鄙びた港町:Spaarndam



アムステルダムから北西へ車を走らせる。
小1時間走ってたどり着いたこの町は、都会から来たものにはまるで歴史の中に取り残された街のように見える。
港町といっても、外海に面しているわけでは決してない。アムステルダムの街ならアイセル湖、もう少し西へ行けば北海に面した街が港町として栄えている。ところがここはそのどちらでもない。それなのに、係留されている船は、小さなヨットに混じって3本マストの立派な帆船がいくつもある。国中に縦横に走る運河を使ってこれらの大型船が外海に出て行くのだろう。
そしてその港にたたずむこの少年像。昔々、オランダが常に水害に脅かされていた頃、一人の少年が自分の腕で、自分の命で堤防の小さな決壊を止め,人々を洪水から守ったという。その尊い精神をたたえるために建てられた記念像。
暗い空の下に碇を降ろす船とこの少年像を見ていると、オランダの人々の哀しみや労苦の日々を思わずにはいられない。

 
はね橋と水門が一つに。
人がかろうじて通れるほどの小さな橋。
手動で動くらしい。
誰もいないカフェ。
別の機会に訪れたらちょうど昼時で、
人々はランチに、おしゃべりに、
ゆったりとくつろいだ雰囲気。
 どこか‘北国の町’を想い起こさせるたたずまい。
06/10/1999(revised on 10/11/1999)
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