ワールド・カップ-2006・ドイツ大会-01・対イングランド戦





一次予選はB組です。イングランドがシードでこれにスウェーデン、トリニダー・トバゴという組で、パラグアイは3番手に挙げられています。3大会連続トーナメント進出成るのか?ドイツでの活躍を追って行きます。



01・明日はいよいよイングランド戦(2006年 6月09日)
明日はイングランド戦、決戦先日となりました。アスンシオン市内ではワールドカップ一色という雰囲気になり、各所でテレビが出て来ました。さて、注目はロケ・サンタクルスを先発させるのかどうかですが、今日のニュースを見ていますと「先発で使う」と明言しています。



(写真:サンタクルス:ABCコロール紙)

明日の先発は、Villar; Dennis Caniza. Julio C. Caceres, Carlos Gamarra,Delio Toledo; Carlos Bonet, Carlos H. Paredes,Roberto Acuna,Cristhian Riveros; Nelson Haedo y Roque Santacruz
となる模様です。



(写真:ルイス監督:ナシオン紙)

パラグアイ監督がイングランドほめ殺し(日刊スポーツ)
パラグアイのルイス監督がイングランドの巨人FWをほめ殺し? 3日のジャマイカ戦でハットトリックを達成した198センチFWクラウチを「我々はあんなデカイ選手と戦ったことがない」と警戒感を深めた。しかし、本音は別にありそうな気配。主将のDFガマラは「背が高いFWは大歓迎。だってよりフィジカルなプレーで勝負するってことだろ」とニヤリ。

▽イングランド−パラグアイ(フランクフルト)(中日スポーツ)
優勝候補の一角、イングランドは、右足甲骨折のFWルーニーが戦列を離れている以外、ベストメンバーで初戦に臨めそう。ジェラード、ランパードを中心とした中盤は攻守に迫力十分。長身FWクラウチも3日の親善試合でハットトリックを決め、調子は上向きだ。欧州予選や最近の親善試合では安定した戦いを見せているが、W杯ではここ2大会連続で南米のチームに敗れて姿を消している。3大会連続の16強入りを目指すパラグアイは、ベテランのFWカルドソがけがで代表を外れ、期待のサンタクルスは故障明けと、攻撃陣にやや不安が残る。代表通算106試合出場のDFガマラを中心とした守備で対抗できるか。 

▽イングランド−パラグアイ(スポーツナビ)
優勝候補イングランドは、第1戦でパラグアイと対戦する。イングランドの強みは、豪華な選手層。特にキャプテンであるベッカムを筆頭にジェラード、ランパード、ジョー・コールらが居並ぶ中盤は、大会屈指の陣容を誇る。骨折のため出場が危ぶまれたFWルーニーも驚異的な回復を見せ、初戦には間に合う見込み。連係がかみ合えば、爆発的な力を発揮する可能性を秘めている。一方のパラグアイは、バイエルンに所属するFWサンタクルス、ブレーメンのFWバルデスらドイツで活躍する若手が台頭。W杯南米予選で7得点のFWカルドソが負傷のため登録から外れたものの、攻撃力では前大会をしのぐ。しかしその一方で、南米予選ではペルー、エクアドルに大敗するなど、伝統であった守備の強さには陰りがみられる。イングランドの優位は、揺るぎないところだ。

確かに今大会の南米予選でアウェーのブラジル、エクアドル、ペルーではそれ以前の大会では考えられないような大敗を喫している。ただ選手はベテランが多く、南米予選ではアルゼンチン、ブラジルと互角に戦っている。アジアやアフリカの選手と異なり、優勝候補と騒がれているビックネームが出て来てもさほどの事とは思ってはいないと思います。ただ一旦崩れると立ち直れないくらいの大敗を喫する可能性も無いとは言えないのも事実です。ここのところずっと「運」が味方しています。今回も運を呼び込めるのかもポイントであるように思います。初日にエクアドルがポーランドを破った事も勝てるという気持ちを起こさせている事でしょう。(イングランドとポーランドは国旗が赤と白の二色で、ユニフォームも似ている。)

