***シンガポールとアジアのお言葉集***



※本文中に頻繁にアジアの言葉が出てくるため、頻繁に使われるシンガポールと他のアジア言語の用語解説集を設けてみました(^_^;)。

●シンガポール人気質を表す3K、 キアスー   カンチョン   ケーポー とは?

シンガポール人が英語を使っていても出てきてしまう、 シンガポール日用語解説

 アベン   アンモー    チコぺ     カッキン    チャラ     チンチャイ   ブラー    ビャオキン  タボレタハン   マカン   マボ    ソトン    ギラ    マイタン   パオ   小姐   老板    没用  


(シ)…シングリッシュ(シンガポール英語)
(マ)…マンダリン(標準中国語)
(ホ)…ホッケン(福建語)
(カ)…カントニーズ(広東語)
(バ)…バハサ(マレー語)


●シンガポール人が英語でも語尾につけるOKらー、OKれー、OKめー、OKまー、OKわー、OKかー、OKねー、OKなー、OKほーetc.…はどうちがう?
 
●このサイトにでてくる用語解説

●シンガポールの言語事情

●キャンペーンのお言葉

●アジア言語の文法知識




***シンガポールの日用語編***


<アンモー>(ホ)

福建語で「赤毛」という意味で、英語で「ヨーロピアン」「ウェスタン」「コケイジョン」、といわれる人達、西洋人を指す言葉。つまり日本語で言えば「ガイジン」みたいな言葉で、昔日本で「毛唐」と言っていたのを思わせる。
しかし日本では「毛唐」はもちろん「ガイジン」も差別用語とされているが、シンガポール人が「アンモー」というときにはそういう意識はないらしく、西洋人の友人を呼ぶときに「おいアンモー」などと言ったりする。
シンガポール人同士でも「○○さんってだれ?」「あの新しく入社したアンモーだよ」という風に気軽に使っている。

<カッキン>(ホ)

人をせかすときに「カッキン、カッキン!」「カッキンな〜!」などといわれたら「早くしろ〜!」「急いでよ〜!」という意味。
マンダリンで「快点」(クァイティェン)とも言う。

<ギラ>(バ)

英語の「crazy」。「キチガイ」「アタマおかしいんちやう」という感じ。「オラン・ギラ!」(アタマのへんな人!)「You,ギラ〜!」などと言って使う。
同様に福建語で「ルー・シィァオ!」ということも。

<ソトン>(バ)

英語で「Squid」(または「Cuttlefish」)、つまり「イカ」のことだが、人間に使われると、「脳みその足りないマヌケなやつ」という意味に。
日本語の「タコ」に使い方がそっくり。

<タボレ・タハン>(バ)

マレー語で「Tidak Boleh Tahan」と書く。シンガポール人が英語でよく言う「Can not take it」「Can not stand」のマレー語版で、「がまんできない」という意味。「タハン」はがまん、「ボレ・タハン」は「がまんできる」。中国系はよく英語とミックスして「I can not Tahan!」ともいう。
あまりにもがまんできないと思ったときシンガポール人が言う言葉「I will die lah〜」も、「死ぬ」という意味のマレー語で感情込めて「マティラ〜」ということも。

<チャラ>(ホ)

「チャラ」と「ヂァラ」の真ん中みたいな発音?(あまりうまく発音できない)
何か問題あったときにシンガポール人が思わず口に出してしまう言葉。驚いて「ワ〜、チャラレ〜!」などといったりする。

<チコぺ>

ズバリ日本語の「スケベ」。「あいつはスケベだ」などと言いたいとき、英語でなどで言うよりしっくりくる、ような気がする。
シンガポール人にはよく「日本人の男はどうしてみんなチコぺなんだ?」と聞かれる。
語源はマレー語かと思ったら、マレー系はマレー語、、中国系は福建語だと主張するので何語だか不明。でも大体何人でも知ってる言葉。



<チンチャイ>(ホ)

「何でもいい」とという意味の言葉。シンガポール人に「どうする?」と聞いたとき「チンチャイラ〜」といわれたら「どうでもイイよ〜」ということ。
他にマンダリンの「随便(スイピェン)」とか英語の「Up to youら〜」「Whateverら〜(ワェバラ〜)」「Anythingら〜」など、あんまりこだわらないシンガポール人はこの手の言葉をよく使う。日本人みたいに相手を気遣って言う人もいる。


