パラグアイ代表:ワールド・カップ・2010・南アフリカ大会・決勝トーナメント






パラグアイ代表:ワールド・カップ・2010・南アフリカ大会・決勝トーナメント・日本戦





一次リーグを初めて首位で突破したパラグアイ、98・フランス大会では初戦の相手は優勝したフランス、2002・日韓大会では初戦の相手は準優勝のドイツ、共に攻め手に欠き0-1で敗退してしまいました。南米のライバル、メルコスールを構成している4ヶ国でただ唯一優勝が無いパラグアイ、今回はトーナメントで勝利を収めて欲しいものです。第一回にも出場してワールドカップには過去7回出ていますが、同一大会で2勝した事が無いので是非勝利して欲しいものですね。



データ

過去の決勝トーナメントの成績は3戦3敗でまだ勝った事は無く、ベスト8に行った事がありません。今回は初戦の日本戦に勝利して上を目指して欲しいものですね。

(過去の決勝トーメンとの成績)
1986年・メキシコ大会 対 イングランド 0-3 
1998年・フランス大会 対 フランス   0-1
2002年・日韓大会   対 ドイツ    0-1

ワールドカップには第一回大会に出場し、その時に初勝利を挙げていますが、今回の大会を含めて80年間で僅かに7勝しかしていません、強豪と言われる国に勝利した事はありません。98年からはしっかりと見ていますが、ナイジェリアに勝利したのはこの時点でナイジェリアは2連勝し一位が確定しており、メンバーを落として戦ったので勝てたもの。トリニダード・トバコとの一戦は二連敗で既に敗退が決まった後の消化試合です。また一回の大会で2勝した事はありません。また一次グループを首位通過したのは今回が初めてです。(実績が無いですね)韓国はウルグアイとの対戦ですが、ウルグアイは優勝二回など実績がある華麗な経歴の国です。日本のマスコミで「日本を甘く見ていない」という解説がよく見られますが実績は日本と同じくらいで、欧州の実績のあるチームのように「格下で簡単な相手」などと傲慢にはなれない状況にあります。

ワールドカップでの勝利
1930年・ウルグアイ大会 対 ベルギー  1-0
1958年・フランス大会   対 スコットランド 3-2
1986年・メキシコ大会  対 イラク 1-0
1998年・フランス大会  対 ナイジェリア 3-1
2002年・日韓大会   対 スロベニア 3-1
2006年 ドイツ大会 対 トリニダード・トバゴ 2-0
2010年・南アフリカ大会 対 スロバキア 2-0

それでは何故パラグアイは強いと選手も国民も考えているかと言いますとワールドカップ南米予選は10ヶ国のホーム&アウェー総当たり18試合を3年かけて戦うのですが、最近の3大会常に上位に在り、特に今回は一時は二位のブラジルを勝点で7も引き離し、断然トップを快走し、危なげなく予選を通過したからです。最近3大会の予選でそれぞれの国と6試合づつを戦っていますが、ブラジルとはそれぞれのホームが勝つ(2勝1分3敗)、アルゼンチンには負けた事が無く(2勝4分)互角以上に戦って来ており、この両国と同じくらいの実力と考えられる欧州の強豪とも互角に戦えると自信を持っているからです。また2004年に行われたオリンピックでは決勝まで進み銀メダルと着々と実績を挙げて来ています。今回の南アフリカ大会ではイタリアと同じ組になりましたが、イタリアとアルゼンチンは大体同じくらいの実力であり、チームカラーも良く似ているので組み合わせが決まった時にはパラグアイの国民、選手たちも「しめた」と思ったはずで、勝てる相手で、悪くても引き分けと胸算用していた事でしょう、実際には引き分けて終わりましたが勝てる試合をもったいないと皆さんがっかりしていました。日本の報道機関は欧州寄りのものがまだまだ多く中には「金星を逃した」などいう表現がまだ散見されますが、今回の大会(一次リーグが終わった時点ですが)の結果で南米の実力を示す事が出来て良かったと思っています。これで日本の報道が少し是正される事を期待しています。

それでは何故そこまで強くなったのかですが、元々は守りだけのチームで得点はセットプレーからで流れの中から得点出来ませんでした。南米で戦う為に堅守はそのままで攻撃力を付ける事を目指しそれが実行されたからでしょう。ワールドカップの終わった翌年から次の大会の南米予選が始まり3年間続きます。要するに本戦と予選を含めるとずっとワールドカップをやっている状態が12年も続いており、南米サッカーのレベルが全体的に上がったのでしょう。今大会の予選でアルゼンチンが敗退の瀬戸際まで追い詰められ最終戦で何とか最後の椅子を獲得しマラドーナ監督が泣いていましたが、厳しい戦いを経ているので精神力が付いたのも確かでしょう。またブラジルとアルゼンチンという世界のトップレベルの名門チームと常に真剣勝負をしているのでそれと同程度の欧州強豪と対戦しても臆さなくなった要するに名前負けしなくなったのは確かです。全体のレベルが上がっており、対戦する9ヶ国の中でパラグアイが最近3大会の予選でそれぞれと6試合づつ戦った訳ですが負けた事が無いのはアルゼンチンだけでその他の国には一度は負けています。多分予選で敗退した他の五ヶ国(エクアドル、コロンビア、ペルー、ベネズエラ、ボリビア)でも本大会に出場していればそれなりの成績を収める事は出来た事でしょう。


最近の三大会・南米予選成績

相手国 試合数 勝利 引分 敗戦 勝点
ペルー 6 2 2 2 8
ウルグアイ 6 4 0 2 12
エクアドル 6 3 1 2 10
チリ 6 4 0 2 12
ブラジル 6 2 1 3 7
ボリビア 6 3 1 2 10
アルゼンチン 6 2 4 0 10
ベネズエラ 6 5 0 1 15
コロンビア 6 2 1 3 7
- 54 27 10 17 91


(パラグアイMLに寄せられたコメント)
Iさん:当たっちゃいましたね。(カメルーンの大勝を期待していましたが やっぱ無理でした。)どちらかが消えてしまうのは惜しいですけど、どっちが勝っても初のベスト8進出なのが救いといえば救いということになりましょうか。

Kさん:ワールドサッカーの籤運とは云いながら、日本は最も仲良しのパラグアイと対決しなければならない、勝負の世界は残酷ですね〜。昔、私がパラグアイに居たころの、パラグアイのナショナル サッカーチームは、ドイツ系が大多数でパラグアイ チームでない、ゲルマンチームだ!とブーイングがあったと噂がありましたが、今はどうなっているでしょうか?日本チーム対ゲルマンチームと裏読みすれば〜日本が勝つ方が、パラグアイ日系人の深層心理は、気が楽でしょうね。

Mさん:パラグアイは強いです。私はパラグアイのワールドカップ優勝に期待します。アルゼンチン、ブラジルは強いことは強いのですが、パラグアイの選手に見られる魂(スピリッツ)が感じられません。




パラグアイ勝利 (2010年 6月29日)

パラグアイ 0 - 日本 0
PK 5-3

パラグアイ-日本は激戦となり最後は勝利の女神がパラグアイに微笑みました。駒野選手も果敢に挑戦しほんの僅かポストの太さの差でした。両チーム爽やかな戦いで双方にとって納得出来る結果であったように思います。日本は胸を張って帰る事が出来るでしょうし、パラグアイは宿願のベスト8進出を果たしました。

アスンシオン市内は平日の午前10時からの試合とあって会社にテレビを持ち込んでの観戦となりユニフォームに着替えて応援する人も多く居ました。12時前には終了すると考えていましたが、延長そしてPKで午後1時過ぎまで皆さんテレビに齧り付きになっていました。PK戦で勝利すると皆で応援歌の大合唱となりその後で有志で記念撮影を行いました。その後夕暮れまで自動車の隊列が続き、街中がお祭り騒ぎとなりました。一次リーグ最終戦は引き分けでゴールシーンもなく静かに試合が終了し拍子抜けであっただけに今日のPK戦はゴールを決めての勝利で一気に喜びが爆発したという感じです。



(写真:会社で応援の後、有志で勝利の記念撮影) 

パラグアイしたたか 流れを察知、手堅く守る(朝日)
やはりしたたかなパラグアイだった。日本にボールを持たされる格好になった前半は、むしろ窮屈な試合運びを強いられた。本来は堅い守備から機を見て仕掛けるカウンター攻撃を得意としている。サンタクルスは「1次リーグのこれまでの試合とはまったく違うものになった」と戸惑いを認めた。慎重に進めた前半をやり過ごすと、FW、MFと新しい戦力を交代でつぎ込みながら攻撃に軸足を傾けた。ただし、徹底していたのは失点だけは許さないという手堅さ。スタミナ勝負で劣勢となった終盤は無理に攻めに出ることを控えた。「気持ちだけで勝てる試合もあるが、今日は気持ち以上のものが必要な試合だった」とマルティノ監督。流れを敏感に察知しながら試合を進めるチーム力の深みは、さすが南米予選を3位で勝ち上がっただけのことはある。先攻となったPKは5人全員がゴールの枠に収めた。難しい試合を乗り切り、初のベスト8進出という歴史の扉も押し開いた。


南アW杯:PK戦制し初の8強 パラグアイ監督、涙浮かべ(毎日)
パラグアイが今大会初のPK戦を制した。86年、98年、02年に続く決勝トーナメント進出で、初めて手が届いた8強。マルティノ監督は勝利の瞬間、背負う期待感から解放されたように選手やスタッフと抱き合い、瞳に涙を浮かべた。「気概だけで勝てる試合もあるが、それ以上が必要だった」。歴史を塗り替えた満足感が、言葉の端々ににじみ出ていた。1次リーグ3試合でイタリア戦の1失点のみという堅守は健在だったが、攻撃面ではスペースへの縦パスのコースを日本DF陣に消され、攻めあぐんだ。「最後のW杯。全身全霊をささげる」と話していた3大会連続出場のFWサンタクルスは、延長前半4分まで前線をけん引したものの、日本の中沢、闘莉王の粘り強いマークに遭ってゴールをこじ開けられなかった。「日本DF陣には規律や強いハートを感じた。本当に難しい試合だった」とサンタクルス。マルティノ監督は、日本の健闘と自チームの勝利を「PKで決まるのは不公平だとも思うが、これが現実だ」と表現。サンタクルスと交代して入り、PK戦では5人目のキッカーとしてゴール左隅に決めたFWカルドソは、「応援を続けてくれた国民、そして(1月にメキシコ市内で頭部に銃弾を受けて重傷を負い、代表を離脱したエースストライカーの)カバニャスにささげる1勝だ」と強調した

PK戦制し初のベスト8進出…パラグアイ(報知)
1次リーグF組1位のパラグアイはE組2位の日本と対戦、延長を終えて0―0と譲らず今大会初のPK戦にもつれこみ、5―3で勝利、初のベスト8入りを果たした。後げりの日本がPK戦で3人目の駒野が失敗したのに対し、先げりのパラグアイは5人全員が成功した。南米勢は出場5チームのうち4チームが8強入り。パラグアイは2大会ぶりに準々決勝進出したスペインと7月3日に対戦する。PK戦の5人目。カルドソが川島の動きを見極めて冷静にゴール左に決めると、ベンチからも選手が飛び出し、歓喜の輪が広がった。ボール支配率は約6割。シュート数は日本とそう変わらないが、決定機ではるかに上回った。前半20分、バリオスが駒野をかわし、GKと1対1で放ったシュートは川島の好セーブに阻まれた。延長前半にバルデスが狭いスペースの中から打った決定的なシュートも、日本の堅い守りを崩すことはできなかった。PK戦での勝利にマルティノ監督は「幸運が勝敗を決めた」と言うが、1人が外した日本に対し、5人全員が決めたパラグアイには勝利を手にするだけの力が十分にあった。「歴史をつくることができてうれしい」とバリオス。パラグアイがW杯に確かな一歩を刻んだ。カルドソ「われわれにちょっとだけ運があった。日本にはいい選手がいて、とても難しい試合だった。この勝利をパラグアイ国民にささげたい」バリオス「120分でネットを揺らすことはできなかったが、最後には準々決勝進出を決めることができてうれしい」パラグアイ・マルティノ監督「勝者も敗者も全く恥じることのない、悔いることもない試合だった。より偉大なチームが先に待っている。質の高いプレーが求められる」


