●西別(にしべつ)線


使用開始|    1929(S4)      |     1939(S14)     | 
使用廃止|1956(S31)|    1954(S29)     |1952(S27)|
       ●++++++++●++++++++●+++++++++●+++++++++● 
         西別     矢牛     広野     栄進     春日     


使用開始| 上春別線より編入(1941)  |
使用廃止|      1952(S27)      |
      ●+++++++++++●++++++++++●
       新西春別     春日      上春別 

<告示>

告示内容 告 示 日 告示番号 区      間 粁程(km)
一斉告示 1929(昭和4)年11月10日 第1343号 自根室国野付郡別海村西別
至同 国 同 郡 同 村西別原野
16.093
供用開始 1939(昭和14)年4月16日
(4月15日より供用開始)
第396号 自野付郡別海村上西別原野廣野
至同 国 同 郡 同 村上春別原野春日
10.090
名称変更 1941(昭和16)年10月22日 第1471号 上春別線を西別線に編入  35.7
一斉告示 1953(昭和28)年7月25日 第1139号 野付郡別海村字西別から
同 郡同 村字栄進まで
 19.914
廃止 1954(昭和29)年7月20日 第1021号 野付郡別海村字栄進から
同 郡同 村字矢牛別まで
-14.915
区間変更 1956(昭和31)年3月2日 第280号 野付郡別海村字中西別から
野付郡別海村字然内まで
4.680
(-0.320)
廃止 1956(昭和31)年3月3日 第369号 野付郡別海村字中西別から
野付郡別海村字然内まで
-4.680

※1956(昭和31)年3月2日第280号で-320mの区間変更がなされ、その翌日付の第369号(実際には3月20日発行の北海道公報号外に掲載)で全線が廃止となっており、奇妙である。


<粁程> 1941(昭和16)年8月末現在

停留場名 粁程(km) 所  在  地
始 点 0 根室国野付郡別海村大字平糸村字西別市街省線西別駅前
西別 にしべつ 0.113
矢牛 やうし 4.789 同                   字西別原野基線三十五号
下然内 しもしかるない 6.670 同                          基線四十号
然内 しかるない 8.851 同                             四十四線北八号
中西別 なかにしべつ 13.033 同                   字中西別市街
廣野 ひろの 16.494 同                   字上西別原野五十一線南一四ニ号
上西別 かみにしべつ 18.944 同                            五十四線南一一九
栄進 えいしん 19.914 同                                  南九一
福島 ふくしま 23.374 同                                  南七一
春日 かすが 26.167 同                     上春別原野五十四線南四四
西春別 にししゅんべつ 31.389 同                     字西春別市街
萩野 はぎの 34.373 同                     字西春別原野六十四線南四
新西春別 しんにししゅんべつ 35.804 同                                    北二
終 点 35.847
上春別 かみしゅんべつ 4.154 同                     字上春別原野四十八線南五二(上春別市街)
上春別終点
(春日を起点とする)
4.220


<沿革>
 西別線は根釧台地の中央部に位置する長大な馬力線であった。1928(昭和4)年に西別―広野16.5kmで使用を開始、1939(昭和14)年には広野―春日10.1kmが延長された。1941(昭和16)年に上春別線を吸収すると、省線標津線西別駅から根釧台地を横断して同線西春別駅に至る全長約40kmのT字型の長大な路線となった。同時に、木炭ガス発生装置を装備した国産ガソリン機関車3両と客車3両が投入され、動力化を完了するが、それもつかの間、1944(昭和19)年にガソリン機関車は軍に接収され、終戦時には行方が分からなくなったという。
 戦後は馬力線に逆戻りしたが、輸送量は馬力線としては多く、特に旅客は1950(昭和25)年度で年間10000人を越えていた。しかし、ほぼ全線が道路に沿って敷設されていたことから、昭和20年代後半にはトラックや乗用車に役目を譲り、西春別駅前―上春別14.2kmと春日―栄進6.4kmを1953(昭和28)年までに廃止、残る西別―栄進19.9kmも1956(昭和31)年までに順次廃止が告示された。

(2000/01/05)