南アフリカ観光ガイド

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キャセイパシフィック航空マルコポーロクラブの
1997年頃の資料を参考にさせて頂いております。
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雄大な自然と豪華なリゾートライフが
楽しめるパラダイス『南アフリカ』

 アフリカ大陸の南端の国、南アフリカ共和国は、東はインド洋、西は大西洋に面する面積112万7200平方km、日本の約3.2倍の国土を有しています。南半球の位置するので季節は日本と反対で7、8月が真冬、気候は国土の大半が平均海抜900m以上の高原台地のため、北端の熱帯を除いては、温暖で過ごしやすいところ。1994年の全国民参加による総選挙の結果、初の黒人大統領ネルソン・マンデラ氏を中心とする議会が発足し、これをうけて貿易、投資、観光にも注目が集まりました。豊富な鉱物資源、特に世界の産出量の約70%以上を占める金、ダイヤモンド、ウラニューム、マンガンなどの輸出、そして最近ではその豊かな労働力を背景とし、日本のトヨタ、日産、日野自動車も進出している自動車などの製造業も活発化してきています。また、国際的なコンベンション、エキビジションやイベントなどを積極的に誘致しており、国際的な交流の場としても注目されています。現在、日本から南アフリカを訪れる人は年間およそ16000人。その4割がビジネスマンですが、今後は観光客も増加するものと見込まれています。観光客の多い場所は比較的安全ですが、ヨハネスブルグのダウンタウン地区、東ケープ州では治安面での注意が必要です。

 南アフリカ最大の都市は、人口約170万人を抱える経済の中心地ヨハネスブルグ。1886年に大金鉱脈が発見され、ゴールドラッシュ、鉄道の発達で急速に発展し、ヨーロッパ的な近代都市に成長しました。そのヨハネスブルグから北西に約130km、車で約2時間、空路45分の場所に位置するサンシティーは、広大な自然を生かした一大リゾート地。ここに新しいテーマ・パークリゾート『ザ・ロスト・シティー&ザ・パレス』がオープンし、話題を集めています。このリゾートのテーマは”アフリカのジャングルの谷の中に再発見された文明”遠い昔の伝説や神話を実現させたようなファンタジーで壮大なリゾートです。中核となるホテル「ザ・パレス」は、古代部族の王宮をイメージした華麗で荘厳な建築様式を採りいれ、内装の至るところにアフリカの動物たちの彫刻が配され、広大な敷地内に造られた人造湖を取り囲む緑深い森とともに周囲の自然と見事な調和を誇っています。ホテルの総客室は350室、全室がスイートという贅沢なつくり。室内はアフリカならではの豊かな自然をモチーフに本調子の家具、アースカラーのインテリアで統一され、落ち着いた雰囲気をかもしだしています。ホテル内にはショーやコンサート、ボクシングのタイトルマッチなどが行われる7000人収容のホール、ラスベガス顔負けのカジノ、映画館、自然を満喫しながら楽しめる2つのレストランがるほか、屋外の施設には、ゲーリー・プレイヤー設計のゴルフコースを含む2つのゴルフコースがあります。巨大な人造湖の「ウォーターパーク」には、サーフィンもできる波立つプール、ウォータースライダー、滝、小川、魚の生息する池など、人工的に樹林された熱帯植物に囲まれたチャングルなど、想像もつかないほどのスケールで造成されています。まさに太古の王宮が現代によみがえったような人造都市といったところ。料金はR940〜R1140(1ランド=約25円)と他のホテルと比較すると1.5倍から2倍と各段に高いのですが、それに見合った快適なサービスとエンターテイメントが提供されるので満足度はおつりがくるほど。アフリカなればこそ実現した、これぞ究極のリゾートといえるでしょう。

 また、大航海時代から有名な喜望峰も南アフリカの観光名所です。南アフリカ発祥の地としてマザーシティーと呼ばれるケープタウンは、山頂をナイフで切ったような平らなテーブルマウンテンを背後に控え、波静かなテーブル湾に面して広がる世界有数の美港であり、南アフリカ第2の都市です。岩盤でできた海抜1067mのテーブルマウンテンは、激しく切り立った岩肌、ヒヒ、スティンボック、ケープマングース、ジャコウネコなどの野生動物、ニューランズ、カーステンボッシュといった草地や森など自然の宝庫、大西洋とインド洋を二分する喜望峰、市街地と湾を一望できる山頂の展望台までは、登山道でのハイキングも可能ですが、ケーブルカーを利用すれば簡単に登れます。展望がよければ眼下に雄大な自然のパノラマが楽しめます。最近では、旧港周辺を中心とした再開発地区「ヴィクトリア・アルフレッド・ウォーターフロント」が注目スポット。1000を超える専門店を抱えるショッピングセンター、レストラン、劇場、映画館、水族館などがあり、高級住宅、ホテルの建設も予定されています。テーブル湾クルーズもお薦めです。

 アフリカといえば野生動物の宝庫、サファリをご希望の方は南アフリカの北東部に位置するクルーガー国立公園へ。総面積2万平方kmで日本の四国にも相当する大きさを誇り、国内最大規模で最初に保護区として指定されました。ここには8000頭のゾウ、1200頭のライオンをはじめ、サイ、ワニ、バッファロー、カバ、ダチョウなど数百種にもおよぶ動物、野鳥が生息しています。園内には豪華な設備のあるゲストコテージ、ヒュッテまで19ヶ所のレストキャンプがあり、早朝から深夜まで野生のままの動物の姿を目のあたりに自然の雄大さを満喫できます。

 南アフリカは、豪華なリゾートライフと大自然という両極端の夢を一度に実現できる数少ないディスティネーションとして、今後最も注目されるところといえましょう。他にもオリエント急行を凌ぐともいわれ、”走る超高級ホテル”と形容されるブルートレインでの旅も見逃せません。