャリとかき回して飲んでいる。イタリアの溶解度曲線は日本と違うらしい。

甘いと言えば…

ヌテッラ!宿の前に朝市が並ぶので朝食がてらお出かけしたとき、孫(?)を連れて魚を売っている親爺がいた。私は、売り物の魚より「中国人かい?日本人かい?」と大声で聞いてくる親爺よりも孫に釘付けになっていた。

 パンにヌッテラを塗っているというよりも、パンにのせたヌッテラを食べている。。。食べたくなった私はひとくち分けてもらった!後味の残る激甘のネットリとした食感。チョコレートペーストとピーナッツクリームを混ぜて食べたようなものだった。私の驚きの表情をどう読み取ったのか、親爺は孫のヌッテラをイタリアの自慢とばかりに私に見せてくれた。。。大人も食べるのねーー!!

ピザを食べに行こう!

昔、本で読んだか?テレビで観たか忘れてしまったが「ピザも料理だから手で食べてはいけません。フォークとナイフを使って食べてください」というフレーズはいつも私の頭の中に残っていた。どうして残っていたかと言うと、日本では気になりつつも手で食べているから。(日本でもファミレス以上の店には行かない私)

 友達7人と行ったお店は外国人は一人もいなくてイタリア人ばかりで満席。人間ウォッチングを楽しむには絶好のポイントである。日本の宅配ピザのLサイズを1枚ペロリと平らげる事など考えた事など無かったが、斜前のテーブルの綺麗な細みの女性も、横のテーブルの妊婦もバクバク食べていた。

   手で喰ってるー! ピザの縁だけ残すなー! 喰い散らかすなー!テーブルマナーも日本とは違うと実感しつつ、私もペロリと1枚食べられた。

ガゴンガゴンガゴン

 路地裏を探検しているってほどの事をする勇気は無いけれど、お店やさんが並ぶ表通りのちょっと横も、なんとも生活臭があって楽しいものである。。。これはただの強がりで、安い宿を追求すると必然的に横道にそれないとならないだけ。

 ガゴンガゴンガゴンという音に誘われて道を辿って行くと1台の洗濯機。洗濯機の大きさに不釣り合いな大きな音がしているだけで、ただの洗濯機だった。「ふ〜んイタリアの洗濯機ってこんなんなんだ」と期待外れな結果に気を取りなしていると、日焼けしたお爺ちゃんが呼んでいる。期待外れなんかじゃ無かった!お爺ちゃんが洗濯機から取り出したものは『タコ』!!!覗き込むと幾つかのタコが入っている。大笑い・大ウケ・大騒ぎの私にお爺ちゃんは何かを説明したいらしい、でもゼンゼン分からなかった。するとお爺ちゃんは、家からワインの瓶を持って現れ、タコをバンバンと叩きだした。

 昔はタコは叩いて柔らかくしたんだけど、洗濯機でも大丈夫なんだよ!と言いたい事はわかった。--- イタリアの洗濯機は毎日頑張っている!

ガッサータ

 イタリアで初めて炭酸入りの水を飲んだ。これが苦手の日本人が多いとも聞いていたので、恐いもの見たさも手伝ってとても楽しみにしていた。「通」は同じ炭酸水でもメーカーにこだわるそうだけど利き酒ならぬ「利き水」をする機会が無く残念である。とにかくガッサータなる物は気に入った私に、『一番この水を美味しい飲み方を教えてやる』と言われてbarに入った。

「どぅえ かっふぇ え がっさーた ぺる ふぁぼーれ」通じなければ、後ろに控えし友人に交代して言い直してもらえばいいから、堂々と注文する私。でも、発音はひらがなレベル。カタカナで書くのも忍びない。何やらカメリエレが友人と会話を交わしてから2杯のカフェと水が出てきた。(通じなかったの?)

 まずカフェを飲んで、すぐに水を飲む!それだけなんだけど、これ結構イケます。カフェの余韻を楽しみたい時にはダメだけど、スッキリ&シャッキリをお望みの時にお試しください。

レモンチェッロ

シチリアの宿はラットリアの屋根裏部屋(7階建てだったかな)で階段しか無いのだが4連泊したのだった。一日置きに2回も国鉄のストにあって、間の日には雨に降られたので、かなり同情してくれてたのかも知れないのだが、宿泊費までまけてくれるし、帰る時にはお土産にワインを2本くれたし、宿泊中の水はタダでくれたし、とっても素敵なファミリーでした。

