地味ですか?よもやま話


「ナーさんは仕立屋さん」

おおおおおおおおおおおおおお
サトゥプラディットのナーさんはカンチャナブリで裁縫と美容の勉強をしたそうです。バンコクに出てきてひっそりと、仕立屋さんをやってます。こちらが思わずひいてしまうほどのものすごい愛想のよさで、なにかにつけては「ニーサイディーナ(あなた性格いいわね)」を連発します。布地を持っていけば、日本では信じられないような値段で、ズボンでもスカートでもなんでも作ってくれます。仕立屋さんといっても店を構えているわけでなく、アパートの自分の部屋にミシンがおいてあるだけです。

さて、ナーさんを訪ねていくと、いつも困る事があります。輪廻転生と因果応報についてこんこんと説教されてしまうのです。とても信心深いんですね。
早口のタイ語でまくしたてられるのでよくわからないのですが、結局、毎日仏様を拝んで真面目に生きていけば、来世で良いものに生まれ変われる、という事を言い聞かせたいようです。

他人の陰口を言う者は、来世で「魚」になって口をパクパクする。
ミアノイ(おめかけさん)を囲う者は、来世であさましい「犬」になる。
ジャイラーイ(意地悪)な人は、来世で「虫」になってはいずりまわる。

ふむふむ。やっぱり明日から真面目に生きよう。ところでナーさん、他人の陰口ばかり言って、おめかけさんがいて、なおかつ意地悪な人は来世どうなるの?私の素朴な疑問には答えてくれず、ナーさんの白熱の講義は続きます。こちらが何か理由をつけておいとましない限りは、こんな話が無限ループで延々と続きます。

サトゥプラディットは、有名なヤワラーや、泰国義徳善堂の本拠地があるサムヤーンあたりと同様、中華系の人が多く住んでいます。ナーさんもそうなんですね。部屋にペタペタ貼ってあるお釈迦様ポスターが普通のタイっぽいのとちょっと違う中華風のやつです。それにしても、初対面の時以来、顔を会わせる度に、毎回同じ話をするナーさん。私もだんだん自分の前世と来世が気になってきました。ナーさんに無理やりプレゼントされた「因果経」でも読んでみよっと。




「バンコクで雪遊び 」


空港そばの遊園地ドリームワールドは、ご存知の方も多いと思いますが、この中のスノウタウンには入場した事ありますか?

日本の遊園地に慣れた方には、ドリームワールドって敷地の広さのわりには、もうひとつだなと感じるかもしれませんね。でも本物の雪を使ったスノウタウンは、北海道網走のオホーツク流氷館もびっくりの氷点下の演出です。B300の乗り物乗り放題入場券があっても、スノウタウン館には入れません。B150の別料金を入り口で払います。でも行列のできる大人気。本物の「ヒマ(雪)」と戯れたいという南国の皆さんのはしゃぎっぷりに、いやがうえにも期待が高まります。

カウンタで長靴と分厚いコートを借りていざ入場。他のエリアではやたらと目立つ台湾からの団体観光客も、スノウタウンではタイの子供達のパワーにおされています。入って3分もすると防寒着を着ていてもひんやりしてきます。手が真っ赤になった、吐く息が白い、と大騒ぎのネタは尽きません。中はそんなに広くはないのですが、本物の雪ダルマの向こうには、スノウタウンのハイライト、雪の積もった斜面があります。高さはビルの2階分くらいでしょうか。小型マットみたいなソリをずるずる引きずりながら、両脇の階段をすべって転ばない様、慎重にのぼっていきます。頂上についたらマットソリをお尻にひき、いっきに滑り降りましょう。大人でもびびるくらいスピードがでます。すそのに着く頃には自分で止まれないぐらいスピードが出ています。あわや壁に激突、というその瞬間、どこに待機していたのか熟練の係員が現れ、体操マットみたいなやつで受けとめてくれます。ソリもろともひっくり返って雪まみれになりますが、これはもうやみつきです。

このお正月、忙しくて帰国できなかったタイで働くお父さん方にお勧めします。タイの子供達にまじってほっぺを真っ赤にしてソリをふっとばし、日本の寒さを懐かしんで下さい。




