MOON CHILD
★★☆   21世紀、経済崩壊した日本から、多くの移民が海外へと流出した近未来の世界。アジアのどこかの町マレッパでショウはケイと出会う。孤児として育ち、仲間の少年たちと盗みをはたらきヤクザに狙われるショウ(Gackt)。ヴァンパイヤに血を吸われ永遠の命を得てしまったケイ(HYDE)。やがて2人は、街を仕切る中国人ヤクザとの戦いに身を投じていく。
 日本を代表するビジュアル系アーチストの共演ということで話題を呼んだ作品だが、スピード感溢れる展開は飽きさせないし、ストーリーもしっかりしている。しかし、ガンアクション物としては、リターナーには及ばないように思える。超人であるはずのケイの描き方も、視覚的には不満が残る。(2004.06.19)
ONE KNIGHT TOUR '03
山崎まさよし
DVD
★★★  山崎まさよしが続いてしまった…。
 全国50会場に及ぶ山崎まさよしの弾き語りツアー、OME KNIGHT STAND TOUR '03。その最終日にあたる神奈川県民ホールでのステージを、すべて収録したspecial DVD。
ファンクラブ用の限定盤だけあってよけいな編集はされておらず、まさに会場にいるかのような状態で楽しむことができる。あいかわらずのギターテクニックは健在で、手元が大写しになると、思わず見入ってしまうのは私だけだろうか?

 このDVDは山崎まさよしのオフィシャルクラブであるBOOGIE HOUSEのでのみの販売で、市販はされていない。ちなみに、管理人はファンクラブの会員ではない。

長男/Mr.Spell Man/Good Morning/あじさい/神様も知らない午後/星に願いを/サマエルの記憶/最後の/Corridor/ツバメ/アトリエ/Fath/Superstition/Your Song/ぼくと不良と校庭で/風の伝言/レイトショウへようこそ/セロリ/ドミノ/パンを焼く/未完成/全部、君だった
僕はここにいる/One more time ,Onemore chance/アレルギーの特効薬/根無し草ラプソディー
(2004.05.30)
僕らは静かに消えていく
山崎まさよし
CD
DVD
★★★  山崎まさよし待望のシングル「引っ越し」をテーマにしたという表題曲は、春という季節に切ない別れを歌った作品。強いインパクトはないが静かな曲調の中に洗練された歌詞が印象的である。
 限定版のDVDにはビデオクリップの他にショートフィルムが入っている。「泣いた赤鬼」をモチーフにした作品は、CDのおまけとは思えないほどの出来映え。特に、最後の誕生日のシーンには、思わず胸が熱くなる。
 画面ではよく分からないと思うが、ジャケットのイラストはイマイチ。

僕らは静かに消えていく/Non ignition/mud skiffle track XII//僕らは静かに消えていく(short film)/僕らは静かに消えていく(video clip)(2004.05.23)
13/71(通常盤)
尾崎 豊
CD
★★☆  尾崎豊の13回忌を記念してリリースされたベストアルバム。シングル曲を中心に、有名どころをリマスタリングしたベストセレクション盤となっている。オールドファンとしては選曲にイマイチひねりが無く疑問が残るところだが、新しく尾崎を聴いてみようと思う人たちには即買いの1枚だろう。13曲目の「15の夜」はギター1本で歌い上げており、なかなか聴き応えがある。
 初回生産の限定盤として、「Forget-Me Not」のプロモーションビデオと、未公開レコーディング映像を収録したDVD付きのものも発売された。