 「君はもうレモンチェッロを飲んだかい?」と聞かれて、帰りの空港でお土産に買えばいいと思っていたので「見かけたけれど、飲んではいないの」と答えると「真鯛」と言われた。モチロンお父さんは「Ma dai」と言ってる。

 小さいグラスに注がれると、条件反射でグイッと飲んでしまう私。日本酒とかテキーラを飲むように勢いがついてしまうのだ。お酒に強い訳でもなく、あくまでも条件反射なのだが、「いつでも戻っておいで」と帰国した私に11月の下旬に早々クリスマスプレゼントとしてレモンチェッロが届いた。--- お酒は強く無いって言い張ったんだけどね。

  

イタ友の日本滞在を斬る

成田に着いた

 という事で、ネットで知り合ったNさんが秋にナポリに行く予定なので顔つなぎという建て前で東京駅で待合せ。簡単にいうと私はNさんとおしゃべりしたかった。

先に書いたように「ナポリのコーヒーが旨い」と譲らない友人の言葉の裏には(否、言葉の横である。隠してなどいない!キッパリと「日本のコーヒーは不味い」と言うのだから。)喫茶店に入って乗り換えの電車の時間までおしゃべりという選択肢がない。という事で甘味処に入り白玉善哉を頼んだのだが、アンコはお気に召したのだが、主役の白玉に強い拒否反応を示した。

「日本人は暑い日には熱いお茶を飲むの」というNさんの説明に納得した友人は、キョロキョロしている。。。「砂糖を入れないのか?」彼が日本で飲んだお茶は、その時の一口だけだった。--- ちなみに、70日間日本にはいたのが。。

パスタ喰いたいっすか?

 さすがにイタリアのパスタの味を知ってしまうと、私の茹でたパスタをイタリア人に食べてもらうのには気がひける。私にとって我が家のスパゲッティーの位置付けは

  1. 冷蔵庫の中身を食べ尽くしてしまった
  2. 忙しくて御飯を作る時間が無い(あるいは飢え始めている)
  3. 月末まで買い物をしたくない懐である

 美味しく無くても、ミートソースやカルボナーラなどのレトルトは扉の裏で出番待ちしている。「だったらラグー作りを教えてもらおう!」という当然の発想から、「あなたのお母さんはどうやって作るの?」と聞いてみた。「オイルと塩とトマトだけさ」というので、これまた100円のトマトの缶詰めの出番となった。

 熱くなったフライパンに、私が刻んでいたタマネギを一つかみ入れて炒め始めた。その時、私は全てを悟った!--- コイツ、タマネギとニンニクの見分けがついていない!

「冷蔵庫の中のもの好きに食べていいから、お鍋はココ、オイルはココ、塩がコレで・・・」と一通りキッチンを説明したのに!かくして、三食作ってやらねばという状況に追い込まれたのである。

イタリア料理

 「イタリア料理などない」という話は置いておいて、友人いわくイタリア人なる人は一日3回、ズーーーーット、イタリア料理を食べているんだそうだ。コッテリもスパイシーもアッサリ味まで、こよなく楽しめる私のテーブルには、楽に料理できるものならば中華も和食もエスニックだろうが、簡単に作れるならば何でも並ぶ。まず、スパイシー系が矢面にたった。なんで、そんなにスパイシーなものがダメなのか私には分かった。--- きっと本人は気付いていない。

 辛かったり、塩っぱい時には、私達は御飯を口に入れて調節ができる。次の一口で窮地に追い込まれてもホッとする事が可能なのである。机に、御飯とおかずが並んでいても彼は、ファーストピアットのように御飯だけを食し、セコンドのようにおかずに進む。これではスパイシーが辛いのは当たり前でもある。一度だけ、それを告げたのだが食事の習慣を変えたくなかったのか、口の中で混ぜたくないのか?受け入れられる事は無かった。

 なお、彼がプリモの御飯を食べている時にも、私はどんどんおかずを食べる。ちなみに喰い盛りに達した息子は、もっとすざましい勢いでおかずも御飯も食べる。彼はおかずを銘々皿に別けろとは言わなかったが、「俺の分」という主張はした。したがって私は、彼が御飯を食べ終わる前に彼の領土のおかずが喰い盛りの手に落ちる前に救出しなければならないという任務を遂行するのが日課となった。

   

毎度イタメシとはいかん!

 という事で、野菜炒めと御飯と味噌汁、お漬物(私は信州人、漬物はデフォルト)のシンプルな夕飯も愛している。パスタと肉料理を一晩に両方作っていては、私の数少ない料理のレパートリーは倍の早さで終焉を迎えるのは明白!イタリアの食卓では果物を欠かさないとかも言われたような気がするが、そんなもんにお金を払うなら腹の足しになるものを買うのだ!--- 私は主婦!  私が食べたいときにだけ果物を買うのさ!---私の特権!