試合と内容はボールは8:2くらいでイングランドに支配されると予想されます。パラグアイはどこのチームと戦っても何時も相手にボールを支配され、少ないチャンスでボールを相手側に蹴り込み、何とかセットプレーに持ち込み得点を挙げるというのがパターンですが、イングランド戦でも同様の展開になると思います。勝機があるとすれば相手の怒涛の攻めを防ぎ切り、少ないチャンスからフリーキックもしくはコーナーキックに持ち込み押し込むという形でしょう。一つのファール、警告が試合の流れを決めるかも知れません。イングランドとはワールドカップでは86年に決勝トーナメント一回戦で対戦しています。この時には0-3で負けています。是非ともその時の雪辱を果たして欲しいものですね。



02・イングランド戦は敗戦(2006年 6月10日)
イングランドとの試合は試合開始早々のまだ試合に馴染んでいない時に痛いミスが出て失点、そのまま敗戦となりました。本当に悔いの残る試合でした。失点した直後試合間もない時間に正キーパーのビジャールが怪我をしてその後はボバディージャがよく凌ぎました。ビジャールには運が無いので今回残りの2試合もキーパーはボバディージャで行く事になるのでしょう。最近のボバディージャは非常に調子が良くこちらの方が良いと思います。(元々はこちらがチラベルの後継者と目されていた。)




(写真:イングランド戦・6月10日・AFP)

試合としては正直余り見所も無く凡戦という感じでした・パラグアイも何回かはチャンスがありましたが、決定的なチャンスというのはありませんでした。攻めの際にパスミスなど単純な凡ミスが出て流れを掴み切れませんでした。後半には日韓大会のヒーローであるネルソン・クエバスを投入し、3トップで攻撃しましたが、イングランドにがっちりと固められてしまいました。パラグアイは攻撃力が弱く守備が良いので守れば勝てると踏んだのでしょう。怪我で鮮烈を離れていたロケ・サンタクルスにも精彩がありませんでした。

パラグアイ 0 - イングランド 1

(6月10日・15:00 フランクフルト)

試合に負けましたのでアスンシオン市内は非常に静かです。これで明日の日曜日、祝日の月曜日も街は静かでしょう。内容は決して悪くは無かっただけに皆さんの落胆の雰囲気が伝わって来ます。この敗戦で次のスウェーデン戦は勝ちに行く必要があります。連敗したらその時点でおしまいという状況になりましたが、常にギリギリまで追い込まれてから残るのがパラグアイのパターンですので期待しましょう。