「バンコク散髪めぐり」

まずは、シーロムビジネス街の床屋さん。ビジネスマン相手にならしたおじさんが淡々と仕上げてくれます。値段も高からず、安からず。洗髪マイアウなら100B位。次の日職場や学校で周囲に笑われるような結果にはなりませんが、気のせいか分別くさい仕上がりのようにも思います。シーロムも少しはずれてソイピパットやセプラヤなら、美容院でもカットは150B以下。流行ってる店ならそんなにひどい目にはあいません。屋台で買ってきたパッタイを順番待ちの時食べてても問題なし。食べてると水をだしてくれたりして。シーロムからサラデンへの入り口にも美容院密集地帯あり。店先に花が飾られていたり、毛並みの良いペットのワンちゃんがいたり。間口は狭いけど、客はこの界隈のマダムが中心よという感じ。男性が飛び込みでぶらりと入ってもフレンドリーな雰囲気でにこやかに電動バリカンしてくれます。切るだけなら200Bでおさまるかなといった所。

このての美容院はスクンビットのソイにたくさんあります。スクビの方がもう少し店内が広く気取った感じですね。スクビといえば、ソイナナ界隈の美容院も気合はいってます。見事なひげをたくわえたインド−アラブ系のおじさんがターバンをはずして、派手なミニスカおねえさんにチョキチョキしてもらってるのを横目に見ながらの散髪もまた味があります。(→)この界隈の美容院のお姉さんは皆原色のボディコンスーツを着て、大きなガラス戸越しに道行く人に微笑みかけてくるのが特徴です。つられて入ってワカメちゃん刈り上げにされた日本男児を知っています。これらのお店には付加価値が..(以下328文字、MIT倫理委削除)

続いてマーブンクロンセンターの1階にある美容院。何軒かはいってますが、明らかにタイの若者に人気の店と、ハイソなタイのおばさまに人気の店とに2極分化しています。今回は敢えて、順番待ちのティーンが店内からあふれている若者に人気の美容院にはいってみました。長髪でロックバンドをやってそうなお兄さんがなんか気むずかしい顔をしたままザクザク切ってくれます。シャンプー係は可愛い女の子ぞろいなので、今日は洗髪もやってもらいましょう。200B前後。気のせいかいつもよりおしゃれなできばえ。

さらにこの勢いで、ブランドテナントがひしめくエンポリアムへ。ここはやたらバンコク在住の外国人が多い最新ショッピングセンターですね。お目当ては3階のMOGA INTERNATIONAL。日本人が店に入ってくると、すかさず男性日本人美容師が、「今日はいかがいたしましょうか?」。日系資本ならではのジャパニーズサービスがまぶしいっす。手際よくササッと仕上げられても、満足のゆく出来栄え。やっぱり日本人は、こういうとこで刈らにゃいかんのでしょうか。シャンプー込みで650バーツ。安いと思うか高いと思うかで、貴方の「タイ人化度」が測れます。

最後に謎の理髪店密集地帯プラチャラートバンペン。美容院風の清潔なつくりの理髪店ばかりで、時間をかけて丁寧に仕上げてくれます。外人ゼロ地帯ゆえか、カットだけならどのお店も50B。カット30B位の店も行くとこ行けばありますが、大抵は桟敷でドアのないような店です。しかしバンコクの中心で、エアコン付き美容院風店構えで、この仕上がりこのお値段はとてもお値打ちです。

担当者コメント:「結局、どのお店に入るかよりも誰に刈ってもらうかです。上手な人にあたればローローな仕上がり。そうでない人にあたったら次の日みんなの笑い者。また、概して、ガトゥーイさんは女性美容師よりも丁寧な仕事をしてくれます。」




「駅前食堂の味を」


とりすました高層オフィスビルが並ぶサートン通りで、無性に日本食が食べたくなった。しかもポケットには100バーツしかない。AMEXのコーポレートカードもあいにく置いてきちゃった。さあ、あなたならどうしますか?

これはもう迷わず「泰国日本人会食堂」へ直行です。えっ?筋向いの「RJさん」の方が穴場だって?通ですね。表に看板すらでてないマニアックな店なのに...。もう「葵」のうどんすきも、「味里」のトンカツも飽きてしまった方とお見受けします。かといって「茜」で満足するほど、やきがまわってないとの仰せ。恐れ入ります。では、こちらにどうぞ。

日本人会食堂は、東洋一の巨大オフィスビルとのふれこみのエンパイアタワーの斜め前のビルの中です。ここも、冷静に考えてみたら「表に看板すらでてないマニアックな店」と言えますね。素晴らしい食堂ですが、日本人会の会員以外は利用できません。当然のごとく入会していない我ら現地採用&長期滞在組は、受付に誰もいないタイミングを見計らって、ささっと中に入りましょう。幸いなことに、この「受付に誰もいないタイミング」というのは全営業時間の75%に及びます。