PK全員決めた!パラグアイ、死闘制し初8強(スポニチ)
W杯決勝トーナメント1回戦 パラグアイ0−0 PK5−3日本】初の8強進出を狙った大一番。人口622万人の小国を引っ張るパラグアイのエースFWサンタクルスが「われわれのような小さな国にとってはとてつもないこと。ぜひともそこに到達したい」と誓った一戦をPK戦の死闘で制し、4度目の挑戦で16強の壁を破った。 日本の守備をなかなか崩し切れない展開が続いた。前半20分にゴール前で縦パスを受けたFWバリオスが体を反転させてGKと1対1でシュートを放ったが、川島の好セーブに阻まれた。同28分の左CKでこぼれ球をサンタクルスがとらえたが、惜しくも枠を外した。強豪ひしめく南米予選で一時は首位に立つなど実力は折り紙付き。1次リーグ3試合で1失点に抑えた堅実な守備をベースに、前線にはサンタクルスやアルゼンチンから国籍変更したバリオスらタレントをそろえる。後半15分から出場したFWアエド・バルデスも延長前半7分に鋭いターンからゴールを狙った。苦しい戦いだったが、3大会連続出場のサンタクルスが「過去と比べても今が一番強い」と自信を深めていたメンバーが8強進出で歴史を塗り替えた。

壁破ったパラグアイ=紙一重の勝負制し、初の8強(時事)
同じく初の8強入りを目指した日本より、パラグアイの方が踏みつぶされてきた歴史が長い。120分の戦いは攻めて0−0。PK戦は5人全員が決めた。紙一重の勝負を制し、4度目の挑戦でついに壁を破った。マルティノ監督は「われわれはサッカーというより、ハートを示した。こういう試合ではそれで十分」と言った。ボール支配率はともかく、好機の数は同じくらい。運にも左右されるPK戦は心理ゲームの要素が強い。勝敗を分けた差に、指揮官の言葉以上のものはなかった。パラグアイにとって格下の国と準々決勝進出を懸けて争うのは初めて。負けるわけにはいかなかった。1986年大会はイングランドに完敗。98年大会は開催国優勝のフランスに延長後半まで得点を許さず、2002年大会は準優勝のドイツを終了間際まで追い詰めながら惜しくも敗退した。24年越しで積み重ねた悔しさと経験が、見えない力になって背中を押したかもしれない。

国旗まとい中心街行進、パラグアイ、勝利の興奮(共同)
パラグアイの勝利に首都アスンシオンでは市民が歓喜の熱狂に包まれた。サッカー・ワールドカップ(W杯)で日本を破って初の8強入りを果たしたパラグアイの首都アスンシオンでは試合後の29日午後、市民ら10万人以上が中心街に集まり、代表チームのユニホームや国旗を身にまとって「パラグアイ」と連呼しながら行進、勝利の興奮に酔った。「やればできると確信した」。熱狂的なサッカーファンのルゴ大統領は試合直後、この日を「祝日扱い」にすると発表した。中心街ではサポーターがビールを片手にお祭り気分に浸った。クラクションをけたたましく鳴らす車の列が途切れず、大渋滞に。オフィス街の活動も完全に止まった。一部ではサポーターと警官が小競り合いとなり、数人が負傷した。


パラグアイ、大熱狂のあまり…逮捕者20人(朝日)

サッカーW杯決勝トーナメント1回戦で日本を破り、8強入りしたパラグアイの首都アスンシオンでは29日、応援していた市民らが熱狂のあまり互いに衝突する騒ぎになり、20人が逮捕された。 市中心部にある英雄をまつった建物パンテオン前に、熱狂したファンらが行進して集合。その場で衝突が始まり、機動部隊がゴム弾や催涙弾を発砲するまでに発展した。一方、試合を観戦するために公務員も仕事を休むことを許可する大統領令を出した同国のルゴ大統領は試合後、「パラグアイのサッカーでやれば出来る、ということを学んだ。このまま、決勝まで進もう」と発言した。南米ではパラグアイとブラジル、アルゼンチン、ウルグアイが8強に進出した。ブラジルのルラ大統領はパラグアイの勝利を祝しつつ、4カ国すべてが「準決勝に進んで戦う可能性がある」と南米の強さをたたえた。


「画面を見るのが怖かった」 薄氷の勝利にパラグアイ熱狂(産経)
日本戦に勝利し、首都アスンシオンで大喜びするパラグアイのサポーターたち(ロイター) 【アスンシオン=松尾理也】PK戦の末にパラグアイが日本を下した瞬間、首都アスンシオンのパブリック・ビューイング会場に詰めかけた市民たちは一斉に拳を突き上げて絶叫。あちこちで爆竹が打ち鳴らされ、市内はお祭り騒ぎとなった。会場で試合を見守った看護師のノルマ・マルティネスさん(23)は「ほんとうに心臓に悪い試合だった」と一言。「90分でパラグアイが勝利すると信じていたので、最後は画面を見るのが怖かった」と、日本の健闘に驚いた様子だった。ルゴ大統領はチームに対する書簡の形で声明を発表し、「この先にはまだ、倒すべき強敵が待ち構えているものの、われわれパラグアイ人にとってあなたがたはすでにチャンピオンだ」と、W杯8強という同国初の偉業を成し遂げた選手たちをねぎらった。試合終了直後から、アスンシオン市内にはファンが繰り出し、クラクションを鳴らしながら徐行する車両などとあいまって、数時間にわたって通りはまひ状態となった。

PK戦制し初のベスト8進出…パラグアイ(時事)
1次リーグF組1位のパラグアイはE組2位の日本と対戦、延長を終えて0―0と譲らず今大会初のPK戦にもつれこみ、5―3で勝利、初のベスト8入りを果たした。後げりの日本がPK戦で3人目の駒野が失敗したのに対し、先げりのパラグアイは5人全員が成功した。南米勢は出場5チームのうち4チームが8強入り。パラグアイは2大会ぶりに準々決勝進出したスペインと7月3日に対戦する。PK戦の5人目。カルドソが川島の動きを見極めて冷静にゴール左に決めると、ベンチからも選手が飛び出し、歓喜の輪が広がった。ボール支配率は約6割。シュート数は日本とそう変わらないが、決定機ではるかに上回った。前半20分、バリオスが駒野をかわし、GKと1対1で放ったシュートは川島の好セーブに阻まれた。延長前半にバルデスが狭いスペースの中から打った決定的なシュートも、日本の堅い守りを崩すことはできなかった。PK戦での勝利にマルティノ監督は「幸運が勝敗を決めた」と言うが、1人が外した日本に対し、5人全員が決めたパラグアイには勝利を手にするだけの力が十分にあった。「歴史をつくることができてうれしい」とバリオス。パラグアイがW杯に確かな一歩を刻んだ。カルドソ「われわれにちょっとだけ運があった。日本にはいい選手がいて、とても難しい試合だった。この勝利をパラグアイ国民にささげたい」バリオス「120分でネットを揺らすことはできなかったが、最後には準々決勝進出を決めることができてうれしい」パラグアイ・マルティノ監督「勝者も敗者も全く恥じることのない、悔いることもない試合だった。より偉大なチームが先に待っている。質の高いプレーが求められる」

対戦が決まって以来、日本のテレビ・新聞等が対戦国であるパラグアイの様子を紹介していましたが、パラグアイではそのような事は全くありません。E組で一緒だったスロバキアに関して「スロバキアの首都は?」と尋ねても誰も知りませんし興味も無いようです。関心があるのはスロバキア代表というサッカーチームで、どのようなチームでどんな選手がいるのかだけです。日本に対しても日本代表、特にFWの本田選手には関心がありますが、日本について日本でどのように観戦しているかに関しては全く興味なしという状況で、逆に多くの日本人が取材に来ているのに興味を抱き、新聞には日本の取材陣を取材している記事がありました。

悲願の8強!その日、パラグアイは“祝日”に(スポニチ)
日本を上回る決定機をつくりながら、ゴールネットを揺らすことができずPK戦の末の勝利。試合直後に涙を浮かべたマルティノ監督は「勝者も敗者も全く恥じることのない、悔いることもない試合だった。われわれにちょっとだけ運があった」と満足感を漂わせた。PK戦で3人目のキッカーを務め、成功したMFリベロスは「カバニャスのために僕らはやり遂げた。彼の魂はいつも僕らと一緒にある」と語った。今年1月にメキシコで銃撃されて重傷を負った南米予選チーム最多得点のFWに勝利をささげた。パラグアイの首都アスンシオンでは試合後の29日午後に中心街に10万人が集まりお祭り騒ぎとなった。ルゴ大統領もこの日を「祝日扱いにする」と発表し、オフィス街の活動も止まるなど歴史的な1日に酔いしれた。


祝日になるという話は一部の公務員などに対してなのでしょう。決戦の日も次の日もサッカーの時間以外は皆さんきちんと仕事をしていました。

パラグアイが日本絶賛、サンタクルス“J入り”熱望(スポニチ)
パラグアイが日本を絶賛した。DFダシルバは「僕らはラッキーだっただけ。日本は偉大だった」。MFのE・バレトは「速攻の起点となる本田を徹底マークしたことが功を奏した」と勝因を口にし「日本は良い選手が多いからもっとゲームを組み立てれば良かったと思う」と分析した。FWサンタクルスは「闘莉王はタフな相手で得点することができなかった。日本は大好き。将来はぜひJリーグでプレーしたい」と話していた。



明日は決戦 (2010年 6月28日)
決戦前日となりました。日本のテレビ・新聞などでは多くの番組に友人・知人が続々と登場し、内輪で盛り上がっています。サッカー選手では一部リーグで活躍している北脇里規選手、かつて当地で活躍した広山望選手、福田健二選手など、アルバ奏者のルシア塩満さん、松木さん・・・などなど、パラグアイでしっかり根付いて活躍している日本人・日系人が取り上げられて本当に良かったと思います。優勝を複数回経験しているウルグアイ、アルゼンチン、ブラジルは順当に勝ち上がりベスト8進出を決めています。パラグアイが本当に強くなっているのか、それとも南米の内弁慶に過ぎないのかいよいよ答えが出る時が来ました。接戦を予想する声が多く、多分試合終了まで競った目の離せないゲームになる事でしょう。後は神様とどちらが仲良しなのかで決まるのでしょう。勝負はさておきこの両国が晴れの舞台で対戦することを楽しみにしています。

アスンシオンの街は南からの寒気が入り小雨混じりの寒い一日という事もあり、非常に静かでした。家庭は勿論どこの事務所でもテレビが置いてあり、ブラジルの試合などに見入っていました。明日はパラグアイの番という緊張が漂っています。98年、2002年の時に決勝トーナメントに進出した時にはギリギリで三戦目の勝利で進出が決まった事もあり、街中が大騒ぎで、決勝トーナメントの試合まで何となく街中が浮足立っていましたが今回は一次リーグは難無くクリアー、第三戦目も淡々とした試合内容でゴールも入らず引き分け、全く盛り上がらずにさらっと一位通過したので何となく拍子抜けしています。パラグアイ-ニュージーランド戦は当事者、国民は緊張して見ていたかも知れませんが、第三者から見ると非常に退屈な試合でした。その次の日本-デンマークはスピーディーで動きのある見ていて楽しくなる試合とは対照的でした。