試合総括(朝日新聞)
1−0でイングランドがリードして前半を折り返す。パラグアイは前半に比べて多くのチャンスを作り出すものの、決定的となる場面を作り出すまでは至らなかった。後半途中からクエバスを投入、3トップでイングランドゴールに迫る。しかし、イングランドは交代選手をうまく使い、最後まで必死のディフェンスでゴールを割らせることなく試合終了となった。
後半45分
試合終了。1−0でイングランドが勝利
後半45分【パラグアイ】
イングランドゴール前でパラグアイが攻勢を仕掛けるがゴールを割れない
後半44分
ロスタイムは2分
後半43分【イングランド】
ランパードがペナルティエリア手前からゴール右隅へミドルシュートするが、キーパーパンチングでクリア。
後半42分【パラグアイ】
ディフェンスラインからカセレスがバルデスへロングパスを送るが、オフサイドの判定
後半41分【イングランド】
右サイドからネヴィルのロングスローがクラウチに渡るが、クラウチのオフェンスファウルをとられる
後半38分【パラグアイ】
ペナルティエリア手前からアクーニャがミドルシュートを打つが、キーパーがキャッチする
後半38分【イングランド】
ランパードがドリブルしクロス上げるがブロックされる。こぼれ球をダウニングがミドルシュートするが、大きくそれる
後半38分【イングランド】
11JコールOUT→16ハーグリーブスIN
後半37分【パラグアイ】
3トレドOUT→2ヌニェスIN
後半31分【パラグアイ】
パレデスからゴール前のバルデスへロングパス。そのままダイレクトでシュートするが、大きく外れる
後半27分【イングランド】
右サイドのベッカムから左サイドのダウニングへサイドチェンジし、ランパードへパス。ペナルティエリア中央手前からランパードがミドルシュートするが、キーパーがパンチングしCKになる。しかし、ベッカムの蹴ったCKはクリアされる
後半26分【イングランド】
右サイドからネヴィルの大きなクロスが上がり、クラウチが競り合うがクリアされる
後半23分【パラグアイ】
クエバスがイングランドボールをカットし、ドリブルでゴール前まで切り込んでシュートするが、イングランドDFがブロック
後半23分【パラグアイ】
6ボネOUT→23クエバスIN
後半18分【イングランド】
クラウチにイエローカード。空中でトレドと競り合った際に肘を使い、ラフプレーとみなされる
後半14分【パラグアイ】
右サイドからボネが深い位置からクロスを上げるが、キーパーパンチング。こぼれ球をパレデスがボレーシュートするが、大きく外れる
後半13分【イングランド】
Jコールがペナルティエリア手前で相手ボールをカットしミドルシュート、しかしキーパーがキャッチ
後半12分【パラグアイ】
ペナルティエリア手前からサンタクルスがグラウンダーのミドルシュートを打つが、ファーディナンドがブロックする
後半11分【イングランド】
クラウチのボールキープからJコールへパス。右サイドを駆け上がったベッカムへスルーパスが通りシュートするが、ゴールラインを割る
後半11分【イングランド】
10オーウェンOUT→20ダウニング
後半7分【パラグアイ】
ペナルティエリア手前中央からアクーニャがグラウンダーのミドルシュートと放つが、キーパーがキャッチ
後半4分【パラグアイ】
ボネのミドルシュートがいったんブロックされるが、バルデスにスルーパスを通す。しかし、イングランドDFがクリアしCKへ。アクーニャの左CKはクリアされ、こぼれたボールをキーパーがキャッチ
後半1分【パラグアイ】
バルデスとサンタクルスのワンツーから中央突破をはかるが、イングランドDFがブロック
後半0分
イングランドボールでキックオフ。後半開始
前半総括
試合開始早々、早くも先制点がイングランドに生まれる。前半4分、ベッカムのFKからゴール前にクロスボールが上がり、競り合いの中でガマラの頭に当たったボールが、そのままゴールへ吸い込まれていった。その後はイングランドが攻めてパラグアイゴール前で試合が経過する展開。パラグアイになかなかチャンスが訪れないまま前半終了となった。