入ってすぐの、レジ横の本棚を素通りするてはありません。うわあ、醤油のしみがついた6年前のビッグコミックだぁ。ヌードグラビアのむしりとられた2年前の週刊ポストもあるし、お約束、カビの生えたようなゴルゴ13シリーズも。学生時代、よく生姜焼食いに行った下北沢の定食屋を思い出します。懐かしいなあ。さらに本棚をひっくり返してチェックすると、池上遼一の「愛飢男」の初版本が。これ、かっぱらって神保町の古本屋に持ってけば、すごい値で売れるんじゃ...。いや、そういう事のために来たのではありません。さあ席についてメニューをもらいましょう。

あのうウエイトレスさん、メニュー下さい、って言いたいんだけど、みんなテレビに夢中で私の方など見向きもしません。タイの田舎の食堂ってこんな感じですよね。客だか従業員だか店主の家族だか、どうゆう関係だかよくわからない人達がやたら沢山店内にあふれ、みんな香港時代劇やタイのメロドラマを食い入るように見てたりして。こういう時はあせらず、コマーシャルになるまで、カビの生えたような「ゴルゴ13」で数十年前の国際情勢を復習しながら待ちましょう。

おすすめのメニューは、ベーシックなひとりもんメニューです。カツカレーと鍋焼きうどんとオムライスとカツ丼とタン麺。写真のように、背中に哀愁漂うお父さんも食べてます。さびれた駅前食堂の味が、今ここによみがえる!100バーツで、投資以上の満足が得られます。コラートから来たうざったい日本人おやじが能書きたれるわりには、ろくなもんださないスクビの「○○」にも日本人会食堂のコストパフォーマンスを見習ってもらいたいような気がします。




待機中トピックス一覧

【ディスカウントしまくりホテル】
いくら競争が激しいとはいえ、こんなに値引いちゃって大丈夫なの?掃いて捨てるほどあるチェンマイのホテル料金事情。オマケに、バンコクのホテル会員カード売り込み合戦も。



【なまのスーパースター】
タイのスーパースターを「なま」で見たい。どこへ行くのが手っ取り早いか?ショッピングモールです。
ラプラオのモールバンカピみたいに体育館みたいなホールが付いてるとこ。ジェームスだってJR VOYだってただで見れちゃうこの快感。日本で武道館を埋めたペニシリンも、こっちじゃショッピングモールで大活躍。


【ひなびた風情】
能登の朝市より寒々としたチェンライのナイトマーケット。ゾンビ映画の舞台になっても不思議じゃないほど死んでるプーケットタウン。貴重品を預けっぱなしにしといても盗られる心配さえなさそうなスコータイの貸自転車屋(もちろん乗り心地最低)。人っ子一人いないピマーイの博物館。etc.



【盛り上がるアジア大会】
ちっともかわいくないマスコット、象のチャイヨー君。すっかり大人になったオープニングセレモニーのタタヤン。どこへ行っても全然手に入らないチケット。メインスタジアムですれ違った小谷実可子は思いのほかゲーレーウ。


【謎の中国人団体さん】
シーロムやチャオプラヤのメインエリアを避け、ラチャダを拠点にする中国人団体ツアーの皆さん。あの界隈をネジロに、はたしてどんな数日間を過ごすのか?



【意識朦朧電車】
タイの庶民と同じような休日をすごそう! 一時の無邪気な思いつきが、地獄への第一歩だった。あまりに過酷な最下等列車の日帰り強行軍。帰路の座席では、すでに疲労のあまり心身喪失状態。


【交差点の人々】
信号待ちの交差点で繰り広げられるドライバーへの熾烈な売込合戦。ジャスミンの花飾り。用途不明な布きれ。かわいい風船。車の窓をいきなり拭きだす子供。空缶片手にただただ合掌するおもらいくん。



【ハイソな病院】
タイのお金持ち&外国人の社交場と化した、高級ホテル顔まけの設備を誇るバム○○○○○病院。ここに集うバムラー達の素顔と、胃カメラのむのに全身麻酔され、頼みもしないのにHIV検査までされちゃった過激なサービスをご紹介。


【スコールは楽し】
わずか1時間でナムトゥアム(洪水)発生。道のこちら側はどしゃぶりパニックなのに、むこう側は日がさしたりしている不思議。



【スーパーマーケットの謎】
ある日突然消える商品。ある日突然味の変わる商品。お目当ての商品との出会いはまさに一期一会。


【3つの季節】
はたして、ここには HOT/HOTTER/HOTTEST の3つの季節しかないのか?



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