ワールド・カップ日韓大会へ向けて-02 (チラベル松本入り以降)


大会が迫り各国も最後の調整、メンバー発表の時期を迎えました。パラグアイはまずチラベルが一人で松本入りし、そして本隊の訪日となりました。そして磐田相手の練習試合でも順調な仕上がりを見せました。


(松本キャンプ日程)
5月08日    チラベルが一人で松本入り (11日まで)
5月19日    松本入り
5月21日    ジュビロ磐田と親善試合    19時KICK OFF(アルウィン)



磐田相手に親善試合(2002年05月22日)

Jリーグの雄、磐田を相手にパラグアイは調整試合を行った。サンタクルス、カルドーソが点を入れるという理想的な展開で3-1と順当な仕上がり振りを見せた。

▼練習試合(松本)
パラグアイ 1−1 磐田
2−0  
【得点者】▼パ=サンタクルス、カルドソ、クエバス▼磐=グラウ


パラグアイが磐田に快勝−親善試合 ・パラグアイ代表が練習試合(毎日)
パラグアイ代表、練習試合で磐田に快勝=両FWが決定力発揮〔W杯〕:サッカーのワールドカップ(W杯)に出場するパラグアイ代表は21日、事前キャンプ地の長野・松本平広域公園総合球技場でJリーグ1部(J1)の磐田と練習試合を行い、3−1で勝利した。パラグアイはGKチラベルをはじめ、ベストの布陣が先発。前半立ち上がりは、名波、藤田らを中盤に配す磐田の速いパス回しに立ち遅れる場面が目立ち23分に先制点を許したが、36分にモリニゴの折り返しに中央でフリーになったサンタクルスが同点ゴール。後半12分にはカルドソが個人技で勝ち越し点を入れ、FWが決定力を発揮した。チラベルが退いた後半も、ガマラを中心に安定した守りを見せた。パラグアイは26日にJ1の浦和との練習試合を予定している。
日韓W杯 パラグアイ代表、ジュビロと親善試合  ◇“世界のプレー”に1万2000人酔う  
サッカー・ワールドカップ(W杯)のパラグアイ代表チームは21日夜、松本市神林のアルウィンで、Jリーグのジュビロ磐田と親善試合を行った。スタンドには地元の小中学生やサポーターズクラブ会員など計約1万2000人が詰めかけ、世界の一流選手が繰り広げるスピード感あふれるプレーに大声援を送った。試合は前半23分、磐田がFW西野泰正選手のアシストで同グラウ選手がシュートを決め、先制。パラグアイも同36分、FWサンタクルス選手のシュートで1点を返した。  スタンドには、試合開始4時間前の午後3時すぎごろから、サッカーファンや市民が続々と集まり始めた。バックスタンド最前列に仲間10人と陣取ったサポーターズクラブ会員で茅野市玉川の会社員、上原一彦さん(42)は「チラベル選手のフリーキックとファインセーブに期待している」と興奮気味に話した。  開始前には、松本キャンプ実行委員会が募集した先導役の「アンバサダーキッズ」22人が、パラグアイと磐田のそれぞれのユニホームをまとい、選手と手をつなぎながら入場。可愛い姿がピッチに現れると、会場から大きな拍手が沸いた。  アンバサダーキッズの駒ケ根市立赤穂小5年、小田切丈君(11)は「自分もサッカーをやっている。すごい選手と手をつなぎ、ピッチに立てるのはうれしい」と笑顔で話した。  試合は、パラグアイはGKチラベル選手らが、磐田はMF名波浩選手らが先発した。選手たちが激しい当たりを見せたりシュートをする度、「行けー」「ウオー」と大歓声が上がった。

パラグアイ3ゴール/磐田とテストマッチ (朝日)

前半36分、パラグアイ代表のサンタクルスはGKヴァンズワムをかわし同点ゴール :パラグアイ代表は21日夜、松本市のアルウィンでジュビロ磐田とのテストマッチに臨んだ。スタンドには約1万5千人が詰めかけ、世界レベルのプレーを満喫していた。試合前の入場行進では、両チームの選手が小学生と手をつないで登場。パラグアイのユニホームを着て、選手と一緒に行進した松本市の鳥羽純礼ちゃん(9)は「選手の手は温かかった。にっこり笑ってくれ、うれしかった」と話していた。スタンドは赤白縦じまのパラグアイファンと青いジュビロサポーターの声援で熱気に包まれた。試合は前半、1点を先制されたパラグアイが、36分にFWサンタクルス選手の左足のゴールで、同点に追いついた。後半はパラグアイが2点を加え、3ー1でパラグアイが勝った。
 
ジュビロ磐田と親善試合 パラグアイ快勝(読売)
松本市でキャンプを行っているパラグアイ代表チームは二十一日夜、Jリーグ・ジュビロ磐田との親善試合を同市内の総合球技場「アルウィン」で行った。「サポーターズクラブ」の会員が集まらず空席が出ることも心配されたが、一万四千二十七人(公式発表)が来場し、スタンドはほぼ満席。観客は顔に国旗をペイントするなど、思い思いのスタイルで声援を送り、“世界のプレー”に酔いしれた。試合は、ジュビロが先制したが、実力に勝るパラグアイが3―1で快勝。W杯本番に向けて弾みを付けた。 試合は序盤、パラグアイの守備のリズムが悪く、連携ミスから度々ゴールを脅かされる場面も。23分にはついにゴールを割られたが、ようやくエンジンが掛かったパラグアイも猛攻を見せ、34分にはMFアクーニャからのセンタリングを二十歳のエース・FWサンタクルスがゴールに押し込み同点。一進一退の攻防に、スタンドは大いに盛り上がった。 同点のまま後半に入り、57分、FWカルドソがドリブルで相手DF陣をかわし、勝ち越しのゴール。89分にもFwクエバスが強烈な左足のシュートで1点を追加し、そのままジュビロを振り切った。 アルウィンの入り口には午後五時の開門を前に長蛇の列ができた。ゴール裏のスタンドには父母に付き添われた招待の小学生らがぎっしり入り、メーン・バックスタンドも両端を除いてほぼ満席の状態。同六時二十五分、両チームの選手が相次いでフィールドに姿を現すと、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。 学年全員で応援に来た松本市立明善小学校六年の橋戸一裕君(11)は「プロの試合を見るのは初めて。チラベルには全部のシュートを止めてもらいたい」と興奮した表情。前々回のアメリカ大会、前回のフランス大会と現地まで観戦に行ったという茅野市玉川のスキーインストラクター上原一彦さん(42)は「出場チームを地元で見ることができるのはうれしい。韓国にも行きますよ」と話していた。
<プロの目> :Jリーグ・コンサドーレ札幌初代監督:高橋 武夫さん 54:(松本キャンプ実行委アドバイザー)
世界の強豪がひしめく南米予選で見せたスピーディーなサッカーができるか注目したが、さすがに本場一流のサッカーを見せてくれた。守りは押し上げて接触プレーも激しく、攻めは相手のバックラインが引いていると見れば、一気にロングパスから得意の速攻を仕掛ける。ジュビロのラインが下がっていれば、個人技で相手を抜いていく。攻守にわたって様々なバリエーションが出た。皆さん注目のチラベルは好セーブを見せ、人気のサンタクルスはシュートも決めた。ヨーロッパからの長旅で来日してまだ三日目。チーム全体のコンディションがどのくらいなのか心配だったが、パス回しはさすが。高いテクニックの片鱗がうかがえた。w杯本番まで最後の試合となる浦和レッズ戦(二十六日)では、さらに完成度の高い世界レベルのプレーを見せてくれるのではないか。仕上がり具合が楽しみだ。

パラグアイ、磐田に3−1勝利もチラベルに残る不安 (サンスポ)
パラグアイ3−1磐田(21日、長野・松本)。パラグアイのGKチラベル(36)が、前半だけでゴールマウスを3度も磐田に強襲された。1本目は前半4分。ゴールまで5メートルの間接FKからMF藤田のシュートはバーに直撃して難を逃れたが、続く同23分だ。FWグラウのシュートに反応も届かず、まさかの先制点を許した。さらに同29分にも、FW川口に豪快シュートを許す。これもバーを直撃し、かろうじて助かった。FIFAランク18位。スペインと並んでB組突破が有力視されるパラグアイ。しかし、チラベルは昨年8月15日の南米予選ブラジル戦で相手DFロベルト・カルロスにつばを吐き、3試合の出場停止処分を受けている。停止分の2試合は予選で消化したが、初戦(6月2日、対南アフリカ)は出場できない。多数のイベント出演などで疲れも不安視されるチラベルの調子は、本番には最高潮になるのだろうか。
▼練習試合(松本) :パラグアイ 3 − 1 磐田 【得点者】▼パ=サンタクルス、カルドソ、クエバス▼磐=グラウ
★20歳サンタクルスが同点弾 :チラベル率いる守備が自慢のパラグアイが、攻撃も強烈アピール。前半36分、FWサンタクルス(バイエルン)が同点弾。決勝ゴールは後半12分、FWカルドソ(トルーカ)。ドリブルで中央突破し決めた。「先輩のフランス大会(ベスト16)の経験が勉強になる」と20歳のサンタクルス。16歳上のチラベルは「私たちは家族だ」と自信をみせていた。
★名波は不運象徴する“逆アシスト” :日本代表から漏れたMF名波は「自分に力がなかったから」と淡々。左ボランチでフル出場し奮闘したが、1−2で迎えた後半44分、センターサークル付近で出したパスがレフェリーに直撃。相手へ好アシストの形になって、3失点目のきっかけに。あまりの不運。この日合宿入りした代表とは対照的だった。

名波存在示した(デイリー)
W杯メンバー落ちの屈辱を押し隠すかのように、磐田・名波が存在感を見せつけた。黄金の左足が真価を発揮したのは前半25分過ぎ。左サイドを疾走するMF川口へピッチ中央から左足アウトサイドで40メートル級のスルーパスを送り、1万4000人を超える観衆の度肝を抜いた。DF面でも激しいスライディングで貢献。試合後は無言だったが、日本の生んだ天才レフティは、こんなところでは終わらない。
サンタクルス爆発の予感
大爆発の準備は整った。パラグアイが生み出した新時代の大型ストライカー、ロケ・サンタクルス(20)=バイエルン・ミュンヘン=が、同点となる1ゴールを奪うなど、別格の働きを見せつけた。189センチ、80キロ。一見すると物静かな細身の優男が、一度グラウンドに立つと、どん欲にゴールを狙う“ハンター”にひょう変した。前半36分、DFアルセの鋭いセンタリングをゴール正面で待ち受けたMFモリニゴが磐田DF陣の背後に落とし、それに鋭く反応。勇敢に飛び出したGKをあざ笑うかのようなステップでかわし、ゴールを奪ってみせた。17歳からドイツ屈指の名門チームの激しい競争の中で技を磨いてきた。この日も3人のDFに囲まれながら、ビクともしない力強さを披露。守護神・チラベルも「我々には素晴らしい若手がいる」と、サンタクルスを手放しで絶賛した。「W杯は上まで勝ち進み、個人的にはできるだけ点を取りたい」という若きエース。本大会での爆発の予感が漂ってきた。

期待抱かせる20歳のエース=パラグアイ〔W杯〕(時事)
GKチラベルを中心とした堅守から速攻というイメージが強いパラグアイだが、この日は中盤を組み立てる新しい面ものぞかせた。それを可能にしているのが20歳のストライカー、サンタクルス。開始早々、1人で持ち込んでシュートを放つと、ポスト役に、スペースに飛び込む動きにと攻撃にアクセントを加え、前半36分に中央にあいた穴を逃さず同点ゴール。来日前の17日のスウェーデンとの親善試合に続く得点に「自信を持ってW杯を迎えられる」。17歳でドイツの名門、バイエルン・ミュンヘンにスカウトされた「神童」の“世界デビュー”が待ち遠しい。 W杯に備えてキャンプ中のパラグアイが21日、長野県松本市でJ1の磐田と練習試合を行った。磐田に先制点を許したものの、サンタクルス(バイエルン・ミュンヘン)のシュートで追いつくと、後半にも2得点して快勝。ワールドカップ(W杯)出場チームの親善試合が21日、2試合行われた。パラグアイは磐田を3−1で下し、コスタリカは名古屋に0−2で敗れた。 松本市での試合でパラグアイは、前半、磐田に先制点を許した。しかし同36分にサンタクルスが同点とし、後半はペースを取り戻して、2点を挙げて押し切った。

壁の前にチラベル!(スポニチ)
【パラグアイ3―1磐田】パラグアイは磐田と長野・松本平で親善試合を行い、エースFWサンタクルスの2戦連発弾などで3―1と逆転勝ちした。GKチラベル主将は前半だけで交代。W杯初戦の南アフリカ戦(釜山)は出場停止となるためで「マルディーニ監督と相談して、タバレリと交代させてもらった。彼は素晴らしいGKだ」と後半の45分間を無失点に抑えた“代役”を絶賛した。それだけに「きょうはあまり仕事がなかった」と言うが、唯一の見せ場は前半5分。自らのファウルで与えたゴールエリアやや手前の間接FK。フィールドプレーヤー全員をゴールライン上に立たせ、自らは壁の前でキッカーの藤田をにらみつけた。その威圧感に藤田の蹴ったボールは、バーを叩いてピンチを切り抜け大きな拍手を浴びた。
 <磐田 名波「これがオレのW杯」>W杯フランス大会で背番号10を背負いながら、2大会連続出場を絶たれたMF名波が、90分間フル出場。後半44分の3点目の失点は自らのミスがきっかけとなったが、前半29分には相手DFの裏をつく絶妙なサイドチェンジを見せるなど、右ひざ手術から復活後では最高の出来だった。「これでオレのW杯は終わった。これから?リフレッシュするよ」と淡々と話した。

パラグアイ、サンタクルス個人技で同点弾(日刊スポーツ)
<親善試合:パラグアイ3−1磐田>パラグアイのFWロケ・サンタクルス(20=バイエルン)が、W杯の得点王となることを宣言した。パラグアイは21日、キャンプ地の長野・松本で磐田と親善試合を行い、3−1で勝利。前半こそ連係ミスも目立ったものの試合の中で修正し、サンタクルスも見事なゴールを決めた。コスタリカは愛知・豊田で名古屋と対戦。0−2で敗れたが、FWパウロ・ワンチョペ(25=マンチェスターC)が約4カ月ぶりの実戦復帰で軽快な動きを披露した。一瞬のスキをついた。前半36分、サンタクルスがMFモリニゴからのパスを受けると、目の前にはGKしかいなかった。ワンタッチで混戦を抜けだし、決定的場面に変えた。落ち着いてGKをかわし、ゴールに流し込んだ。「とても気持ちが良かった。スタンドから声援してくれた日本人のファンへのお礼のために決めました」と、笑った。この日はキャンプ地松本の小中学生がスタンドを埋めた。磐田ではなく、パラグアイを応援した。それだけにサンタクルスも期待にこたえたかった。「こういうゴールが大事なんだ。積み重ねると自信を持てる。W杯は自信たっぷりで迎えたい」と話した。なかなか波に乗れなかったチームをサンタクルスが変えた。前半6分には連係ミスからGKチラベルがバックパスをキャッチ。ゴール前4メートルで間接FKを与えるというピンチも招いた。しかし、同点にしてからは落ち着いて試合を進めた。マルディーニ監督は「フィジカルとメンタルのコンディションを上げるのが目的。磐田はいいチームだったが、最後は我々のレベルを見せられたと思う」と胸を張った。パラグアイは98年大会、フランスにVゴール負けした。世界的名手チラベルが守っていても点を奪えなければ勝てない。サンタクルスは「個人として、できるだけ多く点を取りたい。そしてチームとして、できるだけ上まで行きたい」。99年の南米選手権で日本を苦しめたストライカーが、W杯得点王を狙うとともにチームのけん引役に名乗りを上げた。