98年、2002年の時には一次リーグでも非力で守るだけのチームでカウンターだけが攻撃の手段というチームでしたが、現在は攻撃力、中盤での試合運びが格段に上手になり、見ていて強くなったと実感します。ようやく一次リーグ首位で通過と言う壁を乗り越えましたので、今度は何とか決勝トーナメント、初得点・初勝利、同一大会で2勝するという壁を打ち破ってベスト8進出を果たして欲しいものですね。明日になれば気合いを入れたユニフォーム姿の市民で溢れかえる事でしょう。

パラグアイ、攻撃的に来るか=FW陣には高さ(時事)
前回覇者のイタリアと同じ1次リーグF組を首位で通過したパラグアイは、二つの顔を持っているようだ。序盤から主導権を握って快勝したスロバキア戦と、無理をせず、手堅く引き分けたニュージーランド戦。アルゼンチン人のマルティノ監督は「ボールを保持してプレッシャーを掛けたい」と話しており、日本戦は前半から攻撃的に仕掛けて来そうだ。基本的には4−3−3の布陣で、前線にサンタクルス、バリオス、アエドバルデスら実力のある選手がそろった。191センチのサンタクルス、187センチのバリオスが前から激しくプレスを掛けると、相手にはかなりの圧力となる。2列目からの飛び出しも速い。一方、球際に強く、粘りのある守備を伝統とし、今大会も3戦で失点は1だ。南米予選でチームトップの6ゴールを挙げたカバニャスが1月に頭部に銃弾を受けて重傷を負い、エースを欠くことになった。それでも、リベロスは「今のところ、カバニャスの不在をそんなに強く感じていない」と、チーム状態には自信を深めている。パラグアイにとっても、W杯初のベスト8が懸かる一戦。スロバキア戦でゴールを挙げたリベロスは「一歩一歩進んで、より重要な足跡を残したい」と必勝を期して臨む。


この指摘は正しいと思います。負けないサッカーと勝ちに行くサッカーを使い分けるチームです。予選の際に最初の頃はリスクがあっても攻めて勝ちに行き、10戦くらいで独走態勢となり2位以下と大差がついてからは負けないサッカーをしていました。今回、イタリア戦の後半とニュージーランド戦は負けないサッカー、スロバキア戦は勝ちに行くサッカーをしていました。得点差が2点になると負けないサッカーに切り替えますので大量点で勝利が少ない要因になっています。派手さはありませんが堅実実直な国民性が良く出ているように思います。(目立ちたがり屋のアルゼンチンに勝てるのはこの為でしょう)

日本とタイプ似たパラグアイ 見えない“攻撃パターン”(サンスポ)
パラグアイと日本はよく似たタイプのチームだ。カメルーン、オランダ、デンマークのようにボールをキープして攻めてくるチームは、今の日本の守備の戦術だと狙いどころがはっきりしていてやりやすかった。だが、後方からボールを蹴り込んで、前線からボールを奪いにいくパラグアイは、決まった攻撃の形がなく、中心となる選手が明確ではない。日本にとっては“ここをつぶせばいい”という守備のイメージがつくりにくい。裏を返せば、パラグアイも同じようにやりにくい。我慢比べのゲームになるだろう。日本は、1次リーグを通じて勝ち方のイメージが完成してきた。守備においては、一人一人の判断が的確になってきた。攻撃においてはカウンターの形が見えてきた。本田がくさびのパスを受けて、松井、大久保がサポートするか、ドリブルで仕掛けていく。チャンスは少なくても守ってからの速攻という型がはっきりしたのが大きい。また、我慢していれば点が取れるという自信もついた。セットプレーの得点力は、W杯に出場している他のチームと比べても見劣りしない。特に本田、遠藤のFKは大きな武器になっている。パラグアイが“嫌な相手”であることは明らかだが、勝つ可能性はある。


27歳アルカラス、31歳ベラ 遅咲きの脇役W杯で満開(朝日)
29日、日本と対戦するパラグアイが、1次リーグ3試合で奪った得点は日本より1少ない3点だった。記録したのはいずれもFWではない選手たち。南米予選ではほぼ無名だった選手もいる。 1―1で引き分けた初戦のイタリア戦で得点したDFアルカラス(27)は、代表初ゴールだった。2008年に26歳で代表初選出された。南米予選も1試合に出ただけだが、本大会で先発を任されている。代表8試合目のイタリア戦で決めたゴールはセットプレーに頭を合わせた。前回王者のイタリアの攻めをしのいでいた守備の人が放った一撃だった。 第2戦のスロバキア戦はベラ(31)とリベロス(27)の2人のMFがゴールを決めた。先制点のベラは3年の代表歴で3点目だった。南米予選では18試合のうち13試合で先発しながら無得点だったのにW杯で大仕事をした。 試合は必死でボールを追う姿が印象的だった。会見では「監督の指示で得点し、勝てた」と、自分のことはほとんど語らなかった。マルティノ監督が「ゴールチャンスはプレスから生まれた」とチームを強調したのと呼応する。やはり代表初選出は27歳と遅め。同監督が就任した3年前だった。 パラグアイは南米予選のチーム得点王、FWカバニャスが1月に頭に銃撃を受けて本大会の出場はかなわなくなった。選手たちは入院しているカバニャスに電話でメッセージを送っている。イングランドで活躍するFWサンタクルスもフル出場は2試合目からと調整が遅れた。得点力不足が心配されたが、脇役たちが穴を埋めて好スタートを切り、3試合目は無得点引き分けでF組首位通過を果たした。


「先取点が重要」とマルティノ監督=初の8強目指すパラグアイ(時事)
29日の決勝トーナメント1回戦で日本と対戦するパラグアイのマルティノ監督が28日夜、当地の試合会場ロフタス・バースフェルド競技場で記者会見に臨み、「先制点が非常に重要になる。ボールを保持してわれわれから仕掛けたい」と抱負を話した。パラグアイも日本と同様にW杯初の準々決勝進出を目指す。日本とはこれまでに6度対戦し、2勝3分け1敗と勝ち越している。2年前にはキリン・カップで対戦し、0−0で引き分けた。同監督は「日本についての知識は持っている。一番の強みはスピード」と分析してみせた。守備的MFのV・カセレスは累積警告で出場停止。空中戦に強く、イタリア戦でゴールを奪ったDFアルカラスも足首を痛めている。


パラグアイ分析班 本田を徹底解剖 指揮官は速攻にも警戒(スポニチ)
ペナルティーエリア付近でファウルを与えた場合の対策も練っている。分析班が本田のFKをVTRで徹底解剖。27日の非公開練習でも、GKビジャルを中心に本番を想定し壁の枚数や位置などを入念にチェックしたという。不規則なボールの軌道についても同関係者は「軌道は不規則だが、最後はGKの右側に落ちていくね」と断言した。マルティノ監督は「日本はボールを奪ったら、素早くカウンターを仕掛け、スペースを見つけてなだれのように前線に飛び込んでくる。もっとも注意すべき点はそこだ」と本田を中心とする速攻にも警戒を強めた。

本田・大久保に要注意…パラグアイ監督が会見(読売)
マルティノ監督とMFリベロスが記者会見に臨んだ。日本の印象について、マルティノ監督は「2年前にキリンカップで対戦(0―0の引き分け)しており、知識はある。スピードがあり、スペースの使い方がうまい」と語り、注意すべき選手として、本田と大久保の名前を挙げた。そのうえで、日本の速さを封じるためにも、「ボール支配率を上げ、主導権を握りたい」と対策を口にした。パラグアイは、W杯では16強が過去最高成績で、日本と同じように初の準々決勝進出がかかるが、リベロスは「今は冷静でいる。我々の究極の目標は、準々決勝ではない。一歩一歩進んでいく」。さらに上位を目指す姿勢を強調していた。


パラグアイ、一番やりにくいタイプ」 武田修宏さん(朝日)
サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、日本が29日、決勝トーナメント1回戦でぶつかる南米パラグアイ。地球の反対側にあり、日本にはなじみが薄いが、同国でプレー経験があるサッカー解説者の武田修宏(のぶひろ)さん(43)は「実はすごく親日的。対戦を機にパラグアイを知って欲しい」と話す。武田さんは2000年6月からスポルティボ・ルケーニョでプレー。けがなどで2試合しか出場できなかったが、「苦しかったけれどお金をもらってサッカーできる幸せを感じた貴重な経験だった」と振り返る。現地での生活を支えたのは約7千人いる日系人だった。武田さんは日系人に部屋を借りた。パラグアイは農業、畜産業など第1次産業中心の国。農業の開拓に努力した日系人が尊敬を集めていると感じたという。応援パネルを作ってくれたり、名物アサード(塩をふった牛肉の炭火焼き)のパーティーを開いてくれたり。他の国にも行ったが、「パラグアイほど温かく迎えられたところはない」。 パラグアイの世界ランクは31位で日本は45位。アテネ五輪では日本を破り、銀メダルだった。 南米のクラブ王者を決めるリベルタドーレス杯で優勝するような一部の強豪クラブを除くと、他のクラブは給料の未払いがあるなど決して裕福ではない。武田さんのチームも練習グラウンドがでこぼこで、練習用のボールは5個しかなかった。シャワーの水はちょろちょろとしか出ない。父を亡くした選手が葬式に行く旅費すらなく、みんなでカンパしたこともあった。「とにかくハングリー。貪欲(どんよく)な選手が多かった」 サッカーは生きる糧であり、唯一の娯楽だ。W杯南米予選で得点を奪うたび、パラグアイの街中で花火が上がった。南米では地味な存在だが、「守りが強くしたたかで、日本が一番やりにくいタイプ」だという。武田さんはPK戦で日本が勝つと予想するが、「今回パラグアイが注目されるのはうれしい」。


武田さんも登場しましたね。ルケには現在小澤さんがいます。

「似たもの同士の対戦。日本はスピード生かせ」 パラグアイでプレーする小澤選手に聞く(産経)
パラグアイでプレーする小澤選手 サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でのパラグアイとの激突に備え、日本代表はどう戦うべきか。Jリーグの鹿島アントラーズなどでプレーした後パラグアイに渡り、現在同国リーグのスポルティボ・ルケーニョに所属するGK、小澤英明選手に聞いた。「お互いに守備がしっかりしている印象がある。似たもの同士の対戦とあって、最少得点差の緊迫した展開になる可能性が高い」−−パラグアイはどんなチーム「伝統的に守備が持ち味だが、アルゼンチン人のマルティノ監督が攻撃陣もてこ入れし、カウンター狙いだけではない多彩な攻撃を繰り広げるチームとなった。予選のこれまでの試合を見ていると、しっかりとゲームがコントロールできている。非常に安定しているチームだ」−−日本はどう戦うべきか「セットプレーの比重が大きくなる。堅守のパラグアイを、流れの中で崩すのは相当難しい。半面、1対1では無類の強さを発揮するパラグアイも、ゾーン守備となると、連携が乱れてスペースが空くことがよくある。日本は、持ち前のスピードを生かしてそこをつきたい」−−日本の快進撃の理由は「大会前、酷評されていたが、実は明るい材料は見えてきていた。その意味で、ここまでの好成績は決して偶然ではない。ただ、岡田監督がメンバーを大幅に入れ替えたのは、賭けだった。勇気が必要だったと思う」−−パラグアイの反応はどうか「パラグアイでは、日本人は非常に尊敬されている。農業で成功した日系移民の歴史もあり、よくチームメートから『おれたちがサラダを食べられるのは日本人のおかげだ』といわれるほどだ。しかし、勝負事になると話は別。チームメートに日本を応援するというと、居場所がないくらいにたたかれる。それくらい、サッカーを本気で愛している国だということ」−−29日の試合へのメッセージを「僕自身、プロの世界にはいって19年目だが、日本サッカーに向ける世界の目は大きく変わってきた。最初のように、上から見るような視線はもはや少ない。思い切って、自信を持って試合に臨んでほしい」