 そこで、買い物に出かけるのだがこれは楽であった。ちゃんとカートを押しながら一緒に来るのだが、野菜や果物のコーナーをゆっくりとした歩調すぎたカートは、急にスピードアップして精肉コーナーで止まるのである。。。魚嫌いのようだ!

 気に入ってくれた料理は、カレーにチャーハン、春巻きにシュウマイ、オムレツにチャルメラ…、ようするに小学生が虜になる料理は好きなのだろう。

   

お食事会

 ひょんな事から、食事に行く話になり日本人3人にドイツ人女性、アメリカ人男性とイタリア人男性の6人でイタリア料理を食べに言った。そのレストランのイタリア人シェフが帰国するのでさよならパーティーであった。たくさんのお皿を頼んで6人でシェアしたのだが、ステーキを切り分けている時に始めて気がついた。

 日本人ならば、6人いれば6当分する人が多いと思う。。。これ日本風

横で一口サイズに細かく細かく切っているので「何人で食べるつもりなんだい?」とツッコミを入れたら、「これが欧米スタイルなのさ。食べたく無い人は少しだけ、食べたい人はもう一度取れるだろ」と説明してくれた。

 ちなみに‘ラム’の説明で "young sheep! child! baby メ〜〜!"とやっていたら「英語は便利な言葉だ。一個も正解がないのに分かる」と褒めてもらえた。私が英語を誉められたのは、後にも先にもない。はははは…

 食後にコーヒーを飲んだときに「イタリア人はコーヒーを飲んだ後には何も食べないのさ」と言っていたが、私はアイスクリームを頼んだので、まだまだ食べる!

冷蔵庫

と冷凍室に何が入っているかは一応把握しているけれど、予定外に牛乳がきれたり卵が終わったりするものである。私は何が残っているかはそんなに重要視していない。その日、彼は怒っていた。私の辞書で単語を探しながら怒っていた。--- 3個で200円で買ったアイスクリームを息子が2つ目を食べたのだ。

 息子は怒られている自覚はあるものの、自分の何が悪かったのか分からなくてオロオロしている。その後私はアイスを買う時に3の倍数は買わない事にした。

ものさしの違い

「お箸使ってみる?」と聞いたら「俺はノーマルに食事をしたい」ときっぱり断られたのでフォークだけで過ごしていた。もちろん御飯茶碗に御飯粒は残るし、茶碗を持たずに食べる。

 遅刻の危機に瀕していた息子は、御飯茶碗を口にあてがいカッカッカッと勢いよく御飯をかっこんでいた。(←これって方言?私、訛ってます??)

 これに対して非常に不機嫌になった彼は文句を言いはじめた。彼の苦情に気がつけば、トロイ息子の遅刻は決定的になるので、私は静かに告げた。『日本人は、決められた時間には正確に行動できる事が重要なのさ!』--- 珍しく反論は無かった。

ヌテッラの逆襲

ここのHPを作る前にYahoo!Japanの掲示板で【愛しのイタリア人を斬る】という投稿をしていた時にも話題になったヌテッラ。これを喰わずしてはイタリアを語れないと良く言われたものだった。そしてヌテッラを直食いするという話を聞き付けてさっそくメル友たちに聞いてみました。『アナタハ、パンナシデヌテッラヲタベマスカ?』その回答が、あまりに熱かったのでネタにしちゃった!

本当はキャラクター瓶の画像を調達したかったのに、これしか手に入らなかった。(涙)

  • ヌテッラこそ真のイタリア料理だ!--- ミラノ人
  • ヌテッラなしにイタリア人は育たない!--- サルディーナ人
  • ヌテッラを直喰いしてこそ、君はイタリア人を語れるのだ!--- ナポリ人
  • ヌテッラこそ健康食品だ!--- トリノ人

 こんなに熱い言葉が飛び込んでくるとは誰が予想しただろうか?少なくても私は、ジャムやクリームだけを直食いして「お行儀悪い!」と怒られた経験はあっても直食いしないで怒られるとは思わなかった。

 ちなみに私のメル友達は北イタリアに多く中南部とバラバラで、いつもはホントに好き勝手に「北の人間は〜」「南の習慣では〜」と、私がイタリア人を斬る前に自分達で斬り合っているのに、初めて皆の意見がまとまった!イタリアを真に統一できるのはヌテッラかも知れない!?