松本熱気 パラグアイ代表−磐田の親善試合(信濃毎日)
松本市でサッカーワールドカップ(W杯)の事前キャンプをしているパラグアイ代表チームは二十一日夜、同市の松本平広域公園総合球技場(アルウィン)で、Jリーグのジュビロ磐田と親善試合をした。南米の強豪と、人気、実力ともにJ1トップクラスとの対戦に、計約一万四千人の観衆がつめかけたスタンドは熱気に包まれた。肌寒い中、松本キャンプ実行委員会が招待した県内の小中学生ら約六千三百人も観戦。パラグアイベンチがあるゴール裏スタンドには、子どもたちや地元有志でつくる市民応援団が陣取り、「パラーグアイ」などと大声援。巧みなドリブルやパス回し、シュートのたびにスタンドが歓声で沸いた。試合は、パラグアイ代表が磐田に先制点を許したものの、3―1で勝った。試合後の会見で、パラグアイ代表のチラベル主将は「(声援を送った)子どもたちと良い関係ができてうれしい。(松本の)スタジアムの雰囲気も大好きだ」と、観客に感謝を述べた。
アルウィン興奮 親善試合、迫力プレーに応援酔う
夜のアルウィンが約一万四千人の歓声に包まれた。松本市でワールドカップ(W杯)キャンプ中のパラグアイ代表チームがジュビロ磐田と親善試合をした二十一日。スタンドは、県内に住むパラグアイ人たちが母国の応援に駆けつけ、子どもたちが人文字で選手を力づけた。ジュビロ側応援席からも「パス回しがさすがに早い」と驚きの声。本番開幕を前にして、それぞれにW杯気分に酔った。開会式では、応募で当選した小中学生が選手を誘導した。カルドソ選手を担当した松本市の小学五年生洞沢秀作君は「サインもらったあ。宝物にする」と、シャツの背中を見せ回って大はしゃぎ。北側スタンドのパラグアイ側応援団では、小学生ら二百人余りが、色画用紙で人文字に挑戦。試合でパラグアイが得点するたびにスペイン語で「GOL(ゴール)」の文字を見せた。子どもたちを指揮した市民応援団の竹内弘人さん(38)は「形よりも気持ちが大事」と満足そう。県内在住のパラグアイ人十人余も、タンバリンを片手にラテン系の小刻みなリズムを繰り出し、「アルビロハ!(代表チームの愛称)」を連呼。上伊那郡辰野町の奈良ルシアさん(30)は「私自身代表チームを見るのは初めて。二十六日の浦和レッズ戦は仲間をもっと呼んで、本物の応援を見せる」と興奮していた。ジュビロ磐田側の応援席では、地元静岡県の浜松市から訪れた会社員松下和宏さん(29)が、ジュビロ敗戦の結果に「代表三選手のいる万全な状態で戦えれば」と残念そう。それでも「パラグアイチームには、本番でも頑張ってほしい」とエールを送った。同県磐田市と友好都市の駒ケ根市などからも「ジュビロ磐田早太郎応援団」団員ら約百二十人が来て、熱心な応援を見せた。パラグアイ代表チーム主将のチラベル選手は前半だけの出場。松本市島立小六年生の白木健浩君は「チラベル選手のフリーキックが見たかったなあ」とちょっと悔しそうにしながら、「ワールドカップに出る選手のプレーを見られた」と喜んでいた。
チラベル選手から靴 中学生「熱意もらった」
二十一日夜、松本市のアルウィンスタンド。生まれつき足が不自由で関心の薄かったサッカーなのに、パラグアイチームの活躍にはしゃぐ中沢竜君(13)=松本市鎌田中一年=の姿があった。十二日前、竜君は一校一選手交流で訪れたチラベル選手を歓迎、代表して質問した。すると、チラベル選手は突然履いていた運動靴を脱ぎ、サインしてプレゼントしてくれた。「声が出ないほどうれしかった」(竜君)ハプニングだ。チラベル選手との出会いから、竜君は「学校が楽しくなった」と話す。友達が声をよく掛けてくれ、サッカーにも興味がわいてきた。父親の恒治さん(44)は「竜は、チラベル選手に熱意をもらった」と喜ぶ。竜君は、ゴールのたびにこぶしを握ってガッツポーズを繰り返した。「めちゃくちゃうれしい。W杯でも、チラベル選手の試合を必ず見る」竜君は試合後、チラベル選手へのお礼として、メッセージを書き入れたハンカチとオルゴールをキャンプ実行委に託した。ハンカチには「くつをありがとう。がんばってね」と書いた。
観客入場はスムーズ 情報提供課題も 親善試合
二十一日夜に松本市のアルウィンで行われたサッカーワールドカップのパラグアイ代表とジュビロ磐田の親善試合は、約一万四千人の観客が詰めかけたものの、混乱もなく無事終了した。松本署やキャンプ実行委は、二十日の公開練習で荷物チェックに時間がかかった点などを反省して厳重警備から流れ重視にした成果としている。ただ、飲料の持ち込み規制など情報提供が不十分な点もあり、二十六日の親善試合に課題を残した。この夜は、試合開始二時間前に開門。四ケ所のゲートで金属探知機八台を使い、手荷物検査は、開いてもらったかばんをのぞいて確認。探知機が鳴っても外見から物を持ってないと判断した場合は「ベルトのバックルの反応だね、いいよ」と中に入れた。一時は五百人以上の行列ができたゲートがあったものの、列は流れており特に苦情は出なかった。招待の小中学生などを除き約七千人が金属探知機を通って入場したが、開門から四十五分ほどでゲート周辺の混雑はなくなった。二十日の公開練習では、手荷物の中身を台に出して検査。金属探知機の感度も高く、反応しない人はまれで、ベルトまで外して通過していた。観客約三百人全員が入り終えたころには二時間の公開練習も半ばで、不満が出たため、金属探知機の感度を下げるなど流れ重視と決めた。ただ、缶入り飲料や五百ミリリットルを超える大型のペットボトルは持ち込み禁止で、厳密に紙コップへ移し換えさせられた。知らずに缶ビールを持ってきた人も多く「これでは気が抜けてしまう」と文句を言う人も。シャトルバスの利用者もやや少なめで、観戦のための情報提供に課題を残した。同実行委は、日曜日でより多くの観客が見込まれる二十六日の浦和レッズとの親善試合に向け、飲料に関する規則やバス運行などについて、詳しく広報する考えだ。

Mウイングでパラグアイを紹介・松本市(長野日報)
サッカー・ワールドカップ(W杯)に出場するパラグアイ代表チームの松本キャンプに伴い、チームの紹介などをする「松本キャンプコーナー」が同市のMウイング二階に設置されている。キャンプ実行委が設置したコーナーで、チラベル選手がキャンプ前にした交流事業や、二十一日のジュビロ磐田戦の写真、チームのユニホームや勝利を願った千羽づるなどを展示。また、パラグアイ共和国の歴史やW杯の試合開催都市も紹介している。コーナーはW杯でチームが勝ち続けている間、展示。写真も随時、増やしていく予定だという。

(観戦記・01)行ってきました。わたしも。非常にたのしかったです。 ゴール裏のパラグアイの応援団は確かに、慣れていないかんじもありましたが、私からすると、頑張って応援してくれていて,気持ちよかったです。 わたしは、東京から、パラグアイ色に染まりながら来たところ、そんな格好をする人は、松本駅に到着しても誰もいなくて、かなり、目立ってしまいました(そうなんだ・・・) 会場では、友達に会えて、一緒に応援でき、満喫しました。ただ、まわりの席の人たちは配られた赤白の帽子と、赤白のタオルを身に付けていましたが、ジュビロの応援をしている人たちで、なんか、変なかんじでした。 それでも、選手をまぢかに見れたのは嬉しかったですね。すこし、マイナーかもしれませんが、今、コパリベルタドーレスでがんばっている、バエス、タバレリ、が目の前をあるいてたりしてて、それだけで、手に汗をかくほど、緊張、興奮してしまいました。 また、ボランティアの人たちからも面白い話を聞き、(たとえば、ロケが、どうして日本では、乾杯の前に、ながい話をすのか、不思議がっていた、とか)充実しましたね。 浦和戦も、気合をいれて、応援にいきます。 松本で、キャンプをささえている人たちも、がんばってください。
(観戦記・02)昨日は結婚式と言って、パラグアイ対ジュビロ磐田を見てきました。(おいおい)地域的にはパラグアイがキャンプをしている松本市と。。。山を越えた所にありますが、車で2時間かかります。 飛行場も初めて見ましたし、素晴らしいサッカー専用スタジアムも初めて見ました。 パラグアイの(たぶん)ホームのユニホームは。。。遠目では裸に見えました(///_///) チラベル選手は流石に人気が高く、パラグアイのゴール裏の応援は。。。まだまだ慣れていない風。。。でしたが、ちびっこも一緒になっての大声援でした。  。。。次に大きいのは名波選手(=ジュビロ磐田)コールでしたが。。。(ぽそ) 。。。実はジュビロ磐田のサポーターで、いつもは8時間かけて磐田に行くのですが、地元開催の試合を間近で見られて嬉しかったです。。。 長野県開催のプロサッカーの試合は何回か行きましたが、何故か、ゴミを持ち帰らせるのですが、駐車場も使わせない風で、しかし、関係者風の人々(=または情報を知っている人々?)はちゃっかり駐車場を使っていてムッとします。 (この駐車場が車が出れなくて、クラクションが煩い。。。ちなみに私たちは規定の駐車場からバス移動です。) 地元警察は見ませんでしたが、長野県警,消防署各署員、警備のボランティア,パラグアイのサポーター関係者,ジュビロ磐田関係者がうじゃうじゃしていて、ちゃんとした情報を持ってる人が分からず困りました。 それに、金属探知機と荷物チェックは良いとして、配布物が前から回ってきたのには。。。手渡し&説明位しろ!と思いました。ともあれ、3−1で大会前のチェックと気分の盛り上げには最高だったのではないでしょうか? GKであれだけ前に出るのは「川口能活選手」とチラベル選手だけです。 FKはなかったです(^^;)頑張れ!パラグアイ!



(写真:タイのワールドカップのポスターで一番大きく描かれているのはサンタクルス:ABC紙)



本格練習を開始(2002年05月21日)

パラグアイ代表は松本で本格的な練習に入りました。心配されていたパラグアイのポイントゲッターであるFWホセ・カルドーソ選手も筋肉の痛みが和らいだようで、明日の磐田戦には出場するようです。カルドーソ、サンタクルスの2人が並ぶ破壊力が見られるかも知れません。ただ磐田の方はアルゼンチン・ボカに所属していた高原選手は欠場のようです。

アルウィンで初練習/パラグアイ・チーム (朝日)
松本市でキャンプを張るパラグアイチームは20日、キャンプ主会場・アルウィンでの初練習に臨んだ。芝の感触を確かめながら約2時間、みっちりと汗を流した。チームは旅の疲れをとるため、午前中は完全オフ。練習は夕方から公開で行われ、スタンドには熱心なファン約200人が詰めかけた。ランニングや2人1組みのパス練習をこなした後、グラウンド半分を使ったミニゲームを行った。チラベル選手が好セーブを見せると、スタンドからは歓声が上がっていた。21日は午後7時から、アルウィンでジュビロ磐田とのテストマッチが予定されている。マルディーニ監督は「アルウィンの芝は素晴らしい。磐田との試合は普段通り戦うだけ」と話した。

ミニゲームで汗・松本市キャンプのパラグアイ代表(中日)
松本市で事前キャンプを張るパラグアイ代表は、キャンプ2日目の20日、総合球技場「アルウィン」で初練習。ミニゲームを含む本格的な練習で汗を流した。スタンドには、150人ほどのファンが詰め掛け、一流のプレーを見守った。昨日は、雨のため近くのやまびこドームで、軽く体をほぐしただけだったが、20日は快晴。午後4時すぎ、青々としたアルウィンの芝生に姿を現した選手は、準備運動、パス、シュート練習のあと、コート半分を使い10対10のミニゲームで試合勘を取り戻していた。スタンドでは、熱心なファンが観戦。松本市の自営業堀内健一さん(32)は「パスも柔らかいし、うまい」と感心しきり。塩尻市でサッカーを教えている松尾照幸さん(40)は「準備運動も、入念にしているのが参考になる」と話していた。ピッチの周りを選手がランニングすると拍手が起き、ミニゲームではシュートが決まると歓声がわいていた。練習後、マルディーニ監督は「アルウィンの芝はとても素晴らしい」と満足げ。21日午後7時からの親善試合・ジュビロ磐田戦は「代表23人を積極的に交代させて使いたい」と話していた。

パラグアイサポーターズクラブ入会 26日まで再延長(信濃毎日)
サッカーワールドカップ(W杯)のパラグアイ代表チームの松本キャンプで、Jリーグチームとの練習試合二試合を観戦できる「まつもとパラグアイサポーターズクラブ」への入会申し込みが、締め切りの二十日になっても目標の約61%にとどまった。当初の締め切りは十日だったが低調で二十日まで延長しており、松本キャンプ実行委員会は、さらに二試合目の浦和レッズ戦が行われる二十六日まで再延長する異例の措置を取った。実行委によると、二十日までの申し込み数は目標の九千人に対し約五千五百人。会員用に割り当てられたメーン、バック両スタンドを満員にするにはまだ三千五百人ほど足りない。入会者のうち、約三千四百人は、実行委と県サッカー協会が松本地方の市町村や農協職員、クラブチームなどに協力を呼び掛けた「割り当て」分。一般ファンの購入は二千人ほどしかない。「割り当て」の中には、キャンプへの「協賛」の意味で入会した人もいるとみられ、実行委関係者の間には「実際に来る人は会員数より少なくなるのでは」との懸念も出ている。二試合分の観戦とグッズの引き替えなどの特典があるクラブの会費は、一律で八千円。運営する東京の代理店が管理し、試合経費に充てる。赤字が出た場合の責任は代理店が負うという。入会の申し込みは、ジュビロ磐田戦が行われる二十一日と、浦和レッズ戦の当日、試合会場の松本平広域公園総合球技場(アルウィン)でも受け付ける。しかし、ジュビロ戦の後では一試合で八千円と割高になるため、入会があまり期待できないのが現状だ。
華麗プレーに沸く パラグアイ代表 松本で本格練習
松本市でサッカーワールドカップ(W杯)の事前キャンプを行っているパラグアイ代表チームは二十日、初めて松本平広域公園総合球技場(アルウィン)に入り、本格的な練習に入った。スタンドには、世界トップレベルの動きをひと目見ようと、子供連れなど約三百人が訪れ、熱いまなざしで選手を見つめた。ストレッチで体をほぐした選手は、青々とした芝の上で前転などを織り交ぜながら感触を確かめた。ミニゲームでは「ブエノ(いいぞ)」などと掛け声が飛び交い、ヘディングなど華麗なプレーが出るたびにスタンドから「うおー」とどよめきが起こった。アルウィンの印象について、マルディーニ監督は「芝が素晴らしい」と満足の様子。二十一日のジュビロ磐田戦は「特別なことはしない」と淡々と述べた。

松本商戦も活気 パラグアイキャンプ効果(信濃毎日)
サッカーワールドカップ(W杯)パラグアイ代表チームの事前キャンプが本格化した松本市内で、「W杯商戦」が活気づいている。店頭ではパラグアイやW杯関連グッズの売れ行きが好調。サッカーの場面をあしらった広告も登場、あやかり商法も熱くなっている。松本市中央のスポーツ用品店「レアルスポーツ」は、各国代表チームなどのユニホームシャツのレプリカ約百種類を中心に、ピンバッジなどのW杯関連グッズをそろえた。「パラグアイのシャツは二カ月半ほどで八十枚ほど売れた。イングランドやドイツなどの強豪国よりも人気がある」。竹内靖長店長(37)の顔は“キャンプ効果”にほころぶ。二十一日、二十六日のJリーグチームとの練習試合の観戦用に求める客も、ここ数日目立つという。W杯本大会公式戦とキャンプの開催地で限定販売される公式ライセンス商品も人気だ。陶器店「知新堂」は、商品化権を持つ陶磁器のブランド会社が二〇〇二個ずつ限定で作ったカップと皿の三種類を、五個ずつ入荷。今月中旬に販売したところ同日中に完売したため、「無理を言って追加注文した」。家電量販店は、自宅観戦を見込んでテレビを売り込む。画面にサッカーシーンの写真をはめ込んだ折り込み広告を作って、イメージ戦略を展開。顔に国旗などを描くペインティンググッズを置くスポーツ用品店などもあり、W杯が終わるまで「商戦」は続きそうだ。



