2.バルセロナからの道中 ▲上に戻る
カダケスには鉄道が通っていませんので, フィゲラス またはバルセロナからバスで行くことになります.フィゲラスのページでも書きましたが,バルセロナから両方一度の旅程で行くならば,まずはバルセロナからカダケスにバスで直行するのがおすすめです.その後フィゲラスにバスで移動すれば,そこからは鉄道でバルセロナに帰るもフランスへ抜けるも自由ですし,何しろフィゲラスの方が夕食に困らないですから.カダケスもピザ屋さんは多いのですが.
バルセロナ→カダケスのバスは,9:45に出発し,カダケスには12時過ぎ,お昼前に着きました.片道 2025ptsでした.他,夕方19:30出発21:50着という便があり,1日2便です.
また,カダケス→フィゲラスは1日3本で,いちばん遅い便が夕方で,平日は17:00,土日祝は17:25と記載されていましたが,実際は少し違った気もするので,カダケス到着時にバスの切符売り場(とても小さい)で確認しておきましょう.運賃は 460ptsで,途中で1度バスの乗り継ぎがありました.でも切符はカダケスで買うだけで大丈夫です.
さて,バルセロナからの道中ですが,最初のうちは寝ていたのですが(笑),もうカダケスまであと30分くらいかな,という Roses という,カダケスと同じ小さな半島の付け根に位置する村あたりから,とても眠っていられなくなります.このあたり,崖っぷちの急カーブ連続の,しかもかなり細い一本道だったのですが,いきなり「ブーッ,ブーッ,ブーッ,(繰返し)」と,すっごいクラクションです.びっくりして目を覚ますと,自分の乗っているバスが鳴らしています.でも対向車は無し.そう,カーブの向こうが見えないので,クラクションを鳴らすことで,向こうにいるかもしれない対向車に,こちらの存在を知らせているのでした.とにかく道路が細く,2台すれ違って走ることなどできないので,対向車は,バスのクラクションを聞いたらその時点で寄せられるところに車を寄せ,バスが通り過ぎるのを待っていなければならないのです.そして,このクラクション合図が,この後ずっとカダケスまで続き,もう眠ってなんてられなくなります.
そしてついに,対向車が寄せて停まっていたにも関わらず,車体がかすってしまいました.そのくらい道が細く,そのわりに運転がけっこう「イケイケ」だったのですね.でもここで運転手さん,あわてもせず,慣れたように書類を持ち出し,バスを降りてかすった自家用車の持ち主と話しにいき,スペインにしては珍しく,あまり時間も取らずに戻って来て,運転再開.さすがに完全に目も覚めて,またやらないかなぁ,と道中こちらがハラハラしながらも,事故はその1度きりで,さほど遅れずにカダケスに到着したのでした.友達の車でも,ドライブ中こんなに真剣にバックミラーやサイドミラーを凝視したことなんてなかったです.そのくらい,その後の道中は,こちらが緊張してしまいました.(苦笑)
スペインではたいがい,突発的な事象が起きると,その対処にとてつもなく時間がかかりますから,この路線でこの程度の接触事故は,実は日常茶飯事なのでは,と思ってしまったのでした.
家の中の各部屋はかなり狭いのですが,どの部屋もそれぞれ味のある作りで,ダリらしい個性的なインテリアではあるものの,想像していたより落ち着いていました.よくダリの絵に出てくる大きな白鳥の剥製などはありましたが.さすがに毎日の生活がシュールだとくつろげないのでしょうね.
でも,プールのある庭は,いちばんダリの遊び心が出ていました.例の唇型のショッキングピンクのソファがあったり,ミシュラン君が立っていたり.