会計士補を目指して勉強を始めたのは、大学2年生の2月。
それから合格まで2回の不合格を経験し、ようやく2002年10月に合格通知を手にしました。当初は2年もあれば合格できるものと軽く見ていたが、実際の受験生活は約3年半に及びました(実際は1000日以上かかってはいるがここではキリよく1000日とします。細かいことは言わずに…)。その長かった受験生活の間、色んな葛藤があって辛いことの方が断然多かったような気がします。友人の就職に少なからず嫉妬したり、仲間の合格や受験勉強からの離脱に取り残される不安感を覚えたり、不合格を重ねるうちに自分の能力・努力に対する自信を失い欠けたり…。でもこうやって合格に辿り着いたとき、ここまでの道のりを忘れたくないと思います。信念さえあれば道は必ず開けることを実証した時間だし、不合格を重ねたという事実は自分の能力を謙虚に見る良いきっかけになったのだから。
ここでは、その受験生活をともにしてきた道具たちを紹介。今回部屋を整理するにあたって捨てる際に、何らかの形でこれらを残しておきたいと思って撮っておいた写真です。
だから、ハッキリ言ってこのページは
自己満足のための写真館。楽しめないかもしれませんがあしからず!
公認会計士第二次試験とは、会計士になるための3段階のステップのうち第2段階にある関門
第一次試験は、二次試験の受験資格を得るための試験で、大学2年次まで履修していれば免除されるもの。また、第三次試験は、会計士補→会計士になるための試験で、会計士補のための訓練機関である実務補習所に通いながら、2年以上の実務経験を積むことで受験資格が得られます。三次試験の合格率は高いため、第二次試験が会計士になるための実質的な関門といえます。

受験科目は
7科目。必須の簿記、原価計算、財務諸表論、監査論、商法の5科目に加え、経済学、経営学、民法の3科目から2科目を選びます。
試験は、5月下旬の
短答式試験(必須科目の選択式問題・50問による選抜)をクリアした者が、7月中旬〜下旬頃の論文式試験(全7科目の論文による選抜)に進むという段取りとなります(2002年10月現在)。

ただし、上記の公認会計士試験制度は制度改訂により間もなく変わることになります。私が三次試験を受ける2005年秋が旧制度最後の試験となり、それ以降は新制度へ移行します。

2002年度金融庁発表のデータによると、2002年度の受験者は13,389人、そのうち短答式試験合格者は3,414人、論文式試験合格者(最終合格者)は1,148人。単純にいえば、
合格率は約8.6%ということになります。合格者のうち無職が80.3%を占めるという事実からも分かる通り、なかなか片手間に勉強するのでは合格が難しい試験といえるかもしれないです(なかには大学在籍中に合格するツワモノも少なくない!)。近年、会計士業界の人手不足を受けて合格者増加の傾向にあるもののやはりまだ少ない気がします。ただ女性の合格者が202人(対前年比+29人)というのは心強いですね。
愛用の電卓
表示板の脇には「くまのプーさん」のシール、裏には「ポストペット」のシールが張ってある。ちょっとした自己主張♪
取っておいたら面白いだろうなぁ…と思いついてから残しておいた、使い切ったペンの残骸。1年半分くらいなのかな?
論文式試験ではボールペン、もしくは黒のインクしか認められないため、自然にシャーペンなどは使わなくなる。ペン代も馬鹿にならなくなってくるため、途中からは替え心を買って利用してました。
単語カード
受験勉強を始めた当初は、財表、監査、商法などの理論科目の用語を覚えるためによく使ってました。でも段々とカードを作る時間が勿体なくなって、しまいにはテキストからそのまま覚えることに。
ペンケースの中身。
耳栓は必需品!お気に入りはJALのアメニティとして貰える、3Mの耳栓。
ボールペンを使用するため、修正テープは欠かせない。
また、髪の毛を留めるためのピンも絶対!
財務諸表論のテキストとレジメバインダー。
実際はレジメ中心に勉強していたので、テキストは一読するくらいでした。
監査論のテキスト。
私の通っていた予備校のテキストは非常によくまとまっていたので、テキストのみを使って学習していました。テキストにない情報はポストイットで該当箇所にぺたり、ぺたり。
商法のテキスト、レジメバインダー、ポケット六法など。
商法という科目は、短答式と論文式で要求される知識やテクニックが大きく異なるため、論文用にレジメをまとめ、短答用に専用テキストを用いた。7科目の中で一番、勉強道具がかさばる科目だった…。
肩凝りはコレのせいだー!
ポケット六法の中身。
一度使った条文の重要箇所には必ずアンダーラインをビビーッ。
レジメバインダー(論文解答集)の中身。
問題提起文には紫ペン、条文には黄色ペン、接続語には青ペン、重要文にはピンクペン…など使いわけてました。
経営学のテキストとレジメバインダー。
経営学は試験委員の興味分野が色濃く出る科目であるため、アップデイトされている予備校のテキストやレジメを使うのが一番。
経営学に限ったことではないけれど、ある程度の範囲に限った内容を、一枚の紙に書き出してみるという勉強法は結構効果があった。知識の過不足の認識や、内容をまとめる力をつけるのにヨシ。
経済学のテキストとレジメバインダー。
この科目には最後まで苦しめられました…。基礎の時期にキチンとマスターしておかなかったせいで、応用期に至っても数年前の入門時期にとっておいたノートをめくる羽目に。
基礎はしっかり、だ!
※おまけ※
今まで解いてきたテスト、プリント、レジメを紙ごみとしてまとめた山。随分と部屋が片付きました。
この瞬間を待ってたのよね!
※続編の「会計士までの1000days」
 はこちらへ。

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