パラグアイ代表チーム松本入り (2002年05月20日)

パラグアイ代表チーム松本入り (信濃毎日)
サッカーワールドカップ(W杯)のパラグアイ代表チームが19日、キャンプ地の松本市に到着した。一行は、選手、スタッフら総勢約40人。この日午前、3陣に分かれて名古屋空港に到着。雨模様のため、屋根付きのやまびこドームで、1時間半ほど軽く体を動かした。キャンプは28日まで。
チーム到着に感激する松本市民
パラグアイ代表チームのユニホームを着た市民が声援を送り、選手と握手したサッカー少年がとびきりの笑顔を見せる−。サッカーワールドカップ(W杯)のパラグアイ代表チームが、事前キャンプ地の松本市に到着した19日、地元の人たちは感激の思いで世界レベルの選手たちを出迎えた。一方、宿舎や練習会場では県警や民間警備会社による厳重な警備が行われ、注目度の高いW杯のキャンプの始まりを実感させた。
パラグアイに健康器具寄付
サッカーのワールドカップ(W杯)へ向け、松本キャンプ入りしたパラグアイ代表チームへ上田市内の建築会社クボケイが19日、足の疲労を軽減するために使う自社製の健康器具を贈った。器具は木製でベッドの上などに置き、あおむけに寝て足を乗せてリラックス効果を得るというもの。パラグアイ代表が来日…キャンプ地・松本市入り

パラグアイ代表が19日、遠征先のスウェーデンから来日。(サンスポ)
キャンプ地、長野・松本市に入った。同市のホテルに出迎えた地元小中学生ら約200人の握手やサインに応じ、午後4時半からさっそくランニング、ドリブル、パスなど初練習。マルディーニ監督は「松本で最高のコンディションにして試合でのいいプレーにつなげたい」と決意。28日に韓国に移動し、W杯初戦の南アフリカ戦に備える。

パラグアイ代表が日本に到着(デイリー)
サッカーのW杯に出場するパラグアイ代表が19日、遠征先のスウェーデンから名古屋空港に到着した。一行は長野県松本市でキャンプ後、28日に韓国に移動し、初戦の南アフリカとの試合に備える。松本市ではJリーグチームとの親善試合や、市民との交流が予定されている。到着した選手たちは長旅の疲れも見せず、空港で出迎えたファンに手を振り、サインに応じた。チームに先立ち、スウェーデン遠征前にいったん来日した主将チラベル選手は、今月初めに松本市を訪問。病院を訪れたり、サッカー教室を開き交流を深めた。

<サッカーW杯>パラグアイ代表が松本市入り(毎日新聞)
サッカーW杯に出場するパラグアイ代表チームが19日、キャンプ地の長野県松本市に入った。宿泊先のホテルで市民や関係者ら約300人がパラグアイ国旗の小旗を振り、歓迎した。マルディーニ監督は「チャンピオンを目指したい。」と抱負を語った。GKのチラベル選手も「素晴らしいW杯にしたい」と意欲を見せた。

松本市民が笑顔で出迎え パラグアイ来日(共同通信)
サッカーのワールドカップに出場するパラグアイ代表が19日、遠征先のスウェーデンから来日、キャンプを張る長野県松本市に入った。初戦の南アフリカとの試合は韓国で行われるが、28日まで松本市に滞在する。一行は19日午前、名古屋空港に到着し、バスに乗り換えて正午すぎ、松本市のホテルに着いた。地元の小中学生ら約200人がパラグアイの小旗を振って笑顔で出迎え、選手らはにこやかに手を振り、握手やサインに応じていた。午後4時半には早速市内の屋内競技場で初練習。ランニングやドリブル、パスなど基本的な練習をした。マルディーニ監督は「松本で最高のコンディションにして試合でのいいプレーにつなげたい」と話した。

W杯パラグアイ代表チームが松本市に到着(長野日報)
サッカー・ワールドカップに出場するパラグアイ代表チームが十九日、事前キャンプ地の松本市に入った。親善試合を行ったスウェーデンからの第一陣は正午、南米から来た選手四人らは夜、宿泊先のホテルに到着。約十カ国のクラブで活躍する選手、スタッフら総勢三十七人が松本に集結した。本隊の二十二人は午前八時すぎ、名古屋空港に到着。選手たちは松本までのバス移動の三時間、大声で歌をうたい会話するなどリラックスした様子のまま松本入り。宿泊ホテルの前で小旗を振って出迎えるサッカー少年やファンにも笑顔と握手で応えた。ホテルに到着し、会見したマルディーニ監督は「目的はチャンピオンになりすばらしいワールドカップにすること。チームの状態はいいし、準備に必要なすべてのものが松本にある」と語り、事前キャンプ中の市民との交流について、「子供のためにやることは私たちの責任。できることはやる」と練習中心の日程の中で調整する意向を示した。チームを引っ張るチラベル選手は「旅の疲れはない。今までワールドカップで得点したゴールキーパーはいないが、パラグアイの自信になるようにぜひ決めたい。松本で一生懸命トレーニングしていいワールドカップにしたい」と話した。

パラグアイ代表発表 松本入り (報知)
パラグアイ代表のチェザーレ・マルディーニ監督(70)は18日、本大会のメンバー23人を発表した。スペインやスロベニア、南アフリカと同じ1次リーグB組の同国は、36歳のGKホセルイス・チラベル(ストラスブール)を最年長として、30歳以上が10人とベテランぞろいの編成となった。なお、代表チームは19日、合宿先のスウェーデンから名古屋空港に到着、合宿を行う松本に入った。

パラグアイ選手を出迎え・松本市(中日)
サッカー・ワールドカップ(W杯)のパラグアイ代表チームが来日した十九日、宿舎となる松本市のホテルブエナビスタには、小学生やファンがつめかけ、国旗を振って選手を出迎えた。警官や消防署員約三十人が周囲を警備する中、ユニホーム姿の筑摩イレブンや菅野サッカースポーツ少年団など市内六サッカーチームの小学生約八十人が“花道”をつくり、市民応援団が手拍子に合わせ「パーラグアイ」とエールをかけた。名古屋空港からバスが到着し、選手が現れるとファンの興奮は最高潮。選手が一人ずつ通り抜けると、駆け寄った小学生が握手攻め。チラベル選手と握手した、松本市旭町サッカーチームの吉野順貴君(10)は「感動しました。手が大きくて温かかった」と大喜び。到着後ホテルのロビーで開かれた記者会見で、マルディーニ監督は、市民との交流について「キャンプ中はトレーニング中心になりますが、できる範囲で応じたい」と前向きな姿勢を見せた。午後、同市のやまびこドームで開かれた公開練習は、軽めのメニューだったが、数十人のファンがスタンドから練習を見学。お気に入りの選手が近づくたびにフラッシュがたかれ、歓声が上がっていた。



(写真:名古屋空港に到着した:デイリー)

パラグアイ代表松本で始動 市民、W杯を体感(信濃毎日)
サッカーワールドカップ(W杯)のパラグアイ代表チームが十九日、キャンプ地の松本市に到着した。宿舎のホテル入り口では、地元サッカーチームの子供など約二百人が、パラグアイ国旗を振って歓迎。アジアで初めて開くW杯を市民が体感できる松本キャンプが本格的に始まった。一行は、選手、スタッフら総勢約四十人。この日、三陣に分かれて名古屋空港に到着。チェーザレ・マルディーニ監督や、チラベル選手ら主力を含む第一陣二十二人は、正午すぎにバスで松本入りした。あいにくの雨模様のため、屋根付きのやまびこドームで、午後四時半から一時間半ほど軽く体を動かした。キャンプは二十八日まで。二十一日にJリーグのジュビロ磐田、二十六日には浦和レッズとの練習試合が、主会場の松本平広域公園総合球技場(アルウィン)で行われる。
パラグアイ選手、松本市街地へ 街角交流
サッカーワールドカップ(W杯)のキャンプで松本市に滞在中のパラグアイナショナルチーム選手らは、二十日は夕方からがトレーニング。午前中は中心市街地へ外出するなどし、気さくな素顔を見せた。松本入りして一夜開けた選手たちは午前九時半に、宿泊先のホテルからグループを作って散り散りに外出した。同行した記者に「スポーツ用品店の場所はどこ」「グッドモーニングは日本語でなんて言うの」と、気さくに尋ねながら歩いた。そろいのジャージ姿にあちこちから「あ、サッカーの選手だ」「頑張ってね」と声が掛かると、さっそく「オハヨウ」。陽気な応対に、朝の街の空気が華やいだ。開店前の陶器店の前に立つと、気付いた店員に「いいですよ、どうぞ」と招き入れられ、はしや茶わんを手に取って眺めていた。午前十時の開店と同時に大型店に入店した三選手は、四階のスポーツ用品店に直行。客はまばらだったが、突然の来訪に店員が興奮気味。竹内靖長店長(37)は、売り物のパラグアイユニホームと黒ペンを手渡して「サイン、サイン」。三人とも気前良く応じていた。この日、キャンプ実行委員会から、チームの夕方の練習用ユニホームに背番号を付けるよう急な依頼を受けた竹内さん。「突然なことだけど、代表チームの練習着を作るなんて一生ないだろうな」と、興奮冷めやらぬ様子だった。中にはホテル近くのパチンコ店へ向かった選手も。パチンコのルールは分からない様子で、「スロット」に挑戦していた。
ようこそ松本へ 市民は歓声、選手は決意
ようこそ松本へ―。サッカーワールドカップ(W杯)事前キャンプのため、パラグアイ代表チームが松本市に到着した十九日、世界トップレベルの選手を温かく迎えようと、多くの市民が宿泊先のホテルや練習会場のやまびこドームに駆け付け、歓迎ムードを盛り上げた。同日夜には、松本キャンプ実行委員会(会長・有賀正松本市長)が市内のホテルで歓迎レセプションを開き、参加者は代表チームにW杯での活躍を期待し、盛大にエールを送っていた。パラグアイ代表が宿泊する市中心部のホテル前には、選手を迎えるため、地元のスポーツ少年団の子どもたちをはじめ約二百人が集まった。選手らを乗せたバスがホテルに到着し、チラベル主将やサンタクルス選手、マルディーニ監督らが姿を現すと、一斉に小旗を振って大歓声が上がった。子どもたちは目の前を通る選手たちに手を差し出して握手を求めたり、自分のユニホームにサインをねだるなど、興奮を隠しきれない様子だった。同日夕、市内のやまびこドームで行われた公開練習には、日程が急に決まったにもかかわらず、親子連れなど七十人ほどが訪れた。来日直後で練習メニューは軽めだったが、世界の一流選手が次々に披露する軽快なボールタッチに観客席からは感心する声が何度も出た。妻と二人で来た竹野裕二さん(31)=同市=はパラグアイ代表チームのユニホーム姿。「さっき買ってきました。さすが南米の選手、みんな明るくて親近感がわきます」と声を弾ませた。練習後、宿舎のホテルで開いた歓迎レセプションにはパラグアイのロペス駐日大使も出席した。有賀正市長は「韓国での一次リーグでは、三戦三勝を期待します」とあいさつ。チラベル選手は「松本のきれいな空気の力を借りて、本番では素晴らしいパフォーマンスを見せたい」と力強い決意を述べた。
「目標はチャンピオン」監督とチラベル選手が会見
サッカーワールドカップ(W杯)の事前キャンプのため松本入りしたパラグアイ代表チームのチェーザレ・マルディーニ監督とチラベル主将が19日、宿舎のホテルで会見した。マルディーニ監督は「目標はチャンピオンになること」と力強く抱負を語った。同監督は、初めての訪問となる松本市でのキャンプについて「施設も整っており、(1次リーグ会場の)韓国への移動時間も短い。チームを最高の状態にし、ワールドクラスのチームを相手にいいプレーをする準備ができる」と語った。FKを得意とするGKチラベルは「パラグアイ代表の力となるゴールを決めたい」と、大会史上初のGKによる得点に意欲を示した。同主将は、8日にいったん松本入りした後、ヨーロッパでの合宿と親善試合に参加し、再び来日する強行日程。だが、「体は丈夫だし、W杯に参加する責任感があるので心配ない」と話した。チームはこの日、同市今井のやまびこドームで早速、軽い練習。17日に行われたスウェーデン代表チームとの親善試合に帯同した選手約20人が参加し、輪を作ってパスを回したり、二人ずつの組に分かれてボールを奪い合うなど約1時間半のメニューをこなした。ボールの感触を確かめるように終始リラックスした動きをみせていた。

パラグアイチームがキャンプ入り (朝日)
サッカーワールドカップ(W杯)に出場するパラグアイチームが19日、松本市に到着し、キャンプ入りした。午後には大勢の観客が見守る中、軽い練習をこなすなど、初日から盛り上がりを見せた。「チームの状態はいい」とマルディーニ監督(70)。市民の歓迎を受け、10日間のキャンプが始まった。チラベル選手(36)ら主力組約20人は、正午ごろ、名古屋空港からのバスで滞在先のホテルに到着。玄関先には、地元の少年サッカーチームの子どもたちなど約400人が列を作り、パラグアイの小旗を振って出迎えた。選手たちはグレーのトレーニングウエア姿で笑顔でバスから降り、市民や市幹部たちと握手を交わしながら、ホテルに入った。チラベル選手が先日訪問した鎌田中学校の生徒は南米の行進曲を演奏して、歓迎した。到着直後、ホテルで会見したチラベル選手は「ぜひJリーグとの試合を見に来てほしい。満員のスタンドが見たい」とアピール。マルディーニ監督は「松本で最高の状態に仕上げ、ワールドクラスの戦いに備えたい」と意気込みを語った。 また同監督は「キャンプを楽しみにしている子どもたちの期待に出来る限りこたえるのが、私の責任だ」として、市民との交流を図っていくことを約束した。選手たちはその後、市内のやまびこドームで2時間ほどの練習に臨んだ。ランニングやストレッチ、軽いパス回しなどを繰り返し、体をほぐしていた。監督の約束通り、練習は初日から公開され、約150人が観客席で見守った。10日に行われたチラベル選手のサッカー教室に参加したという横尾一樹君(11)は「教えてもらって、リフティングがうまくなった。やっぱりボールの扱い方がすごい」と話していた。ヲ

サッカー 日韓W杯 パラグアイ代表、松本入り 軽いアップ、市民に公開 (毎日)
◇歓迎ムード一色に−−大歓声上がる:南米の強豪が到着――。19日にキャンプ地の松本市入りしたサッカー・ワールドカップ(W杯)のパラグアイ代表チームは、宿泊先のホテルなどで盛大な歓迎を受けた。市立鎌田中吹奏楽部が歓迎のマーチを演奏し、一行がバスから姿を現すと、大歓声が上がった。選手たちは、詰め掛けた市内のサッカークラブの小学生ら約300人に手を振ったり、気軽にサインに応じたりした。報道陣の質問に答えたチラベル選手は「松本にもう一度来れてうれしい」と感想を話した。さらに「チームのためにも、(自分が出場する)スペイン戦でフリーキックをぜひ決めたい。スペインに勝つ自信がある」と力強く語った。マルディーニ監督はチームの状態について「今はコンディションがいい。1次リーグは韓国になるが、それも考えて練習プログラムを考えている」と述べ、「優勝を目指したい」と語った。選手たちは夕方から、松本空港東側にある「やまびこドーム」に移動。マルディーニ監督の指示で1時間半ほど、軽いジョギングやボールを使ってのウオーミングアップをした。2階観客席には早くも親子連れらファン約50人が訪れ、「チラベルー」などと声援を送った。選手たちはファンに手を振るなどして和やかな雰囲気で練習を進めた。家族5人で訪れた松本市里山辺の信州大付属小2年、島野賢君(7)は「選手はすごく体が大きく、びっくりした。ボール回しはやっぱりうまい」と感激していた。
 同日夜には、有賀正松本市長をはじめ多くの関係者や来賓が参加して歓迎パーティーが開かれた。