前半45分
前半終了。1−0でイングランドがリードして折り返す
前半45分【パラグアイ】
右サイドからクロスが上がり、リベロスが落としたボールをバルデスがシュートするが、わずかに左ポスト横に外れゴールラインを割る
前半45分【パラグアイ】
中央でボールを受けたリベロスから、パレデスへパス。ペナルティエリア手前からミドルシュートするがゴール上に大きく外れる
前半44分
ロスタイムは4分
前半42分【イングランド】
左サイドをドリブルしたJコールからAコール、ベッカムへとパスがつながり、ペナルティエリア手前中央からベッカムがミドルシュートするが、右ポスト横にわずかにそれてゴールラインを割る
前半41分【イングランド】
スルーパスに反応したランパードが右サイドの深い位置からクロスを上げるが、パラグライにクリアされる
前半38分【イングランド】
左サイドでベッカムのFKから速いクロスが上がるが、パラグライがクリアする。右サイドでこぼれ球を拾ったジェラードがミドルシュートするが、大きく外れる
前半37分【パラグアイ】
右サイドでアクーニャのFKからクロスが上がるが、クラウチにクリアされる
前半35分【イングランド】
Jコールが左サイドをドリブルで駆け上がり、パラグライDFを1人抜いて深い位置からクロスを上げるが、クリアされる
前半29分【イングランド】
ベッカムの左CKはパラグアイにいったんクリアされる。しかし、こぼれ球を拾ったイングランドは、オーウェンへスルーパスを出すが、オフサイドの判定
前半29分【イングランド】
Jコールがオーウェンへスルーパスし、ペナルティエリア手前でボールを受け右サイドの深い位置からクロスを上げる。クラウチにボールが渡るがパラグアイDFにクリアされ、CKとなる
前半26分【イングランド】
ぺナルティエリア手前にこぼれたボールをクラウチがミドルシュートするが、ゴール上に大きくそれる
前半22分【イングランド】
ランパードがオーウェンとのワンツーで中央突破し、ライナーのミドルシュートを放つが、キーパーキャッチ
前半22分【パラグアイ】
バルデスにイエローカード。ベッカムを後ろから倒してラフプレイとみなされる
前半19分【イングランド】
ジェラードにイエローカード。リベロスに足の裏を見せたスライディングをして、ラフプレーみなされる
前半17分【パラグアイ】
ボバディジャのGKからイングランドゴール手前までボールを運び、こぼれ球をパレデスがシュートするが、大きく外れる 
前半13分【イングランド】
ベッカムの右CKからジェラードへパスし、ベッカムにパスを戻しクロスを上げるが、パラグアイにクリアされる
前半11分【イングランド】
ペナルティエリア手前で得た間接FKからベッカムがランパードへパスし、シュートするがゴール上に大きく外れる
前半9分【イングランド】
ベッカムの左CKからクラウチが競り合い、こぼれたボールをジェラードがダイレクトでボレーシュートするが、バーの上に大きく外れる
前半8分【イングランド】
ベッカムの右CKはパラグアイにクリアされる
前半8分【パラグアイ】
1ビジャールOUT→22ボバディジャIN
前半4分【イングランド】
ゴール!!!左サイドでベッカムのFKから、ゴール前の競り合いでガマーラの頭にあたり、自陣ゴールへ吸い込まれる
前半1分【イングランド】
左サイドからランパードのスルーパスに抜け出したジョーコールだが、オフサイドの判定
前半0分
パラグアイボールでキックオフ。前半開始




(写真:対イングランド戦:エル・パイス紙・ウルグアイ)

パラグアイのGKが交代 イングランドと交錯し負傷か(朝日)
パラグアイのGKビジャルは、無念の途中交代となった。前半4分にO・Gで失点した後、同8分に相手選手と交錯。負傷した模様だ。02年日韓大会はチラベルトの控えだったビジャル。アルゼンチンリーグでもまれてキャッチングの安定感を増し、予選でも好セーブを連発。堅守が持ち味のチームを支える正GKとして迎えた今大会だったが、悔いだけが残る初戦となった。

パラグアイGKビジャール、少なくとも2週間の離脱(スポーツナビ)
パラグアイ代表GKのフスト・ビジャールのワールドカップ(W杯)は、恐らくこれで終わりということになるだろう。筋肉に重傷を負ってしまった。記者会見に臨んだパラグアイ代表のアニバル・ルイス監督は、レギュラーのGKビジャールがふくらはぎを痛め、今後の試合で復帰することは難しい見通しであることを認めた。「ドクターから聞いた話では、少なくとも2週間から3週間はかかるとのことだ」ビジャールは初戦のイングランド戦の前半8分、ゴール前から飛び出した際に負傷した。アルド・ボバディージャと交代した。イングランドに敗れたパラグアイは、この後スウェーデン、トリニダード・トバゴと対戦する。

ベッカムの得点にあらず/オウンゴールとFIFA (ロイター=共同)
国際サッカー連盟(FIFA)は11日、イングランドがパラグアイを1−0で下した10日の試合の得点をパラグアイの主将ガマラによるオウンゴールと確認した。FIFAの技術研究グループは、得点の場面を再調査し、ベッカムのけったFKはガマラの頭を経てゴールしたと認定。ガマラは「接触は小さく、それがボールの方向を変えたとは思わない」と発言したが、FIFAはオウンゴールと判断した。



