韓混合mailを送る

いうまでもなく日本語と韓国語とではコンピューター上での言語の扱いが違いますから、日本語の世界と韓国語の世界をまたがった文字情報のやり取り、すなわちメールでは単独言語の場合とは違って様々な問題が生じます。

まず、多言語の文字情報を作成する必要がありますが、これは簡単です。次に、この文字情報をどのように送り出すかという点、これは読み手の側でどのような文字情報が読み出せるかという点も絡んでくるやや複雑な問題です。

書き手の側で、複数の文字情報を処理できて多言語のメールが書けたといっても、読み手の側がそれを読み出せる環境にないとメールとして意味をなさないわけですから。

日本語・韓国語混合文の場合、カタカナ・ひらがな・漢字・ハングル交じり文を作成するのは非常に簡単です。しかし、相手の環境―それに相手の知識量やあなたのメールを読もうとする熱意(^^;;など―を十分考慮して送らないと、相手には訳の分らない文字や記号の羅列しか届かないということになります。

※ここに紹介する方法以外にも文書作成や送信方法はあります。ここでは、Windowsを使っている場合に一松が簡便だと考える方法に限って説明します。

●日韓混合文の作成
OutlookExpressの新規メッセージ作成を利用する

MS Global IMEが使えるので、Windows98/98SE/98MEでMS Global IME利用してる場合にはこれがベストでしょう。

フォントなどは関係ありません。入力だけを日本語と韓国語のIMEを切り換えて入力すれば日本語と韓国語の混合文が作成できます。

ワードパッドを使う

Windows2000/XPを使っている場合やコリアンライターなどの市販の入力システムを使っている場合は、ワードパッドがフォントや文字コードなどを気にすることなく日韓混合文が作成できて便利です。フォントの設定などは不要です。

保存したければ「リッチテキスト形式(RTF)」で保存するのがよいでしょう。

多言語対応のエディターを使う

「EmEditor」や「秀丸」でも日韓混合文の作成は可能です。
ただし、OSによって韓国語入力方式の制約があり、フォントの設定や文字コードの選択などが必要です。ここでは説明を省略します。

●日韓混合文の送信
次のような方法があります。
  1. 日本語と韓国語の混在可能なUnicode(UTF-8)を使う
  2. HTML形式でメールを送る
  3. 日韓共通して最も汎用性の高い「RTF」のファイルを添付する
  4. 韓国語の文字コードが持っている「ひらがな」「カタカナ」「韓国語の漢字」で擬似的日本語とハングルを混在させる。
日本語と韓国語の混在可能なUnicode(UTF-8)を使う

送信にOutlookExpressを使っている場合、あるいは文字コードが指定できるWebMailシステムを使っている場合は、この方法が可能です。
OutlookExpressでは、
「メッセージの作成」→「書式」→「エンコード」→「その他」→「Unicode(UTF-8)」
として日韓混合文を送ります。

 受信側の条件

  • OutlookExpressで受信 → 問題なし
  • Hanmailで受信  → 問題なし
  • その他の韓国のWebMail → 未確認(困難か?)
  • Hotmail → オプションで「言語」を「英語」にして、ブラウザーのエンコードをUnicode(UTF-8)にすると読める(やや煩瑣 このやり方を先方が理解している必要あり)
HTML形式でメールを送る

Hotmailでは「新規作成」画面で、「ツール」の▼をクリックして「リッチテキスト編集を有効にする」を選択します。フォントだとかいろいろなところの操作は一切不要です。
そこで日韓混合文を作成する(GlobalIMEは使用可能)か、上記方法で作成した日韓混合文を貼り付けて送信します。

 受信側の条件

  • OutlookExpressで受信 → 問題なし
  • Hanmailで受信  → 問題なし
  • その他の韓国のWebMail → 未確認(困難か?)
  • Hotmail → オプションで「言語」を「日本語」にすると日韓混合文が正常に表示される。韓国語のまま、あるいはブラウザーのエンコードだけでは正常な表示ができない(やや煩瑣 このやり方を先方が理解している必要あり)
日韓共通して最も汎用性の高い「RTF」のファイルを添付する

リッチテキスト形式(ファイルは.rtfで保存される)は、Windowsに標準でついている「ワードパッド」はもとより、「Word」や「一太郎」、それに韓国の国民的ワープロソフト「アレアハングル」でも読めるファイル形式です。Macでも扱えるんではなかったかと思いますが。。。。おまけに、多言語対応です。従って、この形式で保存した日韓混合文を添付すれば韓国語環境でもちゃんと読めるのではないかと思います。

韓国語の文字コードが持っている「ひらがな」「カタカナ」「韓国語の漢字」で擬似的日本語とハングルを混在させる

日本語のJISとかShift-JISコードにはハングルはありませんが、韓国のKSコードには日本語のカタカナやひらがなが入れられています。
従って、韓国語の文字コードとしてカタカナ・ひらがなを表記することが可能です。ただし、漢字は日本語でもちいられる「国」「学」「帰」といったものは韓国語KSコードにはありませんから、「帰国しました」というのは「歸國しました」というようにしないと、受け取った側では「??しました」のように表示されてしまいます。

これは、ハングルの中にちょっとカタカナ・ひらがなを混在させるときに特に便利です。

日本語で簡略化された漢字以外にも、「ー」(長音記号)「。」「、」などもKSコードにはありませんので、使えません。

フリーソフトのkajeroエディターを使うと日本語の漢字を韓国語の漢字に置き換えてくれます。

kajero
・ツールバーで、「K」ボタンを押した状態で、日本語を貼り付ける。
・「K」ボタンと「フト」ボタンの両方を押した状態で、日本語IMEで入力する。

有料ですが、ハングリンや、高電社のコリアンライターに付属している「ハングルパッド」を使っても「KSコードの日本語」に変換することが可能です。

このようにして作成したものを必ず「韓国語」の文字コードをして送ります。OutlookExpressなどで送る場合、日本語しかないない文字や記号が使われていると、「Unicodeで送る」という選択肢が出てきますが、必ず「そのまま送る」で送らないと意味がありません。