パラグアイ選手を出迎え(中日)
サッカー・ワールドカップ(W杯)のパラグアイ代表チームが来日した十九日、宿舎となる松本市のホテルブエナビスタには、小学生やファンがつめかけ、国旗を振って選手を出迎えた。警官や消防署員約三十人が周囲を警備する中、ユニホーム姿の筑摩イレブンや菅野サッカースポーツ少年団など市内六サッカーチームの小学生約八十人が“花道”をつくり、市民応援団が手拍子に合わせ「パーラグアイ」とエールをかけた。名古屋空港からバスが到着し、選手が現れるとファンの興奮は最高潮。選手が一人ずつ通り抜けると、駆け寄った小学生が握手攻め。チラベル選手と握手した、松本市旭町サッカーチームの吉野順貴君(10)は「感動しました。手が大きくて温かかった」と大喜び。 到着後ホテルのロビーで開かれた記者会見で、マルディーニ監督は、市民との交流について「キャンプ中はトレーニング中心になりますが、できる範囲で応じたい」と前向きな姿勢を見せた。午後、同市のやまびこドームで開かれた公開練習は、軽めのメニューだったが、数十人のファンがスタンドから練習を見学。お気に入りの選手が近づくたびにフラッシュがたかれ、歓声が上がっていた。

(ビセンテ上松さんからの情報)
本日パラグアイナショナルチームが松本へ到着しまして、松本駅前のホテル ブエナビスタで歓迎会が開かれました。私たち、スタジオアルパのメンバーもアルパ11台で「ジャガーダ」でお出迎えいたしました。その後レセプション、食事、琴の演奏、アルパの演奏の後、皆でパラグアイの健闘を祈るアピールがあり、最後に「ミ デスペディーダ」でお送りして、会を閉じました。パラグアイ全権大使、ミラーノ ロペス閣下もご来賓で見えました。
上松美香さんのページ



(写真:歓迎会の様子-01:ビセンテ・上松さん撮影)



(写真:歓迎会の様子-02:ビセンテ・上松さん撮影)



(写真:歓迎会の様子-03:ビセンテ・上松さん撮影)



(写真:歓迎会の様子-04・ソラーノ・ロペス大使:ビセンテ・上松さん撮影)

広がる交流の和・林さん母娘 チラベル選手に着物贈る(読売)
パラグアイチームを応援しようと、東京・日本橋でパラグアイ料理店「MARIPOSA」を経営する林美和さん(27)と母親のシノブさん(53)が十九日夜、チームの宿泊先の松本市内のホテルを訪れ、チラベルに和服をプレゼントした。 美和さんが「カリスマ守護神のイメージにぴったり」と選んだ和服は、白地に金色で竜と虎をあしらった派手な柄物。娘のアナイーちゃん(3)にと、花とツルがデザインされた赤い着物もプレゼントした。チラベルはすぐに和服を羽織って、部屋に戻るまでそのままの姿で過ごした。 美和さんはパラグアイ生まれで十六歳で来日。チラベルは以前来日した際、「MARIPOSA」(スペイン語で蝶の意)で食事をしたことがある。同店でチラベルも食べたミラネーサ(牛カツ)などパラグアイの家庭料理を楽しむ会が同市内で開かれ、美和さんが招かれて腕をふるった後、熱望していた対面がかなった。 大統領候補にも挙げられる“母国の英雄”と約一時間半にわたって歓談した美和さんは「夢のような時間を過ごしました」と感激した様子。「決勝戦まで勝ち進み、日本に戻って来て下さい」と激励すると、チラベルは「頑張って必ず帰って来ます」と約束していた。




(写真:娘のアナイーちゃんにプレゼントされた和服を広げるチラベル選手(右)と林さん母娘:読売)



代表メンバー発表・パラグアイ、スウェーデンを 2-1 で下す。 (2002年05月19日)

パラグアイ 2 - スウェーデン 1

17分 サンタ・クルス
28分 パレーデス




パラグアイはスウェーデンを2-1で下しました。パラグアイは大会進出を決めて以来、ボリビアとナイジェリアと引き分け、イングランドには0-4の屈辱的な敗戦をした後だけにこの勝利はワールドカップ本番に向けてのはずみになると思います。またマルディーニ監督が代表チームの監督に就任しての初勝利となります。この試合、前半パラグアイは積極的に攻めて、17分、カウンターからホルヘ・カンポスのセンタリングをサンタ・クルスが頭で合わせて先制、28分にはサンタクルスがゴールを狙ったが相手ゴールキーパーの好守備に阻まれて得点出来ず、44分にはアルセがフリーキックを蹴り、それをパレーデスが頭で合わせて2-0としました。

この試合、リベルタドール杯でボカを破りベスト4となったオリンピア勢、FWのカルドーソは出場しませんでしたが、昨年までセロで活躍したアルバレンガ、カンポスが出場、活躍しました。またエースのロケ・サンタクルスが良い状態です。


 
(写真:ホルヘ・カンポス・公式ページ)



(写真:ゴールを決めたロケ・サンタクルス・ABCコロール紙)



(写真:ギド・アルバレンガ:ナシオン紙)

(日刊スポーツ)
パラグアイは前半17分にサンタクルス、同44分にパレデスが得点した。後半9分にA・アンデションに得点を許したが、守備を固めて逃げ切った。

また代表メンバーが発表されました。大体予想されたメンバーであると思います。国内からはリベルタドール杯でボカを撃破したオリンピアと前期優勝のリベルターの2チームだけからの選出で、セロを始めその他のチームからは一人も選ばれませんでした。


発表されたメンバー

GK ホセ・ルイス・チラベル ラサン(フランス)
GK リカルド・タバレリ オリンピア
GK フスト・ヴィジャール リベルター
DF フランシスコ・アルセ パルメイラス(ブラジル)
DF セルソ・アジャラ リーベル(アルゼンチン)
DF カルロス・ガマラ AEK(ギリシア)
DF デニス・カニサ サントス・ラグーナ(メキシコ)
DF ペドロ・サナブリア リーベル(アルゼンチン)
DF ダニエル・サナブリア リベルター
DF フリオ・カセレス オリンピア
MF ロベルト・アクーニャ サラゴサ(スペイン)
MF エスタニスラオ・ストゥルウェイ リベルター
MF カルロス・パレーデス ポルト(ポルトガル)
MF グスタボ・モリニゴ リベルター
MF ディエゴ・ガビラン ロス・テコス(メキシコ)
MF フアン・カルロス・フランコ オリンピア
MF カルロス・ボネ リベルター
MF ギド・アルバレンガ レオン(メキシコ)
FW ホセ・カルドーソ トゥルカ(メキシコ)
FW ロケ・サンタクルス バイエルン(ドイツ)
FW ネルソン・クエバス リーベル(アルゼンチン)
FW リチャード・バエス オリンピア
FW ホルヘ・カンポス ウニベルシダー・カトリカ(チリ)




(写真:マルディーニ監督と名物・日本学校の応援おじさん・公式ページ)

サッカー 日韓W杯 パラグアイ代表チーム、あす松本入り(毎日)
◇関係者、最後の準備に追われる:サッカー・ワールドカップ(W杯)に出場するパラグアイ代表チームが19日にキャンプ地の松本市入りする。同日午前、名古屋空港に到着し、松本着は午後になる予定。主将、チラベル選手の事前訪問で歓迎ムードが高まった市内では、関係者が受け入れ準備に追われている。松本キャンプ実行委員会は17日、チームに先立って到着したパラグアイサッカー協会の役員や専属コックとともに、宿泊するホテルで選手の食事について打ち合わせた。素材の持ち味を生かした自然な味わいで、トマトを使った煮込み料理が特徴のパラグアイ料理を味わい、レシピを確認。食材の調達方法やチーム専用の厨房(ちゅうぼう)の使い勝手などもチェックした。専属コックのアンヘル・シルバさん(57)は「日本は食材の種類が豊富。環境は異なるが、少しでも選手たちの故郷の味を再現したい」と意欲を見せた。実行委では18日までに、県警や警備会社と練習会場となる「アルウィン」周辺などの警備の最終確認をする他、報道用電話回線の増設工事も行い、キャンプに万全を期す考えだ。チームが宿泊するホテルでは、選手が泊まる客室で南米の放送局の放送を受信できるようにしたり、体が大きな選手のために幅の広いベッドを準備した。非常口や館内案内の表示にスペイン語表記を加える作業も進めている。一方、実行委は17日、総会を開いたが、期間中の練習や交流行事の日程は発表されなかった。決まるのはチーム到着以降とみられ、関係者の慌ただしい日々が続きそうだ。

パラグアイ、きょう来日(朝日)
入場者をチェックするためのゲート式金属探知器のリハーサルがあった=松本市で :サッカーワールドカップに出場するパラグアイチームが19日来日し、松本入りする。本番ムードが高まる中、実行委は18日、キャンプ会場に金属探知器を用意するなど、受け入れ準備に追われた。チームは2組に分かれて、名古屋空港から松本入りする。イタリアでの合宿に参加していたGKチラベル選手やマルディーニ監督ら主力組は、昼過ぎにバスで松本市に到着する。夜には、滞在するホテルで歓迎パーティーが開かれる。チームの調子は上向きだ。17日にストックホルムで行われたスウェーデンとの親善試合は、FWサンタクルス選手の得点などで2−1で勝った。マルディーニ監督就任後、国際試合で初勝利を上げた。一方、会場となるアルウィンでは18日、入場者をチェックするためのゲート式金属探知器のテストがあった。職員らが、高さ約2.2メートル、幅約7センチの探知器内を通過し、反応を確かめた。実行委によると、Jリーグチームとの練習試合の日は4カ所のゲートに設置するほか、公開練習日にも設置するという。

パラグアイ代表いよいよ松本へ ホテルに専用ベッド(信濃毎日)
サッカーワールドカップ(W杯)の事前キャンプを松本市で行うパラグアイ代表チームが十九日に来日し、同市に到着する。地域活性化や国際親善を掲げ、キャンプ地に名乗りを上げてから四年。パラグアイを応援する旗が市内にはためき、市民らは選手たちとの交流を心待ちにしている。パラグアイ代表の宿舎となる市内のホテルは十八日、ベッドを従来より幅が十センチ広いタイプに取り替える作業に追われた。選手がリラックスできるようにと、パラグアイサッカー協会が注文。赤羽伸夫・宿泊支配人は「とにかく無事に、ゆっくり休んでもらうのがホテルの務め」と気を引き締める。中心市街地にある大型店には、パラグアイを含むW杯出場十カ国のユニホームを着た人形が登場。ユニホームを着てW杯を楽しもうと購入していく人も多いという。パラグアイ代表は役員を含め総勢約四十人で、三陣に分かれて来日する。十七日にスウェーデン代表との親善試合に勝ったチェーザレ・マルディーニ監督やチラベル選手、サンタクルス選手ら主力中心の第一陣が、十九日朝に名古屋空港に到着。順調なら正午ころに松本入りする予定で、市内の宿舎で有賀正市長らの出迎えを受ける。チームは二十八日まで滞在。松本平広域公園総合球技場「アルウィン」を主会場に練習する。二十一日にジュビロ磐田、二十六日は浦和レッズと練習試合を行う。「一校一選手交流」など市民との交流日程は、チーム到着後に決まる見通しだ。



チラベルが大口 (2002年05月15日)

チラベルがまた大口をたたいたようです、大丈夫でしょうか?

チラベル「スペイン戦でゴールを(スポニチ)
パラグアイ代表のGKホセ・ルイス・チラベル(ストラスブール)が1次リーグB組で対戦するスペインを挑発した。合宿中のイタリアでパラグアイのラジオ局のインタビューに答えたもので「スペインが南米予選に参加したら、予選落ちだろう」とコメント。「(スペインGKの)カニサレスのことは研究している。彼からFKでゴールを奪うつもりだ」とGKとしてはW杯史上初のゴールも宣言した。また、韓国の犬肉料理については「100%支持する。イングランドのキツネ狩りやスペインの闘牛はどうしてやめないんだ?」とその国の文化を尊重する姿勢を示した。

パラグアイと南ア、健康茶でもバトル 勝利の“美茶”はどっち(サンスポ)
パラグアイvs南アフリカ。この両国、実は今脚光を浴びる、ある『健康茶』の原産国だ。赤コーナー、パラグアイ代表・疲れ知らずの「マテ茶」! 青コーナー、南アフリカ代表・梅雨もぶっ飛ぶ「ルイボスティー」!! 体にいい、水分補給にも最適といわれる2つのお茶を飲み続けている両国の選手たち。健康茶バトルを制し、勝利の“美茶”を浴びるのはいったい、どっち?両国が誇る『健康茶』の効能バトルは、お茶だけに何とも熱〜い!!まずはマテ茶。南米各地で日常的に飲まれるこのお茶も、元祖はパラグアイ。アルゼンチン、ブラジルとの国境にある「イグアスの滝」が育んだ「ジェルバ・マテ」という潅木の葉が原料だ。マテ茶に含まれるマテインは注意力や集中力を高める作用がある。ビタミンや食物繊維の豊富さは、肉食中心の南米の食生活でマテ茶が野菜代わりの栄養源となっている、といわれるほど。筋肉中の乳酸の増加を遅らせ滋養・強壮効果もあるというから、GKチラベルの闘志の源はこれかも?「昔の文献では、野戦の際に飲んでいたとの記述もあります。長い距離を移動するガウチョ(牧童)が疲れないために飲んでいたともいわれますから、スポーツにも最適ではないでしょうか」(日本マテ茶協会)一方のルイボスティーは『梅雨克服効果』で勝負だ。南アフリカ南部・喜望峰北西に広がるセダルバーグ山脈のみで採れる特殊なハーブティー。老化を防ぎ、血液サラサラ効果がある「活性酸素の除去作用」があるとされ、ブームに火がついた。海底が隆起したと考えられる土壌で育つこのお茶は海水に近いミネラル成分がいっぱい。特に夏場失いがちなナトリウム量は、ウーロン茶の約1・5倍という。「寒暖差の激しい南ア産のルイボスティーには、体を冷やし、体内の温度調整ができる作用があるといわれます」(薬日本堂・広報担当)。初の雨期開催となるW杯。最重要課題の「水分補給」は、これで解決だ。『健康茶』とともに育った両国の選手たち。効能を立証するバトルは、健康マニアならずとも必見だ!!
■南アフリカとパラグアイの戦力分析
【南アフリカ戦力分析】お家騒動のゴタゴタは相変わらず。3月にケイロス監督が辞任し、TDを努めていたソノ氏が昇格。ソノ新監督は、根底を覆すメンバー入れ替えに着手し、チーム編成はまだ完成しないままだ。頼みはマッカーシーとノムベテの2トップ。シドニー五輪でブラジル撃破の原動力となった身体能力を見せつけられれば1次リーグ突破は見えてくる。FIFAランキング37位。
【パラグアイ戦力分析】国民的ヒーローGKチラベルに象徴される鉄壁の守備力に加え、イタリア人監督マルディーニ監督が『カテナチオ』(かんぬきの意)の神髄も注入した。ガマラ、アジャラらの4バックは強固。アクーニャ、アルバレンガの中盤は多彩なパスワークを誇り、カウンター攻撃を展開。才能溢れる新星FWサンタクルスにも注目だ。FIFAランキング18位。