(写真:負傷したビジャール:英国・BBC)



(写真:負傷で無念の退場をするビジャール:ユーロスポーツ)

サッカー=パラグアイ代表GKビジャール、W杯残り試合欠場が濃厚(ロイター)
サッカーの2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会に出場しているパラグアイのGKフスト・ビジャールが負傷のため、W杯の残り試合を欠場する見通しとなった。ビジャールは10日に行われた1次リーグB組初戦のイングランド戦の前半8分、ボールをクリアーするためスライディングした際にふくらはぎを痛め、負傷退場した。試合はイングランドが1―0で勝利した。B組の残り2試合、スウェーデン戦とトリニダードトバゴ戦ではイングランド戦で途中出場したボバディージャがビジャールの代役を務めるとみられている。

パラグアイ、「曲者ぶり」示したが決定打出ず(朝日)
イングランドとの後半、息を吹き返したパラグアイが悔やむべきは失点が早過ぎたことか。前半3分、ベッカムのFKに反応したガマラの頭に触れたボールがそのままゴールへ。最後尾でチームを鼓舞する主将が、相手よりも前で触ろうとしたからこその事故を責めるのは酷だ。警戒していた高さ封じは、失点以外の場面ではほぼ成功している。けがによるGKの交代という難も乗り切った。ただし、ベッカムのFKのような一芸に乏しかったのも事実。相変わらずの曲者ぶりは示したが、決定打がなかった。

パラグアイは「曲者」なのだそうです。かなり失礼な表現ですね。要するにサッカーでも余りマトモな者としては見られていないようです。

イングランド苦しむも勝利・序盤得点を守りきる (サッカー・ニュース)
パラグアイは前半で劣勢だったが、後半に盛り返し、攻勢に出た。FWバルデスが切れ味鋭い動きを見せたが、決定弾はでなかった。イングランドは最終ラインをがっちり固めてパラグアイに付け入る隙を見せなった。

パラグアイ黒星も持ち味発揮/B組(日刊スポーツ)
パラグアイを襲った前半3分のアクシデント。ベッカムのFKを弾き返そうとした主将のDFガマラの頭に触れたボールが、無情にも自軍ゴールに吸い込まれた。伝統的な堅守と切れ味鋭いカウンターで今回も南米予選をクリアしてきた。イングランドの攻めをしのぎ、一瞬のスキを突くはずだった。だが、あまりにも早すぎる失点でゲームプランは崩れ去った。しかし、その後はゴールを許さなかった。ガマラがチームを立て直し、予選でアルゼンチンを連続完封した実力を発揮。後半には鋭い攻めで動きの落ちた優勝候補を揺さぶった。ここ2大会連続ベスト16。南米の強豪としての地位を築いたパラグアイは、目標のベスト8へ15日のスウェーデン戦で勝ち点3を奪いにいく。

のしかかった不運な1点 初戦に敗れたパラグアイ(共同)
悔やまれる0―1の敗戦だった。不運な形で失った1点を、パラグアイは最後までかえせなかった。優勝候補の一角とみられる相手との初戦。エースFWサンタクルスは「プレッシャーはすべてイングランドにある。この重圧の中では、どんなことでも起こり得る」と試合前に予想していた。堅守で粘ってチャンスをうかがうのが伝統の戦い方だ。だが、誤算は試合開始早々に起こった。ゴール前に鋭く入ってきたベッカムのFKを頭でクリアしようとした主将のガマラがオウンゴール。さらに追い打ちを掛けるように、直後にGKビジャルが負傷で交代した。イングランドの攻撃のポイントとなる長身FWクラウチを徹底的にマークし、この後の守備は大きく崩れなかった。ドイツでプレーするアエドバルデス、サンタクルスの2トップの動きもよくなり、後半はペースをつかんだ。しかし、1点を守り切る狙いのイングランドの守備を崩しきれなかった。不運な1失点が、最後まで重くのしかかった。