その小澤さんもコメント、ボールの数は幾つなのでしょう。

パラグアイは「ずるい・激しい・強い」(デイリースポーツ)
かつてパラグアイ1部リーグでプレーした、元日本代表FW福田健二(32)=J2愛媛=が28日、松山市内の練習場で南米の強豪の実像を明かした。日本は29日、決勝トーナメント1回戦でパラグアイと対戦する。今季6年ぶりにJ復帰した“さすらいのストライカー”は、ハングリーで、時にはずる賢いプレーも厭(いと)わない難敵の怖さと魅力を証言。史上初の8強を目指す岡田ジャパンはMF遠藤の動きがカギになるとの見方を示した。パラグアイでは、何のためにサッカーをするのか‐。ためらわずに答えた福田の言葉がリアルに響く。「まずはお金。彼らは家族のためにサッカーで成り上がることを一番に考えている」。人口約622万人、その4割が貧困層だ。南米でのサッカーは、娯楽である前に『明日のパン』を得るための手段にもなる。「ハングリーだし、目の色はやっぱり違ってた」。日本を飛び出し世界で戦う覚悟を決めた当時26歳のストライカーの胸に、あすなき彼らのプレーは強烈に刻み込まれた。「ひとつのゴール、ひとつの勝利の重み。そこから次のステップが生まれる」。04年から南米での2年間で痛感した、結果への執念。「キレイさはない。最後に勝つためにどうするかを一番に考えている」。ピッチでのサバイバルは日本にいれば、想像できないほど激しい。「とんでもないことが普通に起こる。何もしてないのに倒れたり、ボールを持ってない時にエルボーしたり…」。ポルトガル語で狡猾(こうかつ)さを意味する『マリーシア』は南米サッカーの代名詞。審判を欺く能力も生き残るための重要な能力となる。「アジア人ってこともあって、最初はひわいな言葉もかけられた」。当時を思い返した福田は苦笑いした。しかし「世界に出ると当たり前のこと」とも話す。パラグアイでさまざまなことを学んだ。自分だけが頼りの世界で芽生えた友情もあった。現代表のDFアウレリアノ・トレスは当時22歳。食卓を囲みながら互いの夢を語った。「スペイン時代にも別のチームにいた。何か縁を感じる」。元僚友の活躍ぶりに目尻を下げた。初の8強を目指す岡田ジャパンについて、“孤高のストライカー”は、間を置いて「日本の誇る敏しょう性を出せればチャンスはある。遠藤がパスで起点になれれば」と攻略法を示した。激戦を思い浮かべた福田は、遠くを見詰めた。


アルパ奏者 熱戦心待ち(朝日)
サッカーW杯の決勝トーナメントで、日本が29日に対戦するパラグアイ。川口市出身のルシア塩満さん=東京都北区在住=は、同国の民族楽器アルパ(竪琴)のプロ奏者で、子どものころ両親とともに移住した経験もある。「私は日本にいる数少ないパラグアイ応援団。でも日本もがんばって」と熱戦を心待ちにしている。移住先から帰国して、高校卒業後、再び同国へ行ってアルパを学んだ。日本でアルパのことを広めた功績をたたえられ、パラグアイ政府から文化功労賞を受賞している。パラグアイのことなら何でも知ってそうな塩満さんだが、サッカーには疎かった。興味を持ったのは12年前のW杯フランス大会の時。日本にいる南米人向けの新聞社の取材を受け、当時活躍していたGKチラベルト選手について聞かれた。「誰?」と言うと、記者に「知らないんですか」と驚かれた。国民的なヒーローと知り、恥ずかしい思いをした。「サッカーを知らないとパラグアイは語れない。サッカーの存在は大きい」と感じ、日本でも試合を見るようになった。2002年、世界のクラブチームの頂点を決めるトヨタカップが横浜市であった。南米代表はパラグアイのオリンピア。ポンチョを着てスタジアムで応援した。05年には来日した同選手に直接会うこともできた。チラベルト選手はすでに引退したが、伝統の堅守に加え、長身FWのサンタクルス選手に注目している。「スコアはいいたくないけど、パラグアイが勝ちますよ。日本にも頑張ってもらいたいけど」29日はテレビの前で声援を送るつもりだ。


「勝つ自信ある」パラグアイは余裕見せる(テレビ朝日)
2010FIFAワールドカップ、日本に勝てば初のベスト8進出となるパラグアイは、日本を警戒しつつも「勝つ自信がある」と余裕を見せています。パラグアイ代表・サンタクルス選手:「(Q.日本戦に向けた感想は)非常にリラックスして、仕上がりは順調だ。日本に勝つ自信がある」「(Q.日本チームの印象は)日本はスペースを与えず、コンパクトにラインを保つ組織的サッカーをするチームだから、日本の攻撃陣をマークするのは難しい」「ベスト8初進出という歴史を作ることが、僕らの気持ちを2倍に高めているよ」


本田以外に「松井・大久保に注意」 パラグアイ監督(朝日)
9日の決勝トーナメント1回戦で日本と対戦するパラグアイのマルティノ監督が28日夜、試合会場となる当地のロフタス・バースフェルド競技場で記者会見に応じた。日本だけではなく、パラグアイにとっても初の準々決勝進出がかかる一戦。「歴史をつくる」と意気込んだ。 「日本はとてもスピーディーなチーム。守備から攻撃への切り替えが速い」。開口一番、マルティノ監督はそう切り出した。うっすら笑みを浮かべながらの早口。「本田以外に注意する選手は」との質問には「松井は素晴らしい。大久保も足が速い。岡崎も、いいサイドアタッカー。彼らに余裕を与えてしまうと、日本は強みを出す」。 1次リーグ3試合で1失点の堅守と柔軟な試合運びが持ち味のチーム。理想の展開をこう語った。「日本は速いので、ピッチ上を行ったり来たりするのは非効率的。球の保持率を高めたい。そうすれば、我々が日本を押し込める。パラグアイは前に出ていくべきなんだ」。岡田監督同様、先取点を重視する。「先制できれば精神的な重圧が軽くなる」。序盤の攻防が流れを大きく左右しそうだ。


パラグアイと日本 縁遠かった両国 決戦通じて急接近 (産経)
「ホンダはナカタの後継者」「フリーキックに注意しろ!」。29日、サッカーW杯決勝トーナメントで日本と対戦するパラグアイの新聞各紙には、軒並み日本関連の見出しが躍った。地球の裏側に位置し、ふだんはかかわりが薄い両国にとって、W杯での激突はお互いの存在を見直す、またとない機会ともなった。「この国でサッカーは、スポーツとして一番というだけじゃなく、仕事を含め、人生の中で一番大事な存在。そんな国と日本はぶつかるんです」Jリーグの鹿島アントラーズなどを経て現在、パラグアイ1部リーグのスポルティボ・ルケーニョでGKとしてプレーする小澤英明選手(36)は試合を前に、同国のサッカー文化についてこう話す。「パラグアイ人は、サッカーを本気で愛している。Jリーグは始まって20年足らず、こちらはプロリーグが始まって100年。それだけの蓄積はやはり、ある」そのパラグアイが決戦を前に、自信を見せつつも「日本サッカー」に注目しているのが感じられる、と小澤選手はいう。「たとえば、走る力。日本人はなぜあれほど走り抜けるのか、とコーチも驚いている」。試合直前の同国メディアも、「新戦力が次々に登場している」「ホンダはすでにナカタを超えた」などと日本について詳細に報道。日本でも人気のあった元同国代表GKチラベルト氏は「日本戦は大丈夫。力を出し切れば必ず勝てる」と、まるで国民をなだめるかのようなコメントを出した。19世紀初めにスペインから独立したパラグアイは、勇武で知られる先住民のグアラニ族とスペイン系との融合が進んだ。今では人口約630万人の9割以上をメスティーソと呼ばれる混血が占め、同国人はその一体性を誇りにしている。 一方で、国民の4割を占めるとされる貧困層への対策は中道左派系のルゴ大統領が08年に就任した後も進まず、社会には不満が鬱積(うっせき)する。1人あたり国民総所得も2千ドル(約17万8千円)程度と、ブラジルやチリとは対照的に上昇機運に乗り切れない。それだけに、国民がサッカーに寄せる期待は高い。29日、パラグアイは多くの企業や官庁が臨時休業となり、国をあげての応援態勢をとる。ルゴ大統領ら閣僚は連日、赤と白のユニホーム姿でテレビに登場。「日本の首相はここまでやらないのでは」と、アスンシオン在住の日本人は苦笑している。


勿論当日はアルビローハの勝利を祈願して当方もユニフォームを着て(パラグアイの)出勤です。

決戦控え、パラグアイでも期待が高まる(日本テレビ)
「2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ」で、日本代表は日本時間29日夜、初のベスト8を懸けてパラグアイと対戦する。パラグアイでは、代表チームの応援グッズが飛ぶように売れるなど市民の期待が高まっている。日本戦を目前にしたパラグアイでも興奮は高まっている。応援Tシャツは1つの店で一日に500枚以上売れているという。街の至る所にユニホームカラーの布や国旗が掲げられ、応援ムードを盛り上げている。Jリーグ「東京ヴェルディ」からパラグアイの1部リーグ「タクアリ」に移籍した北脇里規選手(24)は「(Q日本が善戦するためには?)いつもの日本のサッカーをして、パラグアイ人をいらつかせて、スペースができたところをついていくのがいいのでは」と話した。男の子のほとんどが「将来はサッカー選手になりたい」というほど、サッカーが人気のパラグアイ。29日の試合時間帯には多くの学校や会社で作業がストップし、日本戦を見守ることになりそうだ。