松本キャンプ「サポーターズクラブ」 入会 目標の半数 (信濃毎日)
サッカーワールドカップ(W杯)のパラグアイ代表チームの松本キャンプで、同チームがジュビロ磐田(二十一日)、浦和レッズ(二十六日)のJリーグチームと対戦する二試合を観戦できる「まつもとパラグアイサポーターズクラブ」の入会申し込みが、締め切りの二十日を目前に、目標の半数ほどにとどまっている。キャンプ実行委員会は十七日、会員証に記載した「署名した人物以外は使用できない」との規定をやめ、本人以外でも観戦することを認めると急きょ発表。「柔軟対応」で会員を獲得しようと懸命だ。実行委によると、四月末で七百人足らずだった申し込みは、パラグアイ代表チームの主将チラベル選手が一時、松本入りしたことなどで関心が高まり、今月に入って急増。十六日現在で約四千八百人になったが、ようやく目標の九千人の半数を超えた段階だ。伸び悩みの原因の一つには、観戦スタイルが制約されることに対する不満がある。一人当たりの会費は、例え一試合だけの観戦でも割引はなく一律八千円。観戦エリアもメーン、バック両スタンドに限定され、熱狂的なサポーターが集まるゴール裏の席には原則として入れない。国内の他のキャンプ地では一試合ごとに入場料を払う方式が多く、松本の方式は例外。実行委の委託でクラブを運営する東京の代理店は「試合の準備を始めた当初、W杯日本組織委員会がキャンプ中の有料試合開催を認めない可能性もあった。その場合、入場料徴収ができなくなるので、実行委と共同でクラブ制を採用した」と説明する。一般ファンは制約が多い「松本方式」で観戦せざるを得ない一方で、Jリーグチームのサポーター用には一試合ごとにチケットが別枠で割り当てられており、こうした「二重構造」を疑問視する声もある。締め切り間際で、会員証の規定を変更する苦しい措置を取った実行委は「このままでは空席が目立つ事態にもなりかねないので、柔軟に対応することにした」としている。



まずチラベルが訪日(2002年05月08日)
パラグアイチームは欧州でスウェーデンと対戦しますが、チラベルだけは一足先に松本に入る為訪日しました。コロコロと予定が変わるパラグアイチーム、松本も大変そうです。それでもチラベルは実質2日間の日程を精力的にこなし、ムードの盛り上げには貢献したようです。



(パラグアイのゴールキーパー・チラベル選手)

パラグアイのチラベル選手が来日、長野・松本市へ(朝日新聞)
サッカーワールドカップ(W杯)のキャンプの先陣を切って、パラグアイチームの主将でゴールキーパーのチラベル選手が8日午後、成田空港に到着した。11日までキャンプ地の長野県松本市内に滞在し、サイン会や少年サッカー教室などで市民と交流する。チームは19日来日の予定だ。チラベル選手は8日午後2時半すぎ、南米からの飛行機で1人で成田空港に着いた。長旅の疲れも見せず、笑顔で「チームの調子は上向き。決勝進出を狙う。早く松本に入って、みなさんと抱擁したい」と語った。チームは17日にスウェーデンでの練習試合があるが、チラベル選手は松本市での交流事業に臨むため、一足早く来日した。

チラベルが来日第1号 長野・松本市へ(共同通信)
今月末に開幕するサッカーのFIFAワールドカップTMで、長野県松本市で事前キャンプを行うパラグアイ代表チームの主将チラベル選手が8日午後、成田空港に到着した。事実上、W杯代表選手の“来日第1号”となった。キャンプ実行委員会によると、チラベル選手は9日に有賀正・松本市長を表敬訪問するほか、サイン会や養護学校訪問などの住民との交流を予定。11日にいったん離日し、17日にスウェーデンで開催されるパラグアイ代表の親善試合に出場後、19日にチームとともに再来日する。

サッカー 日韓W杯 パラグアイ・チラベル選手、きょう来松 /長野(毎日新聞)
◇キャンプ日程など打ち合わせ:サッカー・ワールドカップ(W杯)で松本市でキャンプを行うパラグアイナショナルチームの主将、ホセ・ルイス・チラベル選手(36)が8日来日し、同夜松本入りすることが7日、関係者の話で分かった。松本キャンプ実行委員会は同選手の来松後、今後のキャンプ日程や交流事業について詰める予定。W杯で国内キャンプ地に外国人選手が訪問するのは初めて。パラグアイチームのキャンプはこれまで詳しい日程がなかなか決まらず、関係者をやきもきさせてきたが、チラベル選手の訪問で一気に歓迎ムードが高まりそうだ。実行委や関係者によると、チラベル選手は9日、市内の施設訪問や記者会見を行い、10日には離日する見込み。当初は12日来日予定だったが、17日にスウェーデンのストックホルムで開かれるパラグアイ対スウェーデン戦に出場する見込みとなったため、予定を前倒ししたという。チーム本体の松本入りは19日の予定。チラベル選手はフランスリーグのストラスブール所属。世界屈指のゴールキーパーとして知られ、前回98年W杯フランス大会ではパラグアイ代表として抜群の反射神経でゴールを死守。主将としてもチーム全体に目を配り、名声を高めた。一方、実行委会長の有賀正市長は7日の会見で、パラグアイチームのキャンプに、職務の一環として延べ310人の市職員を動員することを明らかにした。19日から27日まで、宿泊先のホテルの警備補助や競技場の観客誘導、ゲート対応などにあたらせる予定。

パラグアイ・チラベル選手がキャンプ地松本入り(読売)
サッカー・ワールドカップ(W杯)に出場するパラグアイ代表主将のGKチラベル選手が、チームと別行動で8日に来日、事前キャンプを行う長野県松本市に入った。W杯日本組織委員会(JAWOC)によると、外国人選手の国内キャンプ地入りは初めて。 スウェーデンとの親善試合に出場するため、いったん日本を離れる11日までの滞在期間中、小中学校、福祉施設の訪問や、サッカー教室などの交流事業に参加する予定。成田空港で、同選手は「W杯まで残り少ない時間を松本で備えたい。チームのコンディションはよく、決勝戦まで行く」と自信を見せた。 パラグアイ代表チームのキャンプインは、19日の見通し。

チラベル“来日一番乗り” (報知)
 パラグアイ代表のGKホセ・ルイス・チラベル(36)が8日、W杯出場選手中、一番乗りで日本に到着した。今回はサッカーを通じたボランティア活動を行うのが目的で短期来日。11日にはイタリアでキャンプを張るチームに合流するため日本を離れ、17日のスウェーデンとの親善試合に出場後、チームと再来日を果たす予定だ。8日午後に成田空港へ到着した後、すぐさま電車でキャンプ地の長野・松本市へ移動という強行スケジュールに、さすがに疲労を隠せなかった。しかし、100人以上の市民がパラグアイ国旗を振って出迎えると、笑顔が戻った。「今回は子供たちにサッカーを教えるために来たんだ」と話し、もみくちゃにされながらも嫌な顔ひとつせず、気軽に握手に応じていた。

パラグアイのチラベル選手が来日、長野・松本市入り(朝日新聞)
サッカー・ワールドカップ(W杯)のキャンプの先陣を切って、パラグアイチームの主将でゴールキーパーのチラベル選手が8日午後、成田空港に到着し、夜にはキャンプ地の長野県松本市を訪れた。11日まで同市内に滞在し、サイン会や少年サッカー教室などで市民と交流する。チームは19日来日の予定だ。チラベル選手は8日午後2時半すぎ、南米からの飛行機で1人で成田空港に着いた。長旅の疲れも見せず、笑顔で「チームの調子は上向き。決勝進出を狙う。早く松本に入って、みなさんと抱擁したい」と語った。チームは17日にスウェーデンでの練習試合があるが、チラベル選手は松本市での交流事業に臨むため、一足早く来日した。

チラベルが市長を訪問(毎日新聞)
サッカーのFIFAワールドカップTMで、事前キャンプ地の長野県松本市に到着したパラグアイ代表チームの主将、チラベル選手が9日、松本市の有賀正市長を表敬訪問した。 午前9時、市役所前に同選手が姿を見せると、待ちかねた職員や市民らが準備したパラグアイ国旗の小旗を振り歓迎。チラベル選手も笑顔で応えた。有賀市長が「長旅で疲れてませんか」と声を掛けると、同選手は「コンディションはいいです。子どもたちに会うのが楽しみ。サッカー教室では松本から将来の大選手が誕生するよう教えたい」などと話した。

サッカー 日韓W杯 松本興奮、パラグアイ代表のチラベルやって来た(毎日新聞) 
◇チームは19日キャンプ入り:サッカー・ワールドカップ(W杯)に出場するパラグアイ代表チーム主将のホセ・ルイス・チラベル選手(36)が8日夜、電車で松本市のJR松本駅に到着した。出迎えの松本キャンプ実行委員会関係者や居合わせた市民ら約100人が集まり、スーパースターの登場に歓声が上がった。ホームに降りたチラベル選手は、萩原寿郎助役と握手。駅コンコースでは市民に囲まれ、気軽に握手したりサインに応じた。握手した塩尻市大門の高校生、柳沢匡さん(17)は「手がとても大きく、すごい力だった」と興奮気味に話した。今回は実行委員会の要請に応え、市民や子供たちとの交流行事に参加するため、チーム全体がキャンプ入りする19日に先駆けて松本入りした。滞在は11日までの予定。
 実行委員会によると、チラベル選手は9日朝、同市美須々の市総合体育館でトレーニング後、市役所に有賀正市長を表敬訪問。午後4時から中央4の市美術館でサイン会と記念撮影会を行う。午後6時からはキャンプ会場となる神林のアルウィンで、松本、塩尻両市と南安曇郡の中学生約200人を対象に「サッカークリニック」を開く予定。他にも滞在中、学校や福祉施設訪問などが検討されている。萩原助役は「選手たちが絶好のコンディションで大会に臨めるよう支援したい」と話した。一方、松本広域消防局はこの日、選手が滞在する予定の市内のホテルで特別査察を行った。消防職員17人とホテルの担当者が参加。防災情報が集中する防災センターで監視体制をチェックしたり、消防設備の点検などをした。

チラベル選手、松本市入り(朝日新聞)
パラグアイの小旗を持った高校生らに迎えられるチラベル選手=8日午後7時45分ごろ、JR松本駅でサッカーのワールドカップを前に松本市でキャンプをするパラグアイチームの主将でゴールキーパーのチラベル選手が8日夜、一足早くJR松本駅に到着し、キャンプ実行委員会関係者や市民らの歓迎を受けた。9日は朝から松本市総合体育館でトレーニング。午後4時から松本市美術館でサイン会と記念撮影会をする。サイン会は先着30人、撮影会は同100人が対象。午後6時からサッカー場「アルウィン」で中信地方の中学生約200人を対象にサッカー指導をする。10日は福祉施設を訪問する予定で、現在イタリアでキャンプ中のチームに合流するため11日に松本を出発する。松本キャンプ実行委は、チラベル選手ら数人が第1陣として12日から松本キャンプを始めるよう要請していたが、17日のスウェーデンでの練習試合に同選手も出場することになり、実質的なキャンプ開始はチームが松本入りする19日になる。同選手は松本側と約束していた交流事業をするため来日を早めた。

チラベルがサッカー教室 松本で中学生200人に(共同通信)
サッカーのワールドカップで、事前キャンプ地の長野県松本市に滞在しているパラグアイ代表チームの主将チラベル選手が9日夜、キャンプ会場となる同市のサッカー場でサッカー教室を開き、中学生約200人に指導をした。チラベル選手は「練習では100パーセントの力を出そう。そして楽しもう」と声を掛け、まずは全員で軽くランニング。その後パス回しやドリブルの手本を見せた。参加した同県波田町の中学2年忠地大樹君(13)は「会えてよかった。練習はいつもと同じような内容だったけど、チラベルのパスはスピードが断然速かった」と感激していた。チラベル選手は10日には、小学生のサッカー教室を開くほか子ども病院や養護施設を訪問する予定。

チラベルに中学生ら感激(朝日新聞)
8日夜に松本入りしたパラグアイのチラベル選手は9日、午前中に中学校訪問、夜にはサッカー教室を開くなど、市民との交流を精力的にこなした。思いがけず靴をプレゼントされたり、PK合戦に興じたり……。世界的なゴールキーパーの飾らない人柄に、中学生らは感激していた。「チラベル選手が来てくれて、本当にキャンプ地になったという実感がわいている」。9日朝、表明訪問を受けた有賀正市長はこう話した。チラベル選手は「チームはイタリアにいるが、私は市長との約束があったから、先に松本に来ました」と応じた。午前中はその後、中学校2校を訪問。信明中学校では、3年生全員がパラグアイの小旗を手に正門前で迎えた。チラベル選手は生徒一人ひとりと握手を交わした。交流会での生徒からの質問コーナーでは、3年生の宮田直樹君が「僕と勝負してくれませんか」。赤白縦じまのパラグアイのユニホーム姿で、チラベル選手にリフティング合戦を挑んだ。ユニホームにサインをもらった宮田君は「一生の宝物です」。鎌田中学校での交流会では、車いすの中沢竜君(13)から質問を受けたチラベル選手は突然「僕の靴をあげる」。履いていたスポーツシューズにサインして手渡した。「びっくりした。うれしい」と中沢君。生徒とPK合戦をし、一緒に給食も食べた。アルウィンで夜、開かれた少年サッカー教室では、中信地区の中学生200人が参加。10のグループに分かれ、ドリブルやパスの指導を受けた。チラベル選手がフリーキックを実演してみせると、拍手と歓声が上がった。

中学生にサッカー教室 長野(毎日新聞)
サッカー・ワールドカップ(W杯)のキャンプ入りを前に来日したパラグアイ代表チームの主将、ホセ・ルイス・チラベル選手が、キャンプを行う長野県松本市神林の球技場で、地元の中学生約200人を対象に「サッカークリニック(教室)」を開いた。自ら作ったプログラムを元に、中学生とパス交換やドリブルを練習した。

パラグアイのチラベル選手が松本市役所を訪問(中日新聞)
サッカー・ワールドカップ(W杯)で、事前キャンプ地の松本市を訪れているパラグアイ代表チームのチラベル選手は九日朝、トレーニングをした後、松本市役所に有賀市長を表敬訪問。また、松本城や市内中学校への訪問、サイン会・記念撮影会などをこなし、市民との交流を深めた。松本市役所では、職員らが小旗を振って出迎え。有賀市長に対し「学校をまわって、子どものにこにこした顔を見るのが一番、楽しみ」とし、「市とパラグアイがチームワークで準備し、W杯で良い結果を出す」と、協力体制のもとでの勝利に意欲を見せていた。その後、訪れた鎌田中では、体育館で交流会を開き、生徒から質問を受けたり、PK対戦を実施。「車好き」と趣味が一致した生徒に、履いていた靴をプレゼントする一場面もあり、受け取った男子生徒は「大事にしたい」と喜んでいた。交流会後は、一年四組の生徒と一緒に給食。豚汁やカジキの和風マリネなどを、ナイフとフォークを使って口に運ぶと「おいしい」と、笑顔で話していた。また、市美術館で開かれたサイン会と記念撮影会には、朝からファンらが整理券を求めて集合。チラベル選手の松本入りで、街の「W杯ムード」が高まっていた。

サッカー 日韓W杯 パラグアイ・チラベル選手、学校訪問やサイン会(毎日新聞) 
◇“世界”と触れた!−−パラグアイ主将のチラベル選手:サッカー・ワールドカップ(W杯)のパラグアイ代表チーム主将、ホセ・ルイス・チラベル選手(36)は、松本入りから一夜明けた9日、市内の中学校訪問やサイン会、サッカークリニックなどを精力的にこなし、市民と交流を深めた。行く先々で「頑張れパラグアイ」と書かれた横断幕とパラグアイ国旗に迎えられ、周囲を沸かせた。子供好きのチラベル選手は同日朝、市役所に有賀正市長を表敬訪問した後、かねて希望していた学校訪問を実現。市立鎌田中(窪田昌弘校長)では生徒約340人を前に「皆さんに会いに長い時間飛行機に乗って来ました。あなたたちが松本の未来です。一生懸命勉強して下さい」とあいさつ。その後、生徒からの質問に答えたり、PK対決や一緒に給食を楽しむなどした。PK対決では生徒のキックを受ける場面もあり、リラックスした雰囲気。質問をした1年生、中沢竜君(13)が手足が不自由と気づくと、自分が履いていた靴にサインしてプレゼント。会場からは「いいなー」と歓声が上がった。夕方からは、キャンプ会場のアルウィンで松本市などの中学生約200人を対象に「サッカークリニック」を開催。参加者はチラベル選手からドリブルやキックの手ほどきを受けた。あこがれのスターを前に初めは緊張していた参加者も、練習が進むにつれ次第に笑顔が広がった。最後はチラベル選手と念願の記念撮影もした。同選手は10日も引き続き、市内の小学校や児童養護施設への訪問、小学生対象のサッカー教室を開くことが予定されている。