 人に質問しておいて、こんな事を言えた筋合いではないのだが「たかがスプレッドの話題でこんなに気合い入れるなよ〜」と思う程に早いレスポンスで返事が返ってきて、私が「ヌテッラを売っているお店がない」というと、『見つけたか?』『買ったか?』『喰ったか?』とその後のメールで近況報告を余儀無くされている。

 そんな中で、一番冷静に私に直食いについて語ってくれたジョバンニ@トリノの説明文を友情翻訳(〜って書いてあると思う程度の翻訳)しました。


 タイトル:La Nutella e' molto buona

 さぁヌテッラについてだね。実は僕は君が日本で買えないって言うのはおかしいと思うんだ。ヌテッラはFerreroが製造しているチョコレートクリームの一種だね。(Ferrero Roucheと同じ会社だよ)--私は知らない

 君は、直食いすると聞いて驚いたようだけど、直食いはとてもナチュラルな行為なんだよ。もちろん本来ならばパンに塗って食べるんだよ。ちょうどマーマレードやジャムのようにね。しかしね、ときどき小さな子どもたちはパンなしでヌテッラを食べるのが大好きなんだ。(それはね、そっちの方がダンゼン旨いからね)子どもがジャムにスプーンを突っ込んでダイレクトに食べるのと同じ事さ!勿論、お母さんは困惑するんだけどね。ヌテッラを直食いするのだって、それと同じ事だろ!誤解しないでくれよ、パンなしで直食いするのは行儀が悪い事なんだよ。

 日本でヌテッラがあったら息子に買ってやれよ。絶対に彼はトリコになるよ。じゃ、元気でね!


 一番冷静なジョバンニでさえ、メールの内容はヌテッラ一色。私のメール受信箱は、ヌテッラの営業マンに包囲されたような状況です。ヌテッラを超えるイタリア料理を御存知の方は御一報くださいませ。なお、ヌテッラに興味を持たれた方は「ヌテラ」で検索していただくと数件ヒットいたします。有名マヨネーズメーカーが輸入販売しております。

お誕生日!

 友人の日本滞在の後半に、息子の誕生日があった。息子はプレゼントが目当てなので、ケーキは私の好きなチョコレートケーキを買ってきて、ワインも手ごろな値段の割には量があるという観点から選び、後は適当に揚げ物なんかを並べて楽しいながらも貧相なお誕生日のディナーであった。

 友人は例によって例のごとく歌を唄って雰囲気を演出してくれたのだが、その歌の直後からディスカッションが始まったのである。

本日の議題:ケーキはドルチェである!

私の言い分「我が家では伝統的に誕生の夕飯はロウソクを吹き消してケーキを切って食べるのである。今宵のメインがケーキであるからして、これは今から食べるのである」

友人の言い分「ケーキはあくまでもドルチェである。夕食を食べてからケーキを運んできてカットするのだ。今はケーキの出番ではない」

息子の言い分「喧嘩は後にして!ケーキみんなで食べようよ」(私達の会話は英語のため事情が飲み込めていない)

 この討論会で私は絶対に負ける事はできなかった。ケーキを後回しにする事は、今からパスタを茹でるなり冷凍庫を漁ってコロッケを揚げるなり夕飯として足りないおかずを作るハメになるのは必須!冷蔵庫の塩辛も生卵も漬物もコイツの前ではおかずと認められないので、作る以外の選択肢は勝利の2文字しかなかった。

 私は言葉を止めない事に必死となり、ハリウッドのロマンス物で覚えた甘い台詞で「お願い私の夢を1つだけ叶えて欲しいの〜」から始まり、ギャング映画仕込みのスラング混じりの「明日の朝、気持ちよく起きられる身体でいたいだろう?」までをあやつりテーブルのまん中にケーキを置くことに成功した。(持論:イタリア人を論破するのは理論ではないのかも知れない。不屈の闘志と淀み無い演説!?)

 そして彼は、肩をすくめながらもケーキを切り分けてくれた。。。が、ひとり2個の計算でか???

まぁ、良いのである。目の前のチョコレートケーキに「おあずけ」を喰らっているよりもマシである。ありがたく食べ始めながらも「腹一杯ケーキが喰えるなんざ夢ごこち〜」と幸せの予感に浸っていたのであった。

---が!私の皿に乗るべき2つめのケーキは元の箱へと戻されて「これは明日の朝食にベストだよ」と片付けられてしまったのである。

神様!こんな不幸があってよいのでしょうか?さっきまでの夢心地はなんだったのでしょう?すでに戦う気力も失った私は大人しくムッ!としたまま皿を洗うのであった。