<パオ>(マ)(ホ)

「包」という意味のシンガポール語で、中華まんは「包(パオ)」、赤いご祝儀・お年玉袋は「紅包(ホンパオ、アンパオ)」、食べ物のお持ち帰り「Take Away」は「ターパオ」といろいろ使える。
ホーカーではオーダーした後よく「ツーかパオか?」と聞かれるがこれは「ここで食べるか持ってくかどっち?」(ツーは食べるという意味の中国語のシンガポール訛り)という意味なので、「ツーダ」「パオダ」と応える。英語「 Eat or Packet?」などと言われることも。
ちなみに同じことをマックなどセルフサービスの店ではふつう「Having here or take away?」というが、最近では「For here or to go?」などと聞く店も増えている。

<ビャオキン>(ホ)

「ノープロブレム」みたいな意味。マンダリンでは「不要緊(ブヤオジン)」。
タイで民族性を現す言葉は「マイペンライ」(「気にするな」という意味)らしいが、シンガポールでもこういう南国気質は健在で、「ビャオキンな〜」「没問題(メイウェンティ)了」「ノープロブレムら〜」「ネバマインら〜」「ボーボントェ」「モウマンタイ」「ティダ・アパアパ」etc、と「問題ない」「気にするな」に相当する言葉が頻繁に使われる。

<ブラー>

「ボケている」「ボーっとしている」「マヌケ」など「気合が全く入ってない」状態の事。「He is so ブラー(彼はホントにボケでマヌケな奴だ)」「 Don't be ブラー(ボーっとしないで気をつけてよ)」。「I'm so ブラー(わたしったらついうっかりしてた)」。


<マカン>(バ)

マレー語で「食べる」という意味。マレー系だけでなくシンガポール人の間で広く一般的に行き渡っている言葉。「れっつご〜ふぉまかん!(Let's go for makan!)」などと英語の会話に混ぜて使っている。シンガポール人の挨拶といえば「元気?」よりもまず「ご飯食べた?お腹いっぱいになった?」だが、これは「マカンオーレディ?(Makan already?)」などと言うことができる。ちなみにマレー語では「すだーまかん?(Sudah Makan)」中国語では「ちーぱおらめいよう?」。

<マボ>(バ)

「酔っ払う」という意味のマレー語ですが、これもマレー系だけでなく中国系シンガポール人なども英語の会話の中でよく使う。「まぼ〜(ぉ)れでぃー」といえば「酔っ払っちゃった〜」と言う意味。

<マイタン>(カ)

今や中国大陸でも一般に使われるという、「お勘定」「Bill」という意味の広東語。シンガポールのレストランでは普通レジまで行かず席でウェイター・ウェートレスにお金を払うので、「小姐、マイタン!」(ウェイトレスに対して)などと言って支払い明細を持ってきてもらう。

<小姐>(マ)

「シャオジェ」と読む。若い女性のこと。カッページの飲み屋に行く日本人は小姐との出会いが楽しみ?
「お嬢さん」「お姉さん」という意味で「小姐!」「Miss!」などと呼びかけるのにもよく使う。女性としてはマーケットなどでこう呼びかけられなくなったとき寂しさを感じるかも…。

<老板>(マ)

「ラオパン」と読む。ボス、社長さんのこと。上司に対して呼びかけたり、中国系シンガポール人はお店のおじさんやタクシーの運ちゃんを呼ぶときにも使ったりする。会社で「老板不在」はparadise!
客引きが「チャチョさん〜」というときにも使う。
「あの人は老板なんだよ〜!」といえば「社長・実業家なんだよ〜」ということ。福建語で「トョーケー」ともいい、「トョーケー・タン」(タン社長)などということもある。

<没有>(マ)

「メイヨー」と読み「ない」という意味の中国語。中国大陸を旅行する人が服務員(サービス員)に冷たく「メイヨー!」ばかり言われて「さすが社会主義の名残だ」と思うらしいが、実はバリバリ資本主義のシンガポールでも健在。お店のオバちゃんなどに「メイヨ、メイヨー!」とつっけんどんに言われて「売る気あんのか〜?」と思うことが多い。しかし機嫌のいいときは態度が全然違っていたりして、サービスに自分の感情を持ちこむのはシンガポールでは普通のことらしい。それでも最近はすごく接客サービスのいいシンガポール人も増えているあたり、日本と逆かも。がんばれ、シンガポール人!