サッカー 日韓W杯 パラグアイ・チラベル選手、入院の子ら激励(毎日新聞)
◇県立こども病院など訪問:松本市に滞在中のサッカー・ワールドカップ(W杯)のパラグアイ代表チーム主将、ホセ・ルイス・チラベル選手(36)は、10日も市内の小学校や児童養護施設などを訪れ、子供たちとの交流を続けた。このうち、豊科町の県立こども病院では入院中の子供たちを激励した。同病院には小児がんなど重い病気の患者が多く、感染症予防のため院外へ出られない子もいる。約100人の子供たちが車いすなどで集まり、拍手と歓声で出迎えた。チラベル選手は「私は貧しかった幼いころ、周囲の温かい支えがあって育ってこれた。ご両親やお医者さんと一緒に頑張って早く元気になって」とあいさつ。子供たちに歩み寄り、持参したサッカーボールなどをプレゼントした。同選手は11日に松本を離れ、19日にキャンプ入りで再度松本入りする予定。

チラベルが松本を出発(共同)
サッカーFIFAワールドカップTMで、事前キャンプ地の長野県松本市を訪れていたパラグアイ代表チームの主将チラベル選手が11日早朝、イタリアでキャンプ中のチームと合流するため松本市を出発した。チラベル選手は2日間の滞在中、学校訪問やサイン会、小中学生相手のサッカー教室などを精力的にこなし、市民との交流を深めた。同選手は17日にスウェーデンで開催される親善試合に出場後、19日にチームとともに再来日する。

19日に再び松本入り チラベル選手欧州へ(信濃毎日新聞)
松本市を訪れていたサッカーワールドカップ(W杯)のパラグアイ代表チーム主将チラベル選手が十一日朝、JR松本駅発の特急「あずさ」で同市を離れた。実質二日間の滞在だったが、子どもたちと積極的に交流し、「キャンプ地松本」のムードを一気に高めた同選手。十九日に、チームとともに再び松本入りする予定だ。松本駅のホームに姿を見せたチラベル選手は、今回の訪問について「松本とのチームワークがうまくいって、胸がいっぱい。十九日からのキャンプでは、ぜひ練習を見に来てください」と語った。見送りの有賀正市長やキャンプ実行委員会関係者らに声をかけて列車に乗り込み、窓越しに手を振った。有賀市長は「(チームより先に松本入りする)約束を守ってくれて、うれしかった」と話した。チラベル選手は同日中に成田空港を出発し、現在イタリアでキャンプ中の代表チームに合流。十七日には、スウェーデンで行われる親善試合に出場する見通しだ。

チラベル「日本よ、闘争心もて!」 (スポニチ)
キャンプ地の長野・松本市を訪れているパラグアイ代表主将のGKホセ・ルイス・チラベルが10日、日本代表にゲキを飛ばした。「対戦相手は友だちではない。そういうところが日本は欠けている」。この日もこども病院を訪問するなど心優しいチラベルだが、一度ピッチに立つと闘争心の塊となる。99年南米選手権、昨年のキリン杯と2度対戦して、日本の甘さは感じていた。「川口や小野は素晴らしい選手」と日本の才能は認めたが、W杯で必要となる激しさの不足が心配だったようだ。チラベルは11日、パラグアイ代表の合宿に合流するためイタリアへ出発する。

チラベルがJリーグ入り熱望(報知)
パラグアイ代表のGKチラベル(36)=ストラスブール=がJリーグ入りを熱望していることが9日、分かった。エージェントのエドワルド氏が松本市内で「彼は日本に来たがっている。オファーがあればそうなるだろう」と明らかにした。9日は松本市長を表敬訪問、サッカークリニックなどこなした。「私がいい選手かどうかは試合を見に来てくれれば分かります」と自信のコメントで観衆をわかせていた。



