
「このニュースグループで指摘されるまで「ナディア」なんて作品は聞いた事も無かった。 (指摘を受けたのは)作品を完成させたずっと後だったということも付け加えておかなければいけないでしょうね。」
Kirk Wise 「アトランティス: 失われた帝国」の監督
(訳者注: 以下キャラクターとシーンの比較)
Nadia: The Secret of Blue Waterナディア:ブルーウォーターの秘密
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Atlantis: The Lost Kingdomアトランティス:失われた帝国2001年 ディズニー |
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我らがヒーロー、ジャン。アトランティスを捜し求める旅に巻き込まれてゆく、ちょっとオタクっぽいけど愛すべき発明家。その旅の中で、彼が今まで会った事も無いような女性と恋に落ちる。 トレードマーク:大きな丸めがねと赤い蝶ネクタイ。図面のたぐいに、ハイテクな装備。 |
我らがヒーロー、Milo。アトランティスを捜し求める旅に巻き込まれてゆく、ちょっとオタクっぽいけど愛すべき学者。その旅の中で、彼が今まで会った事も無いような女性と恋に落ちる。 トレードマーク:大きな丸めがねと赤い蝶ネクタイ。図面のたぐいに、ハイテクな装備。 |
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ヒロイン、ナディア。実は失われた王国アトランティスの女王である、エキゾチックな雰囲気の女の子。アトランティスを侵略者の手から救うために、彼女の秘められた力を発揮しなければならなくなる。 トレードマーク:青いクリスタル(ブルー・ウォーター)のペンダント。ちょっときわどいビキニに、サロン(訳注:腰巻のこと)。金の腕輪に丸いイアリング。 |
ヒロイン、Kida。実は失われた帝国アトランティスの女王である、エキゾチックな雰囲気の女の子。アトランティスを侵略者の手から救うために、彼女の秘められた力を発揮しなければならなくなる。 トレードマーク:青いクリスタルのペンダント。ちょっときわどいビキニに、サロン。金の腕輪に丸いイアリング。 |
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![]() ナディアのペンダント |
![]() Kidaのペンダント |
![]() ノーチラス号 (訳注:これは「海底二万マイル」からきています) 国際色豊かなクルーが乗り込む、ハイテク潜水艦。 |
![]() ユリシーズ号 (訳注:ギリシャ神話のユリシーズから取ったものと思われる) 国際色豊かなクルーが乗り込む、ハイテク潜水艦。 |
![]() 副長 |
![]() 副長 |
![]() 船医 |
![]() 船医 |
![]() 操舵長 |
![]() 操舵長 |
![]() 水中での戦闘! |
![]() 水中での戦闘! |
![]() そして、神秘的なクリスタルの力… |
![]() そして、神秘的なクリスタルの力… |
![]() アトランティスを救うために、彼女はペンダントを活性化させ… |
![]() アトランティスを救うために、彼女はペンダントを活性化させ… |
![]() そしてその力の源と融合する! |
![]() そしてその力の源と融合する! |
もちろんプロットは違うさ・・・、普通そう思うでしょ?
(訳注:以下必要に応じて意訳してある部分があります。)
ナディア: ブルー・ウォーターの秘密 |
アトランティス: 失われた帝国 | |
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| 1889年フランス | 1914年アメリカ | |
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砂色の髪の、大きすぎる丸めがねをかけ、赤い蝶ネクタイをした少年 |
砂色の髪の、大きすぎる丸めがねをかけ、赤い蝶ネクタイをした男 | |
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グランディスという名の、美しく、血の気の多い女性。(財宝が目当て) |
Helgaという名の、美しく、冷酷な女性。(財宝が目当て) | |
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国際色豊かなクルーが乗るハイテク潜水艦に乗り込むハメに |
国際色豊かなクルーが乗るハイテク潜水艦に乗り込むハメに |
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恐ろしい、この世のものとは思えないような悪党達 |
恐ろしい、この世のものとは思えないような巨大ロブスター | |
| 水中にあるクレヴァスを発見 | 水中にあるクレヴァスを発見 | |
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奇妙な骨で満たされた部屋があった |
奇妙な彫刻で満たされた部屋があった | |
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広場まで進み、そこで旅の途中で死んだ仲間たちを追悼した |
旅の途中で死んだ仲間達を追悼し、それから広場まで進んだ。 | |
| アトランティスに到達 | アトランティスに到達 | |
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すでに滅んだ文明だった |
未だ生きている文明だった | |
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巨大な水晶の構造物があった |
巨大な水晶の構造物があった | |
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(ナディアが)ペンダントとして身に付けていた青い宝石に繋がりがあった |
(Kidaが)ペンダントとして身に付けていた青い宝石に繋がりがあった | |
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ヒロイン(ナディア)は一体それが何のための物であるかを十分には理解していなかった |
ヒロイン(Kida)は一体それが何のための物であるかを十分には理解していなかった | |
| 家族を亡くしたから | 母親を亡くしたから | |
| それらのクリスタルは、アトランティスのエネルギー源である事を発見する |
それらのクリスタルは、アトランティスのエネルギー源である事を発見する | |
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どうして悪党どもがアトランティスに強い興味を示したのか |
どうして悪党どもがアトランティスに強い興味を示したのか | |
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そのエネルギー源を手に入れて使うことができる |
そのエネルギー源を手に入れて売ることができる | |
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(ガーゴイル率いる)秘密結社との戦争に突入することになる |
ドイツとの戦争に突入することになる | |
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ペンダントの力を使い、それを融合させ、エネルギー源をコントロールして(悪党どもの野望を)阻止した。 |
ペンダントの力を使い、それを融合させ、エネルギー源をコントロールして(悪党どもの野望を)阻止した。 | |
| (ジャンとナディアは)恋に落ち、末永く幸せに暮らしました |
(MiloとKidaは)恋に落ち、末永く幸せに暮らしました |
1 我々が全39話のテレビシリーズと、90分の映画を比較していることに注意してください。
Anime News Networkによる記事より作成。 関連記事も読んでみてください。
…だから多少似ちゃうのはしょうがないよね!