<シンガポール人気質を表す言葉キアスー>(ホ)

キアスーとは福建語で、「人より得をしたい」「負けず嫌い」「人より 損をするのは嫌い」というような意味があり、シンガポール人の気質をズバリ表す言葉だと いわれています。
(正確には“(んg)キアスー”という感じの発音の仕方により近い気がしますが、人によって違う気もするのでほんとは良くわかりません)

たとえばシンガポール人は1ドルで他人が買ったものを95セントで買っただけでも得した気分になってつい友達に自慢してしまい、「私ってキアス−よね」と思ったりするそうです。

「日本人でも得したら嬉しいんだから、別にシンガポール人だけの特質とはいえないんじゃないの?」
とシンガポールに住んだことのない方は思うかもしれません。
でもシンガポール人のキアスー気質は時々、恥の文化の日本人想像もつかない、びっくり仰天ってな行動を引き起こすのです。

たとえばおニューの服を着ていった日などにシンガポール人の同僚などから
「あら、その服いいじゃない」などと言われて喜んだ矢先に、
「で、それいくら?」
と早速値段を聞かれ、(ちょっと〜いきなり値段聞きくなんて失礼じゃない?)などと戸惑いつつもつい
「〇〇ドル」
と正直に答えてしまい、
「え〜高い!私だったらそんな高いの絶対 買わない!☆☆ショッピングセンターに行けば似たようなものが●●ドルで買えるのにっ!今度私がつれてってあげるわよっ!」
などと返されて、どう反応していいかわからなくなってしまう日本人も多いのです。

日本人にしてみたら、 (高い分だけその☆☆ ショッピングセンターで売ってるものとクオリティーやデザインなんかがちょっと違うと思うんだけどなあ〜)
と思うのですが、それを説明しても「そんなのどっちでもおんなじ!安い方がいいに決まってるじゃない!」などと言われてしまい、なかなか理解してもらえなかったりします。

バスや電車に乗るとき、我先にと人を押しのけてみたり、レストランのブッフェにタッパーを持って 行ったり、日本人が「恥ずかしい」と思うようなことがシンガポール人は「私ってキアスーだから」のひとことで許されてしまったりするのです。

「タダで〇〇がもらえる!」 という話もたいていのシンガポール人の庶民は大好きです。
物に対する値段のつけ方もシビアに見ているので、不条理に高いものは売れません。

確かにシンガポール人が物を買うときに少しでも安く買おうとするときのまめな努力やすさまじいパワーは、言い値のままなんでも買ってしまう日本人の消費者も見習うべきかもしれません…。

そういうキアスー性質をよく表したジョークをシンガポール人から聞いたので、ちょっとご紹介します。どこかできいたジョークにシンガポールの話しを付け加えただけってかんじのやつですが・・・

……タイタニックが沈み、乗客は救命ボートに乗りましたが、重量が限られていて誰かが降りないと ボートが沈んでしまいます。

そこでアメリカ人に「正義のために飛び降りよう!」と叫んだところ、アメリカ人は全員 すぐ海の中に飛び込みました。
次にイギリス人に「ジェントルマンになりなさい」と言ったらイギリス人も みんな飛び降りました。
ドイツ人には「これは規則なのですから!」と言いました。それでドイツ人も全員て降りてしまいした。
次に日本人に「ほら、みんなが飛び降りたのだから、あなたも!」といったら日本人もすぐ飛び降りてしました。
さてあとはシンガポール人です。
シンガポール人には「今飛び降りた方には商品券をただで差し上げます!早くしないとなくなってしまいますよ!」と言ったところ、先を争うようにして全員があっという間に海に飛び込んで行ったでした。……

かくいう管理者もシンガポールに来てン年の間にすっかりキアスー気質が身につき、東南アジアを 旅行した時もさんざん値切りまくって
「お客さん、そんな値段だったら利益が出ません〜」
と 店員さんに泣きつかれたり、
「あんたシンガポール人だなっ?」
と断言されたりしてしまいます。

そして最近シンガポールに来たばかりの日本人などについつい
「これいくら?えっ△△ドル?高〜い! ★★商店街なら▲▲ドルで・・・・・」
などと言ってしまうようになったのでした… キアスー気質で得られる実利の前では、日本人としての恥なんてどうでも良くなってしまうのでしょうか???