国際的アルパ奏者夫妻が母国の勝利予想(日刊スポーツ)
サッカー日本代表がW杯初の8強を懸けて29日、パラグアイ代表と対戦する。この決戦をめぐって横浜市に住むパラグアイ人男性と日本人女性の夫婦が、早くも応援で火花を散らし、ともに「2−1」の母国勝利を予想した。しかもこの夫婦、パラグアイの伝統楽器「アルパ」のプロ演奏家で、ステージでは息の合った旋律を奏でている。サッカーではお互いに1歩も譲らないが、29日の試合をイメージした新曲をつくる計画も練っている。互いに譲らない。夫が「日本は本田が怖いね。でも、心配ない。今のパラグアイに負ける理由は見つからない」と胸を張れば、妻も「遠藤さんのFKを見なかったの? 日本が負けるなんて思えない」と切り返す。さらに夫が「あの遠藤の髪形はクリンクリンしていて変だよ」とサッカーと無関係なところで"口撃"する。予想スコアはともに「2−1」。もちろん、それぞれの母国の勝利を信じて疑わない。この夫婦は、ハープに似た形のパラグアイ伝統楽器「アルパ」のプロ演奏家なのだ。夫エンリケ・カレーラさん(33)は大統領官邸に招かれる国賓の前で演奏を披露するほどの国民的演奏家。妻松木亜里沙さん(26)も05年、パラグアイに音楽留学し、現地最大の音楽祭「グアランバレ・フェスティバル」の国際部門で優勝した実績を持つ。なれ初めは、留学中の亜里沙さんの師匠がエンリケさんだったこと。互いのアルパへの思いが愛情になり、06年3月に結婚。ただ、その直後にエンリケさんが、地中海上の豪華客船内での演奏の仕事で、半年間ほどイタリア遠征に出てしまった。新婚直後、亜里沙さん1人のパラグアイ生活を心配したエンリケさんが「日本の実家にいる方がいいよ」と帰国に賛成してくれた。イタリアでの契約を終えたエンリケさんは、パラグアイではなく日本に、最愛の妻を追い掛けて定住してしてしまった。愛妻家のエンリケさんは、奥行きの深い音色を奏でる。楽曲では蒸気機関車や森の小鳥のさえずりもアルパで再現してしまう。目を閉じて聞くと、まるでそこに蒸気を噴き出しながらレールをきしませて、力強く前進するSLが走っているようだ。弦楽器の音を超えている。今回のW杯からテレビの3D放送がスタートしたが「音の3D」を体感している気分になる。亜里沙さんとは応援では対立するが、29日の日本−パラグアイ戦をイメージした新曲をつくるプランを持っている。エンリケさんは「ボールを蹴ったり、ゴールネットを揺らすシュート、そこに『さくら』のような音楽を重ねる。今大会ならブブゼラのうるさい音も入れてみよう。面白い曲ができ上がると思う」とアイデアを膨らませている。その横で亜里沙さんは「とても楽しそう。きっと、みなさんに喜んでいただける」と笑顔を見せたが「でも、日本が勝っちゃったら曲をつくるモチベーションが下がるから、29日の昼ごろまでに仕上げてもらおうかな」とペロリと舌を出した。

日系人はほとんどパラグアイを応援(日刊スポーツ)
日本から約1万8000キロ、時差13時間のパラグアイには1936年に日本人が初めて移住して以来、現在も約7000人の日系人が生活している。ただ、地球の裏側にも日本代表の応援団がいたぞ!...などと思ってはいけない。実は、現地日系人はほとんどが熱烈なパラグアイサポーターで「相手が日本でラッキー」と考えているという。パラグアイの首都アスンシオン市にある日本大使館の広報担当者は、日系人はどのようにW杯を見ているのか尋ねると「テレビ観戦するはず。でもほとんどの方がパラグアイ代表を応援している」と答えた。決戦の29日、パラグアイは国を挙げてW杯観戦モードに入る。アスンシオン大では朝7時から9時半まで講義をし、試合開始の午前10時前には全講義を休講にする。学生、講師、職員がW杯を観戦するための措置という。ほかの公官庁、一般企業、学校も同じだ。アスンシオン大の医学部6年の日系人女子学生(24)もパラグアイ代表を応援する。4年に1度、W杯の期間だけテレビ観戦して代表を追いかける。「同じF組だったイタリアが1位、パラグアイは2位通過かと思った。それが1位。これでE組2位との試合だから、初めての8強は夢じゃないと思った」とW杯だけの観戦にしては読みが鋭い。同女子大生は過去に3回来日したことがあるが「私は日本人だけど、日本への思いはパラグアイよりも薄い。パラグアイは先進国ではないです。でも、サッカーで勝つことで、何でもできると思える。パラグアイ代表が勝つことは私の支えでもある」と話した。パラグアイに移住して49年になる永井初治さん(60=会計士)はW杯が始まってから仕事が手につかない。もちろんパラグアイ代表を応援する。「普段職場にテレビはないけど、仲間が自宅のテレビを持ってきた。試合が始まると誰も仕事はしない。日本はそうじゃないの?」と永井さん。現地日系人の間では、パラグアイ代表の大躍進をウワサしているという。「だって、日本と試合できるんだよ。申し訳ないけど大チャンス。29日は2−0でパラグアイが勝ちますね」と永井さんは笑った。パラグアイの7000人の日系人に、日本代表を応援する人はほとんどいないことがよ〜く分かった。


こんな発言もありました。

チラベルト氏、パラグアイ代表監督名乗り (サンスポ)
南アW杯後のパラグアイ代表監督として、元同国代表のホセ・ルイス・チラベルト氏が立候補したことが分かった。28日付独誌キッカーに、「もしタタ(マルティーノ現監督)がW杯後に辞めるなら、用意ができている」と明言した。FKやPKを決める個性派GKとして、3度の世界最優秀GKにも選ばれる一方、奔放な発言も目立つチラベルト。この日本戦直前の発言は、どう影響する?

パラグアイ伝統の堅守分析 中盤でのボール奪取高率(朝日)
日本が29日に戦うパラグアイ伝統の堅守を、スカウティングデータを提供する「プロゾーン」の数値を元に分析してみた。1次リーグでパラグアイがスロバキアを2―0で下した試合は、その持ち味がよく出ていた。両チームの選手がボールを奪った位置をピッチを3分割して見てみる。パラグアイは自陣から順に、「96回、95回、33回」。一方のスロバキアは「120回、75回、26回」。パラグアイは中盤での奪取率が高く、できるだけ相手ゴールに近い位置で球を奪う意識を選手たちが共有し、速攻につなげている。 日本の岡田監督が「チーム全体で厳しく守備のプレスをかけてくる。攻守の切り替えも早い」と語った印象にまさに合致する。パラグアイの堅守とは、自陣に引きこもって鍵をかけるスタイルではなく、常にゴールを意識した積極的な守備といえる。 日本の1次リーグをみると、球を奪う位置はスロバキア同様、自陣寄りに集中している。カメルーン戦は自陣から「132回、43回、20回」。オランダ戦は「94回、62回、23回」。デンマーク戦が「114回、47回、24回」。FW陣や中盤が労を惜しまずに圧力をかけてくるパラグアイに対し、一瞬の判断の遅れでも危機を招くため、日本はDFや中盤でのパス回しには特に注意しなければならない。パラグアイはシュートそのものを打たれる回数も少ない。1次リーグは3試合で「被シュート計20本」は16強で最少だった。 それでも狙い目がないわけではない。スロバキア戦のパラグアイのタックル数を見ると、相手の約1・5倍の38に上る。球際の強さに自信があるせいか、どの選手もペナルティーエリアから少し離れた位置なら激しく接触してくる。実際、大きなピンチでもないのに、本田がデンマーク戦で直接FKを決めたのとほぼ同じ位置で反則を犯している。日本は機を見て前線に果敢に飛び出して反則を誘い、得意のセットプレーのチャンスを多くつかみたい。




(図解:パラグアイVS.スロバキア戦でボールを奪った回数とエリア:朝日)



決勝トーナメント始まる-02 (2010年 6月27日)
アスンシオンには多くの日本の新聞社ならびにテレビ局が入って来て取材をしているようです。日本の新聞の論調も的を射ている内容に変化して来ているように思います。ベスト8を巡る戦いは半分が終了し、ドイツ-イングランド戦の「疑惑のノーゴール」問題が大きく取り上げられています。世界中の人がテレビを通じて明らかにゴールであると分かるのに判定は「ノーゴール」これではイングランドの人は納得出来ないでしょう。さて、南米勢はウルグアイとアルゼンチンが順当に勝ち進みベスト8進出を果たしてます。南米予選の4位と5位が世界のベスト8に入るのですから南米の高さは本物でしょう。明日は1位ブラジルと2位チリが直接対決、そして火曜日には3位パラグアイがアジアの雄・日本と対決します。ベスト8は欧州が3アフリカが1が確定、南米が3もしくは4、アジアが1もしくは0という事になりました。

W杯8強、祖国にも日本にも期待 佐野市パラグアイ協会(下野新聞)
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、初のベスト8進出を懸け29日、南米の強豪パラグアイと激突する日本代表。岡田ジャパンの快進撃に国民の期待は高まる一方だが、県内にはパラグアイの活躍にも思いを寄せる人たちがいる。佐野市パラグアイ協会のマリアノ・ヴァルガス会長(55)は「祖国と家族が暮らす国。両国民にとって満足できる試合を」と期待を込めている。 27日昼、佐野市内の河川敷。祖国の赤白ストライプのユニホームに袖を通す男女が続々と集まってきた。話題の中心は日本戦。「フリーキックに注意。ゴール前のファウルを避けるべき」「空中戦やカウンター攻撃が有効」。男性が年代を問わずサッカー談議に花を咲かせ、ミニゲームで大声を出して走り回る姿もあった。 県によると、2009年末に県内で外国人登録していたパラグアイ人は87人。佐野市には34人と集中しており、日本国内の市町村でも随一とされる。 同協会は1993年、同胞や日本人との交流を深めようとヴァルガスさんが設立。活動実績が評価された上、「sano」が公用語のスペイン語で「健康」を表すことも手伝い、同市は現地で「同胞が一緒に元気に暮らせるまち」として有名だという。 サッカー好きが高じ「試合に熱中し自分の結婚式に遅刻した」という来日20年目のヴァルガスさん。毎年5月の独立記念日前後には、全国の同胞を集め親善大会を主催。祖国のためチャリティーマッチを開いたことや、同国元代表ゴールキーパーのチラベルトさんを招いたこともある。 同会発足から17年。サッカー交流や子孫の誕生を重ね、日本人社会との距離は縮まりつつあるという。そんな中で迎えた歴史的一戦。来日14年のミゲル・アルサメンディアさん(48)は満面の笑みで話す。「どちらの国が勝っても初のベスト8でおめでたい。日本が勝ったら優勝するまで応援し続けるよ」


チラベルが訪問した時にこの場所に行きました。その時の様子を写真入りで紹介しておりますのでご覧下さい

訪日しての感想(2005年 3月)(08・佐野市のパラグアイ人)



(写真:佐野市の河川敷:下野新聞)




決勝トーナメント始まる (2010年 6月26日)
今日からベスト8を巡る戦いが始まりました。ウルグアイが韓国に競り勝ち、アフリカの星・ガーナが米国を延長で下しました。この結果ウルグアイとガーナがベスト4を賭けて戦う事になりました。このブロックには欧州のチームは居ません。韓国とウルグアイの試合では韓国がむしろ押していましたが、最後にウルグアイに技ありのミドルシュートを決められて惜しくも敗退となりました。地域に関係無くここまで勝ち上がったチームの実力は紙一重という印象です。アスンシオンには決戦を前に通信社、新聞、テレビ局が続々と入って来ています。日本の皆さんにパラグアイを知ってもらえる良い機会になったと思います。ウルグアイは過去優勝2回の実績を誇っていますが、このところ南米では5位争いをしている国でワールドカップ本戦でベスト8に進出するのは40年ぶりなのだそうです。

アスンシオンの街の様子は余り普段と異なった印象はありません、勿論道端には応援グッズが売られ旗を付けた自動車が多く見られますがワールドカップ当初から普通に見られるもので特に盛り上がっている雰囲気ではありません。火曜日の試合も平日の午前中なので勝利しても一部の人が集まる場所を除いてはお祭り騒ぎにはならないと思います。ただかつて決勝トーナメントを勝ち上がった事が無いのでどのような事態になるのかは予測出来ません。

パラグアイ、堅い守りで日本に“脅威(サンスポ)