FIFA認定!W杯史上最速のO・G(日刊スポーツ)
10日に行われたB組1次リーグのイングランド−パラグアイ戦で、W杯史に残る「新記録」が生まれた。唯一のゴールは、前半3分。ベッカムのFKを、パラグアイDFガマラがクリアに失敗し、頭でオウンゴール(O・G)を許してしまった。国際サッカー連盟(FIFA)は、W杯史上最速のO・Gと発表した。O・Gは、38年イタリア大会で初記録されて以来、通算25回目。54年大会にユーゴスラビアのホリャトがドイツ戦の前半9分に献上したO・Gを上回る最速記録だった。ガマラは「ボールが頭に触れたが、方向が変わったとは思わない。ボールのスピードが速かったからね」と、苦しい言い訳をした。FIFA広報は、試合後、ベッカムの得点に変更される可能性を示唆したが、11日になって否定した。変更されていれば、ベッカムがイングランド史上初の3大会連続得点者となっていた。




(写真:不運な失点・ガマラ:ABC)

パラグアイの新聞の論調は「主将の不運な失点」とガマラをかばうものでした。これは仕方が無いのかも知れません。


ABCの祭典は非常に冷静に付けられていると思います。ミスを犯したガマラには普通の「5」で、その後の活躍を評価しています。GKボバディージャに関しては「8」が与えられています。急に登場しての活躍は光ります。中盤そしてフォワードの選手には厳しい採点になっています。特に画面によく登場していたパレーデスとネルソン・アエドは「5」の評価です。個人技が目立つがチームには貢献していない、パラグアイの攻撃が相手に対して威圧にならなかった戦犯と見ているのでしょう。これに対して目立たず派手さはなかったのですが、ロケに対してはこの中では最高の「7」が与えられています。(これには少々疑問が残りますが・・)

日本のマスコミはベッカムが大好きで新聞の論調を見ていますと「さすがベッカム様、優勝候補イングランド万歳!」と中身の無いたわいのない記事が並んでいますが、ベッカムは大した事は無かった。あのゴールも完全にガマラのミスで彼のFKはごく普通のものでした。日本のスポーツ新聞の記事は中身が空虚で「サッカーおたくのお姉ちゃん受け」を狙ったものばかりで呆れるばかりです。一番怖かったのはジェラードで、イングランドの中では光っていました。適切かつ冷静な判断でパラグアイの攻撃をことごとく中断し、常に試合の流れをイングランドペースに持って行っていました。

B 組 

国名
イングランドイングランド 1 1 0 0 1 0 1 3
トリニダード・トバゴトリニダード・トバゴ 1 0 1 0 0 0 0 1
スウェーデンスウェーデン 1 0 1 0 0 0 0 1
パラグアイパラグアイ 1 0 0 1 0 1 -1 0


同じ日に行なわれたもう1試合は引き分けに終わりました。従いまして、パラグアイはB組の最下位という事になりました。ただ、もう一試合が引き分けになりましたので、勝点の差は1で、次の試合に勝利しますと有利になります。負けた場合には即敗退が決まるかも知れません。要するにB組の点はガマラのクリアーミスで与えた1点だけという事です。GK・ボバディージャに期待しています。



(写真:駅舎にて:ナシオン紙)

パラグアイ代表の試合で国は麻痺状態に(ナシオン紙)
サッカーのお祭りで昨日のアスンシオンは麻痺状態に陥りました。大きなショッピングセンター鉄道の駅舎、観光局の前にはパラグアイ-イングランド戦の試合を中継する為に巨大スクリーンが設置されました。


2日間で5試合が行なわれましたがどの試合も大接戦で、一部では最初から一次リーグを突破する国がはっきりと判るという批判がありましたが、世界の力はかなり縮まって来ていると実感しました。その中で感じたのはシードチームの冷静さです。ドイツ、イングランド、アルゼンチンはしっかりと勝利しましたが、勝ちにこだわり、相手より1点多く取ればそれで良いという気持ちが伝わって来ました。スウェーデン、ポーランドの失敗とは対照的ですね。