<ケーポーとカンチョン>(ホ)
シンガポール人気質を最も表現している言葉キアス−に加え、ケーポーカンチョンをシンガポールの3Kと管理者は勝手に呼んでいます。要するに水戸の3ぽい(怒りっぽい、あきっぽい、とあと一つは何だったか忘れた)みたいなものです。

ケーポーとは、英語で言う「BusyBody」みたいな意味で、噂やゴシップが好き、ほんとは他人が立ち入ってはいけないと思われるようなことまで興味本位で知りたがる、といった意味です。

初めて会ったシンガポール人に「歳はいくつ?」「結婚してるの?彼氏・彼女は?」「どこにすんでるの?家賃はいくら?」「仕事は何してるの?お給料いくら?」などといきなりプライベートのことや金銭的なことを聞かれるのはよくあることです。
日本人にとっては結構戸惑う場面ですが、「失礼な!」などと思ってムッとしていてはきりがないので、「aiya〜、 you are so ケーポー ah?(あいや〜、ゆあそーけーぽーあ?)」(おまえってほんとに噂好きだなあ)などと言って上手にかわしましょう。

一方カンチョンは、「せっかち」とか関西弁で言う「いらち」に近い言葉で、自分の思うような速度で物事が進まないといらいらする、といった意味です。
だれかに何かせかされて、うるさいなあ、と思ったら「aiyo〜、don't be so かんちょん nah〜(あいよ〜どんび〜そ〜かんちょんな〜)」(そうせかさんといてや〜/いらちになったらあかんで〜)ってな感じに言って対応しましょう。




***このHPで使われる用語(隠語?)かいせつ***



*このホームページのタイトルの由来である「PCK Pte. Ltd.」はシンガポールの人気TVコメディ「プア・チュー・カン・プライベートリミテッド」の略語です。
  プア・チュー・カン・プライベートリミテッドは主人公プアチューカンという自称シンガポールとジョホールとバタムでナンバー1のコントラクターが経営するファミリービジネスの会社で、そのプアチューカン一家に訪れるさまざまな事件を中心に番組のストーリーは展開します。
シンガポールでも稀少価値の(?)才能あるコメディアンGurmit Sinhが名前はもろインド系なのにこの番組では中国系の典型的「アベン」な「ティオーケー」を演じていて笑えます。

シンガポール製作の英語番組はあんまりヒットしない中で珍しく大人気のPCK Pte. Ltd.ですが、番組中に主人公達が喋る「どんっぷれいぷれいら〜(Don't pray pray lah)」などの英語があまりに文法を無視したシングリッシュで国民に悪影響を与える、と政府から名指しで批判され、次のシリーズからはきちんとした英語に矯正させられてしまいました。今や「PCKと一緒に標準英語を勉強しよう!」などという本も販売されています(^_^;)。さすがシンガポールって感じのエピソードです。


*トップページのカウンターにある「カウント・オン・ミ−・シンガポール」は、8月9日のナショナルデー(建国記念日)で歌われる曲のタイトルです。毎年ナショナルデーにはスタジアムなどで祭典が開かれ、パレードが行われますが、そのときには「みんなで力を合わせてさらなる発展を!」といった感じの歌が皆で歌われます。多民族国歌で普段は皆ばらばらのシンガポール人も、この日だけはシンガポール国民であることを自覚するとか…?


*管理者ファティマの好きな言葉である「Sedikit Sedikit Lama Lama Jadi Bukit」ですが、マレー語でSedikit=少し、Lama=長く、Jadi=成る、Bukit=山、を意味し、合わせれば日本語の諺でいうところの「塵も積もれば山となる」に近い意味になります。マレー語ができない中国系のシンガポール人もなぜかこのことわざを知っていたりしますが、お金にシビアな中国系にとっては「少しずつお金を貯めていったら最後にはお金持ちになれる」という意味の格言として捕えられるからのようです。



***シンガポール人が会話の最後に使う「ラ〜」などの言葉の意味とは?***



シンガポール人と話をすると、「OKラ〜」とか「Canめ〜?」などと、言葉の最後にラ〜とかマ〜とかいろんな言葉がやたらとついてくるのに気がつくはずです。これは日本語で言葉の最後に「・・・ね?」とか「・・・だよ」などという言葉をつけるのと同様、言い方を柔らかくしたり、微妙なニュアンスを表すのに使われます。もともとシンガポール人の間で民族の言葉としてのみ使われていたものが、英語にも付けないとないと物足りなく感じてしまうようになり、使われるようになったようです。

ここではその代表的な使い方と意味を紹介します。シンガポール人と話していて自然にこれが出てくるようになったら成功かも?ただしシンガポール英語に慣れていない人が使い方を間違えると「シングリッシュを馬鹿にしている」と捕らえられることもあるので気をつけましょう!