十七歳の地図 (Single Version)/Driving All Night/Scrap Alley/卒業/OH MY LITTLE GIRL/禁猟区/闇の告白/はじまりさえ歌えない/群衆の中の猫/音のない部屋/I LOVE YOU/シェリー/15の夜 (ライブ)(2004.05.09)
オールトの雲
柴田 淳
CD
★★☆  オールトの雲とはオランダの天文学者であるジャン・オールト(Jan Oort)が1950年指摘した、太陽の回りを回る1兆個以上の彗星の集まりのことなんだけど、彼女は初めてのアルバムにどうしてこんな題を付けたんだろう?太陽から最も遠い場所であること?その不安定な状態?宇宙に浮かぶ美しい雲の姿?どれもなんだか違うような気がする。
 詩の世界は何となく暗い印象で、曲調も古い感じがする。第一印象よりもじっくり聞き込むことにより伝わる良さを持つアーチスト
といえるだろう。作品の多くは、身近な出来事に題材とした、誰にでも普通に起きる世界が描かれる。その心理描写は細やかであり、特に「変身」の世界観は秀逸。
なんかいいことないかな/ぼくの味方/変身/一緒に帰ろう/夜の海に立ち.../帰り道7.ほんのちょっと/星の余韻/透き通る月〜弾き語り〜/それでも来た道
(2003.10.13)
ザ・ボサノヴァ~アンコール!
オムニバス
CD
★★★  タワーレコードの試聴コーナーで、1曲目を聴いて即買いしました!「ワン・ノートサンバ」や「マシュ・ケ・ナダ」」など、ラテンファンなら耳慣れた名曲がずらりと並べられている。1曲当たりの演奏時間は短いものの、これだけのラインナップなら満足!“アンコール”という表題どおり1枚目が存在する。
ワン・ノート・サンバ/ブラジルの水彩画/ヂザフィナード/.イパネマの娘/ソー・ナイス/ビーチ・サンバ/ジャズ・サンバ/おいしい水/マシュ・ケ・ナダ/トリステーザ/オルフェのサンバ/三月の水/コラサォン・ヴァガブンド/ニカノール/変わらないで/ホーダ/サウダージ・ダバイーア/ビリンバウ/ジェット機のサンバ/想いあふれて/まじめな青年/ばらに降る雨/コルコヴァード/マリア・ニンゲン/インセンサテス(2003.09.15)
ビギンの一五一会
BEGIN
CD
★★★  最近、沖縄の島唄ばかり歌っているけど、BEGINはれっきとしたブルースバンドなんです!ホント、最近はそんな感じがしないけどね!今回は、「一五一会」というギターとウクレレの中間のような楽器をフューチャーしたセルフカヴァーアルバムということで、限りなくアコースティックなサウンドを追求している。島唄ナンバーも入っているんだけど、やっぱり圧巻は「恋しくて」や「防波堤で見た景色」だなぁ。比嘉栄昇のやさしく切ないボーカルを最高に引き出した1枚。
涙そうそう /海の唄/声のおまもりください/恋しくて/防波堤で見た景色/この街はなれて/その時生まれたもの/島人ぬ宝(2003.09.15)
Beautiful Energy
女子十二楽坊
CD
★★☆  「中国のモー娘。」の異名をとる女子十二楽坊のデビューアルバム。メンバーはオーディションで選ばれ、楽器の腕前もさることながらルックスもなかなかのものである。胡弓、琵琶、竹笛など中国古来の民族楽器を用い、幅広いジャンルの曲を演奏している。日本向けのプロデュースということで、J-POPの有名どころをラインナップしているが、個人的にはオリジナリティをもっと前面に出してもよかったような気がする。DISC2として、プロモーションビデオ、ライヴ映像、メンバー紹介映像を収録したDVD付き。
DISC1
奇跡/自由/世界に一つだけの花/.香格里拉/五 拍 ( Take Five )/川の流れのように/女児夢/阿拉木汗/劉三姐/.ラブストーリーは突然に/山 水/七 拍/紫禁城/無 詞 ( No Words )/地上の星
(2003.08.21)
Street Story/HY CD
★★☆  沖縄のインディーズレーベルからデビューした男女5人組のバンド。1stアルバム『Departure』が35万枚のヒットを記録、そして、本2ndアルバムはインディーズでは初のオリコン初登場1位(2003年4月16日付)をマークした。バンド名のHYは、活動の拠点となる沖縄県の東屋慶名(ひがしやけな)の頭文字。全体としては、まだまだ荒削りな印象だが、ひとつひとつの楽曲は沖縄の若い世代のエネルギーを感じさせる。ラップ調の楽曲もあるが、爽やかなイメージの方がまとまりがいい。特に「AM11:00」や「さあ行こう」がオススメ。また、表題曲の「Street Story」は三線に載せたラップ曲となっており、興味深い。彼らの今後に期待しましょう!
AM11:00/隆福丸/トゥータン/男前/コントロール/かなぶんの羽/あなた/33ナンバー/DREAMING/(雲のマーク)/さあ行こう/Street Story(2003.07.09)
アトリエ/山崎正義 CD
★★★  何年か前、伊江島へ教え子のお父さんを訪ねて渡ったことがある。お父さんに連れて行ってもらった島のバーで、何か歌えといわれたので山崎正義の「水のない水槽」を入れて見事に音を外した苦い思い出がある(笑)
 2年ぶりのアルバムである「アトリエ」では、半年間1人でスタジオにこもり、全ての楽器を山崎自身が演奏している。卓越したギターテクニックに加え、マルチな才能を実感できる1枚。シングルヒット「未完成」そして「全部、君だった。」は言うまでもなく、「最後の海」や表題曲「アトリエ」もじっくりと聞かせる名品となっている。思わず新しいギターが欲しくなる1枚。
君とピクニック/未完成/神様も知らない午後/レイトショウへようこそ/僕と不良と校庭で/Doubt!/Corridor/サマエルの記憶/オモイスゴシ/最後の海/アトリエ/untitled/全部、君だった。(2003.06.26)
Returner DVD
★★★  2002年横浜。ミヤモトは、依頼者からの情報をもとに、闇から闇へと流れる金を取り戻す”リターナー”と呼ばれる仕事を生業としている。彼は”リターナー”を続ける傍ら、少年時代に親友を殺し、その臓器を売買した男”溝口”を捜していた。ある夜、ある闇取引に潜入したことにより溝口を追い詰めることに成功する。しかし、未来から来たという少女”ミリ”の出現によりあと一歩のところで溝口を取り逃がしてしまう。「私と組んでくれ!」ミヤモトの優れた能力を知り、自分に託された重大な使命を果たすために力を貸して欲しいと望むミリ。「未来になんてキョーミねーよ!」あまりにも唐突な依頼に困惑するミヤモト。

 映像的には"Missson impossible"や"MATRIX"の焼き直しという感が強いが、SFXに関して「邦画でもここまでやれるんだ!」ということを証明した作品。監督の山崎貴氏は、前作「ジュブナイル」でもかなりアグレッシブな映像を見せてくれていた。とにかく全編を通して飽きさせないスピーディーな展開である。洋画ティストを満載しつつも、最後の10分間は邦画ならではの展開となっており、思わず”ニヤリ”とさせられる。
 (2003.06.23)