マンチェスターCでも活躍するイケメンFW、サンタクルスは、1位通過にも不満顔。視線は日本戦へロックオンだ。さぁ、一発勝負だ!パラグアイが勝ち点5でF組1位通過を決め、29日の決勝トーナメント1回戦で日本と対戦することが決まった。国際サッカー連盟(FIFA)ランクではパラグアイが31位。日本は同45位。W杯は4大会連続8度目の出場で、過去のW杯での最高位は日本と同じベスト16だが、今大会が4度目の決勝トーナメントと経験は豊富。攻撃的なチームがそろう南米の中では異色の守備的なスタイルが伝統で、数少ない得点を粘り強く守り切るのが持ち味だ。パラグアイ、堅い守りで日本に“脅威”的確なパス回しに目的意識が、にじみ出る。時間帯を確認しながら、FWがシュートを放つ。引き分け以上で1次リーグ突破が決まる最終戦で、ニュージーランドと引き分けたパラグアイがF組1位通過決めた。1メートル89、長身のイケメンFW、サンタクルスは2大会ぶり通算4度目の16強切符を手にし、「目的はグループ突破だった」。したたかに母国史上初の1次リーグ1位通過に笑顔をみせた。攻撃的なチームがそろう南米のなかでは、異色の守備的なスタイルが持ち味。07年に就任したアルゼンチン人のマルティノ監督がそこに攻撃の意識付けを徹底。南米予選はブラジルと1勝1敗、アルゼンチンに1勝1分けと互角に戦い、3位通過を果たした。ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイに続き南米勢4カ国目、1位通過は同3カ国目で決勝トーナメントへ。南米予選ではブラジルとアルゼンチンの2大強国を撃破し、3位で本大会出場を決めた看板に偽りはない。仲間に朗報を届けたい。南米予選でチーム最多の6ゴールを挙げたエースのFWカバニャスが、1月にメキシコ市内のバーで頭部を銃撃されて一時重体に。チームは想定外の事態を乗り越えて、結束力を強める。1位通過にも主将のDFカニサは「まだ最初の一歩」。目標は過去3度とも突破を果たせなかった8強進出だ。マルティノ監督も「勝ち進むにはもっといいプレーが必要」と、初の準々決勝進出を目指す日本との対戦に気を引き締める。日本との通算成績は6試合で日本の1勝3分け2敗。最近では08年5月に埼玉スタジアムで対戦し0−0。平均身長は日本の1メートル79に対して1メートル81と大きな差はないが、サンタクルス、1メートル93のカルドソと長身FW陣には警戒が必要だ。同監督は「日本のことは知っているよ」。神経戦がもう、始まった。

サンタクルス断言!「今のチームがパラグアイ史上最強」(スポニチ)
堅守を誇るパラグアイで、攻撃の中心を担うのがマンチェスターCに所属するFWロケ・サンタクルス(28)だ。 16歳の時に国内の強豪オリンピアでプロデビューし、17歳にしてA代表デビュー。19歳でバイエルンMに加入し、07年に移籍したプレミアリーグのブラックバーンではいきなり19得点。1メートル91の長身とスピード、優れた得点感覚を生かして、トッププレーヤーの仲間入りを果たした。初のW杯出場となった02年日韓大会では1次リーグの南アフリカ戦で初ゴール。06年ドイツ大会、そして今大会の1次リーグ3試合では無得点に終わっているだけに、日本戦で8年ぶりのW杯ゴールを狙っている。サンタクルスは日本戦に向け「パラグアイは歴史的な時間を迎えることができている。過去の代表と比べても今のチームが一番強い。チームが一丸となって次のラウンドに進むことができた。次の相手がどこであろうと気にしていない」と強気に話した。イケメンFWとして女性ファンが多いことでも知られる背番号9が、日本のDF陣に牙をむく。

初8強へ非公開練習、日本には絶対見せない…パラグアイ(報知)
パラグアイ代表は25日、29日の日本戦に備え、パルゴワンで冒頭15分のみ公開の非公開練習を行った。ベースキャンプ地パインタウンから車で2時間、100キロ以上離れた辺境の地ともいえるグラウンドを練習場所とし、地元警察は日本人メディアへの情報を遮断。同国史上初の8強入りへ、情報戦を開始した。フリーウエーのピーターマリッツバーグで下り、そこから1時間。外灯はなく、民家も数キロ置きにある程度。道路脇はほとんどが焼け野原。夜になると明かりは野原を焼く炎と、月だけが照らすだけ。そんな道を1時間進むと、パラグアイの練習場所、パルゴワンがある。パルゴワンの標高は1100メートル前後。高地対策の意味もあるが、チーム付きの警察が「パラグアイのチームから、情報は何も言うなと言われている。練習予定も秘密だ。こんなところまで来るなということだ」と話すように、チームの情報が漏れないように、あえて辺ぴな場所を選んでいるようだ。それだけの期待を受けている。パラグアイの最高成績はベスト16。堅守で1次リーグ突破を決めたマルティノ監督は「1次リーグを突破しなかったら、我々のことは忘れ去られる。たとえ最強チームだったとしても」と強気に話せば、FWサンタクルスも「最強チームだ。相手はどこでも関係ない」と歴史的勝利へ鼻息が荒い。日本戦に向けた戦術などはすべてベールに包んだまま、決戦へと向かう。


パラグアイ 悲願8強へ“陸の孤島”トレ(スポニチ)
日本と8強入りを懸けて対戦するパラグアイ代表が25日、“陸の孤島”で秘密練習を開始した。チームはダーバン市中心部から約15キロ離れたパインタウンに宿泊しているが、練習はそこからさらに北西に100キロ以上も離れたバルゴワンの山間部で行われた。ダーバンから車でフリーウエーを使って約1時間走り、ピーターマリッツバーグで一般道へ。そこから北西に30キロ以上進んだところがバルゴワンだが、練習場はさらに山奥にある高校のグラウンドだった。練習場周辺は校舎と高い塀で囲まれ、さらにその周囲を山々が取り囲んでいた。もちろん、わざわざ遠く離れた山間部まで足を運んでの練習には理由がある。実は、この練習場の標高は試合会場であるプレトリアと同じ1200メートル。本番を想定した綿密な練習をパラグアイがいち早く開始したというわけだ。練習場の周辺約5キロの範囲を警察官が警備する厳戒態勢で、練習場に近づくことはおろか、周辺での車の停車も許されない状況。26日の練習では冒頭15分間だけ公開したが、グラウンド周辺には何台ものパトカーが行き来する物々しさだった。パラグアイ代表は86年、98年、02年と3度決勝トーナメントに進出しているが、いずれも敗れて16強止まり。マルティノ監督は1次リーグを「1位通過はとても重要だったが、一つのステップにすぎない」と振り返り、悲願のベスト8入りを懸けた日本戦に向けこう言った。「このラウンドになったらみんな厳しい戦いになるが、次の相手がどこだろうと関係ない」。ピリピリムード全開の中、早くも高地トレを開始した姿勢に、パラグアイの日本戦に向けた強い決意が表れていた。


パラグアイも臨戦態勢に入ったようです。

狙うは完封…パラグアイ、伝統の堅守に自信(スポニチ)
日本代表を迎え撃つパラグアイ守備陣は、定評のある堅守で完封を狙う。24日のニュージーランド戦を0―0で引き分け、F組1位での突破を決めたアルゼンチン人のマルティノ監督(47)は「守備は安定している。ニュージーランド戦はとくに良かった」とさらに自信を深めた様子。センターバックのJ・カセレスも日本戦に向け「日本はかなり速い。そのシステムを無効にしなければならないが、われわれはそのやり方を知っている」と言い切った。パラグアイは世界的GKチラベルトを輩出するなど、伝統的に守備が強いことで知られる。今年1月にパラグアイのルケーニョに移籍した元鹿島のGK小沢英明(36)も「パラグアイは攻撃よりまず守備を考える国で、GKの地位も他国より高い」と話している。パラグアイリーグで低迷していた強豪リベルタを06年に復活優勝させた手腕を買われ、07年2月に代表監督に就任したマルティノ監督は、まず守備の整備から着手。今回のW杯南米予選では18試合でブラジルの11失点に次ぐ16失点の堅守で、ブラジル、アルゼンチンをホームで破った。W杯1次リーグでも失点は初戦のイタリア戦で許した1点のみ。日本代表の前には分厚い壁が立ちはだかる。


負傷2選手、日本戦へ練習合流=パラグアイ(時事)
サッカーのワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦(29日)で日本と対戦するパラグアイの主力DFアルカラスとMFサンタナが26日、チームの練習に合流した。1次リーグのイタリア戦で得点したアルカラスはスロバキア戦で足首を負傷。サンタナは足の筋肉を痛め、ともにニュージーランド戦を欠場していた。


パラグアイは泥臭くハングリー…広山さん語る(読売)
サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、決勝トーナメントにコマを進めた日本代表は29日、パラグアイと8強入りをかけて戦う。パラグアイの選手は個人技に優れると言われるが、この国のリーグでプレーした経験を持つ元日本代表でJ2・ザスパ草津の広山望(のぞみ)選手(33)は「相手は手ごわいが、日本はパス回しで勝機を」と語った。広山さんが南米に渡ったのは2001年。ジェフ市原(現・千葉)からパラグアイの強豪セロ・ポルテーニョに移籍し、中心選手として活躍した。肌で感じたことは、「きれいなプレーより、球際の泥臭さにたけていることだ」と話す。パラグアイは産業が少なく、隣国のブラジルやアルゼンチン以上に、国民の誇りと楽しみはサッカー、というお国柄。報酬が月に10万円以下の選手がいる一方、トップ選手はその何十倍も手にする。「W杯での1プレー、1ゴールで彼らの今後の人生が変わる」と広山さん。そんな環境が選手をハングリーにさせ、ボールに強い執念を持たせる。広山さんが「要注意」と思うのはFWの2人。長身で技術もあるサンタクルス選手と攻守の起点になるアエドバルデス選手だ。日本代表はどう勝機を見いだすのか。広山さんの答えは「肉弾戦よりパス回し」。相手のペースにのらず、じっくりとパスを回し、じれてきたらスキを突く戦いが効果的と分析する。ちなみにゴールを守るビジャル選手は、広山さんが初めて公式戦で点を奪ったGKだ。「僕が点を取れたんだから、日本代表も取れますよ」


セロで大活躍した広山さんの名前が出て来ましたね。

日本VSパラグアイどっちを応援?複雑な元ヤクルト投手(スポニチ)
プロ野球元ヤクルト投手の岡林洋一スカウトは、W杯決勝トーナメント1回戦で日本代表とパラグアイが対戦することに複雑な表情を浮かべた。68年にパラグアイで日系2世として生まれ、14歳まで日系人移住区で過ごした経歴を持つ。「せっかく日本が決勝トーナメントに出たのに、よりによって対戦するなんて」と残念そう。当時は地元の少年野球チームでプレーしていたが、学校では毎日サッカーに興じたサッカー通。「どっちを応援するかは難しくて決めきれない」と悩んでいた。