言葉 使用例 意味
ラ〜 オッケーラ〜(OKラ〜)、ネバマインラ〜(Never Mind ラ〜)など シングリッシュを代表する表現。マレー語で「…ね」みたいな意味を現す「Lah」と中国語の完了を表す「了」がミックスしたものと思われる。意味は言い方によっても変わるが、強調、完了、なれなれしさ(?)を表現する。

たとえば何かお願いしたときに、にこやかに「OKラ〜」といわれたら、「あなたリクエストははわかりましたよ〜」という感じだが、怒ったように「OKラッ!」といえば「もういいよ、わかったよっ!」、嫌そうに「OKラ〜〜」といえば「ええ〜しょうがないなあ〜〜」という感じになる。「Canラ〜」も同じ。何か頼まれた相手に「Can ラ〜」といえば「いいじゃない〜」という感じ。

「ネバマインラ〜」は「まあ気にしないで」と言う意味だが、人がやったことだけじゃなく、自分がした事を「怒らないで〜」という責任逃れの意味にも使われる(^_^;)。
マ〜 Canマ〜?、You Knowマ〜? 中国語の標準語の疑問詞【ロ馬】が語源か?
シングリッシュでは自分の言ってることが正しい、と思うとき相手の同意を求める意味があり、「…なはずじゃない?」「…と思うんだけど違う?」という感じで使われる。
ホ〜 OKホ〜?、This Oneホ〜など。単独で「ホ〜?」と疑問に使われる時もある。 確認や強調、相手に同意を求める意味があり、「わかるでしょ?」「…だよね?」というニュアンスがある。「This One ホ〜」は「これってさ〜」という感じ。
レ〜 (I) don't know レ〜、No choice レ〜 少し開き直った感じで使われ、「(I) don't know レ〜」といえば「そんなの知らないよ〜(それがなんか悪い?)」、「No choice レ〜」だったら「だってしょうがないじゃな〜い」という感じ。
メ〜 (You) don't know め〜? Can do め〜? 「ちょっと信じられないなあ」というニュアンスで使われる疑問詞。「(You) don't know め〜?」だったら「ええ〜、知らないの〜?」「Can do め〜?」だったら「え〜本当に出来るの?」という感じ。
OK か? Your one か?(Are you)Sure か? マレー語の疑問詞「Kah」から来ている言葉らしいが、日本語の疑問詞と同じなので日本人にわざと使う人もいる。「OKか?」は「いいの?」 、「Your oneか?」だったら「あなたの?」という感じ。「(Are you)Sure か?」は「本当か?」
ワ〜 Canワ〜、no need ワ〜 英語では「what」と書くらしいが発音は「ワ〜」。「マ〜」よりもさらに強く、自分が正しいはず!というニュアンスが込められる。「Canワ〜」は「できるに決まってるじゃない(できないはずがない)」、「no need ワ〜」といえば「そんなもん必要ないじゃない(必要であるはずがない)」。
ネ〜 You can ね〜、This one ね〜 主に日本人が「…ね」という言いまわしをするのを知っているシンガポール人が日本人に使う。 インドにも同じ言葉使い場があるのか、インド系の人が使っているのもよく聞く。意味は日本語の「ね」をベースにしているのでほぼ同じだが、中にはへんな使い方をしている人もいる。
ユワンナ?(You want ナ?) Canナ〜、This one ナ〜 中国の疑問詞【ロ尼】が語源?
使い方と発音の仕方によって、日本語の「だな?」「なの?」のような疑問詞になったり「ああそうなの〜」という軽い驚きの意味になったり、日本語の「ね」のような意味になったりする。たとえば「Canナッ?」といえば「へえ〜出来るんだ〜」だが、「Canナ〜〜〜」といえば「いいでしょ〜やってよ〜〜」という感じになったり、「This one ナ?」なら「これのこと?」、「This one ナ〜〜」だったら「これをさ〜」という感じになったりする。
ヨ〜 シュッビ〜ヨ〜(Should be ヨ〜)、キャンノーヨ〜(Can not ヨ〜) 日本語の「・・・だよ」というような意味だが、日本語の女ことばの「…なのよ〜」という感じに聞こえて男の人が使うとちょっと笑える。でも女言葉ではないらしく、男性も使う。「Should be ヨ〜」は「そのはずだよ〜」、「Can not ヨ〜」は「ダメだよ〜」。