頑張れパラグアイ(読売)
(1)GK初得点狙うチラベル
「バゴォーン!」。ゴールキーパーがけったボールが大きな曲線を描いて、一気に相手ゴール近くまで飛んだ。あっという間に、ピンチがチャンスに変わる。 サッカーワールドカップ(W杯)に出場するパラグアイ代表の守護神、ゴールキーパーのホセ・ルイス・チラベル選手(36)は、左足から繰り出す強烈なキックで度々チームの窮地を救う。ゴールキーパーなのにフリーキックやペナルティーキックをけって得点を挙げることでも有名だ。本国ではカリスマ的な人気を誇る国民的英雄で、「将来の大統領候補」との声もある。 身長1メートル88、92キロのガッチリした体格。そのプレーについて、かつて日本リーグの名門チーム・古河電工のフォワードとしてならした柏卓夫さん(52)(松本キャンプ実行委員会アドバイザー)は、「キックの球筋を日本人選手と比べれば、プロとアマチュアほどの差がある。Jリーグのチームがない本県の人たちが見れば、大いに衝撃を受けるはずだ」という。 昨年末にキャンプ地の下見で松本市を訪れた際には、「W杯で得点を挙げたゴールキーパーはだれもいない。その一番目の選手になりたい」と意欲を示した。 しかし、この大黒柱は、グループリーグ初戦の南アフリカ戦(韓国・釜山)には出場できない。昨年八月の南米予選のブラジル戦で相手選手につばを吐きかけ、国際サッカー連盟(FIFA)から出場停止処分を受けたためだ。実力を示すことなく姿を消すのか――。そんな恐れも指摘されている。
(2)チラベルの処分軽減
胸なでおろす実行委:パラグアイ・チームのキャンプ招致活動費を巡り、田中知事から「県民の理解を得ることができるのか」と疑問を呈されるなど、何かとあわただしい「パラグアイ松本キャンプ実行委員会」に今月八日、ちょっとした吉報が飛び込んだ。「チラベル選手の出場停止が一試合減った」「温情裁定だ」 昨夏のW杯南米予選でブラジル選手につばを吐き、四試合の出場停止となっていたチラベル選手の処分が三試合に軽減され、W杯グループリーグの二試合目から出場できることになったのだ。「これで決勝リーグ進出のカギとなる強豪スペイン戦に間に合う」と、実行委事務局のサッカー通、小坂克博さん(31)はホッとした表情。待ちわびた情報をインターネットでいち早くつかみ、スタッフ全員で胸をなで下ろした。 日ごろ、冷静な判断と紳士的な言動で知られるチラベル選手。一体なぜ、最も悪質な行為とされるスピッティング(つばかけ)を行ったのか。チラベル選手はサッカーに関する誇りは人一倍強い。相手チームから「おまえのキックはヘナチョコだ」と挑発され、人種差別や、母親について屈辱的なののしりを受けたとされるが、「今は反省している」と多くを語らない。 本国では、病院や学校を建てるなど熱心な慈善家としても知られるチラベル選手。松本市の関係者には「母国に贈るため、使い古しでいいから、レントゲンはないでしょうか」と尋ねている。
(3)個人技優れ、攻撃的
貧困からはい上がった選手たち:パラグアイのサッカーは熱狂的だ。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで世界第十四位の強豪。男の子が誕生すれば、サッカーボールを贈るのが慣わし。ボール一個あれば、子供から大人までが、広場や路地をサッカー場に変える。 パラグアイは一八一一年にスペインから独立した。面積は日本の約一・一倍、人口は約五百五十万人。森林と草原の内陸国で、チームの大黒柱・チラベル選手は昨年末に本県を訪れた際、「空気がきれいで自然は豊か。人々も親切で、まるで母国にいるようだ」と語った。しかし、牧畜と農林業が主産業で、経済的には恵まれていない。 そんな国で、プロのサッカー選手になることは、子供たちの大きな夢。早大や旧日本リーグ創生期の盟主・東洋工業で活躍した県サッカー協会副会長の丹羽洋介さん(61)は「プロ選手は貧しい生活から抜けだそうと、みんな懸命にはい上がってきた人たち。だからボールを持ったらなかなか離さないし、一対一の強さはすごい。サッカーに懸ける意気込みが全然違う」と脱帽する。典型的な南米系のサッカースタイルで、個人技に優れ、常に攻撃的。予想できないようなスリリングで迫力あふれるプレーで観客をわかす。 "サッカー後進県"と呼ばれる本県でのキャンプ開催について、「パラグアイはまさに夢のチーム」と期待する丹羽さん。ファン層を広げ、大きな夢をはぐくむチャンスになると思っている
(4)体を張ったPR行脚
日韓10都市の競争勝ち抜く:「地域おこしに役立つ」「経済的な波及効果もある」として、全国八十余りの自治体がキャンプ地の招致に名乗りを上げた。松本市の場合は経済界主導。松本商工会議所常議員会は一九九八年九月、招致推進決議を行い、その一年後には、官民一体の招致活動が本格化する。サッカーを通じた街づくりの夢。「強豪チームが来れば幸い、駄目でもともとだった」と、同商議所専務の松下倫省さん(63)。アルゼンチンやメキシコなど中南米の五か国に狙いを絞り、地元企業から協賛金を募ってスペイン語でサッカー施設の概要を説明するビデオやパンフレットを製作。二〇〇〇年五―六月、初のPR行脚を行った。 初冬の南半球を巡る旅。旅客機を三十四時間乗り継ぎ、車でアンデス山脈を越えて移動するなどの十七日間で、すっかり体調を崩した松下さん。宿泊ホテルから救急車で病院に運ばれ、「フラフラの状態」に陥ったが、パラグアイの首都アスンシオンのサッカー競技場で、同国サッカー協会のハリソン会長らとの接見にこぎ着けた。 結局、パラグアイのキャンプ地招致には日本の八都市、韓国の二都市からオファーがあったが、松下さんらはこの後、さらに二回訪問。「最初に来てくれたのは松本の人々だ」と評価され、招致合戦を勝ち抜くことができた。 松本キャンプで見込まれていた経済効果は八億三千万円。しかし、パラグアイはグループリーグの三試合を韓国で行うことが決まり、キャンプの実施期間は短縮を余儀なくされた。地元の皮算用に見込み違いが生じている。
(5)人脈たどり強豪に接触
仕掛け人、「松本を"エクスレバン"に」:キャンプの招致について、「地域を活性化する千載一遇のチャンス」と呼びかけた仕掛け人がいる。松本市を拠点にするテレビ松本ケーブルビジョン社長の佐藤浩市さん(60)。Jリーグのジェフ市原の前身である名門・古河電工とは、CATVの回線設備の調達を通じて開業以来、約三十年間、太い"ケーブル"でつながれてきた。 アイデアマンで行動家。古河電工の関係者からは「我が社の設備機器だけを使って頂いており、佐藤社長に頼まれたら『いや』とはいえない」と一目置かれている。 「松本をエクスレバンのようにしたい」という佐藤さん。日本がW杯に初出場した四年前のフランス大会で、日本チームのキャンプ地となったエクスレバンには、各国の報道陣らが大挙して詰めかけ、様々な現地情報が各国に発信された。 佐藤さんはこの年の十二月から、市や商議所の幹部らと約五十回も"作戦会議"を開き、古河グループの人脈をたどって南米の強豪チームとの接触を図った。「『世界のサッカーを呼びたい』という一念で、古河電工の社長さんらに何度も足を運び、協力をお願いした」と舞台裏を振り返る。 古河電工は四十年前の第一次黄金期、FW川淵三郎、長沼健ら日本代表選手をきら星のように輩出。それぞれが今、日本サッカー界の要職に就いている。 松本キャンプ実行委にいる三人のアドバイザーは、いずれも古河サッカーの名選手たち。そのうちの一人、高橋武夫・元コンサドーレ札幌監督が社長を務める東京・渋谷の代理店が、古河側から紹介され、パラグアイとの契約仲介を行っている。(
(6)芝の状態に高い評価 
選手と観客一体にする空間:「素晴らしい芝だ」昨年十二月、キャンプのメーンの練習場となる県松本平広域公園総合球技場「アルウィン」を相次いで視察したパラグアイサッカー協会のオスカル・ハリソン会長と、チームの守護神・チラベル選手が、くしくも同じ言葉を口にした。 「アルウィン」を管理する県公園公社によると、芝は冬でも青さを保つ「寒地型」。冬場は保温のためシートを掛けっぱなしだが、冷涼な信州の気候に合い、グラウンドへの風通しの良さも重なって順調に生育している。 一般に、サッカー場の芝の手入れは年間二千万円以上かかるとされ、温度や湿度、土中の水分など詳細なデータに基づいた管理が必要。手入れを担当する公園管理課の小穴志津技師は「世界一流のチームになればなるほどパス回しを重視するため、短く丁寧に刈られた芝を希望してくる。一瞬たりとも油断できません」と語る。 「アルウィン」のもう一つのセールスポイントは、観客席とグラウンドの近さだ。観客席の最前列からピッチまで約五メートル。陸上のトラックが間に挟まるサッカー場が多い中、実際に試合をしたJリーグの選手からも、「選手と観客との一体感があって良い」と好評だったという。 しかし、その魅力も、観客席からの乱入などの危険性と表裏一体という側面もある。同課の高岡博課長は「選手の安全が第一。警備体制については、県警などと十分に打ち合わせをしていきたい」と話している。
(7)高まる歓迎ムード
"お祭り"に終わる懸念も…:昨年十二月。パラグアイサッカー協会との間でキャンプ合意の調印を果たした松本市の有賀正市長は満面の笑みで、「我々の栄光は計り知れない。夢のようなキャンプ地決定だ」と語った。全世界で推定延べ四百億人以上がテレビやスタジアムで観戦すると言われるW杯。出場国が大会前の調整を兼ねて滞在するキャンプ地には、サポーターらの入り込みによる経済効果や、地域情報の発信による知名度アップなどの効果が期待される。松本市も、「W杯に参加しているという一体感を市民に味わってもらいたい」を合言葉に、選手らによるサッカー教室やサイン会、親善試合への小中学生の招待などのイベントを計画している。 しかし、過剰な期待を戒める見方もある。W杯と地域振興の関連を研究している日本システム開発研究所国土開発研究室の木田悟室長は「キャンプはチームが試合に勝つために行うもの。交流に来るのではない」とした上で、「誘致成功だけで満足し、一過性の"お祭りイベント"として終わらせてしまう自治体がほとんどだろう」と指摘する。 チーム側にとって、地元の「熱烈歓迎」はどのように映るのか。前回フランス大会で日本代表がキャンプを張った同国エクスレバンについて、当時の岡田武史監督はこう語ったことがある。 「歓迎ぶりがなかったことが、歓迎だった」
(8)陽気で人懐っこい人々
パラグアイ育ち 通訳の山名さん、選手との交流楽しみ:松本キャンプ実行委事務局でスペイン語の書類の翻訳や情報収集などに携わる山名洋子さん(26)は、小学校六年からの約八年間、パラグアイ・カピアタ市で暮らし、現地の学校に通った経験がある。街には、至る所にサッカーのゴールがあった。「サッカーは生活の一部という感じ。男の子はみんなボールを持っていて、女の子は目当ての男の子の応援に行っていました」国内リーグの人気カードやパラグアイ代表チームの試合がある日は、みんな仕事を早々に切り上げ、庭に持ち出したテレビで観戦。景気付けに爆竹が鳴り、ゴールが決まれば、旗を結びつけた車が市内を走り回る。子供から大人まで、街はサッカー一色に染まった。 帰国後は一般企業に就職したが、「スペイン語を生かせる仕事をしたい」と、兵庫県で通訳の勉強をしていたところ、松本市がパラグアイのキャンプ地に内定したというニュースを耳にした。サッカーが大好きなパラグアイの人たちのことを思い出し、松本とは縁もゆかりもなかったが、「通訳を募集してませんか」と自ら売り込んで採用された。 昨年十二月、パラグアイにいた当時から"英雄"だったチラベル選手が松本を訪れた際に対面し、いろいろ話を聞くことができた。「試合の時の迫力とは違って、温厚で優しかった」と感激したという。 「パラグアイの人たちは陽気で人懐っこい。オーラ(『こんにちは』の意味)と呼び掛けてみては」と、市民と選手との交流を楽しみにしている。
(9)若きイレブン
高校選抜が"世界"に一矢 高いレベル目指すきっかけに:キャンプ招致の事前活動の一環で、本県の高校サッカー選抜チームは二〇〇〇年七月、南米トップクラスのユースチームと対戦している。相手はアルゼンチンのクラブチーム「ベレス・サルスフィエルド」のユース。試合は松本市の信州スカイパークの競技場で行われ、1―2で惜敗したが、後半残り5分で得点を挙げ、"世界"を相手に貴重な体験を積んだ。監督を務めた松本筑摩高校教諭の山崎武さん(36)は「相手の選手は数少ないボールタッチで三―四メートルの短いパスを次々とつなぎ、一気に場面を展開してくる。技術、スピード、体格ともに県選手を数段上回っていた」と舌を巻いた。試合は終始、相手ペース。しかし、終了間際の土壇場で相手ボールを奪い、MF関敏幸選手(明科高、現順天堂大)がゴール前の二人をかわして右足でサイドネットに流し込んだ。 山崎さんはハーフタイムで、「これまでのプレーでは歯が立たない。意識を修正しろ。いいか。相手の守備ラインは上がっているのでチャンスは絶対来る」と指示。粘り強く走って一矢を報いることができた。 県内では、ぬるま湯的な練習に浸り、"お山の大将"だった選手たち。本県出身のJリーガーは二人しか出ていない。「南米一流のサッカーを目の当たりにした選手たちは、より高いレベルを目指すきっかけになった」と振り返る山崎さん。この時の選抜チームの十五人のうち十人が大学でサッカーの夢を追い続けている。
(10)会議 「お国柄」の違いに一苦労
パラグアイサッカー協会幹部(右)との会議は6時間以上及んだ:変更次々、振り回される実行委「お国柄の違いというんでしょうかねえ……」 今月二日に松本市のホテルで行われたパラグアイサッカー協会と松本キャンプ実行委員会との打ち合わせ会議。休憩でロビーに現れた実行委事務局長の大沢一男・市教育部長は苦笑いを浮かべた。 会議はキャンプの詳細について詰めるためのものだったが、実行委は最初から最後まで、協会幹部らに振り回された。 まず、松本を訪れる予定日の前日になって「一日遅れる」と連絡が入る。当日は「先に練習会場を見たい」と突然要望され、会議を午後に変更。ようやく始まった会議では、ベッドサイズや食事場所の変更などの要望に時間を割かれ、肝心の練習時間については「監督に聞かなければ分からない」という始末。 さらに、約六十人と見込んでいた選手や関係者が約四十人とされ、その大半が到着するのは実行委の思惑より一週間も遅い五月十九日。親善試合も日程や開始時間の変更を求められるなど、大幅な計画変更を余儀なくされることになった。 同協会はキャンプ実施を巡っては、「内定」を出した後もなかなか正式表明しないなど、松本側の関係者をやきもきさせてきた。その都度、「パラグアイの人はおおらかで、細かいことを気にしない性格。信じて待つしかない」としてきた実行委。 今後の交渉でも、もう少し苦労しそうな気配が漂っている。(田中 潤)
11)官民一体で万全期す
テロ警戒も視野に入れ、アルウィンを抱える消防署には「特殊災害対応隊」も新設された(今月4日)選手の安全確保最優先に:キャンプ地にとって重要なことは、試合を控えた選手たちの安全を確保すること。試合開催地では日本組織委員会(JAWOC)などが警備を担当するが、キャンプ地では地元自治体が責任を負う。松本では、警察、消防、民間警備会社、ボランティアの四者が分担することになっており、キャンプ実行委員会が具体的な人員配置などの警備計画を策定する予定だ。テロ警戒が必要な米国や、フーリガン(暴徒化したファン)で知られるイングランド、ドイツなどに比べると、「パラグアイならばそれほど混乱は起こらないだろう」と楽観視する声もあるが、警備対策室を設置した松本署では「何かあれば国際問題になる。最高レベルの対策で万全を期す」(警備課)と強調する。  また、「アルウィン」に二万人近い観衆が集まると見られるJリーグチームとの親善試合の警備も大変だ。国体や音楽イベント「サイトウ・キネン・フェスティバル」などを開催してきたが、これほどの規模の警備は初めて。 先月、警備本部を設置した松本広域消防局の増沢尚徳・警防課課長補佐は、昨年七月の兵庫県明石市の将棋倒し事故を教訓に、「プラスアルファの対策を練っていく」と話す。キャンプ期間中はアルウィンに救護所を設置して救急隊員らを常時待機させるほか、けが人が出た場合の医療機関への搬送ルート確保や現地への医師派遣などの模擬的な訓練も行っていく方針だ。 増沢課長補佐は「選手が最高のコンディションを作り、住民に対しても不安感がないよう、全力を挙げて警備に当たる」と力を込める。
(11)J交流戦の値打ちは?
したたか奇策で"価格破壊"も:W杯の観戦チケットは、なかなか手に入らない。三―五倍のプレミアム付きも出回り、狂騒曲が続いている。では、パラグアイのプレーは本県で一体いくらで観ることができるのか。本番直前の五月下旬、パラグアイがJリーグのジュビロ磐田、浦和レッズと松本市のアルウィンで対戦するフレンドリーマッチ。松本キャンプ実行委は近く、サポータークラブの会員約九千人を募集し、この二試合をメーン・バックスタンドで観戦できる会員カードを発行する。帽子やマフラー、顔に国旗などを描くペイントの応援グッズ三点を付け、「会費は八千円」で調整が進んでいる。高いのか安いのか、議論は分かれるところだ。 日本代表のW杯初戦となるベルギー戦(埼玉スタジアム)は安いチケットで七千円、一万七千―一万二千円の券が人気を集めた。アルウィンで七月に行われるJリーグ公式試合の指定席は四千五百―三千五百円。 フレンドリーマッチではチームの仕上がり具合が試される。実行委事務局次長の井口羌之さん(59)は「浦和レッズはベストメンバーがそろうため、他国チームから引き合いが相次いだ。二試合ともサッカー関係者から『値打ちがある』と注目されている」と話す。 しかし、ファンはもっと安い値段で観戦したい。二試合の両サイドスタンドには地元の小学生たちが招待されるが、付き添いの父母らは「千円程度」で入場できる計画という。ある事情通は「二人で八千円を出し合って会員になり、一人はジュビロ戦を、もう一人はレッズ戦を別々に観れば、一試合四千円で観戦できる」と"したたかな知恵"を教えてくれた。
12)官民一体で万全期す
選手の安全確保最優先に:キャンプ地にとって重要なことは、試合を控えた選手たちの安全を確保すること。試合開催地では日本組織委員会(JAWOC)などが警備を担当するが、キャンプ地では地元自治体が責任を負う。松本では、警察、消防、民間警備会社、ボランティアの四者が分担することになっており、キャンプ実行委員会が具体的な人員配置などの警備計画を策定する予定だ。 テロ警戒が必要な米国や、フーリガン(暴徒化したファン)で知られるイングランド、ドイツなどに比べると、「パラグアイならばそれほど混乱は起こらないだろう」と楽観視する声もあるが、警備対策室を設置した松本署では「何かあれば国際問題になる。最高レベルの対策で万全を期す」(警備課)と強調する。 また、「アルウィン」に二万人近い観衆が集まると見られるJリーグチームとの親善試合の警備も大変だ。国体や音楽イベント「サイトウ・キネン・フェスティバル」などを開催してきたが、これほどの規模の警備は初めて。 先月、警備本部を設置した松本広域消防局の増沢尚徳・警防課課長補佐は、昨年七月の兵庫県明石市の将棋倒し事故を教訓に、「プラスアルファの対策を練っていく」と話す。キャンプ期間中はアルウィンに救護所を設置して救急隊員らを常時待機させるほか、けが人が出た場合の医療機関への搬送ルート確保や現地への医師派遣などの模擬的な訓練も行っていく方針だ。 増沢課長補佐は「選手が最高のコンディションを作り、住民に対しても不安感がないよう、全力を挙げて警備に当たる」と力を込める。
(13)応援ムード作りに一役 スポーツ用品店
期間限定でデパートに出店:「チラベルに会えるチャンスです。パラグアイを応援しよう!」 松本市中心部のデパート「パルコ」内に先月オープンしたばかりのスポーツ用品店「レアルスポーツ」の店長、竹内靖長さん(37)はこのほど店頭にこんな張り紙を出した。「W杯のキャンプはおそらく一生に一度の体験。それをお客さんに知ってもらいたい」との思いが募ったからだ。約百十平方メートルの店内は七割以上がサッカー関連商品だ。  昨年春。松本がパラグアイのキャンプ地に内定したころ、パルコ側の関係者から、「キャンプが正式に決まったら出店しませんか」と声を掛けられた。市内で父親の代からサッカーをメーンとしたスポーツ用品店を営んできた竹内さんは、キャンプに向けてイベントやフェアを考えていたが、店は手狭。どうしようかと悩んでいた矢先だっただけに、すぐに承諾した。 「松本はサッカー人口が多い地域なんですよ」と竹内さん。一時のJリーグブームが去った後も、「少年のプレーヤーは減ってないから、売り上げにはあまり響いていない」。キャンプの正式調印が行われた昨年十二月以降は、パラグアイ代表チームのレプリカユニホームが約四十着売れたという。 店はW杯終了までの期間限定。だから、「できる限りのことをやっていきたい」と、とっておきの"レアもの"グッズのオークションを行って売り上げの一部をキャンプ事業費へ寄付することや、「優勝チームを当てようフェア」などのイベントを考えている。 「サッカーが好きな人も、あまり詳しくない人も、W杯の夢をみんなで共有できるチャンス。街全体で盛り上がっていきたい」と目を輝かせる。
(14)「地元の頑張り見せる」経済界