元ヤクルト岡林氏パラグアイとPK戦希望(日刊スポーツ)
プロ野球ヤクルトで元エースだった岡林洋一さん(42)は、サッカーW杯で8強を懸けて29日に行われる日本−パラグアイ戦を複雑な気持ちで迎えることになる。岡林さんはパラグアイで生まれ、14歳のときに高知県に移り住んだ。子どものころは呼吸をするのと同じぐらいにサッカーで遊んでいただけに「何でこの2国が対戦するのか」と困惑する。1−1でPK戦にもつれる試合展開を希望しているという。「何でよりによって、日本とパラグアイが対戦するんでしょうか。ほかにも出場国はあるのにね」と岡林さんは白い歯をみせて頭をかいた。パラグアイのアルトパラナ県イグアス市で生まれた。61年から、日本人の移住地となった場所で、14歳までを過ごし、その後、野球王国の高知市に引っ越した。甲子園で活躍し、ヤクルトでもエースとして君臨した。しかし、パラグアイではサッカーばかりしていた。スペイン語学校と日本語学校の両方に通っていて、野球は日本語学校で友だちに誘われて10歳から始めた。毎週土曜午後、日曜午前に練習をしていた。サッカーはチームには所属していなかったが、毎日空き地や路上でやっていた。1人の時も壁に向かってパスを出し、リフティングをしているだけで面白かった。野球はクラブ活動、サッカーは生活だった。下校途中にかばんを2つ地面に置いてゴールをつくった。DFやGKはいない。みんなボールを持ったら得点することしか考えていない。「あのころはマラドーナ(現アルゼンチン監督)がヒーローだった。みんなマネをしていたもんね」と岡林さんは笑う。それだけに今回の8強を懸けた日本−パラグアイ戦は考えるだけでも胸が痛くなる。「ともに守備が堅固で相手の攻撃を受けてしまう。負けると終わりというトーナメント戦だから、攻撃を仕掛けるタイミングをつかめずにシュートすら打たない展開になるかもしれない」と試合がかみ合わずに好機をつぶし合う不安も口にした。さらに「早い時間でミドル弾を打って、活気のある試合にしてもらいたい。希望では1−1で最後にPK決着がいい」とスコア予想も。ちなみに、最初は両国を平等に応援して、試合の均衡が破れたら「負けてる側を応援する。PK戦がいいのは、少しでも長く両国が決勝Tに残ってもらいたいから。でも、PKは疲れるだろうなぁ」と苦笑いを浮かべた。


久しぶりに「パラグアイの岡林」の名前が出て来ましたね。




決戦を前に (2010年 6月26日)
今日からベスト8を巡る戦いが始まります。パラグアイ-日本戦と比較される ウルグアイ-韓国 戦から始まります。この試合がパラグアイ-日本戦に微妙に影響するかも知れません。韓国が勝つような事があると日本が勢いづく可能性があると思っています。

一次リーグ終了 (2010年 6月25日)
本日が一次リーグ最終日で決勝トーナメント進出の16ヶ国が決まりました。欧州6、南米5、北米2、アジア2、アフリカ1という結果でした。欧州の方が南米より多く通過しましたが元々南米は5チームで全チームがトーメンとに進むので内容が異なります。南米5チームで最後のチリがスペインに負けて「無敗・全チームがトップで一次リーグ通過」という快挙は逃しましたがチリも2位となり全チームが通過しました。成績は10勝4分1敗という驚異的なものでした。南米は常に欧州の1/3くらいの数しか本戦に出ていませんが、過去の18回の大会で半数の9回優勝しており欧州勢に引けを取る事は無いのですが今回しっかりと結果が出ましたので良かったと思います。日本のマスコミの皆さんもこれで欧州偏重の思い込みからの記事が減る事を期待しています。

大久保、パラグアイに五輪のリベンジだ(デイリースポーツ)
日本代表のFW大久保が、04年アテネ五輪のリベンジに燃えた。決勝トーナメント1回戦の相手となるパラグアイには、同五輪で3‐4で敗れている。「パラグアイは強いよ。どこがきても厳しいけど、強いし、激しいし、ずるがしこいし…」と南米の雄に警戒感。その上で「一発勝負だからね。付け入るスキはある」と不敵に笑った。


闘莉王がパラグアイを警戒「一発勝負の戦い方知っている」(報知)
DF闘莉王らが、決勝トーナメント1回戦の相手、パラグアイに最大限の警戒を示した。闘莉王は「南米は避けたかった。強い。トーナメントでの戦い方を知っている。一発勝負にかける強さを持っている」。欧州列強が沈む中、南米勢はほぼ順当に16強進出を決めており、抜群の安定感を見せている。闘莉王にとって因縁の強敵でもある。04年8月12日、アテネ五輪初戦で3―4で敗れた。現在の日本の先発組に松井、大久保、駒野というアテネ組は多く、当時のパラグアイにはMFトーレス、バレットらがいた。阿部も強さを認める。「嫌な相手。守備もコンパクトに組織だっていた。身体の強さも足元の技術もある。難しい相手だと思う」と評した。1次リーグのテレビ中継のみならず、スカウティングも済んでいる。日本は6月4日にコートジボワール戦を行ったが、直前に5月30日のパラグアイ戦の解析映像を見た。日本が完敗を喫したアフリカの雄と2―2で引き分けたしぶとさは脳裏に刻まれている。「下手は下手なりの試合をするだけ」と闘莉王。泥臭い堅守でアテネの借りを返し、8強進出を狙う。

実際にプレーをした人はよく理解しているようです。

この他では川口選手が99年のコパ・アメリカに来ています。

欧州は最少6、南米は5=W杯サッカー16強〔W杯〕(時事)
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会は25日、16強が出そろい、欧州勢はドイツ、イングランド、スペイン、ポルトガル、オランダ、スロバキアの6チームにとどまった。1次リーグの後、16チームが決勝トーナメントに進む方式が採用された1986年メキシコ大会以降で最少。連覇が懸かったイタリア、前回準優勝のフランスが敗退した。南米勢はブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、チリの出場5チームがすべて16強に進出し、アジアは日韓の2、北中米は米国とメキシコの2、アフリカはガーナの1だった。 

面白いもので欧州で勝ち上がった6チームが直接対決となりました。要するにベスト8には欧州が3チーム、その他が5チームとなる事が確定した訳です。南米は5ですが、ラテンアメリカ内のメキシコそして欧州のポルトガル、スペインもお仲間で、これを併せると8ヶ国と半数になりますね。

南米強すぎる!全5チームが16強進出(スポニチ)
W杯南アフリカ大会は25日に1次リーグを終え、16強が出そろった。南米は出場5カ国すべてが決勝トーナメントに進み、13チームが出場した欧州勢は6チームのみが進出。北中米、アジアはそれぞれ2チームで、地の利があると思われたアフリカ勢はガーナだけが生き残った。26日から始まる決勝トーナメント1回戦では、過去の大会で名勝負を繰り広げてきたドイツとイングランドがいきなり顔を合わせる。08年欧州選手権覇者のスペインと、C・ロナウドを擁するポルトガルとの対戦も好カード。E組1位のオランダはスロバキアと対戦するため、1回戦8カードのうち3試合は欧州勢同士の直接対決となった。マラドーナ監督とFWメッシに注目が集まるアルゼンチンはメキシコと対戦。強豪のブラジルも順当にベスト16入り。アジアからは日本と韓国が1次リーグを突破し、残るアフリカ勢はガーナだけとなった。日本は初の8強を懸けてパラグアイに挑む。


ようやく分かったのか! と言いたいですね。

1次リーグ総括 南米勢が活躍、欧州は苦しむ(産経)
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会は1次リーグを終え、南米勢の好調ぶりが際立ち、出場全5チームが決勝トーナメントに進んだ。一方、欧州勢は強豪国のフランス、イタリアが敗退するなど苦戦。「第3勢力」では日本と韓国が16強入りしたアジア勢と、5カ国が1次リーグで敗退したアフリカ勢で、明暗が分かれた。今大会、南米からはブラジル、アルゼンチンの両雄に加えチリ、パラグアイ、ウルグアイの5チームが出場。1次リーグの計15試合ではチリがスペインに敗れただけ。全体で10勝4分け1敗の好成績を残した。5チームの共通点は、多くの主力選手が欧州でプレーすること。ブラジルなど南米各国で監督を経験し、現在J2柏の監督を務めるネルシーニョ氏は「南米特有の高い個人技に欧州で養った組織力が加わった」と躍進の要因を挙げた。ブラジルはこれまでにない組織的な守備を披露。ウルグアイは無失点、パラグアイ、アルゼンチンは1失点で1次リーグを乗り切った。南米各国リーグの上位チームが南米一を目指す「リベルタドーレス杯」も強さを支える。ネルシーニョ氏は「異国の慣れない環境で、選手は高い経験値を得ている」と指摘。欧州、南米それぞれで活躍する選手が、互いの特徴を生かし合えるのが強さの秘密だ。欧州勢では前回ドイツ大会で決勝を戦ったイタリアとフランスが姿を消した。欧州クラブ王者を決めるチャンピオンズリーグで優勝したインテル・ミラノ(イタリア)は、南米を中心とした外国籍選手が主力。「若手が試合に出られず、成長機会が少ない」とネルシーニョ氏。確かに、フランスとイタリアは前回から主力が変わらなかった。優勝候補と呼ばれるドイツ、スペインは1次リーグで1敗を喫した。前回は欧州から出場した14チーム中10チームが16強入りしたが、今回は13チーム中わずか6チーム。J1清水監督の長谷川健太氏は「各国で力の差がなくなり、簡単に勝てない時代」と話す。好対照の第3勢力:アジア勢は韓国と日本が16強入り。ともに自国開催だった2002年日韓大会以来2度目の快挙で、世界に驚きをもたらした。一方、6カ国が出場した地元アフリカ勢の16強入りはガーナだけ。南アフリカは史上初めて開催国の1次リーグ敗退の屈辱を味わった。


危険なパラグアイ!29日に日本と激突へ (共同)
F組のパラグアイが、今大会で大健闘のニュージーランドと0‐0で引き分けて、1位で2大会ぶり4度目の決勝トーナメント進出を決めた。1回戦は29日、プレトリアで、E組を2位通過した日本と激突。ヘラルド・マルティノ監督(47)が率いる南米の強豪は、岡田ジャパン同様、個よりもチームの総合力を生かして快進撃を続けている。初の8強進出がかかる日本にとって、手ごわい相手となる。前回優勝のイタリアと1‐1、スロバキアを2‐0と破ったパラグアイは、1次リーグの最終戦もがっちりと試合の主導権を握った。結果的にゴールは奪えなかったが、ニュージーランドに得点を許さず1位通過を決めた。前線に並ぶカルドソ、サンタクルス、アエドバルデスのFW陣に加え、W杯4大会連続出場となる右サイドバックのDFカニサもチャンスがあれば、どん欲に相手ゴールを狙う。多彩な攻撃のバリエーションは、岡田ジャパンにとって脅威となる。8度目のW杯出場だが、最高は日本と同じ16強。かつては守備的なサッカーが持ち味で数少ない得点機を生かすのが、勝ちパターン。その中心にいたのが、GKチラベルトらの名手だった。だが、07年に就任したアルゼンチン人のマルティノ監督は選手に攻撃意識を呼び覚まし、予選ではブラジル、アルゼンチンを相手にも攻めて勝利をもぎ取っている。もちろん、守りにも大きな“穴”はない。ニュージーランド戦は、相手のタフな守りを破れなかった。マルティノ監督は「勝ち進むにはもっといいプレーが必要」と不満を表し、同じく初の準々決勝進出を目指す日本との対決に気を引き締めてくるだろう。過去3回のW杯では1回戦でイングランドに0‐3(1986年)、フランスに0‐1(98年)、ドイツに0‐1(2002年)と強豪に敗退。FWサンタクルスは「(E組1位の)オランダとの対戦を避けられた」と話しており、今回は大きなチャンス到来ととらえている。日本ともよく対戦しており、最近では08年5月に埼玉スタジアムで対戦し0‐0となっている。過去の通算成績は2勝3分け1敗。「日本のことは知っている」というマルティノ監督の言葉が不気味に響く。


