マリーナビューと至福のバスタイムに酔いしれる最高の舞台、
でも大型ホテルのソフトにやや疑問

2000年8月 3泊

リッツカールトンミレニア(シンガポール)

海外出張で上司との同行のため、ラッキーなことに憧れのリッツカールトン・ミレニアに宿泊することができました。仕事の関係から足場の良いマリーナ地区から選択しました。 シンガポールといえば、かの有名な「ラッフルズ」というイメージもありますが、予算はもちろんのこと、あの旧植民地時代の名残を香らせる優雅な雰囲気はビジネスライクな出張にはちょっと…バカンスでのんびりというときのほうがお似合いでしょうね。

成田からは約6時間半のフライト、代理店の計らいでラッキーなことにシンガポール航空のラッフルズクラス(ビジネスクラス)をエンジョイすることができました。席はゆったり、サービスもとてもよかったですが、食事は期待ほどすばらしさを感じませんでした。でも、6時間ぐらいになるとフライトの快適な席はうれしいものです。

さて、到着してチェックインのときにまずびっくり。あまり広くないエントランスがごったがえして、大型観光バスが次々と発着。なんと日本の団体様がたくさん来ていたのでした。車で入ったわれわれは彼らを横目に、レセプションへ向かうと、こちらも比較的混んでいる模様。チェックインを申し出てカウンターで手続き、かぎをポンと渡されて「どうぞ」のひとことだけ。「あの、何階ですか?」「あ、はい、30階でございます。」こんなやりとりをさせられました。エレベータも実は2つあって、上階行きは片方だけ。それもわからず、まごまごして、やっと正しいエレベータに乗りこんだら、クラブフロアはキーを差し込まないとそのフロアに行けません。これはあとからわかったのですが、通常フロアでも同じシステムとのこと。部屋への案内がないため、セキュリティーはしっかりしているのはすばらしいのですが、差し込み方によるセンサーの反応が難しく、客室への入室時にもかなり苦労しました。

ようやくあこがれのRCミレニア、マリーナビューの部屋に到着!部屋は3020号室。マリーナビューは必ず偶数番号になります。部屋ははいるなり目の前にど〜んと広がるすばらしい景色、バスタブは窓側で至福のバスタイムをお約束。トイレはセパレートで扉があり、シャワーブースも別。ソファーはゆったり2人掛けにさらに一人用もあり、デスクも広く取った窓側、とても明るい部屋でした。ただ夜の照明は暗めで、夜のデスクワークや読書には、もう少し明るいあかりがあったら便利だなと感じました。ふかふかのバスローブに、ほんとうに肌触りのよいスリッパは今までに宿泊したホテルでは最高です。(もちろん1組持って帰ってきましたよ(笑))洗面台のシンクは1つなので、で2人利用の場合にはちょっと不便かもしれませんね。また、滞在中は着替えを出して部屋の引き出し等に移すのが好きな私にとって、ドロワーが1箇所(2段)しかなかたのもちょっと残念。大きな引出しではありましたが、やはり小分けできる何段かのドロワーがあると便利ですね。

ホテルはパブリックスペース、室内とも日本語の案内がふんだんにあり、日本人宿泊者が多いことを物語っています。これがまた、優雅なこのホテルの「玉に疵」となってしまったことも事実でしょう。チェックインの時に気になった日本人の団体は本当に多くて、朝と夕方のピークはもちろんロビーエリアには宿泊客の往来が激しいのです。Duty Free Shopやショッピングセンターがとなりにあるため、観光客の出入りはかなり多くてうんざりしてしまいました。日本人が悪いわけではないのですが、個人客がげっそりするようなざわめきと落ち着きのなさ・・・これは、このクラスのホテルにはぜひあってほしくないなと思ってしまうのです。でも、600室以上の大規模ホテルで、かつマリーナ地区の激戦ホテル地域では、やはりツアー客を取っていかないと、なかなかやっていくのが大変なんでしょうか。ちょっと台所事情を見ているような気分で少々残念でした。

すばらしかったのはクラブフロアー。最上階の32Fに位置し、ビューはもちろんマリーナ側。窓は全面に大きく取られてパノラマを広げたような景色、フロアースタッフのきびきびとした動きとサービス精神に、ようやくリッツカールトンの真髄を見たような気がしました。仕事での滞在でしたが、週末に自由時間が少し取れましたので、朝、昼、夜と何度か利用する機会を得、1Fロビーエリアの喧騒から逃れるようにRCタイムをエンジョイする最高の場所でした。朝食もコンチネンタルだけでなく、卵、ハム類、野菜などもあり、スモークサーモンがとてもおいしく毎回いただきました。朝食時にも日替わりで中華ものが出るのですが、おかゆの日がおいしくて思わずお替わりをしてしまいました。RCはどこもクラブフロアで5回の飲食サービスがあるようですが、このホテルも例外ではなく、利用時間は朝6時から夜11時まで。仕事だったのでハイティータイムの利用ができなかったのはとても残念でした。スコーンやスィートのお味も試して見たかったですね。

ただどうしてもマイナス評価だったのが、最初にお話したソフトの面です。クラブフロア-でもチェックインがセルフなのにはびっくりしました。その他、シャワーのお湯がでず修理してもらったり、ランプ切れが気付かず依頼してようやく交換してもらったり、"Don't Disturb"のランプがこわれていて、入って欲しくないときにはいられてしまったり。一番残念だったのが、チェックアウト前夜のレセプションでの出来事。出発時の車を頼もうとしてお願いしようと話し始めたら、となりにチェックインの白人夫婦が到着。レセプションは私をさしおいて、そちらの対応を始めてしまったのです。それだけならまだしも、他の担当者があいても知らん振りで代わりに対応してくれるでもなし。その人はチェックイン対応以外にも電話をかけたり出たり、かなり待たされてしまいました。口調は丁寧ながらも、ちょっと見下されているようで気分がすっきりしませんでした。あげくに、「その用向きでしたら、あちらのコンセルジェにお申しつけください」といわれ、なんと待った意味がまったくないことが分かり、もっとがっかり。夜11時ごろで疲れていましたので、私自身かなり気がたっていたかもしれませんが。コンシェルジェも常に接客か電話対応に追われてており、大型ホテルのサービスはある程度割りきらなくてはいけないのかなと思った次第です。

そうは言っても、日本円でわずか2万円台前半。2名1室ですとひとり当り一万円余り。これでクラブフロア-のマリーナビューなら申し分有りません。ハードは最高級、優雅な演出、サービスは割りきって、ハードと舞台を目一杯楽しむ向きの宿泊にはとてもおすすめです。

しっかりとした高めのベッド マリーナビューを臨む大きな窓 大理石の豪華なシンク
中庭のプールはのんびり優雅 クラブフロアの窓からもマリーナビュー 番外: RCミレニアの外すぐに
あるケンコーマッサージ

海外ホテルリストに戻る

Homepageへ戻る