不況下の協賛金集め、正念場:「強豪パラグアイがわざわざ松本に来てキャンプを張る意味は大きい。市民の皆さんとともに温かく迎えたい」アルピコグループを率いる松本電鉄社長の滝沢徹さん(59)は、知る人ぞ知るサッカーファン。高校時代はサッカー部で活躍した。今でも日本代表のFW柳沢敦選手(鹿島アントラーズ)のサイン入りユニホームを自宅の寝室に飾る熱狂ぶり。 同社の創業八十周年だった一昨年は、記念にJリーグの川淵三郎チェアマンを招いて講演会も開いた。「全員で攻め、全員で守るのがサッカーの原点。企業経営にも通じる所がある」と入れ込んでいる。 同グループは、選手たちが宿泊するホテルの提供やバス輸送などでキャンプに協力する予定。「収支は厳しいが、そんなことは言ってられない。地元企業の頑張りを見せたい」と語る。 滝沢さんが副会頭を務める松本商工会議所は、市と一体になってキャンプ誘致を進めてきた。先月下旬からは、さらに歓迎ムードを盛り上げようと、パラグアイと日本の国旗をあしらったオリジナル応援ピンバッチを作成し、一個五百円以上の協賛金を呼びかけているが、既に一万個近い協力を得ている。 また、同商議所が地元の約百六十社に求めた約五千万円の特別協賛金は、不況下で厳しい取り組みを強いられているが、目標達成まであと一息という。 問題は、これらの支援がこれまでは松本市と周辺地域に限られていること。地域間の垣根を乗り越え、W杯サポーターの輪をさらに広げる関係者の取り組みは正念場を迎える。
◇インタビュー◇厳しい国情、プロ意識が違う・元サッカー日本代表・武田修宏さん(34)
:全世界の注目を集めるサッカー・ワールドカップ(W杯)が、開幕まであと五十日に迫った。パラグアイ代表チームの松本キャンプも近づき、その卓越したプレーや市民との交流が、いよいよ楽しみになってきた。パラグアイのサッカーやチーム事情に詳しい人に、キャンプやW杯の見どころを聞く。
――パラグアイリーグでプレー(レンタル移籍)してみて感じたことは。
「パラグアイではサッカーは国技。しかし国は貧しく、自分のいたチームでも五、六個しかないボールをみんなで使っていた。それだけに、家族や友人のため、生きていくためにサッカーをやっている。プロ意識が違うと感じました。ファンの目も肥えていて、いいプレーの時は褒めたたえるが、悪いプレーには容赦ないブーイングを浴びせる。そういう環境でプレーできたことは、自分にとって大きな財産になりました」
――町の雰囲気や人々の気質などで印象に残っていることは。
「田舎町で緑が多く、ゆっくりとした時間が流れていた。パラグアイの人たちは温かくて優しく、日本人に対してとても友好的。自分が行った時もスーパーヒーローみたいな感じで盛大に迎えてくれた。今でも多くのパラグアイの人と交流が続いていますよ」
――パラグアイ代表チームをどう分析するか。
「チームの守護神・ゴールキーパーのチラベル選手はもちろん、非常に激しいディフェンス陣を誇る。攻撃面ではミッドフィールダー(MF)のアクーニャ選手が、ゲームづくりにかけては南米屈指の実力。同じMFのアルバレンガ選手も面白い。とにかくパラグアイの選手は温かく人懐っこい。キャンプでも選手みんなが、松本市民と溶け込んで交流してくれるでしょう」
――W杯やキャンプの楽しみ方は。
「W杯は世界スポーツナンバーワンの祭典であり、国を挙げた真剣勝負。間近で見てファンになってほしい。長野県内には、僕も針治療のため何度も訪れており、自然と空気がきれいな過ごしやすい地という印象がある。この地を選んだチームに関心を持ち、気になる選手の動きを追い掛けながらサッカーの面白さを知ってもらえたらうれしいですね」 【プロフィル】一九六七年五月十日生まれ。静岡・清水東高から読売クラブ(当時)に入団。Jリーグ発足時にはヴェルディ川崎(同)の中心選手として活躍。二〇〇〇年七―十一月にパラグアイ一部リーグのスポルティーボ・ルケーニョにレンタル移籍した。
◇インタビュー◇一流プレー百聞より一聞を・松本キャンプ実行委アドバイザー・高橋武夫さん(54)
 ――パラグアイチームにとって松本キャンプの位置づけは。
 キャンプ中にJリーグのジュビロ磐田、浦和レッズ戦が組まれた。これらのテストマッチを通じたチーム構成と戦術の最終調整、そしてコンディションの確立という点でとても重要だ。
 ――世界ランク14位のパラグアイチームの特色は。
 守護神のGKチラベル選手を中心に攻守のバランスがいい。選手は身体能力が高く大きくサイドチェンジする速攻、短いパスをつなぐ遅攻を使い分ける。
 ――注目すべき選手は。
DFガマーラ、アジャーラ両選手の守備は世界屈指の強さだ。FWサンタクルス選手は独・ブンデスリーガでスピードと技術を磨いた。攻守のかなめMFアクーニャ選手は動きが良く、FWカルドーソ選手は突破力とロングシュートが魅力だ。
 ――昨年末、就任したマルディーニ監督について。
イタリア代表監督も務めた大物で、百戦錬磨のキャリアを持つ。パラグアイサッカー協会が、南米予選終盤で苦しんだチーム立て直しのため白羽の矢を立てた。七十歳と高齢だが、老練な手腕でメンバー構成や戦術をどう練り上げるのか、楽しみだ。
 ――決勝トーナメント進出の見通しはどうか。
グループBは、スペインが頭半分抜け出ており、スロベニア、南アフリカともに気が抜けない。パラグアイが南米予選二位で走っていた当時の力を出せば、進出の可能性は十分ある。
――県民がキャンプを楽しむ方法を教えてほしい。
例えば、チラベル選手がボールを一番遠くへ飛ばすインステップキック。これは本当にすごい。百回聞くより、自分の目で世界一流のプレーを見れば、大きなインパクトを受ける。特に、これから伸びる小中高生や指導者の方々には大変貴重な機会になるだろう。 【プロフィル】19歳で日本代表入り。鋭いドリブルとスルーパスで古河電工のFWとして活躍、東農大、東芝と移り33歳まで現役。元東芝、初代コンサドーレ札幌監督。松本キャンプ招致の代理店プリメーラジャパン社長。
インタビュー◇信州好きになってくれそう・パラグアイ民族楽器・アルパ奏者 上松 美香さん 19
 ――アルパ(竪琴ハープ)の本場パラグアイに留学して感じたことは。
 「アルパ奏者の母親の影響で私も始めたのですが、それまでパラグアイという国のことはほとんど知りませんでした。それが、高校入学後に母親が『どうせなら本場に行ってみようよ』と勧めてくれ、留学しました。最初に飛行機の窓から見た時は、赤土に木の緑、レンガの家々と日本とは全然違う雰囲気にびっくりしたのですが、降り立ってみると、ゆっくりした時間の流れがどことなく長野県に似ているなと思い、うれしくなりました」
 ――パラグアイの人々や本場のアルパの印象は。
「パラグアイの人たちは音楽の楽しみ方が上手。夕方になると、どこからともなく集まってきて、アルパやギターを運んできて歌を歌ったり近所の人みんなで盛り上がるんです。時間を忘れて楽しみました。向こうの伝統的なアルパは、ベースの力強いリズムが特徴で、それまで私が感じていた繊細で柔らかな音色とはまた違う魅力がある。『すごく自由な楽器なんだな』と、ますます大好きになりました」
 ――サッカーも大変な盛り上がりだった?
「サッカーの試合が始まると、私のアルパの先生も『今日はお休みにしよう』と、レッスンそっちのけでテレビ観戦に夢中になっていました。ゴールが決まると、歓声が街のあちらこちらから聞こえてくるんです。空港でも、飛行機を待っているパラグアイの人たちがテレビの周りに集まって大変な盛り上がり。それぐらいみんな熱心なんだなと驚きました」
――パラグアイ代表チームが信州にやってきますね。
「信州は空気や水がおいしく、山も緑もたくさんある。梅の香りで春が来たとわかり、緑のにおいが夏の訪れを教えてくれる。コンサートで各地を回っても、『やっぱり私の住んでいるところが一番なんだ』と思うほど大好きな場所です。選手のみなさんもきっと好きになってくれると思います」
【プロフィル】一九八二年、穂高町生まれ。九八年五月から二か月間、パラグアイにアルパ留学。現在四枚目のアルバムをレコーディング中。今月二十九日に松本市で、来月二十九日には長野市でコンサートを予定している。
インタビュー◇心に焼き付いたチーム・県サッカー協会副会長 丹羽洋介さん 61
 ――パラグアイ松本キャンプへの期待は。
 「まさに夢のチームがやって来る。W杯の観戦チケットはなかなか手に入らないが、県内で世界のトッププレーヤーを間近に見るチャンス。プロ野球巨人の宮崎キャンプのように、公開練習などを通じて子供から大人まで楽しんで頂きたい」
 ――チームの印象は。
「予想さえできない面白いサッカーをやる。一九九八年のフランス大会の決勝トーナメントで、優勝したフランスに敗れたが、試合後、GKチラベル選手がグラウンドに倒れ込んだ選手たちを一人一人起こして回り、『胸を張って帰ろう』と呼びかけたシーンが焼き付いている」
 ――選手を目指す子どもにとっても、パラグアイのプレーは手本になると思うが。
「私は東京五輪前の六〇年、日本代表の欧州遠征で西ドイツ(当時)を訪れ、日本サッカーの育ての親デドマール・クラマー氏から基本を教わった。正確なデモンストレーションでプレーを示す素晴らしいコーチングだった。基本がしっかりしなければ、応用もできない。小中高生は理屈で覚えるのではなく、実際に見た本物のプレーをまねてうまくなっていく」
――キャンプ実施に総額約2億円かかるが。
「高いか安いか議論は分かれ、批判があることも承知している。W杯はオリンピックをしのぐ世界的なイベント。川淵三郎チェアマンはJリーグ百年構想で『スポーツでもっと幸せな国へ』と訴えているが、本県でもその理想を追い、サッカーの夢をかなえる大きなステップにしたい」
――本県のサッカー人気を盛り上げるには。
「一校一選手運動などでパラグアイ選手と触れ合い、将来、Jリーガーになるという夢を実現する子供たちが出てくるかもしれない。キャンプ中に行うパラグアイとジュビロ磐田、浦和レッズの親善試合で、二万人収容のアルウィンを満杯にしてみたい」(聞き手・寺口 信二) 【プロフィル】広島大付属小中高校卒。早大、東洋工業でサッカー部主将を務める。川淵チェアマンは早大で二年先輩。一九八七年、長野市に転勤し、翌年、裾花フットボールクラブを設立、少年チームの育成などサッカー普及に努めている。
◇インタビュー◇ 競技発展の受け皿を・松本市出身のスポーツライター 元川 悦子さん 34
 ――パラグアイ代表チームにとって松本でキャンプを張ることの利点は。
 「キャンプ地はチームがコンディションを整え、精神的な結束を高めていく場。松本は東京から適度に離れ、メディアが大量に押し寄せることもない。雨が少なくカラッとしている気候など、環境的にもベストな地域だと言える」
――地元ではどんな視点でチームを迎えるべきか。
 「各種の交流イベントも大事だが、キャンプはW杯で戦うための準備の場ということを、前提として理解していなければならない。大会前の集中する場として松本を選んでくれた訳だから、目先のことにとらわれずに見守っていくことが必要だ」
 ――松本はこのキャンプを将来にどう生かせばいいか。
「ラグビーの合宿地として知られる菅平のように、松本はサッカーのキャンプ地として全国に発信していくべきだ。他地域と比べても、都心からのアクセスや施設なども非常に利用しやすい。このキャンプはそのための実績づくりでもあり、将来に向けての布石ともなる。また、南米文化を学ぶいいチャンスでもある。W杯終了で終わりではなく、W杯終了後からこそが大事だと言っていい」
――サッカー文化の振興や街づくりに向けたポイントは。
「サッカーが盛んな静岡県清水市では、指導者ライセンスを取得する大人も多いなど、子どもたちがサッカーを一生懸命できる環境がある。ところがこれまで『サッカー不毛の地』と言われた本県は、松本に昨春、総合球技場が完成してようやくJリーグの試合が開催可能になったばかり。地域全体に指導者や選手を育てる意気込みがまだ低い。突出した選手が現れても、地元に残るところがなくて県外に出てしまう。W杯という世界的イベントを生かすためにも、しっかりと受け皿づくりを進めていかなければならない」(聞き手・田中 潤) 【プロフィル】一九六七年、松本市生まれ。千葉大卒業後、物流関係の業界紙記者などを経て、フリーのスポーツライターに。サッカーを追い続け、日本代表や欧州リーグの取材などで年間約百日間は海外に渡っている。
◇インタビュー◇ポイント押さえて観戦を・県サッカー高校選抜チーム監督 山崎武さん(36)
 ――パラグアイチームのどこに注目するか。
 「母国の期待を一身に背負う選手たちが、W杯という大舞台の直前キャンプでどんなトレーニングを積むのか、間近に見てみたい。選手がベストの状態で本番に臨むため、練習量を落として接触プレーも避ける調整を行うのか、それとも徹底的に練習するのか、大変興味深い」
――本県の高校生の強化策や競技レベルの現状はどうか。
「県高校選抜チームは九七年春から過去計四回、オランダに遠征した。今春は九州遠征を行い、格上のチームと戦ったが、アビスパ福岡ユースに一度勝っただけで、国見高(長崎県)などを相手に七試合とも負けか、引き分けだった。県内では通用する一対一の守備が簡単に破られ、最終的なペナルティーエリア内では守りも攻めも決定的な機会を逃してしまう。頭を研ぎ澄ませて先のプレーを準備することができない」
――その高校生たちに、松本キャンプを契機として世界のサッカーをどう伝えるか。
「得点を挙げる場面をどのように作り上げるのかがポイントだ。ボールを持っていない選手のフリーランニングの質の高さを理解してほしいし、絶対に勝つんだという強い精神力で勝負に挑む選手たちの姿にも学ぶものが多いだろう。様々な角度から、本物のサッカーを肌で感じる機会にしたい」
――パラグアイとJリーグの親善試合も、観戦すれば高校生にはいい刺激になるはずだが。
「高校生たちは漠然と眺めず、学ぶべき点を具体的につかんでほしい。私は大学時代、一時間走や五十本ダッシュをこなしてから練習を始めた。走らなければサッカーにならない。格上のチームと対戦すれば、自分の課題が身を持ってわかる。パラグアイの選手たちのプレーから一流のプロが持つ戦術眼を学び、密度の濃い練習に裏打ちされた高い技術を見て欲しい」
◇インタビュー◇大切なもの子供に残して・サッカー解説者 早野 宏史さん 46
 ――昨年末、パラグアイ代表監督にマルディーニ氏が就任したことで、チームカラーに変化はあるか。
 「マルディーニ監督は前回のフランス大会でイタリアを率いた名将だが、GKチラベル選手を中心にした固い守りや戦術に大きな変更はないだろう。バックスの安定感などいい部分を見い出し、磨きをかけるのではないか」
――パラグアイは決勝トーナメントに進出できるか。
「言葉は悪いが、ずる賢いサッカーをやってくるのがパラグアイ。攻められ続けても粘り強く守り抜く。前回大会決勝トーナメントでは、優勝国フランスを延長戦までもつれて追い込んだ実力がある。今回はグループBで、順当にいけば、スペインに次いでパラグアイは二位で進出すると見ている」
――W杯の成功は開催国の受け入れ態勢が大きなカギとされるが。
「ホストカントリーとして、各国の選手やサポーターをきちんと受け入れることができるのか、世界中が注目している。選手の多くは日韓両国を移動するので、日本側と韓国側の対応は必ず比べられる。言葉がわからなくてもいい。サッカーを愛する心やホスピタリティーを伝えることはできると思う」
――松本キャンプについて。
「W杯の本大会で勝つため、選手たちはいい準備をしにやって来る。コーナーキックやセットプレー、サインプレーなど監督が見せたくない練習もあるだろう。地元での交流イベントも大切だが、勝負に勝つという視点から、静かに見守ることが大切だ」
 ――Jリーグのチームを持たない本県でキャンプを行う意義は。
「サッカーが盛んだとか、盛んでないということは関係がない。世界的な選手のプレーから、大切な何かが子供たちに残されることを期待している。子供たちは宝だ。私はいつもスポーツを社会に置き換え、人間として大切なものを伝えたいと思っている。W杯はその最高の舞台となる」【プロフィル】川崎市出身、中央大から日産自動車入社、MFとして活躍した。元横浜マリノス・ガンバ大阪監督。W杯はNHKで解説予定。
市民の意識 気がかりな“静けさ”
先月二十八日。日曜日で天気も良いとあって、JR松本駅前は市民でにぎわっていた。 「パラグアイ松本キャンプをみんなで盛り上げましょう!」 パラグアイチームのユニホームに身を包んだ松本市の会社員鈴木啓(ひろむ)さん(26)が汗だくになって呼び掛ける。鈴木さんは、地元サッカーファンら約二十人で三月末に結成した「パラグアイナショナルチーム応援団」のメンバー。応援団では、キャンプ会場となる総合球技場「アルウィン」の壁面に、記念タイルの張り付けを計画しており、この日は有志が参加者募集の街頭キャンペーンを行った。 だが、道行く人の反応は鈍く、三時間に及ぶ呼び掛けにも、足を止めて説明を聞く人はわずか。「市民の意識がまだまだ低い。ものすごい危機感を感じています」。Jリーグ・清水エスパルスのサポーターでもある鈴木さんには、松本の“静けさ”が気にかかる。 実行委では四月下旬から、パラグアイのユニホームと同色の赤と白で彩った計六百枚の応援旗を中心商店街に掲げるなど、歓迎ムードづくりに本腰を入れ始めた。また、一日約三万五千人の乗降客がある同駅のコンコースでも、サッカーボールを模した直径約二・五メートルの大看板が天井からつるされたほか、パラグアイのサッカー事情などを紹介するパネル展示が始まった。だが、計画されている選手との様々な交流事業も、キャンプ直前の今になっても日程が決まっているものはほとんどない。パラグアイ側からの練習日程の返答がまだ来ないためで、市民への交流事業PRを積極的にできない原因にもなっている。ある商店主は「キャンプの内容が分からない状態では、我々も何を協力していいか分からない」と困惑の表情を見せる。 キャンプ成否の最大の比重を持つ市民レベルの盛り上がり。「はっきり言って焦っている」という実行委だが、市民にキャンプの具体像をPRするために残された時間は少ない。
“秘密練習”公開巡り地元やきもき
「『秘密練習』も可能。パーフェクトな施設だ」。昨年十二月、パラグアイサッカー協会のオスカル・ハリソン会長は、キャンプの練習場となる総合球技場「アルウィン」を視察して絶賛した。アルウィンは、スタンドに通じる十六か所のゲートすべてを柵で遮断し、外部からの侵入をシャットアウトすることができる。その“閉鎖性”もアルウィンを気に入った理由の一つだった。 フォーメーションや作戦を重視するサッカーでは、フェンスに暗幕を張って練習するチームや、マスコミなどを通じて虚偽の情報を流し、相手を欺いたりするチームも珍しくない。W杯日本組織委員会(JAWOC)では、キャンプ地に求める基本条件の一つに「非公開トレーニングへの対応」を挙げている。 だが、松本キャンプ実行委員会は二〇〇〇年十二月、「世界トップクラスのプレーを実際に見ることは、市民の文化・スポーツ振興につながる」との考えから、パラグアイ側とのキャンプ開催契約にあたって「練習はすべて公開とする」などの条件を提示。この条件を「パラグアイ側も了承した」とし、代理店との契約では書面化もしている。 では、パラグアイ側の本音はどうか。三月に訪れた協会幹部は「(公開を含めて練習については)マルディーニ監督に聞かなければ分からない」として明言を避けた。このため、実際に練習が公開されるのか、キャンプ直前の地元には不安が漂い、「仮に公開されても数十分だけという可能性もある」という声が聞かれる。地元サッカーファンでつくる「長野県にプロサッカークラブをつくる会」メンバーの豊岡圭さん(25)は、「セットプレーなどは非公開が当たり前だが、非公開練習ばかりでは、“プロ中のプロ”を間近で見たいと思う子供たちを、がっかりさせてしまうかもしれない」と心配する。 三月に出した練習日程についての質問に対しても、パラグアイ側からの回答はまだ届いていない。いつ、本当に練習が見られるのか、サッカーファンにとって晴れない状態が続いている。
最近の親善試合の成績
イングランド戦大敗は“お遊び”?:「これでワールドカップ本番は大丈夫なのか」「監督のさい配はこれでいいのか」 イタリア人のチェーザレ・マルディーニ氏(70)が監督に就任した昨年末以来、パラグアイは国際親善試合で一度も勝てない。特に先月のイングランド戦で0―4と大敗を喫し、パラグアイ国内で激しい非難を浴びた。 南米予選終盤の大敗の責任をとって更迭されたマルカリアン前監督に代わり、チーム立て直しを担うマルディーニ監督は、前回フランス大会で母国イタリアの監督を務め、今大会の出場監督では最年長となる名将。だが、松本キャンプ実行委員会事務局長の高橋慈夫さん(55)も「監督の戦術がチームに浸透していない面があるのではないか」と心配そうだ。 マルディーニ監督は、W杯に過去五回出場している強豪国の実力をどう引き出そうとしているのか。現役時代、イタリアのサッカーを象徴する「カテナチオ」(カギをかけるの意)を統率するリベロだったマルディーニ監督。その戦術は、GKチラベル選手を中心に世界屈指の強固なディフェンスを誇るパラグアイチームにマッチすると期待されている。また、チームは「4(DF)・4(MF)・2(FW)」の守り重視のフォーメーションが基本だが、マルディーニ監督は「パラグアイは守備ばかりでなく、攻撃力もある」と力説する。イングランド戦では、チラベル、MFアクーニャ選手という攻守のかなめの選手が出場しなかった。松本キャンプ実行委アドバイザーの鈴木道夫さん(50)は「アウエーで大敗したイングランド戦は彼ら南米独特のお遊び。この時期、けがをしては元も子もない。本番では相手チームがビビるほど闘志をむき出しにするチーム」と話す。 パラグアイの先住民族から引き継がれた闘争心「グアラニー魂」が示されるのはいつになるのか。最後のテストマッチ・スウェーデン戦と松本キャンプでのJリーグとの親善試合に注目が集まっている。


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