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マンデラANC議長が投票 ![]() (新聞から) |
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投票を待つ人たちの列 ![]() (雑誌から) |
ANCの集会? ![]() (雑誌から) |
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 南ア 選挙妨害テロ続発 7か所で46人死傷【ヨハネスブルク=25日】94.4.26読売 全人種参加での制憲議会選挙を26日に控えた南アフリカ共和国で25日、全国6都市7か所で、選挙妨害を狙った爆弾テロ事件が発生、少なくとも46人が死傷した。このうち5か所では投票所周辺がテロの標的となった。選挙管理委員会は、投票所の変更などで対応し、「選挙混乱はない」としているが、投票低下を恐れる見方も強まり、南ア選挙は最終局面で、テロ恐怖の中で「選挙週間」を迎えた。 投票率低下の不安も ヨハネスブルク郊外のジャーミストンで25日午前、黒人運転手が多い、客待ちのタクシーの列を狙った爆弾テロ事件が起き、通行人を含め黒人など10人が死亡、36人が重傷を負った。警察は、事件後に現場付近から逃走した白人男性2人の情報を集めている。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 駆け込み投票申請続々 急きょ参加のIFP拠点 住民に残る対立【クワマシュ(ダーバン近郊)=25日】94.4.26読売 南アフリカ共和国初の全人種選挙の投票開始を26日に控え、直前で急きょ選挙参加を決めたインカタ自由党(IFP)の拠点、同国東部ナタール州では、投票に必要な身分証明書(ID)の駆け込み申請が相次ぎ、慌しさをましている。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ANC 3分の2議席狙う 南ア総選挙 本土で投票開始 【ヨハネスブルク=26日】94.4.27読売 南アフリカ共和国で史上初の全人種参加による制憲議会選挙の南ア本国での投票が、26日午前7時(日本時間同日午後2時)から、3日間の日程で始まった。この日、約1,200万人の有権者のうち、入院患者や身体障害者、受刑者などのための「特別投票日」で、海外在住者対象の特別投票も同日、各国の時間に合わせて行われた。同国での一般投票は、27、28の両日行われる。アパルトヘイト(人種隔離政策)に代表される少数白人支配に終止符を打ち、多数派黒人が初めて国政に参加する歴史的選挙だが、選挙への反対勢力によるとみられる爆弾テロ事件が投票日直前から各地で相次ぎ、厳戒下での投票となった。 ANC 6州は勝利濃厚 「IFP」が不確定要素に 26日、南アフリカ共和国で始まった制憲議会選挙は、完全比例代表制で、全国区、地方区とも200人、計400人の制憲議会の下院議員を選出。このうち、得票5%以上の各党の連立で、新政権「国民統合政府」を構成する。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 南ア選挙、本格スタート 30日にも大勢判明白人支配国家崩壊へ 【ヨハネスブルク=27日】94.4.28読売 初めて全人種が参加する南アフリカ共和国の制憲議会選挙は27日、一般有権者による本格的な投票が始まった。17世紀からの少数白人国家で、アパルトヘイト(人種隔離政策)に代表される人種差別で知られる南アを、実質的な黒人主導に導く歴史的な選挙で、欧州各国による植民地支配が続いたアフリカ大陸で、最後の白人政権がこれで崩壊することになる。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 南ア選挙 一般投票開始 民主化へ喜びと不安交錯【ヨハネスブルク=27日】94.4.28読売 南アフリカ共和国全人種選挙は27日午前7時から一般投票が始まり、多数の黒人が生まれて初めての選挙権を行使、全国で喜びの笑顔が見られた。だが、空港が初めて爆弾テロの標的になるなど、不穏な動きも見られた。 マンデラ議長 「夢ついに実現」デクラーク大統領 「後悔何もない」 次期大統領就任が確実視されるマンデラ・アフリカ民族会議(ANC)議長はナタール州ダーバン北約20キロのインダナにあるオフランゲ高校で午前7時、投票した。満面に笑みをたたえたマンデラ議長は「何十年も我々が求めていた夢がついに実現した。我々は新しい希望の時代を始めるのだ」と、27年3か月間に及んだ政治犯としての服役期間を含め、生涯をかけた黒人解放闘争の一つの結果に、感無量の表情だった。 国際空港で爆弾テロ 【ヨハネスブルク=27日】 南アフリカ共和国全人種の一般投票が始まった27日午前7時15分(日本時間同日午後2時15分)、ヨハネスブルクのヤン・スマッツ国際空港の国際線出発ロビー前の路上で、車に仕掛けられた爆弾が爆発、居合わせた乗客ら少なくとも16人が重軽傷を負った。今のところ、死者は報告されていない。 「台湾とは断行せず」 マンデラ議長【香港=27日】 27日の台湾・中国時報によると、南アフリカ共和国の黒人最大勢力、アフリカ民族会議(ANC)のネルソン・マンデラ議長は、同紙記者の質問に対して、「目下のところ、南アフリカが台湾と断行する計画は知らない」と語り、初の黒人政権が誕生しても台湾との外交関係を維持する考えを示した。 ANC支持者 「感動した」 多数派黒人が、建国以来初めて政権に就くことが確実視される南アフリカ共和国の制憲議会選挙。一般有権者による投票が始まった27日、ヨハネスグルク郊外のソウェトとケープタウン郊外のボンテベルで、それぞれ歴史的な1票を投じた人々の声を拾った。 【ソウェト=27日】 「世界一朝が早い町」と数年前まで言われ、黒人を中心とする非白人労働者200万人以上を押し込めてきた、最大のタウンシップ(旧黒人居住区)、ソウェト。 【ボンテベル=27日】 黒人、白人につぐ約200万人の有権者カラード(混血)と呼ばれる人々。そのカラードの大半が住む西ケープ州は、アフリカ民族会議(ANC)と国民党が激しくしのぎを削る激戦区だ。投票開始前に約5,000人の列ができたカラードの旧居住区、ボンテベルの投票所でも支持政党はほぼ、真っ二つに分かれていた。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 南ア選挙期間 一部で1日延長 大勢判明あす以降【ヨハネスブルク=29日】94.4.30読売 南アフリカ共和国の初の全人種参加制憲議会選挙は、ナタール、北トランスバール、東ケープの3州の一部地域での投票が29日まで延長され、開票開始も30日に順延された。界標結果の大勢判明は、5月1日以降になる見込み。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 南ア選挙 開票混乱、判明ずれこみANC勝利は確実 【ヨハネスブルク=30日】94.5.01読売 全人種が参加しての南アフリカ共和国の初の制憲議会選挙は、30日午前7時(日本時間午後2時)から開票作業が始まった。しかし、投票箱が開票所に届かないなどの混乱から、西ケープ州、北トランスバール、およびナタール州の各州の一部地域では、開票作業が1日にずれ込み、大勢判明も当初予定の同日夜より大幅に遅れそうだ。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- |