確かに、両作品共にジュール・ヴェルヌによる「スチームパンク」(訳注:蒸気機関が極度に発達した世界観を持つ一連の小説、漫画などをこう呼ぶ。「天空の城ラピュタ」のような感じ)冒険小説「海底二万マイル」と、エドガー・ケイシー(訳注:アメリカにいた自称超能力者)によって有名になったアトランティス大陸の神話のハイブリッドです。ですから、類似性は避けられないんです。似通った元ネタ、似通ったプロット、似通った場面、似通ったキャラクター達、似通ったデザイン、といったように。(訳注:念のため、これは筆者の皮肉ですよ)
・・・うーむ。
関連記事を読みたい?Marc Hairstonによる「ディズニーのアトランティスとナディア」も読んでみて。 でもそのまえに、こんなのも…
Send comments and suggestions to mhayden@silverhammer.org. In particular, I could use a good pic of Milo and Kida together…
2001.05.24
Site maintained by oldcrow@oldcrows.net. Counter by http://www.digits.com/
(日本語サイト管理人 : nadia@coco.ac)
以下、より理解を深めるための訳注:
(訳者感想:これはいくらなんでもマズいでしょ。 知的所有権にあれだけ厳しいこと言ってるディズニーがここまでやるか?)
Japanese Translation by HAL9k
<アトランティスと海底二万マイルについて>
今回、ヴェルヌ作品に詳しい方からご指摘いただきましたので、以下の部分を修正いたします。
ヴェルヌの「海底二万マイル」には、アトランティス自体は滅んだ文明として僅かだけ登場します。 ただし、それは海底の遺跡となったアトランティスにネモ船長とアロナクス博士が降り立つという場面であり、 そこでその末裔を巻き込んだという話には発展しません。 要するに、「海底二万マイル」においては、 アトランティス大陸は海底の神秘を演出する小道具的な登場をしているのに対し、 「ナディア」、「アトランティス」では、それ自体が話の骨格になっているという部分が大きく異なります。
上記の訳注にて「アトランティスが登場しない」と書いたのは、誤解を受ける表現でした。 お詫びすると共に訂正いたします。
by HAL9k
掲示板にて、Kaz.氏から以下のようなコメントをいただきました。
(要旨を抜粋してあります)
…実はナディアの企画原案というべき文章は宮崎駿氏が書いており、それが「劇場用作品のラピュタ」になり、
一方「NHK テレビシリーズのナディア」という作品になったという経過ですので、
影響により創作したものではありません。
NHK からガイナックスに話が来た時点では(つまり宮崎駿氏の企画原案書の段階で)
「主人公の少年・少女が謎のペンダントを巡り潜水艦で世界中を旅する。そしてそれを狙う悪役一派がいる」
等の基本が書かれていたそうです。
(ガイナックス発行のナディア絵コンテ全集というオフィシャルなものに庵野監督自身が書いているのでウソではないと思います)
最初に監督を頼まれたのはキャラクターデザインの貞本義行氏でしたが、
基本が固められている状態でのシゴトはイヤだということで断り、庵野氏が監督をやったという流れがあります。
庵野氏が引き受けた時点であるイミ「ラピュタのパロディ」であるこの作品を
(少なくとも庵野氏にとってはそういう印象だったらしい)成功させるには「ひらきなおり...パロディ・引用の多用」しかない、
ということであの作品ができあがったそうです。