パラグアイ国民に楽観ムードなし「日本楽じゃない」(報知)
決勝トーナメント1回戦の相手が日本に決まったパラグアイ国民に、楽観視する声は少なかった。「決して楽な相手ではない」。首都アスンシオンで日本―デンマーク戦を観戦した市民は、危機感をあらわにした。過去にパラグアイは3度決勝Tに進出しているが、1回戦でイングランド(1986年、0―3)、フランス(98年、0―1)、ドイツ(2002年、0―1)といずれも格上の強豪と当たり、完封負け。今回はF組1位通過したことによりE組1位のオランダとの対戦を避けられ、同2位の「相手が日本なら楽勝」とのムードが流れたが、デンマーク戦後に一変した。パラグアイ・ネイケ紙電子版は「歴史を作り続けるチャンスが待っている。だが、日本がダイナミックな良いチームで、スピードがあり自信を持っていることを忘れてはならない」と警鐘を鳴らした。◆パラグアイ 1906年協会設立、25年FIFA加盟。FIFAランク31位。過去W杯は7回出場し最高成績は16強(86、98、02年)。今W杯南米予選はホームでブラジル、アルゼンチンを撃破し10勝5敗3分けの3位で通過。07年2月就任のマルティノ監督、MFサンタナ、オルティゴサ、FWバリオスはアルゼンチン生まれ。代表の愛称は「アルビローハ(スペイン語で白と赤の意)」で、FKを蹴るGKチラベルトが有名。国内1部リーグは12チームで構成され、元鹿島のGK小沢英明がスポルティボ・ルケーニョに所属している。

パラグアイも決勝トーナメントで勝った事が無いので楽勝ムードなど最初からありません。一次リーグを通過した国の実力は接近しており、また一発勝負なのでどうなるのか分からないのは事実ですね。日本は本当に強くなったと感心します。

南米2強が中心か=日韓の8強なるか−決勝トーナメント(時事)
W杯は25日に1次リーグが終了し、ベスト16が出そろった。26日午後4時(日本時間同11時)からは決勝トーナメントが始まる。危なげなく、1次リーグを首位で通過したブラジルとアルゼンチンの南米2強が優勝争いの中心になりそうだ。ただし、今大会は出場チームの力が非常に拮抗(きっこう)しており、前回優勝のイタリア、準優勝のフランスが早々に姿を消す波乱もあった。一発勝負の今後も目の離せない戦いが続きそうだ。ブラジルはアルゼンチンよりも恵まれた。順当にいけば、準々決勝でE組全勝のオランダとぶつかる。スナイダー、ロッベンらオランダが誇る攻撃陣をルシオを中心とするブラジル守備陣がどうかわすか。6度目の優勝へ向けて、ここが最初のヤマ場になるだろう。アルゼンチンは厳しい戦いの連続になりそうだ。1回戦は前回延長戦の末に振り切ったメキシコの挑戦を再び受ける。そこを突破すると、準々決勝ではイングランド−ドイツの勝者と対戦。メッシを中心に攻撃力は今大会トップクラスだが、接戦になったときの戦い方に一抹の不安を残す。イングランド−ドイツ、スペイン−ポルトガルは屈指の好カード。イングランドはエースのルーニーの復調が待たれるところで、ドイツは司令塔のエジルのプレーがカギとなる。6チームが勝ち残った欧州勢がすべて直接対決となったのは何とも皮肉だ。過去の南半球で開かれたW杯はすべて南米勢が優勝しており、そのジンクスからすれば欧州勢は厳しい。アジア勢は日本と韓国が残り、日本はパラグアイと、韓国はウルグアイとぶつかる。日本は勝てば、目標のベスト4を懸けて準々決勝でスペイン−ポルトガルの勝者と対戦することになる。日本も韓国も決定力が課題になるだろう。ブラジルのゾーンでは、米国とガーナも面白い。ロスタイムのゴールで1次リーグ突破を決めた米国は堅守速攻が武器。アフリカ勢でただ一つ残ったガーナはPKの2得点のみで、攻撃陣の奮起次第だ。


今回のトーナメント1回戦は面白い対決が揃いましたね。

イングランド- ドイツ : 過去に優勝した欧州の覇者同士、ライバル対決
スペイン-ポルトガル:イベリア対決、大航海時代対決
オランダ-スロバキア:欧州小さな国対決
アルゼンチン-メキシコ:中南米スペイン語圏大国対決、前回のドイツでも一回戦で対戦しアルゼンチンがPK戦を制して勝利
ブラジル-チリ:南米因縁対決:過去に多くのトラブルが発生した因縁の対決、チリが最後に決勝トーナメントに出た時にも一回戦で対戦しブラジルが勝利
米国-ガーナ:金持ち-貧乏対決 一番金持ちと貧乏の対決
ウル・パラ-日韓:南米中堅国-東アジア対決

 



初戦の相手は日本に決定(2010年 6月25日)
F組首位で通過したパラグアイ、初戦の相手はE組2位となった日本に決まりました。日本との対戦は一次予選が同じ組にならない限り実現しないと思っていましたので大変嬉しいです。大会前、日本の方々は強豪揃いのE組で現実的に首位突破は難しく、トーナメントに出る場合でも2位、そしてトーナメントはF組首位と予想されていたイタリアというのが大方の見方であったと思います。パラグアイの方でも現実的には2位突破で相手はオランダと考えていたと思います。組み合わせが決まった時に可能性がある事は分かっていましたがまさか実現するとは考えていませんでした。

過去の対戦
多分日本の報道などでは麒麟カップなどの成績が取り立たされる事でしょうが、真剣勝負で無い親善試合は余り参考にならないと思います、日本に観光気分で行って負けない程度の試合をすれば良いと考えているのはミエミエです。真剣試合で戦ったのは最近では2回あります。

99・南米選手権(パラグアイ・ペドロファンカバジェロ)
パラグアイ 4 - 0 日本
この大会ではアウェーで真剣勝負の南米のチームと戦い粉砕され全く歯が立ちませんでした。実際にスタンドで観戦しましたが、パラグアイとの試合も一方的な内容でした。この頃の日本は弱かったですが、マスコミは南米の実力に無知で甘い予想が多かったのが印象に残っています。

2002・アテネオリンピック
パラグアイ 4 - 3 日本

フル代表の試合ではありませんが、真剣勝負で一点差の勝利でした。内容はパラグアイが圧倒していたのですが、不可解なPKを2回取られて失点してスコアーは1点差でした。日本が以前と比較してたくましくなったという印象を持ちました。

パラグアイ、日本を警戒 「楽な相手ではない」(共同)
サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で決勝トーナメント進出を果たした日本が初の8強を懸けて戦う南米パラグアイ。首都アスンシオンで24日の日本対デンマーク戦を観戦した市民からは「(日本は)決して楽な相手ではない」と警戒する声が次々と上がった。この日、一足先に1次リーグを1位で突破したパラグアイ。日本の前評判は「ディフェンスは良いが、シュートを打てない」といった内容で、これまでは「日本なら楽勝」との声が大半を占めていた。だが、日本が3―1でデンマークに快勝すると、ムードは一変したようだ。旅行代理店勤務のロベルト・フィゲレドさん(48)は「日本代表は充実しており、侮れない。16強に入った日本には実力に加え、運も備わっている」と話した。アスンシオンではこの日午前、パラグアイの1次リーグ最終戦をテレビ観戦するため、官公庁は閉庁となった。大通りは車の通行が途絶え、1次リーグ突破を受けて爆竹があちこちで鳴り、街はお祭り気分に包まれた。


試合がある時に交通が止まるのは何時もの事で一次リーグを首位で突破したにも関わらず非常に静かです。試合が午前中に終わった事、格下のニュージーランドを攻めあぐねゴールを決める事が出来なかった事で嬉しさ半分という感じでしょう。パラグアイが強くなり一次リーグ突破は当然と考えるようになったのも事実です。

パラグアイとの対戦は1勝3分け2敗(産経)

1次リーグをE組2位で突破した日本が29日の決勝トーナメント1回戦で対戦するチームはF組1位のパラグアイに決まった。日本にあまりなじみのないパラグアイだが、ブラジル、アルゼンチンのサッカー大国にはさまれた南米の中堅国。今回の南米予選は10勝3分け5敗の3位で4大会連続出場を決めた。決勝トーナメントには過去3度コマを進め、16強止まりが最高だが、強豪を苦しめている。1998年フランス大会では、優勝したフランスと0−0のまま延長戦にもつれこみ、ゴールデンゴールで敗れた。2002年日韓大会でも終了2分前に決勝ゴールを許すまで準優勝したドイツを苦しめた。両大会ではFKやPKをける個性的なGKチラベルトが中心だった。グアラニー族という先住民族は、勇敢で質実剛健を気風としていたという。その忍耐強く忠実な特質がサッカーにも現れている。守備は組織的かつハードな当たりもいとわない強さがある。今大会でも1次リーグ3試合で1失点と堅い。攻撃はエースFWカバニャスが暴漢に銃で頭を撃たれるという事件に見舞われ、南米予選でブラジルを2−0で下したときのような破壊力はなくなった。だが、189センチと長身のサンタクルスら個人技の高い選手を擁し、侮れない。日本は過去に国際Aマッチでは6試合の対戦経験があり、戦績は日本の1勝3分け2敗だ。最近では08年に国際親善試合キリンカップで対戦し、0−0のドローに終わっている。日本は今大会の代表メンバーのうち12人が出場。中村俊を攻撃の起点に、阿部、長友の両サイドバックが攻め上がったが、パラグアイの堅守を崩すにはいたらなかった。その前の対戦は04年アテネ五輪。五輪はAマッチではないものの、“アテネ世代”とも呼ばれる今大会のメンバー。闘莉王、松井、阿部、今野、大久保、駒野の6人が出場し、パラグアイも今大会のメンバーが3人選ばれていた。アテネでは1次リーグの初戦で対戦。日本は小野伸二(現清水)の2本のPKと大久保のゴールで3点を奪ったが、パラグアイの3トップの攻撃を止められず、3−4で敗れた。これが直近の黒星となるだけに、今大会で勝利すれば、アテネの雪辱を晴らすことにもつながる。ちなみに、岡田監督は1998年のキリンカップでも日本を率いてパラグアイと戦ったが、1−1で引き分けており、08年と合わせて2戦2分けとなっている。


まだ親善試合の結果等を混ぜて論じている・・。時差があり、観光気分で来ている国内選手中心の1.5軍との戦いを論じても意味が無いと思います。プロ野球でオープン戦で勝敗を論じても仕方が無いのと同じだと思います。

アテネ五輪組6人、パラグアイに雪辱期す(読売)
2大会ぶりのW杯決勝トーナメント進出を決めた日本代表は29日、パラグアイと顔を合わせる。今回の代表には、2004年アテネ五輪のU―23(23歳以下)代表だった選手が6人含まれており、彼らにとってパラグアイは、五輪初戦で痛恨の黒星を喫した相手でもある。26日のチーム練習後。闘莉王(名古屋)が、6年前に3―4で敗れた一戦を振り返り、「ああいう展開は良くない。ミスで先に失点してバタバタした」。差を詰めるたびに突き放された苦戦の記憶は、今なお残っている。アテネ五輪で対戦した時は、闘莉王、阿部(浦和)、今野(F東京)、松井(グルノーブル)、大久保(神戸)の5人がピッチに立ち、ベンチには駒野(磐田)もいた。パラグアイにはE・バレト(アタランタ)らW杯に出場している3選手がおり、指揮官も同じマルティノ監督だった。日本を破ったチームは勢いに乗り、銀メダルを獲得。速く、激しく、勝負強いチームカラーは、五輪当時から今に通じる。初のW杯8強入りを遂げれば、国際大会の厳しさを教えてくれた相手に対する、最高の恩返しにもなるだろう。



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