**シンガポールの言語事情**


シンガポールや東南アジアの言語に詳しくない方へちょっとご説明しますと、シンガポールの国語はマレー語、公用語は英語、標準中国語、タミル語です。

マレー語は国民の80%近くを占める中国系シンガポール人の大半が話せないため国語といえど影は薄く、異人種間でコミュニケーションの手段として使われてるのは英語で、文書で使用される言葉もほとんど英語です。
シンガポール人の話す英語は、発音や言いまわしが独特で、俗にシングリッシュといわれています。

かといっていつも国民は英語で話しているかと言えばそんな事はなく、中国系どうしなら標準中国語(マンダリン)や中国の地方語、マレー人間ならマレー語が日常会話の使用言語なのです。
そこで現在良く使われる言葉に大雑把な順序をつければ、標準中国語、英語、福建語、マレー語、広東語、タミル語の順になるでしょうか。
他に少数ですが客家語、潮洲語、タミル語以外のインドの言語など様々な言語が使われています。

シンガポール人はたいていこのうちの2〜3の言語は普通に話せます。中年以降の中国系シンガポール人には福建語と広東語はわかるという人が多く、英語と標準中国語もできるので4カ国語は少なくとも理解できることになります。

とはいえ年代によって使用言語は全く異なります。大体の使用言語は下記のようなかんじです。誰と誰がどの言語で話したら、全部のシンガポール人が会話できるでしょう?っていうクイズが出来そうです(^_^;)。 :

お年寄り…福建語だけ、マレー語だけなど自分の民族の言葉しか喋れない、またはそれに加えて標準語または英語が喋れる。

中年ぐらい…福建、広東、客家、潮洲、マレー、タミルなど自分の民族語に加えて標準中国語または英語のどちらかが主な使用言語。中国系は通った学校の言語によって標準中国語は得意だが英語が不得意な人、英語は得意だが標準中国語は不得意な人に2分される。この年代の人で日常福建語を使用する人は非常に多い。

若者…中国系だったら標準中国語と英語、マレー系はマレー語と英語、インド系はタミル語と英語。中国系の若者の多くは福建・広東語などは理解するが、家の外などで話すことはほとんどない。

*この分布図は家庭内での使用言語には当てはまりません。また日常会話で中国語をぺらぺらしゃべっていても漢字の読み書きがまったくダメ、という人も沢山います。中国語と言えば漢字の世界と思っている日本人からみたら、漢字が読めないのに中国語が話せるってのがとっても不思議なのですが・・・

沢山の言葉を話す分だけ、それぞれの言葉がどれも中途半端になりがち、という批判もありますが、それでも日本語しかまともに出来ない日本人にとってはとてもすごいことだと思います。

<他の東南アジア言語>

東南アジアの言語は国によって違うので、詳しくは述べられませんが、シンガポールに近い国でマレーシアおよびインドネシアのことばは“バハサ”といわれ、現在では違う言葉遣いも多いとはいえ同類の言語とされます。シンガポールで使われるのはマレー語の方です。

ちなみにシンガポールの漢字は中国と同じ簡体字ですが、マレーシアでは昔の日本の漢字により近い繁体字が使われています。(しかしマレーシアで一番売れているという中国語新聞は簡体字だった…何故だろう?誰か知っている人がいたら教えて〜)

マレーシア人の使用言語はシンガポール人と同じですが、人口の割合が全く違うので、使用言語の多さではマレー語、英語、広東語、福建語、標準中国語、タミル語といった順番になります。

蛇足ですがマレー人(Malay)とはシンガポールおよびマレーシアの血筋がマレー系の人のこと、マレーシア人(Malaysian)とはマレーシア国籍の人のことで、中国系やインド系のマレーシア国籍の人を含みます。シンガポールでははっきり区別されるので間違えないようにね!




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