オウン・ゴールと正キーパーの戦列離脱という嫌な試合でしたが、もう一つの試合が引き分けになった事でパラグアイの運は無くなっていません。32チームの中で最低の評価であったトリニダー・トバコを相手に、後半早々には一人退場者が出て一人多いにも関わらず勝てなかったスウェーデン、こちらも精神的には相当のダメージを受けている事でしょう。

スウェーデン戦に対しては攻撃陣を入れ替える必要があるかも知れません。エースのロケ・サンタクルスが不調で攻撃が単調になっていましたので思い切って若いFWのダンテ・ロペスを起用するのも良いかも知れません。緒戦の布陣では得点はかなり難しいと思われます。

この試合、開始早々4分で不運なオウンゴールで得点を与え、7分にビジャールが倒れて負傷退場しました。この怪我の為、ビジャールはこの大会ピッチに立つのは不可能な状況です。彼がチームの「不運」を全部背負ってくれれば良いと願っています。ボバディージャは前回の日韓大会の時にはチラベル、タバレリの後を継ぐキーパーと目されていました。日韓大会・南米予選の最終戦、対コロンビア戦の際、既に本大会出場が決まっていたので、ボバディージャを先発起用しました。この時には期待に答えられず精彩を欠き4点を献上してしまいました。これで正キーパー争いから一歩後退し、その後はビジャールの控えとなったのです。国内リーグやリベルタドーレス杯(セロ、リベルター)では好セーブを連発し、人気も高いと見ています。今年も現在までリベルターは国内リーグ戦そしてリベルタドーレス杯共に好調で勝ち進んでいる中でこのワールドカップを迎えました。実力的にはビジャールに全くひけは取りません。今回はこのボバディージャで戦う事により運を呼び込めるのではないかと期待しています。個人的にもかなり好きなキーパーですので期待しています。



(写真:アルド・ボバディージャ:ABC紙)

パラグアイ負けても強気!GKビジャル2週間以上離脱(報知)
開始早々の失点が最後まで重くのしかかった。MFベッカムの鋭いFKをDFガマラが頭で触れたが、クリアしきれずオウンゴールに。前半8分には、GKビジャルがふくらはぎを痛めて交代。立ち上がりに不運が続き、ルイス監督は「悪いスタートになってしまった」と嘆いた。チームドクターによると、ビジャルは2週間以上の戦線離脱を余儀なくされる。後半は試合を押し気味に進め、優勝候補を苦しめたが、あと一歩及ばなかった。FWサンタクルスは「引き分けが妥当だったと思う。イングランドは暑さにやられていた」と試合を分析。DFガマラも「ドイツ、イングランドのような大国が勝っているけど、人々が考えているほど彼らはタフじゃない」と強気に語った。残り2戦での巻き返しを誓い、3大会連続の1次リーグ突破を目指す。


初戦は敗戦といえどもそれ程のショックは無いと見ています。もう1試合が引き分けに終わった事でスウェーデンに勝てばかなり有利、イングランドがトリニダー・トバコに勝利すると引き分けでも状況によってはかなり可能性があると見ていると思います。イングランドは勝点6になっても苦手で負けてばかりのスウェーデンには勝ちたいはずです。最終戦の前にトーナメント出場が決まっていたとしても国民はメンバーを落としたり手を抜くことに承知しないはずです。

一つ気になるのはこの試合何故新しい青のサブユニフォームで戦ったかという事です。どうもサブのユニフォームで戦う時には運を呼び込めないように感じるのです。スウェーデンは黄色のユニフォームですので、「アルビローハ」の運と勝利を呼び込む為にも伝統のユニフォームで戦って欲しいものです。

トレドは負傷して次の試合には欠場、ビジャールは精密検査を受ける事になっています。主将のガマラは守備のラインを変更してより攻撃的な布陣で臨みたいと語っています。次の試合は15日(木)午後3時開始となります。(ベルリン)首都での試合、良い結果を出して欲しいものですね。



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